256 【突発RP村】胡蝶の夢
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[ふわりと身体が軽く感じられる。 わたしはそこに在るはずで、けれど何かが無いようで。]
ああ、眠ってしまっていたのかしら──…。
[運んでくれたのはきっと、やさしい誰か。 眠るわたしを見つめる“わたし”の意識は 不思議なくらいに覚醒していた。
今日も自分で起きられたんだわ。 ねえ、母さん褒めてくれる?
鮮明に映る現実に怖がりも悲しみもしなかった これが、わたし。──… 目を覚ますことは いつまで待ったって、もう、ない。
ただ心が空っぽになる、ひどく虚しい心地。
───…ああ、早く、 早く家に、帰りたい。 ]**
(+10) 2016/11/16(Wed) 08時頃
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[足音が静まった頃、今度こそ扉を開き足音が向かった方向を見ますが、不意に鼻をついた血の匂いに息を呑むのです。 匂いの元はどこなのかわかりません。
その血と人肉の塊が、たった今廊下を通り過ぎたばかりだったのですから、廊下にもその匂いは、微かに残っていたのです。]
……、ッ
[既に匂いがするということは、 誰かが犠牲になっているのでしょうか。
ただ、一つの疑念。今扉の前を通った存在が、この奥の個室で今まさに人を襲ったにしては、匂うのが早すぎるのです。
焦りに唇を噛み、足音が向かった方向とは反対へと進んだ先で、あなたは強くなる血と死の匂い気づき、一つの個室の前で足を止めました。
犯行は、終わったあとでした。 震える手で、扉を開けた先で
幼き亡骸を、目にします。]
(31) 2016/11/16(Wed) 08時頃
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……。
[少女の死を、受け入れがたい思いは 同じ心からよぉく伝わってきます。
けれど、あの時も>>2:45、今も、 あなたが声を上げなかったのは 理解をしていたのです。
何の理解かというと、死というものへの理解です。]
[人が殺される場面を、わたしは見てきました。 革命戦争のときに、襲撃された私たちの宮殿では 多くの召使や衛兵が、義勇兵によって殺されたのです。]
[あなたは死を目にしたことがなかったけれど、 わたしが同居していたゆえに、"識って"いたのです。]
(32) 2016/11/16(Wed) 08時頃
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……赦す?
[自問のような声が漏れました。 愛くるしい少女の命を奪ったその存在を、 赦せるのか、と己に問うたのです。
マタイによる福音書にはこのような一節がありましたね。
「しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。 だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。」
あなたはその意味を知っていますか?
赦すことは悪人のためにするのではなく、 自分自身のためにすることです。
死という結果が残った時、 今、出来ることを考えなさい。]
(33) 2016/11/16(Wed) 08時頃
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……ゆるす。
[今度は疑問形でなく、ただぽつりと。 少女の亡骸に背を向け、ひとりの人物を探します。
彼がどこにいるかは知っていましたから 食堂へと足を向けました。
三人の男性が、椅子やソファで、 眠りに落ちている様が目に映ります。
あなたは絞り出せぬ声を、胸中へ落とします。
大の男が三人もいるのに、何故あなたがたは 止められなかったの?と。]
(34) 2016/11/16(Wed) 08時頃
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[それもこれも ひとりの男性の所為だ、と。
視線を向ける先にいるのは トレイルという名を持つ、茶色い髪の青年。
赦しましょう、ローズマリー。 目を覚ましたら、罪を告白させ 贖罪へと導くのです。]
(35) 2016/11/16(Wed) 08時頃
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―――ぃ、や
[浮かぶのはわたしの笑顔ではなく あなたのくしゃりと歪んだ泣き顔でした。
ほろほろと頬に伝う涙は、 最早、何を悲しみ、何がつらいのか
あなた自身にも理解ができません。
理由を聞きたいと、あなたは言いました。>>2:71 けれど、あなたは昨日それを実行しましたか? 見えた茶色の髪に、声をかけることをしましたか?>>2:180]
(36) 2016/11/16(Wed) 08時半頃
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[逃げたのです。 あなたは、眼前にある恐怖から 死を齎される恐ろしさから逃げたのです。
会話で理解するつもりなど、 元々なかったのかもしれません。]
――――――…ちがうわ。
[あなたは、微かに声をあげました。 その"違い"について、語るより先に。
トレイルに歩み寄り、短剣を取り出します。]
(37) 2016/11/16(Wed) 08時半頃
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[迷いがなかったのか 何も考えることができなかったのか
あなたの胸中は空っぽで わたしが知ることはできませんでした。
短剣は勢いをつけ、トレイルの胸元へおちてゆきます。
―――突き刺さった瞬間、肉を貫く感覚に ぐっと目をつむって。
ひゅう。ひゅう。
トレイルが苦しげに呼吸音を漏らしました。 ひとを殺したことなどない、かよわい腕が 一度で心臓を貫くことはできません。
引き抜いて、返り血を浴び、 再び刺して、その繰り返しを何度行ったのでしょう。]
(38) 2016/11/16(Wed) 08時半頃
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[ヴェスパタインとジェフが 目覚めぬことが不思議です。
起きていても、おかしくはなかった。 それほどに、殺気と肉を抉る音で 死に満ちた場所と化していました。
やがて絶命を悟った頃に、 短剣から手を離し、深く息を吐きます。]
(39) 2016/11/16(Wed) 08時半頃
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[遺体のそばに短剣を残したまま、 食堂から去り、やがて駆け出すあなたは どこへたどり着いたでしょうか。
返り血を浴び、緋色に染まった衣服と身体。
頬についた血を拭いながら 言うのです。]
(40) 2016/11/16(Wed) 08時半頃
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これが、私の
赦し、です。
[愚かなほどに、無邪気な笑みを浮かべて。**]
(41) 2016/11/16(Wed) 08時半頃
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[歌い烏は思い出す、最期の時を。 愚かなこと、彼の狩りを見たいと言ったのに。眠りこけてしまっていた。 たったひとりの犯人として此処に在ることは、家族だった女を騙すのは。 自覚は薄けれど確かに精神を疲れさせるものだった。]
(+11) 2016/11/16(Wed) 08時半頃
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[ 最後にカラスに火を放ったのは、最期に俺が見たものは。
愛らしい、華のようなお姫様。**]
(+12) 2016/11/16(Wed) 08時半頃
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/* うーんこの安定感 ロゼジェフ頑張り物語 */
(-42) 2016/11/16(Wed) 08時半頃
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/* 肩こったわ!!長いわ!! ねむい!出かけたくない!
アアアアア アントワネーット
(-43) 2016/11/16(Wed) 08時半頃
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/* 吸い終わったら出かけよう。
そしてオーレリアとお話ししたい。 聖堂行くよね! 愛に行くからね! 他の人とも絡み合いけど、おそらく昼コアはあんまりいない。
オーレリアのスキンシップの理由を聞きたい。 人に突っ込んでいってナンボだと思うのに アントワネットが乗り移っているゆえ……。
(-44) 2016/11/16(Wed) 09時頃
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[御伽噺を囁くのはきっとキャサリンだろう。 人狼は人間を食べてしまう。 止めるには殺すしかない。 そんな話をしていた事を思い出した。
人間を襲う獣がいれば、 森に分け入り容赦なく屠るだろう。 殺すか殺されるかの関係ならば、 その道が自然と浮かぶのに――。
人の姿をして、人の言葉を操る相手。 ましてや既知であるなら判断は鈍る。 言葉を交わして確かめようとするのは、 誰がそうと知れぬから冤罪を恐れるもあり。]
(42) 2016/11/16(Wed) 09時頃
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[アイリスの部屋の扉を叩き、 もう一度話をしてみようか。 そう思いながらもそれを先送りにしてしまう。
焼きあがったばかりのパンをかじり、 暫くはもつであろう量の残りのライ麦パンは、 調理場の片隅に置いておく。
力尽くで止めるという方法がありながら その日は誰かを疑いきれず 何もせぬまま部屋に戻り眠りについた。]
(43) 2016/11/16(Wed) 09時頃
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ケヴィンは、ローズマリーの“赦し”を知るのは、翌朝のこと。
2016/11/16(Wed) 09時頃
オーレリアは、ローズマリーの身を案じながら、微睡むのでした。
2016/11/16(Wed) 09時半頃
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/* 重なったー、あかん。と思ったけど、問題はなさそうやった。
(-45) 2016/11/16(Wed) 09時半頃
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/* あーっ!! しまった、ヴェスが、起きた時に 死体があったらおかしい!齟齬!! 時間軸ががが
メモで謝ろう。
(-46) 2016/11/16(Wed) 10時頃
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― 三日目 ―
[朝になれば自然と目覚める。 よほどのことが無い限り寝過ごすことはなかった。 この天井を眺めるのも三度目。 窓を叩く吹雪の激しさはまだ変わらぬようだった。 自分たちを閉じ込め隔離する不思議な力でも働いているのか。 誰かのように御伽噺じみたことを考えてしまうのは、 雪がここまで降ることが珍しい地域だからで、 外に出られない現状に圧迫感を懐いているからだろう。]
――… 生きてる。
[胸に手を置いて確認するように呟く。 キャサリンを殺した、人狼なる存在が此処にいるならば また犠牲が出ることは予想がついた。 だから、己の生を確認した次は、 他の者の無事を確かめようと思い部屋を出る。]
(44) 2016/11/16(Wed) 10時頃
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[廊下に出ると開けられた扉があり、 其処にはヴェスパタインの姿>>9と 声掛けるアイリス>>13が見える。
ハナの部屋の前まで歩み寄れば、異臭が鼻をついた。 少女の首筋に見えるは牙の痕。 中を喰われたようなその惨状はまるで 獣が獲物を喰らったようなあとを彷彿させる。]
……ハナが襲われたのか。 ヴェスパタイン、……
[名を呼ぶもすぐに動けぬ状態と思えば]
他の人に、知らせてこよう。
[言い置いてから、二階にある部屋の扉を一通り叩き、 ハナの死を伝えにまわる。]
(45) 2016/11/16(Wed) 10時頃
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/* 自分でうまいことしろって話ですねすみません…… ルルルー……
(-47) 2016/11/16(Wed) 10時頃
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/* メモに毎回書き忘れるわ。 皆様、飴ありがとうございます!
飴イーターになるとは思っていなかった。 全・力・投・球!
(-48) 2016/11/16(Wed) 10時頃
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/* んんん。 ケヴィンとオーレリアが話す機会があればいいなぁと 様子を見ております。
(-49) 2016/11/16(Wed) 10時半頃
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[二階をまわり終われば、一階へとおりる。 食堂に足を踏み入れると、また、異臭。 団欒の場にはそぐわぬ血の匂いが其処にも漂う。
キャサリンの次に犠牲になったのは、ハナで、 では、この血の匂いは――。
考え、その元を探そうと辺りを見回せば 血に濡れた短剣>>40と動かぬトレイルの姿があった。
歩み寄れば胸に刺し傷が見える。 トレイルの傍らで膝を折り]
…… トレイル ?
[声を掛けて、肩へと手を置くは、 まだ、息があるかもしれない、目覚めるかもしれない、 そんな淡い思いがあったせいかもしれない。]
(46) 2016/11/16(Wed) 10時半頃
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―聖堂―
[二階には戻れませんでした。 着替えようとも、隠そうともしませんでしたが、 ただ、いっときでも良いから、あなたは逃げたかったのですね。
この修道院で血まみれのあなたが見つかるのは、 時間の問題でしょうけれど。
赦しを与えた、はずなのに 聖堂へと足を踏み入れたのはなぁぜ? 心のどこかで、赦しが欲しかったのかもしれません。]
(47) 2016/11/16(Wed) 10時半頃
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[かつ、こつと、静寂に響く靴音は止まり 横たわる女性の姿を見つけました。>>24
駆け寄って、その姿を見つめ、呼吸に上下する胸元に心底安堵して、隣でへたりこむのです。]
貴女まで、失いたくは、ないの。
[オーレリアの、伏せられた目元にかかる銀糸をそっと梳き、その顔ばせを見つめているあなたの想いは。 全ての人へと与えたいと願う、博愛なのでしょうか?]
(48) 2016/11/16(Wed) 10時半頃
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[オーレリアの無事を確認して微笑みますが あなたは、彼女の傍にはいられないと 立ち上がり、場を後にしようとします。
美しく、慈悲深い彼女に、 この汚れた手を伸ばしたことすら、 罪のように思えてしまったのですから。*]
(49) 2016/11/16(Wed) 10時半頃
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