246 朱桜散華
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どっか、出てんのかな……おーい、兄さーん?
[呼びかけながらまた戸を叩くが、やはり答えはなく。 留守なのか、と戸に手をかけたら、それは何の抵抗もなく開いて]
……お?
[戸が開くという事は、留守じゃない? と。 その時点では、まだどこか、気楽な思考が働いていた]
兄さん? 邪魔するぜー?
[その気楽さのままにこんな呼びかけをしながら中へと入り──]
(43) 2016/04/26(Tue) 00時頃
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……へ?
[最初に上がったのは、惚けた声。 見えたものが予想外過ぎて、他に言葉がなかった]
……兄さん?
[不自然に横たわり、動かぬ香月に呼びかける。 立ち込める臭いと、突き立てられた刃が端的に状況を物語っている──とわかるのに。 わかっているのに、理解が上手く追いつかない]
なんだよ、これ……。
[口をつくのは疑問。 けれど、答える声はなく。 力が抜けて膝をついた時、何かがふわり、と舞って落ちた]
(44) 2016/04/26(Tue) 00時頃
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……これ……桜?
[舞って落ちたのは、残されていた桜の花弁。>>1 本来、そこにあるはずのないそれが示すのは何か、と。 巡らせた考えが辿りついた先は、ひとつ]
……桜……『依り代』に、やられた……って、こと、か?
[低く、呟くが。 物言わぬ屍からは答えを得る事はできず。 ぎ、ときつく唇を噛んだ後、青年はゆっくりと立ち上がる]
(45) 2016/04/26(Tue) 00時頃
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……兄さん。 すまねぇけど、弔いはちぃと待っててくれな。
[『依り代』がこれをなしたのなら。 これ以上、血が流れる前に止めなくてはならない。 少し考え、突き刺さったままの匕首を引き抜いて、自分の手拭いで包む。 亡骸に、刃突き立てたままにはしておきたくなかったから。 それから、改めて亡骸に手を合わせた後、香月の家を出た。 引き抜いた匕首は、一先ず懐に収めておいて]
……とりあえず。 亀吉んとこ、行くか。
[今は他に宛はないから、自然、意識はそちらへと向いていた。*]
(46) 2016/04/26(Tue) 00時頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 00時頃
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/* あっれ、気付いたらこんな時間Σ ゆらゆらしすぎた。
(-26) 2016/04/26(Tue) 00時頃
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良い子だ… よく来たね。
あっちで美味しい飴を持って帰れるからお兄さんと一緒においで…
……お母さんの分も持って帰れるよ?
[男児は一瞬躊躇いを見せるものの 母親の分もと聞かされてあっさりと首を縦に振る。ちょうど母親が縁側に現れて男児を探す声が聞こえれば、驚かせようなどと言って匠に引き離していく。
我が家なら大丈夫だとか油断していたのだろう。]
(47) 2016/04/26(Tue) 00時半頃
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/* ああ、そうだね。 困るよね。
(-27) 2016/04/26(Tue) 00時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 00時半頃
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━━自宅━━
[巧みに子供を騙し、家へとあげる。 玄関の戸を閉めると、良いものがあるからと目を瞑るように指示を与えると子供は従って目を閉じた。]
良い子だ。 さて…縛るか…
[目を瞑る…子供の腕を縄で巻き、口に布を詰めてしまえば、抵抗したところでもはや遅い。
所詮子供と嘲笑いながら、部屋に連れて夜を待とうか]
(48) 2016/04/26(Tue) 00時半頃
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─ 回想・深夜 ─
[慟哭の後、丁助は志乃の身体を桜の木の元に横たえると着物を調え、顔や手足についた泥を綺麗に拭き取った。 切り離された首を繋ぐことは適わなかったが木の根で支えるようにして断面を合わせて置いておいた。 まるで眠っているようだと丁助は思ったが二度と目覚めることがないことも承知していた。
打ち捨てられた斧を手にとると、以前はこの木を切り倒してしまえと言っていた自分を思い返す。 もしも本当に切り倒していたらどうなっていたのだろう。 もう、今ではわからないことだった。
手にした斧は遠くへと放り投げた。]
(49) 2016/04/26(Tue) 00時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 00時半頃
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/* 丁助さんいい人すぎて…ありがとうございます(感謝)
(-28) 2016/04/26(Tue) 01時頃
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[行くと決めはしたものの、居場所の宛などはない]
……ま、こーゆー時は、取りあえず家に行ってみるのが妥当だろ。
[妥当と言うか、他に思いつかないというか、なのだが。 そう思い定め、道を行く途中、ふ、と足を止めた]
……巫女の『依り代』か。
[伝承の深い部分に触れれば、巫女の置かれていた状況にも、思う所がなくはない。 けれど]
どんな理由があっても。 ……『今の俺たち』の暮らしを引っ掻き回されるのは、やっぱ。 受け入れらんねぇんだよ、な。
[だから、止めなければならない。 そのための手段が、ひとつしかないとしても、迷う事はできない]
(50) 2016/04/26(Tue) 01時頃
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……ったあく。 宮司の一族って。
ものっすっっっげぇ、貧乏くじ引かされてねぇ?
[多分それは、言っちゃいけない事なんだろうけれど。 ぼやくぐらいは許されろ。
そんな事を考えつつ、村の通りを駆けて行く。 ついこの間までの賑やかさから一転、静まり返った通りには、重い空気が立ち込めているような気がした。**]
(51) 2016/04/26(Tue) 01時頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 01時頃
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/* 丁助ずっと志乃志乃言ってるな あれ、そんなはずじゃなかったんだが…
(-29) 2016/04/26(Tue) 01時頃
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[んーんーっと呻きながらも動けなくなった子供をひっぱって血まみれの居間に連れて行く。
目隠しをしてやったおかげでその光景を見ることは適わないが、そろそろ父母より放たれてきた異臭は子供には、きついようだ。]
大丈夫だよ……?今夜には開放されるから…
[慰めたつもり…
外では母親がこの子供を探しているようだ。必死に名を叫ぶ声が聴こえる。 ]
(52) 2016/04/26(Tue) 01時頃
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/* [何かやろうとしたけど、ぽーい、した( ]
上手く纏まらなかった、ぐぬぬ。
(-30) 2016/04/26(Tue) 01時頃
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/* 綺麗に安置してもらったけど。 知らず抱え上げたらホラーだねこれ(
(-31) 2016/04/26(Tue) 01時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 01時頃
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[────── ぽろん]
[ぽろろろろろろろろろろん ───]
[神楽舞を弾き終え、最後に一から十の弦を順に弾き上げて、志乃の動きは止まる]
(+9) 2016/04/26(Tue) 01時半頃
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─── ふるべ ゆらゆらと ふるべ
[静かに紡がれるおと。鎮魂の言霊。 死した志乃が口にするのはおかしな話なのかもしれないが、そのおとに志乃は桜 ── 巫女への想いを乗せていた]
(+10) 2016/04/26(Tue) 01時半頃
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………────
[昨夜>>49、志乃の亡骸を見つけた丁助は身形を綺麗に整えて横たえていった。 舞い散る花弁から彼の変容に気付き始めていたが、その所作が嬉しくて仕方がない]
たとえ妖に呑まれても……
──…すけさんは、すけさんだわ。
[奥底までは変わっていないと、信じている**]
(+11) 2016/04/26(Tue) 01時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 01時半頃
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―― 畦道 ――
[長の屋敷へ向かう途中、昨日人影を見た道>>15へ差し掛かった。]
……。
[気にならない、と言ったら、正直嘘になる。 あの人影が向かった先は、村外れの――丘のほうだった気がするから。
念のため、確かめておくに越したことはない。 そう考えると、長の屋敷へ向かっていた足を、踵を返して丘の上へ向かう。]
(53) 2016/04/26(Tue) 01時半頃
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―― 桜の木の下 ――
[昨晩から降りしきる雨にも関わらず、 昨日と何一つ変わらず、『咲かずの桜』は一見儚げとも思える薄紅の花を咲かせていた。 それだけならば酷く美しい光景に見えただろう。 その、桜の木の下に小柄な人影が横たわっているのが見えなければ>>49]
…………。
[遠目にもその顔色は色を失っていて。 既に息絶えているというのは明白だった。
日向が、一緒に来てなくてよかった、と心の中で思う。 近くまで駆け寄って、彼女の亡骸を覗き込んだ。]
(54) 2016/04/26(Tue) 01時半頃
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[首筋に見えた切断面と、着物に滲む血が痛々しい。 そこまで考えて、ふと首を傾げた。]
……?
[この雨の中、打ち捨てられた死体にしては顔も手足も綺麗だし、着ている着物もきちんと整えられている。 まるで、誰かが志乃を殺したあとその死体を綺麗の整えたかのよう。
それに、志乃の死体に残っている傷。 首に残された切断面と、おそらく背中から刺されたのであろう着物についている血の痕。>>2 それは、昨日の朝見た村長の死体に遺されたもの>>2:2とは違っていた。]
(ちがう……?)
[殺され方も、遺体に対する扱いも。 …わからないけれど、これはもしかしたら。]
[『依り代』は、一人だけではないということなのか?]
(55) 2016/04/26(Tue) 02時頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 02時半頃
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/* お、名探偵か?
(-32) 2016/04/26(Tue) 04時半頃
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[ひとまず、雨の当たらない場所に運ぼう。 そう考えて視線を巡らせた先にあったのは、 祭りの前に男たちが作っていた神楽舞台。
婆様の家まで走って持てるだけの布を持ってくると 舞台の屋根の下に広げて、そこに志乃の亡骸を運ぶ。]
[身体を起こしたとき、 背中に刺し傷とは別に斬られたような痕が残っているのが見えた。 ふと、脳裏を過ぎるのは、昨日見かけた青年の姿。>>2:147]
……
[首と身体を繋げることこそできなかったが、広げた布の上に寝かせて。それから、演奏台にあった琴を持ってくると傍らに置いた。 昨日の朝、琴のことが気がかりで丘にやってきたことは知る由もないが 彼女が琴をよく好んでいたことは知っていたから。 その亡骸にもう一枚布をかけてから、両手を合わせる。]
(56) 2016/04/26(Tue) 11時半頃
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……。
[死体は見せたくなかったけれど、 日向と離れたのは失敗だったかもしれない。 もしかしたら『依り代』は複数いるのかもしれないなんて考えたら、尚のこと。
……とりあえず、屋敷には知らせないといけない。 そう考えて丘を降りていく。*]
(57) 2016/04/26(Tue) 11時半頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 11時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 12時半頃
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/* ほんとうにごめんなさい…… 昨日病院でされた宣告があまりにショックで 深刻な病気とか肉体的なものではないのですが、 頭がまわらなくて。
もっと余裕のあるときに参加すれば…… というか大丈夫だと思っていたのに、タイミング…… 集中力とか、読解力が掻き消えていて ログが読めない、うっ、ううう
(-33) 2016/04/26(Tue) 13時頃
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/* 実は琴、桜の下にあるんだよねw 自分で運んじゃったのよー(・∀・) でも弔いありがとうでありました。
(-34) 2016/04/26(Tue) 13時頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 15時頃
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/* 皆なんか大変そうだ……!
動けるやつが早々に吊り縄取りに行ってすいません。
(-35) 2016/04/26(Tue) 16時頃
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[当てもなくぶらぶらとしていた丁助であったが、ふと何かの音が聞こえて立ち止まった。 否、足を止めたのは丁助ではなかったのかもしれない。]
気になるか?
[己が内に問いかける。 返ってきた答えは───是。]
そうか、気になるか。
[そうして足を向けた先は綾崎の屋敷。 リィンと鳴る鈴の音に誘われる様に。]
(58) 2016/04/26(Tue) 16時頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2016/04/26(Tue) 18時頃
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/* 表動かないけど、大丈夫かな…?(心配
(-36) 2016/04/26(Tue) 20時半頃
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