73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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挨拶が欲しかったの? じゃあ、こんばんはー。
[返ってきた声に驚きつつも、暢気に挨拶を返す。 甘ったるい声に、ぞわっと背に走る感覚は、 覚えがないとは言わないけれど……。]
誰って、俺はノックスだよ。 高等部2年の。で、君は誰? それと、薔薇の声ってなに?
[必要ならばモリスの名も告げるが。 モリスは一発で判ったのに対し、 いつもツンケンとあしらわれているエリアスの甘い声音には、 気がつけなかったのは仕方ないこと。]
(*18) 2011/12/23(Fri) 09時半頃
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ありがとう。こんばんは。 名前…名前、なんだろう?
[ヤドカリのようなものなのだから、 自身に名前はないだろうけど]
体の名前は…エリアスっていうのかな? 君はノックス、ね。君、この子に相当嫌われてるみたいだね?
[くすくす。笑い声は花が零す香りのよう甘やかで]
薔薇が、ね。ちょっと悪戯をしたみたい。 なんで、君達なんだろうね?
[感染したとか、そういったことは一切口にしない。 ただ、自身は傷ついたカラダを癒したいだけだから、 他は正直どうでもよかった]
(*19) 2011/12/23(Fri) 09時半頃
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[しょんぼりとうなだれるサイラスの頭を よく頑張りましたといわんばかりに頭を撫でる。 最近背が伸びているのを知っているだけに そろそろ抜かされるかもしれないと そんなことを思いながら]
…かもね?
[ノックスの指摘に笑って手を降る。 食堂のおばちゃんに陶器のゴミを捨てさせてもらい 長い髪を揺らしながら廊下へとでた。
冷えた廊下で感じる薔薇のあまいにおいに 瞳には微かに恍惚が混じり、 まだ血の名残を覚えている唇はため息をひとつ]
(48) 2011/12/23(Fri) 09時半頃
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[サイラスが手当てされる様を見ていれば、 その指がヴェスパタインの唇に吸い込まれる。]
ぁっ
[小さく驚いたように上がる声は無意識。 瞬きを忘れた眸は、治療と言う名と艶めいた行為を見詰める。 唇から血と唾液が混じった液が、指先とつっと糸を紡いで ふつりと途切れ、最後に舐め取られる様も具に。 サイラスの消毒に身もだえる様も……。
はぁっと詰めた息を吐いたのは、ヴェスパタインが去る間際。 近くにオスカーが居たのなら、熱が籠ったようなその息吐く音を 聴きとめていたかもしれず。 振られるヴェスパタインの手に、 ノックスにしては珍しい曖昧な微笑を返した。]
(49) 2011/12/23(Fri) 10時頃
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名前が、判らない?
[きょとんとした音を響かせる。 その後、体の名前と言われれば、訳が判らないと、 音は響かせないが、とった間の長さで知らせて。 実のところ、その間は、ヴェスパタインの行為に驚いて 出来たものであったけれど。]
身体はエリアスって、うーん?
[嫌われてるという言葉に、眉を八の字に下げるも、 それは相手には見えないこと。]
確かに、エリアス本人だったら、 こんなに和やかに話できないだろうけど。 薔薇が悪戯?された記憶ないけどなぁ。
[さっぱり判らないと、お手上げ風。]
(*20) 2011/12/23(Fri) 10時頃
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だって、呼ばれる必要、なかったもの。 薔薇は見目よければそれだけで。 それとも君が名前をくれる?
前からこの子のカラダに居るんだけど。 僕が体力貰ってるから、妙に病気がちみたいだ。
[薔薇は人を殺すつもりは毛頭ない。 悪い言い方なら、寄生虫のようなものだから]
薔薇が、ね。君達に棘を指したか… 刺された誰かが、君達に触れたか。
どうしてそうなってしまったか、知りたい? 僕も枯れそうだし、教えてあげなくもないよ
[くすくす]
(*21) 2011/12/23(Fri) 10時頃
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もう一人…誰だか知らないけど…でもいいよ もし知りたかったら、夜中にでも会おうか? 教えてあげる、からさ…
[くすくす。あぁ、そのときは一人でね。 逢引は見られるものではないでしょう?**]
(*22) 2011/12/23(Fri) 10時頃
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[窓から差す月の光に吹雪が止んだことを知る。 窓の外を見下ろせば、雪のなかに]
…あ
[薔薇が確かに咲き綻んでいるように見えた。 思わず廊下の窓を開けば、冷えた風が肌を撫でて 白く甘く、ため息が溢れる]
(50) 2011/12/23(Fri) 10時頃
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えーっと……ちょっとまってー。 君がいるから、エリアスの調子が悪いの? だったら、他の所に行ってくれたらいいのに。
[一つ一つ与えられる情報を紐解くように呟く。]
それで、名前は…… 話聴くとまるで君が薔薇みたいに聴こえるけど。 そりゃ、必要ならあだ名つけるのはいいけどさ。
[ふっと想い浮かぶビジョンは、何色だったろう。 赤や蒼や白……ではなかった気がするけれど。]
でもって、薔薇に刺されると声が聴こえるようになる? 俺は薔薇に触れた記憶ないから、誰かから触れたのかなぁ。 触られたというか、気がつかないうちに触った??
(*23) 2011/12/23(Fri) 10時半頃
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[うーんうーんと唸るうちに、教えてあげると甘い声。]
今すぐに教えてくれればいいじゃないか。 ケチだなぁ。
[教える方法が、逢引だとは知らず。 むぅっと唇を尖らした*]
(*24) 2011/12/23(Fri) 10時半頃
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[もし、オスカーが抱きしめること赦してくれていたのなら そっと腕の拘束を解いて。 涙目でしょんぼりしている、 サイラスに「泣くなら慰めにぎゅっとしちゃうぞー」なんて 言葉をかけながら冷めてしまった食事の前へ着く。
けれど、冷めてしまったから……と言う訳でなく 食はなかなか進まない。 ふぅっと吐息を吐けば、 何処からか甘い甘い薔薇の香りがする気がして*]
(51) 2011/12/23(Fri) 10時半頃
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[エリアス達との食堂での会話を思い出す。 薔薇はなぜ散らせたくなるのか]
──気持ちいいのかな。
[薔薇に限らずそんなことを思う。 踏み拉かれ、気ままに摘み取られ、散る。
そこに、無意識に求め続けている 恍惚はあるのだろうか]
(52) 2011/12/23(Fri) 10時半頃
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ケチ?
[心外というように。そしてこれはノックスだけに聞こえるように囁く]
君が好きなことをしてくれればいいんだよ?
抱きしめるの、好きでしょう? 君が抱きしめてくれたら……
[秘密と言う花蜜を、そのくちびるに分けてあげる、と*]
(*25) 2011/12/23(Fri) 10時半頃
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[ベッドの中、もそりと寝返りを打つ]
……今、何時?
[窓から見えるのは月明かり。眠い目を擦り顔を上げる。 眠ってからどれだけの時間が経ったのか、よくわからない。
雪が止んでいるのはわかったけれど]
(53) 2011/12/23(Fri) 11時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/12/23(Fri) 11時頃
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[寒さにベッドの中に留まっていたかったのだが。 トイレに行こうと部屋を抜け出した]
ひょっとして、まだそんなに時間、経ってない?
[トイレからの帰り、食堂の方にはまだ明かりがともっていたか。 冷たい風がどこからか吹いてくる。 少し歩くと、ジェフェリーの同室であるヴェスパタインの姿が見えた。
思わず息を呑んだのは、月明かりが映し出す彼の姿が綺麗に見えたからだろう]
(54) 2011/12/23(Fri) 11時頃
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[薔薇の花は死の記憶に繋がる。 小さい頃に両親が死んだときにも。 兄と引き離され、別の家庭で育つことになったときにも。 そこで見た、結婚をしない叔父と、知らない男との]
──。
[薔薇の咲く庭の奥に広がっていた情事の光景にも。 まるで、蝶の標本か何かを作るように 奇妙な体勢で身を強張らせていた叔父の姿は死を思わせて]
……誰か
[教えてほしいと 刻み込んでほしいと ただ踏み拉かれることを心のどこかで
つよく、つよく]
(55) 2011/12/23(Fri) 11時頃
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…あ。
[歪んだ思考を中断させたのは人の足音。 廊下の奥に見える上級生の姿に 口許を緩めながら軽く頭を下げた。 それから、窓を閉めてベネットの方へ歩き出す]
雪、止んだみたいだから 明日は外に出られそうですよー。
[近くの窓をこつ、と叩いて確かに笑った]
(56) 2011/12/23(Fri) 11時頃
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――あ、あ。この雪じゃ、あんまり出たくもないけどな。
[一瞬気後れてから声を出す]
……誰かって? 何かあった?
[聞こえた呟きが気になって聞いてみる。 窓の外からか流れ込んできた薔薇の香りが、閉めた今でも残るような]
言いたくないなら、別に良いよ。ちょっと気になっただけだから。
(57) 2011/12/23(Fri) 11時半頃
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―廊下―
[人気の少なくなった寮内。人の声が聞こえれば自然と足はそちらに向き]
お二人も残っていたんですねえ
[元副会長の同室者とクラスメイトにのほほんと声をかけた。二人の会話は聞いていなかった素振りを見せる]
(58) 2011/12/23(Fri) 12時頃
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いーえ。そのままナタリアのばっちゃんの手ェ煩わせるのもなんか嫌だし。気にしないでくださーい。
[モリスが見るとどうやらサイラスが指にケガをしている様子で。]
おいおい、大丈夫かー?
[モリスはサイラスの顔を覗きこむ。]
(59) 2011/12/23(Fri) 12時頃
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んー…秘密?
[軽く首をかしげ、口許は緩む。 瞳は言葉とは裏腹に何かをもとめるように ベネットへと向けられ、微かに手を伸ばしかけるが]
ーーーッ
[聞こえた、元生徒会長の声に手は握って下ろされ]
…先輩こそ。
[やや曖昧に場を濁した]
(60) 2011/12/23(Fri) 12時頃
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ま、手ェケガされたらノート見せて貰えなくなっちゃうんだから気をつけてくださいよ、サイラス先生?
[モリスはあまり大きなケガでは無い様子がわかると、冗談めかした様子でサイラスの肩をぽむ、と叩く。]
(61) 2011/12/23(Fri) 12時頃
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え?つかさっきからノックス先輩誰と話してんの?
[モリスは顔をしかめると辺りを見回す。]
その声だと2年の……エリアス先輩っぽい感じっスけど。
(*26) 2011/12/23(Fri) 12時頃
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えっ、薔薇が云々って何スか? 今日の帰りに、オレあの薔薇園で……いや、うん、いたのは確かっスけど。
[どうやら事態を把握出来ていない様子で。]
(*27) 2011/12/23(Fri) 12時頃
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モリスは、ふるふると首を振った。
2011/12/23(Fri) 12時頃
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何か、風邪引いたかもしんないんで部屋戻ります。 レオ先輩にも話してこないといけないし。 あとはヴェス先輩よろしくお願いしまーす!
[モリスは礼を言うと自室へと向かっていく。]
―食堂→廊下―
(62) 2011/12/23(Fri) 12時頃
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[秘密、と返る声にそれ以上聞くつもりもなく。 ただ、伸ばされかけた手に視線が向いて]
……?
[下ろされてしまったから、それがどこに向くのかわからなかったけれど。 聞こえたクラスメイトの声に振り向いて]
レオも残ってたんだ? てっきり帰って親孝行かと思ってたよ。
[壁にもたれてレオナルドの方を見た]
(63) 2011/12/23(Fri) 12時頃
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/*
今後の言いたいセリフとかを考えてみたらムダにエロに走ってしまいそうで怖いです。
(-20) 2011/12/23(Fri) 12時頃
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ええ、私も結局残ってしまいました。
[手を合わせてにこり。知らぬ顔]
ジェフくんも残り組でしたっけ。 後ほど相談に行きますと伝えて下さい、ヴェスパタインくん。
(64) 2011/12/23(Fri) 12時半頃
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/*
中の人の想像している展開
ロバートとバトる→貧乏攻められていじける→薔薇のなんちゃら覚醒(→ソロプレイあり)→レオ先輩を誘い受け→ちゅっちゅ
妄想に近いがコレは酷い。 まだ絡んでない人との関係を作っていつでもちゅっちゅ出来るようにしないと云々とか
(-21) 2011/12/23(Fri) 12時半頃
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……薔薇は無粋な子ばかり、選んだねぇ……
[モリスの騒がしい声に、僅か眉をしかめるよう]
君でもいいよ、暖めてくれるなら。 薔薇の、木の下で……抱きしめて……くれる?*
(*28) 2011/12/23(Fri) 12時半頃
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