60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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[悲鳴を上げるジョージの声と、もう一人。 聴こえてきたサイモンの声には暗闇の中で眉を寄せる。 何を話しているのかまでは此処には届かない。 だが、穢れなきと信じる環境の中で唯一、 一点の染みを認めるのならそれは信仰する神を誤り 邪教などに傾倒しているらしいその後輩の存在だ。 あまり普段は顔には出さないようにしているが、 今はっきりと眉を寄せたのは暗闇の所為もあるか。]
(53) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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あは、すみません…
[慎重に、という言葉に苦笑いしながらも頷いて]
もうそんな時間ですよね…
[寝付くまで、という冗談交じりに。すこし戸惑う眼。 迷いながら口から言葉がでかけた、その時]
『フィリップ、フィリップ 添い寝。添い寝。俺。俺』
だあー。もう。お前は五月蝿い。鳥は寝ろー。
[半分外れた布を被せようと起き上がろうとしてくらりと体は思うように聞かず。 そのまま、またしゃがみこむ]
(54) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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…ったく、ディーンも遅いな。 ミイラ取りがミイラになったんじゃないだろうな。
[なんだかんだで、自分を気遣って代わりに様子を見に行った後輩が心配だったり、中庭に姿が見えたヨーランディスもしんぱいだったりもあって。
闇に慣れた目で歩き出せば…]
…何してんのさ、サイモン。 [さっきの小動物をからかってる姿に出くわすか。]
(55) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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/* 方向性に迷ってきた。
(-24) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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っ、やだっ!!
[何を求められているのか察して、反射的に身をよじる。]
僕はザック先輩のだ!
[そこだけ、いつも気弱な少年にしては、力強く宣言した。 ザックが望むから許しているけれど、あの行為は嫌いだ。痛くて、気持ち悪くて、嬉しいのは最中に囁かれる、愛しているという言葉だけ。]
(56) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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[ねっとりとまるで舐るかのようにジョージの耳元で囁いていれば、掛けられた声にちっと舌打ちを打つ]
なんだ、貴様か。 俺がなにをしていようが、貴様に何の関係がある?
[しっし、と犬を追い払う様に手を振り]
失せろ。
(57) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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そのザックに言われているんだよ。 留守中にお前の面倒を見てくれってなぁ。
[力強い宣言も特に気にしたふうではなく。むしろ子猫が手を引っ掻いた程度にしか感じず、嗜虐心は増すばかり]
ザックに嫌われたくないだろう? 俺とザックは親友同士、なんだぜ。
(58) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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――……? ディーン?
[お荷物。そんな風に思ってたのか? 眉を寄せ、何かを言う前に、足を急がせる。]
待って、早い早い 確かにそうだけどさ…!
[こういう事は、正直に言う。其れが届くかは別問題だが。 この辺りかと問われたると、片手で眼鏡を押さえ、]
多分。うん、大分目が馴れてきた。 あ、あの部屋だあの部屋。寮母さぁん
[部屋を指さし向かって、声をかけると、 老女も用意していたのだろう、懐中電灯を持っていた。]
俺らが行きますよ
[そんな会話をし、ディーンにもなあ?と首を傾いだ。]
(59) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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ボクちゃんゲスだモン。 そんなサイモンの声が聞こえて来そうではらいてぇ このサイモン犯したい。
(-25) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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[戻るか、ジョージ達のところへ踵を返そうとしたところで 他の誰かが向かう気配がする。 他の者が向かうのなら大勢で向かう必要はないのだろう。 セピアの瞳を伏せて。 漸く少しだけ眼が慣れてきた、下級生の部屋の戸を叩く。]
…ヨーランディス、ヨーランディス…いないか?
[外から呼びかけるが反応はない。]
(60) 2011/08/03(Wed) 02時頃
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ヤニクは、なにか力強い宣言に、そちらに近づいてった。
2011/08/03(Wed) 02時半頃
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そうだな、正確な時刻……までは少し、わからないが。 もういい時間だろうし、寝てしまってもいいだろうな。 [『添い寝』と言う鳥の声に、一瞬視線を奪われ。 その視界の端に、よろめき、しゃがみ込む姿が映る。]
……大丈夫じゃぁ、なさそうだな?……いい、僕がやろう。
[からかい半分に声をかけ、ぱちん、とライターの蓋を閉じ、火を消す。
スラックスのポケットにライターを落とすと、先ず、外れかけた布に手を伸ばし、それを掛け直した。
それから、フィリップが抵抗しないようであれば、その身体を抱え上げ、ベッドに腰掛けさせようと。]
(61) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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別に関係は無いが、嫌がってるのに無理強いするのは個人的に好きじゃない。
[ジョージの拒否の言葉を受けて、そう返す。 黙っていられなかったのは自分のトラウマの所為なのかもしれない。]
そうやって、恐喝するようなやり方もな。
[正常な思考の今はまだ、そんなやり方は最低だと思っている。 意識の奥底で、仕返しのようにそんな風にしてやりたいと思っている部分があることなど、自覚してはいなかった。]
(62) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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[出来ないなら出来ないなりに、思うことは多くて。愚痴っぽい本音を暗闇に乗じて漏らしてしまう。 誤魔化すように、流すように歩く足は更に早まり、抗議の声が聞こえる頃にはもう目的地についてしまっただろう]
プレートが、ああ合ってた。寮母さん。
[方向音痴では無い、勉強が出来ない訳でもない。
迎える老女に、どんな顔をされたのかは良くわからないが手が無いよりはマシかもしれない]
ええ、俺らが見てきますね。
[ロビンの言葉に頷いて、懐中電灯は受け取らずにブレーカーの場所を聞いて。 それと謎の下級生も探すんだった、でも本当にこんな時間に外に?]
(63) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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[騒動があれば、とりあえず首を突っ込みたくなるもの。 聞こえた宣言が興味を引くようなものなら尚更]
……ちじょーの縺れですかね?
[それが誰かわからないままに、背後から声をかける。 1学年上の長い銀の髪の人、気づいていたらきっと声はかけなかっただろうから、その偶然は暗闇の仕業。 素行の悪い仲間とつるんでいた頃の苦い記憶]
よくわかんないけど、 愛がなさそうやりとりだ。
[聞こえるやりとりにこれみよがしな感想を口にして、 それからきっとその状況に気づくだろう]
(64) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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俺もちじょーのもつれしたいいいいい
(-26) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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ふん。 ……気が削がれた。
[詰まらなそうにヴェスパダインにそう言うと、ジョージの肩を掴んでいた手を離す。 眼鏡は未だ指に掛けたまま]
これは俺が預かっておく。 返してほしければ、明日俺の部屋に来るんだな。
[ヴェスパダインとジョージに背を向け、開いたままだった自室のドアに手を掛けた]
(65) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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嘘だっ、ザック先輩からそんなこと言われてないっ!!
[触れられた肩からぞわりと鳥肌が立つような気がして、振り払い逃げ出す。声をかけてくれた人──先ほどお化けと間違えた人だとはすぐには気づけなかったけれど──の後ろに隠れた。]
(66) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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あっ……!!
[眼鏡を持ったまま踵を返されてしまって、とっさに手を伸ばすけれど、どうせ自分では届くはずもないという思考が、触れるのを逡巡させた。]
(67) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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こら。 後輩を苛めるなと何度言えばわかる。
[ドアに手を掛けるサイモンの姿に眼を細める。 整った眉を寄せれば年なりの威圧は見せれようか、 大分闇に慣れてきたのか手繰って歩かずに済んだから 踵を返して戻ってくるのは早かった。]
…ヨーランディスは部屋に居なかった。
[銀髪の後輩に、そう一言だけ告げて。 ジョージと、それからサイモンと。 交互に見比べてサイモンの持つ眼鏡の主を知れば 余計に寄せられる眉は険しくなる。]
…返してやれ。
(68) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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/* 空気を読まぬまま私は行こうと思う!
(-27) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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ただのイジメだろう。
[愛がなさそうだというその言葉には同意するけれど。]
…あっ、こら。
[何か持ち去られたようだったが、そこまでは暗闇で見えず。 とっさに手を伸ばすけれど、サイモンに届きそうにはなかった。]
(69) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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[暗闇に零された本音にショックがあったのはきっと本当で。 どんな気持ちを抱いて居たかなんて、考えていなかった。 抗議の声と同時に着いた寮母の部屋で誤魔化したのは、此方も同じ。 つかまっていた肩から手を離す。
懐中電灯を受け取ると、カチリとスイッチを入れて確かめた。]
うん、オーケイ
[パッとディーンへ懐中電灯を向け、へへへと笑った。 そして、先の廊下へと光を移す。]
じゃあ、終わったら返しに来ます
[そう寮母に言い残し、まずはブレーカーの元に向かうだろう。 窓の外は、相変わらずの嵐だった。 懐中電灯の灯りのせいで、自分たちの姿が窓にうつる。]
(70) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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ディーンは、ロビンと二人、無事ブレーカーに到着したなら、電気の回復は近いだろう**
2011/08/03(Wed) 02時半頃
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[さらに増えた人物に、これ見よがしな舌打ちを打つ]
……ちっ。 面倒くさいのが来た。
[返せと言われれば、返したくなくなるもの。 険しく眉を寄せるピッパに、くつくつと下卑た笑みを返して]
いやだね。 ……返してやる見返りを貴様がくれると言うのなら、 考えてやらん事もないが。
(71) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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…そうか、じゃやっぱり……
[目に焼き付いているのは、嵐の中、薔薇園に靡く長い銀髪。
自分の色あせて斑な灰色のような髪とは違って、あの下級生の髪はつややかだった。
その名を覚えていたのは、先日彼に言われたから。 「貴方に憧れて、髪を伸ばしたんです。」
そんな好意を、素直に信じる事は出来なかった。 裏があるに違いないと疑って、無碍に返したのは過ちだったのだろうか。]
(72) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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フィリパ先輩、いいです、明日ちゃんと頼みますから。
[サイモンの言葉にぞっとする物を感じて、フィリパの服の裾を掴み首を振る。 ……巻き込むのは、怖いから。]
(73) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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だったら、寝たほうがいいみたいですね。
[自分でもしゃがみこむほど痛かったかと思ったけど、それだけでもない気がして]
すみません。有難うございます
[鳥篭に布を被せてくれたルーカスにお礼を言って……]
…えっ………んっ。
[その後の思いがけなく抱え上げられたことに驚きつつも抵抗はせずに、寧ろ抱きつくようにその首に手を伸ばした。 鼻に掛かるような吐息が零れ落ちる。]
(74) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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ほうら、こんな雨の夜にも 花蜜の香は強さを増すばかり…
そう遠くはないね
蜜蜂みたいに集まってくるよ
(@6) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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[返る声に、一度瞬く。 咄嗟に起こったような何かに、思考の間もなく。 視線は闇に向かうけど、何があったかは見えない]
――…あ、 や、下級生は出る幕じゃなさそうですね。 ひっこんどきます、それじゃ。
[燐とした声が響いたから、 それを理由にその場を離れようとした。 気づかれるだろうか、あの手紙の主だと。 封書に映した芳香と、同じ異国の花の香のすることに]
(75) 2011/08/03(Wed) 02時半頃
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……お前が心配することは、何もない。
[今日一日散々な目に遭っているジョージに、 服の裾を引かれれば落ち着かせるように一度笑んで その癖のある髪をそっと撫ぜてやる。 見返り、サイモンの言葉には片眉が微かに上がる。 僅かにだけ傾く首はその意図を推し量るようで、]
――…例えば…何だ。 黒ミサへの参加か何かか?
[思い出したのは先程後輩達に声掛けていた姿。 彼の傾倒する神がどのような存在かも、 行っている儀式の内容にも興味はないが、 これを機にサイモンの過ちを正せるのなら考える余地はある。]
(76) 2011/08/03(Wed) 03時頃
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/* メモなのに封書とか手紙と書いてしまった。 すまない。ぱしりです。
(-28) 2011/08/03(Wed) 03時頃
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