216 宵闇駆けるは天つ星
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/08(Sun) 23時半頃
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/* 歳上判明後即手のひら返しするルート……かな……
(-20) 2015/02/08(Sun) 23時半頃
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─ 廃村・広場 ─
[弟弟子の存在を知ったのは、風の噂。 故に、その過去>>59の事などは知る由もなく。 ついでに、師が自分の事をどのように称しているか、も当然の如く全く知らずにいた]
……ああ、ここに来てすぐ出くわした。 ってー言うても、あちらさんもなんでこうなったか、はさっぱり知らんようだったけど、なぁ。
だからまぁ、元凶は他にいる……て事になるんやろなぁ。
[元凶に関しての確信はないが、少なくとも彼の樹怪は違う、と思えたからそう返しつつ。 突っ込んで行く鬼火>>60を追おうとする鴉は一時押し止める]
(御師さんやったら、ここで手ぇは出さんだろしな)
[内心過るのは、そんな事。 なお、呟きについては問われなかった事もあり、一時、意識の隅にぽいっと投げた]
(64) 2015/02/08(Sun) 23時半頃
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― 廃村 ―
[退魔師がいるであろう方角を眺めていた相手が、こちらの声に視線を戻す>>60。 人の姿に似せてはいても、手足は明らかにそれとは違う。 そんなこちらを見て、相手はにんまりと笑っていた]
しないよ、横取りなんてはしたない真似。
[楽しげな声にこちらも笑みを見せ]
あんた、何者だい? この辺じゃ見ない顔だが。 人じゃあ、ないんだろうねぇ。
[言葉で問いつつも足先を地にめり込ませ、細い根を相手の足許向け伸ばす。 微かに触れて気配を感じるに留める心算で、他意はない]
(65) 2015/02/08(Sun) 23時半頃
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/* 意識の外にぽいされてしまった…!
(-21) 2015/02/08(Sun) 23時半頃
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ん?ああ、確かにもう一人。
[あれも闇、という余四朗の声に、鬼丞はやれやれと顎を撫でて肩を竦める]
村ひとつ無くなったんじゃあ、それくらいの人数は寄越されるだろうさ。
邪魔になるようなら...いやまあ、手は多いに越したこたあねえやな。
[些か物騒な笑いは、ひそりと重ねた言葉に押し隠された]
(66) 2015/02/09(Mon) 00時頃
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[>>64折に触れて出される名だから、年が近いのもあるだろうが思い入れのある弟子なのだろうと思っていた。 弟子を取る年頃の者に引き合わされた事はあるが、己と年近い兄弟子と出会うのはこれが初めてだった。]
…よくご無事で。
そうなんですか。 厄介な相手じゃないといいンです…けどッ。
[意識は鬼火に向けたまま応じるが、また距離を詰めてきた所為で言葉は途切れる。 彼の気遣いや意識の隅に追いやられた存在に気付く余裕はなく。]
ちくしょう、降りてこいッ。
[二尺の刀ではすいと避けられてしまい、口惜しげに歯噛みする。 中空で相手の動きを止めても意味はない。 慎重に動きを読む。]
(67) 2015/02/09(Mon) 00時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/09(Mon) 00時頃
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[紅い炎が揺らめき、核となる骸骨が呵呵と嗤う。 そうして天辺の炎が左右に大きく揺れて――]
はあぁ…!
[突進してきた骸骨の歯を刃でいなし、周囲の時を進める。 鬼火の動きが鈍ったのを目視すると後方に飛び退き、助走をつけて]
こンの…!
[再び道中差し付近の時を早め、斜め右から一気に薙ぎ払う。 硬い骸骨の頭は真っ二つに割れ、纏っていた炎も消える。]
…はぁあああ…。
[男は安堵して額に浮かんだ汗を拭う。 口から零れるのは気が抜けた声。]
(68) 2015/02/09(Mon) 00時頃
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/* が、頑張ります(´・ω・`)
(-22) 2015/02/09(Mon) 00時頃
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― 廃村 ―
[横取りしに来たのではないのなら、 様子を見にきたといったところか。>>65]
ん? わしか? ただの旅の者じゃよ。 見ての通り人の姿をしておるがのう。
[下級の妖を糧として引き裂く時など、爪の尖った獣のそれに近い手になりはするが、 今はそうではない。人の手と同じ右手をひらひら振ってみせる]
お主こそ何者じゃ、人に正体訊くなら―――…、む、待てよ。 分かる。わしにはわかるぞたぶん!
その木の根っこみたいな手足……もしや噂に聞きし人喰らいの樹の類かの?
[と、細い根が足許に伸びてきた。 ぴくりと眉が跳ね上がるも、 拾った小石をさりげなく手の内で弄びながらじっとしていた]
(69) 2015/02/09(Mon) 00時半頃
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村ん中は任せちもうてええかもなぁ。 妖と一緒ん祓うてしもたらいかん。
[笑いながらの言葉は鬼丞が隠した言葉>>66とやや似ていた。 それでも声には冗談めいた色が乗る]
ほぅじゃの、手は多い方がええ。 砂浜んとこも妖おるようじゃけぇ、わしぁそっち行ってみぃよ。
旦那どうすんけぇ?
[岬から下り半ばも過ぎた頃、余四朗は次の行き先を告げ、鬼丞に問いを投げた]
(70) 2015/02/09(Mon) 00時半頃
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─ 廃村・広場 ─
ま、お互いの利益優先した結果やけどな。
[御無事で、という言葉>>67にはさらり、返し。 後は言葉を継ぐ事なく、鬼火を落とす様子>>68を引いて見守る]
俺のも大概、扱い面倒な力やけど……。
[こっちも相当だな、と。 そう、思えば己が師が手をかける理由も腑に落ちる。 宿す力の制御が覚束なければ、煌星喰らおうとする闇星の本能に囚われる事もある、とは過去の己の実体験。 ……なお、この時は師匠に思いっきりどつかれ、文字通りの襤褸雑巾にされてようやく止まった、というのは余談として]
(71) 2015/02/09(Mon) 00時半頃
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おー、お疲れさん。
[鬼火を薙ぎ払い、気の抜けた声を上げる所にかけるのは、軽い声。 さすがに不利を覚ったか、周囲の妖は引いたよう。 引いた理由には、遠くない場所で言葉交わす妖たちの存在もあるかも知れないが]
しかしまあ、こんだけのが集まって来るとなると。 仕事、さっさと片すに越した事ないなぁ。
[あまり手間取りたくない、と。 思う理由は多々あるが、それらは表に出す事無く]
(72) 2015/02/09(Mon) 00時半頃
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……さて、これからどーする? 俺は、一先ず村ん中歩いてみるつもりでおるけど。
[小鬼以外の式を戻しつつ、投げかけるのはこんな問いかけ]
他にも同業さんは来とるけど……銀の御仁なんでなぁ。 できるだけ、かち合わん方が、お互いのためやと思うんよ。
[より正確にいうならば、力求める衝動が並外れて強い自身の星を抑えるがため、なのだが。 それは言葉にも態度にも、出す事はなく。**]
(73) 2015/02/09(Mon) 00時半頃
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― 廃村 ―
ふうん、そうかい? この状況で平然としてるただの旅人ってのも、まず考えられないけどねえ。
[逃げられなければ、根は足に触れその気配を読む。 姿と同様、妖気も巧妙に隠しているなら読み取れないかもしれぬが。 相手>>69がこちらの正体を口にすれば、くすりと笑って]
いかにも、あたしゃ人喰らいの樹。 名が必要なら芙蓉と呼んどくれ。
[噂はどこまで広がっているのかと思いはするが、そこは口には出さず]
ところで、旅人さんはここに何しに来たんだい? まさか、村人を残らず消しに来た、なんてことはないのだろう?
[相手の手の内までは見えぬが、警戒はこちらも解くことはなく。 埋めた足先に、僅かに力が入る]
(74) 2015/02/09(Mon) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/09(Mon) 00時半頃
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ひゅうるり...
[風は止まらず辺りを巡り、鬼丞の元に妖達の動きを伝える。どれが誰とまでは判らぬが]
砂浜か、あっちに強い気配はそう多く無い、お前さんに任せて俺は別に回ってみよう。
[無造作に伸ばした腕からひゅうと風が余四朗の頭上に渦を巻く]
何ぞあったら呼んでくれ。これで声は聞こえる。
[声を伝える事だけが叶う風。護りというには不足だろうが、力を貸して欲しいかどうかは余四朗の判断に任せるというつもりで、鬼丞はそれだけを告げた]
(75) 2015/02/09(Mon) 00時半頃
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/* 余四朗を沙耶さんとこに押し出しつつ、と、
亀さーん、それ、誘ってるとしか思えないw(待ちなさい
いや、妖より先に退魔師同士で喰いあっちゃダメだと思うけど、思うけどねっ!!><
(-23) 2015/02/09(Mon) 01時頃
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合点じゃ。
[別を回る>>75と返され、余四朗は任されたと頷き返す。 ひゅるり頭上に風が渦巻くのを感じれば、余四朗の瞳はそちらへと向いた]
おぉ便利じゃの、承知じゃあ。
[告げられたことに視線を鬼丞へと戻し、再び頷き返す。 砂浜まであと少し、とまでになった頃、余四朗は草履で地を蹴り柔らかい砂の上に着地した]
ほぃじゃあ旦那も気ぃつけてなぁ。
[そう声をかけて、余四朗は波打ち際沿いに砂浜を歩き出した]
(76) 2015/02/09(Mon) 01時頃
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こう見えても困ってるんじゃがのう……。
[人は誰もいないし結界は貼られるし。おお厄い厄い。>>74 妖気は発そうとせぬ時は隠しているが、 手の内の小石に込められた呪めいた力は暴けるか。言葉ひとつで石を爆ぜさせることのできるそれ]
ふぅむ、お主には似合いの名じゃの。 じゃあわしも名乗るて。たまこと呼んどくれ。
[人につけられ己に馴染んだ名を口にする。 ここに何しに来たか問われると再度眉をぴくりと跳ね上げ、]
わしゃあここに来たばかりじゃぞ? 消すも何もありゃあせん。 それに……、 人間は喰わん。
(77) 2015/02/09(Mon) 01時頃
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おうよ、お前さんも油断するなよ、余の字。
[砂浜へと下りた余四朗に、軽く手を振って見送ると、暫し、鬼丞はその場に佇む。 村の中に、他より強い妖の気配がふたつ、その程近くに、闇星の気配もふたつ]
あちらは、お手並み拝見といこうか。
[風は鬼丞から離れるほど、その力から離れ、一定を過ぎるとただの風となって流れ去る、だから、村の外側にある林の奥までは、探索は未だ届いていなかった]
樹怪が居たとか言ってたが...
[樹怪の類いは群れなすものではないとは知っていたが、そんな妖が棲んでいる場所なら、他にも潜んで居るモノが在るかもしれない。そう考えて、鬼丞は人家の無い方へと向かう細い一本道へと足を向けた]
(78) 2015/02/09(Mon) 01時頃
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[堂々たる態度で“人ならざる者である”と暗に示す。
飄々たる様子はなりを潜め、瞳を眇めることしばし]
わしは単にこの地に立ち寄っただけじゃよ。 何かよからぬことがあったらしいと小耳に挟んではいたが、 まさかこのような有様とは……噂を侮ってはいかんな、うん。
おぬし……知らぬのか。こうなった所以を。
[事情を知っていたのなら、見知らぬ者に村人を消した疑いをかけないはず。 問い返すと細く長くため息をついた**]
(79) 2015/02/09(Mon) 01時半頃
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― 林へ向かう道 ―
ひゅうるり、ひゅるり
[風鳴る音は、銀の星持つ退魔師がここにいるぞと、妖共に教えるが如く。寄れば滅すると、警告するが如くに吹き渡る**]
(80) 2015/02/09(Mon) 01時半頃
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[>>71己の言葉への返事は聞こえたが返す余裕はなく。
己の身に宿された力は兄弟子の言ったように面倒なもの。 元々は賽子の動きを制御する事に使っていた力だ。 最初はそれとは気付かずに、己が意のままに賽の目が出る事を面白がっていた。 それで少々の稼ぎをしていた頃に師匠と出会い、一悶着あって今に至る。
未熟さ故に操れる範囲や時間にも限りがあり。 師匠についていても疲労で動けなくなる程度で、力の制御を失う程の現場はまだ経験がない。]
(81) 2015/02/09(Mon) 01時半頃
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…どうもォ。 いやァ、未熟者で申し訳ありません。
[労いの言葉に応じつつ、胸を過ぐるのは己はまだまだだという思い。
周囲に妖がいなくなった事には取り敢えずの安堵を。 先刻感じた気配は少し離れたようだ。 もう一人の妖は僅かに存在を感じられる程度で、更に二人いるとは気付いていない。]
…ですねェ。 徒党でも組まれたら面倒ですし。
[早く片付ける事に越した事はないので、放った菅笠を拾い上げながら一つ頷いて。]
(82) 2015/02/09(Mon) 01時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/09(Mon) 01時半頃
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そうですねェ…。
[鳥獣の姿を取った式は姿を消し、向けられた問いかけに頬を掻く。 他の同業者とも会った方が良いだろうかという考えになったところ]
――あァ、煌星さんなンですか。
[男は困ったように眉を下げる。 煌星の同業者とかち合った事はあるが、闇星の衝動に飲まる事はなかった。 己に御せる相手でないと本能的に悟ったからなのか、それともそれが己の性質であるのかは分からない。
けれど師匠には闇星の性質については滔々と説明を受け、煌星を宿す者と関わる時には十分注意するようにと厳命されていた。 その一端にはこの兄弟子の一件があったからかもしれないが、彼の実体験は聞かされていない。
新たに得た情報も踏まえて男はふむ、と声を漏らし]
(83) 2015/02/09(Mon) 01時半頃
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/* 何故か小競り合いを回避する脳になってるんだが これがキャラ性能か……!?
(-24) 2015/02/09(Mon) 01時半頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/09(Mon) 01時半頃
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情報を得るには、別れて回った方が早い気はします。 未だ俺も此処に着いたばかりですし。 まァ、うっかり人喰いの妖に出会ったら事ですが――
[一応、逃げ足には自信がある方だ。 逃がしてくれるかどうかは分からないが。 離れた相手に言葉を送る術は男にはない。]
何処か、落ち合う場所でも決めておきますか?
[そんな提案をして、了解を得られたなら彼と別れるだろう。**]
(84) 2015/02/09(Mon) 01時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2015/02/09(Mon) 01時半頃
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/* 多弁ェ…。 亀兄さん拘束して申し訳ないですよ…。
(-25) 2015/02/09(Mon) 01時半頃
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/* 師匠との出会いは、 調子に乗って稼いでたら、‘賽の目を自在に操る奴がいるらしい’とかいう噂が立って、不審に思ったお仕事中の師匠が客としてやって来る。 →鴨にしようと思ったけど、能力が効かない。 これはまずい。逃げよ…うとしたら捕まってた的な。
(-26) 2015/02/09(Mon) 01時半頃
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そりゃあ悪かった。
[相手の答え>>77に肩を竦めて見せる。 そして触れることの出来ぬ力までは見抜けぬから、手の内の呪は暴けぬままに根を引っ込めた]
たまこ、かえ。覚えておこう。
[名乗りにはそう頷く。問いに眉を上げるのを見れば、すまないねと一言入れて]
そうかい、あんたでもないのかい。 そんならいいさ。邪魔して悪かったねえ。
[妖気は感じられずとも、風格は人ならざるもののそれ。 そして人は喰わんと言われれば、小さく息を吐き]
そうかい。 ま、あたしは人よりは妖の味方をする気ではいるが……。
[向こうにとって、人喰いの妖はどうなのか。 内心に浮かんだ疑問は口にせず]
(85) 2015/02/09(Mon) 02時頃
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さてね。 あたしゃ面倒に巻き込まれるのは御免だったから、自分の住処でじっとしてたんでね。
[村を滅ぼす気はないが、さりとてそれを為す者と敵対する気概があるでもない。 真相を探ろうとするだけの関心はあるが、それを知った先どうするかは、自分でもわからず。 溜息つく相手に、掛ける言葉は見付からない]
あたしらがやったんじゃないと言った所で、結界が解かれるでもないだろうし。 ――本当に、困ったもんだよ。
[周囲を見回せば、下級の妖の襲撃は、一時落ち着いた様子。 それは退魔師の意識がこちらへ向けられる可能性が増したということでもあるか]
ま、なんかあったら呼んどくれ。 気が向きゃ助けに来るからさ。
[しかし、人喰いはそうでない相手と徒党を組めるか、未だ判断はつかず。 その言葉だけ残し、その場を離れる心算だった**]
(86) 2015/02/09(Mon) 02時頃
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