164 天つ星舞え緋を纏い
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[唇が、勝手に言の葉を紡ぐ。 身の内から、抑え切れないチカラが、溢れた影が。
祖父を包み、飲み込み、息を奪う。
止めたいのに、声が、出ない。]
あさがおを、たすけてくれなかったおじいさまは。
いらないのよ。
[勝手に言葉を紡ぐ唇が、笑みを描いた]
(*2) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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ぃ、ゃ……。
[目の前、キキキと笑うそれは、まるで猿のような形。 右の手で左肩を押さえれば、ぬめる感触。 状況は理解できずとも、逃げなければと理解している。 なのに、足は震え、立ち上がる事もおぼつかないまま。 目の前の異形が、再び女へと飛び掛ってきた。]
――――――っ!!!
[ざわ、と肌が粟立つのを感じながら。 女は、ただ反射的に、両目を瞑りながら、肩を抑えていた右の手を薙ぎ払う様に振るった。]
(69) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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― 境内付近の通り ―
[人々が、弾かれたように逃げ惑う。 悲鳴と異形の雄叫びが、無数に折り重なっていく。 けれどそんな中なのに――日向の耳には、子供らの上げた叫び声が、いやにはっきりと届いていた]
――どこ? どこにいる?
[つい先程華月斎に諭されて>>30、思いの外近くまで来ていたことを日向は知らない。 どちらにしろ、この混乱の中で、声の主たちはとうに散り散りになっているようだった]
行か、ないと。
[見据えた先は逃げる人の流れと反対側で、あっという間に弾かれ揉みくちゃにされ怒号が飛んだ。 どうにか裏道まで来て駆け出そうとするも、数歩で足が縺れ転んでしまう]
もう、こんな時……なんで。
[気持ちばかりは急くのに、体が全くついてこない。 恨めしく思いながら、それでももう一度立ち上がる]
(70) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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[駆け出した体が、不意に軽くなった気がした。 そのまま見えぬ流れに乗るように加速し。 眼前に現れた長屋を、一跳びに飛び越える]
はやく……疾く、いかなきゃ。
[明らかに、人の身を超えた動き。 しかし当の娘は、子供らを探すことに必死なあまり、その異変に気付いていない。 そして数体の異形が、その姿を見た途端真っ先に日向を追い始めた事にも――]
(71) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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…… った、ぁ。
[揉まれた末に押し出されて、道の反対側へと転げた。 打った箇所を摩りつつ、身を起こして]
あ。 沼太郎様、は…… 見えん、なぁ。 大丈夫かなぁ。
[人波と、更に急に暗くなった周囲の所為で、先程まで居た場所の様子は伺えない。 とは言え再度この中に飛び込むのも躊躇われる。と]
(72) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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おじい さま ?
[ようやく自由になった唇で、祖父を呼ぶ。 自分を抱きしめていたはずのその身体は、地に伏せて、動かなくなっている。
祖父に触れたいと願うのに、両の手が、鞠に張り付いたように、離れない。]
ゆうがお、は
おじいさま、の
おそば、に
[居るのに。居たのに。祖父の命を、まもれなかった。奪ってしまった。 ただ、祖父の骸を見下ろして、壊れたように声を落とす]
(73) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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だん!
[と、坊主の右足が地を踏んで、錫杖を両手に握り、胸の前でぐるりと回す。 浮かんだ鬼火が、じゃらじゃらと鳴る遊環に燃え移るようにして紅い焔の軌跡を描き]
煩いぞ!
[キィキィと甲高い声をあげ、頭上から群れなして降ってくる蒼い膚と虫の翅を持つ異形を、焔の環が次々と跳ね飛ばし燃やしていく]
(74) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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/* そんなわけで、二重人格でござる。 おとなしめ幼女とヤンデレ幼女の二部構成。
うまれつき二重人格で、大人しめな人格の方を主にさせて問題有りの方は催眠術かなんかで封じたとかそんな感じで。
(-7) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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/* あっ、pt回復してた。 しかし動くのはもうちょっと周りを見てからにしたいところ。
今一番近いのは雪かなー。
(-8) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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え。
[不意に、頭上に影が差した。 見上げれば先の異形が一体。 その鋭利な爪がすぐ傍まで迫っていて]
(75) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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[大きく見開いた眼が、刹那闇に染まる]
(76) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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[足許がさらさらと柔らかな砂地に変わっていた。 一瞬にして一平太の身体を沈め、呑み込んでしまう程に。 それは追ってきた異形も同じ事で、襲いかかった時の勢いのまま爪から頭から呑み込まれて行く。 但しそちらが三分の二も埋もれぬうち、砂地は元の固い地面に戻ってしまった]
(*3) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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[尚も群がる異形の群れを燃える錫杖で払い除けながら、墓地から村里への道を辿る。寺へと逃れようとしてきたのか、途中の道にも点々と、里人達の骸が転がり、辛うじて息を残した者の断末魔の呻きが辺りに満ちる]
はぁ...はぁ...
[錫杖を力の限りに振り回し、息を切らせ、額に汗を噴き出しながら、坊主は、ぐるりと頭を巡らせ]
...犬死に、だあな。
[吐き捨てて、まだ息を残して苦痛に喘ぐ村娘の胸に、ざくり、と錫杖の先を突き通した]
(77) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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[そこからは赤い血も、断末魔の声も上がる事は無く。 ほんの少しの間の後でその場に残されたのは、固い地面から下半身だけが飛び出した状態で絶命している先の異形らしきものだけ。 しかし未だ妖魔の跋扈するその場所で、一匹の死と一人の消失に気づく余裕がある者は居るのか如何か]
(78) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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おじいさま、おきて
ゆうがおを、一人に、しないで
[命を奪ったことを認めたくなくて、何度も呼びかける。 祖父を失っても、「一人」になることはない、と。
心の奥底、目覚めたナニカが嘲るように告げるけれど。 それを認めたくなくて、ただ、呼びかける。
そんな己の姿は、異形のものからは格好の獲物に見えたのだろう。 こちらへと向かってくる、角を生やした人型の獣の何匹かを、黒檀色の瞳に映して]
(79) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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じゃまを、しないで。
[言うなり、足元の影が伸びる。 獣達の数だけ先が分かれ、くるり、縛り付ける様に纏わりついて。]
ゆうがおは。
おじいさまのそばに、いたいだけ、なの。
[ずるり。 影の中へと、引き摺り込む。]
(*4) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/16(Sun) 00時半頃
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─ 神社の裏手 ─
[しばし、荒れた息を整えた所で、改めて手にした笛を見る。 先ほどの自分の動きは、明らかに異常なもの。 とはいえ]
……感覚は、同じ、だった。
[数日前に、櫓から落ちた鉈へ向けて念じた時、先ほど、一瞬で距離を越えた時。 そして、今、笛で異形をなぎ払った時。 どれも、同じような感覚だったのは確かで。 何によるものかはわからないものの、それが、自分の『力』であるという自覚、それだけは確りとあって]
(80) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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……とに、かく。 ここで、ぼんやりとしてる、わけにはっ……!
[帰らなければいけない。母がどうしているか確かめなくては、と。 そう思い一歩を踏み出す、その頭上に影がさす。 はっと振り仰いだ視界に広がるのは、こちらへと飛び掛る、異形の姿]
……っ!
[す、と。 笛を手にした右の手が、上がる。 それは、舞う時のそれと良く似た、仕種]
(81) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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[坊主に胸を貫かれて絶命した娘は、そのまま焔に包まれて灰と化す]
南無...
[唱えかけた念仏は、途中で途切れて乾いた笑みに溶け消えた]
いちいち弔いなぞ、追いつかんわ。
(82) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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……冬の夜寒の 朝ぼらけ
[口をついたのは、出掛けに母の前で舞った今様舞に沿う謡の、冬の節]
契りし山路は 雪深し
[それに応じるよに、笛が淡い銀の光を宿す]
心のあとは つかねども
[それと共に宿るのは、冬の厳しさにも似た、刃の鋭さ]
思いやるこそ あわれなれ
[刃の鋭さ帯びた笛を手に、ゆるり、辿るは舞の動き。 優美さと鋭さと、二つ併せ持つ舞は、飛び掛る異形を断ち切った]
(*5) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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……。
[再び来るであろう痛みは無く。 代わり、何かを冷たいものを握る手と。 それを伝った感覚と。
恐る恐る目を開ける。]
なっ……。
[右手の中の、凍える深緋。 三尺ほどの氷の刀と。
上下真っ二つに斬れて転がる異形の姿に目を見開いた。]
(83) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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[己の望みは、もう叶わないものだと知りながら。 影に飲まれて息絶える獣には一瞥もみせずに唇を動かした。
胸の内、眠っていた己がじわりじわりと、己を食い潰していくのを感じながら視線を逸らして]
そうだ。おいしゃさま。
おじいさま。すこし、まっていてください。
おいしゃさまを、おつれしますから。
[医師ならば祖父を治してくれるはずだと考えて、探しに行こうと踵を。 既に命を失くした者を助ける術など無いと、わからぬ年でもないのだが。 自分以外の誰かを頼りたくて、駆け出した]
(84) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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……は。
[緩やかな、けれど鋭き舞は異形を断ち切り、打ち落とす。 笛に宿りし銀の光がふわり、そこを離れて身の周囲を取り巻いた。
移ろう『時』、その流れの象徴たる四季の移り変わり。 それに由来する力は、『破』から『守』へと形を変えて、しばし、留まる]
……いか、ないと。
[小さく呟き、歩き出す。 慣れぬ力の行使は少なからぬ疲労を呼び、駆けるための『時』を縮めて瞬時に『渡る』には僅かに足りぬ様だった]
(85) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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[ぐるりぐるりと、錫杖が空を切り、大きな焔の環を造る]
『ノウマク サラバタタギャテイビャク
サラバボッケイビャク サラバタタラタ
センダマカロシャダ ケンギャキギャキ
サラバビギナン ウンタラタ カンマン』
[韻を踏み、唱えられた真言の響きに応じるように、焔は大きく燃え上がり、螺旋を描いて広がると、目の届く範囲に転がる骸全てに燃え移り、燃え上がり、焼き尽くす]
(*6) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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[右手が――あの日母に包まれた手が、熱い。 長屋の屋根を飛び越えた先、異形もまた地面から宙へと飛び上がらんとしている所だった。 耳障りな羽音が響き、蟷螂に似た前脚が振り上げられる]
邪魔、……するな。
[日向の目には、振り上げられる前脚に絡む風の帯が"視えて"いた。 だからそれに右手を伸ばし、実体ある帯の如く下に引く。 果たして均衡を崩した妖魔は、失速して再び地に落ちた]
退け。
[右手を振るう。 常ならば手団扇程度のその動きが、今は突風を生み異形の動きを阻む。 そうして異形の傍を通り抜け、その先へ向かおうとして]
(*7) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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[が。]
え ?
[くらり、視界が歪む。 小さな身体は、その歪みのままにとさり、倒れた。
それが、力の行使の加減を知らぬ故の疲労だと察することも出来ず、何が起きたのかと、困惑して]
だれ、か。
[助けを求めて、声を落とした]
(86) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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[骸を焼く焔は、襲い来る異形達をも巻き込んで、焔の結界と化して坊主の姿を緋の照り返しに染めている]
(87) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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―自宅近く―
[強く頭を振った。 さらさらと零れる砂の落ちる先は、踏み固められた土の上]
息、詰まっかと思った。
[深く深く息を吐いて、目を開く]
父様、中かな。 ……襲われてねぇよなぁ。
[“現れた”場所が其処であったのは、偶然か、意図しての事か。 いずれにせよ、本人の意識は今は別のところにあるけれど。 心配気な口振りと共に家へと向けた眼の奥で、闇色は未だ燻っている**]
(88) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/16(Sun) 01時頃
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おじいさまを、
(ゆうがおを、)
もとに、もどして。
[そのどちらも、叶うことはないと知りながら**]
(89) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2014/02/16(Sun) 01時頃
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[ぴしゃり。 草履が赤い池を踏み、日向の足が止まる。 池の真ん中にぷかりと浮かぶのは、あの日あげた、母直伝の風車]
……なんで。
[拾いあげようと屈み込んだ背に、衝撃を受け地面に転がった。 気が付けば、周囲を囲んだ異形が、一様に視線をこちらへ向けている。 まるで狙いは、初めから日向だったとでもいうように]
[悲鳴が聞こえる。 手が届かない遠くから、もう少しで届いていたくらい近くから。 日向をねえちゃんと呼びまとわりついていたあの声が、痛々しく引き裂かれていく]
(90) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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