208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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だ、れが …泣いとるか
[落ちた雫は頬を伝い、掌を濡らす。 【4】に寄せられる口付けに、瞼を一度だけ閉じた。 涙を拭う掌に掌を重ねて絡め。]
…ン。 一緒に、思いだそな?
[忘れてしまった時間を、少しずつ。 たくさんの景色を見ながら、一緒に、二人で。 握り返された手に、唇は柔らかな弧を描く。 掴まれているのは掌であり、もっと更に奥。 とくとくと、鳴り響く鼓動。
赤い頭を捕まえて、顔が寄せられたのなら 仰け反りかけた喉に唇を添えて。 愛しさに、何度も薄い皮膚を啄ばんだ。]
(*41) anbito 2015/01/02(Fri) 03時半頃
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…、ッ …ん……全部。 わしら…繋がっとる …よ?
[は、っと熱い息が洩れる。 まるで包み込まれるような下肢の熱。 小さな『お願い』も、まるで煽るようにしかならず 繋がる中でひくりと動いてしまうのは、仕方がないことだろう。 それでも掠れた声が許可を出すまで腰は動かさなかった。]
……動く、ぞ。
[一呼吸、熱の篭もる囁きを落とせば もっとと強請られた場所を擦り上げるように ゆさゆさと腰を揺らし始める。]
(*42) anbito 2015/01/02(Fri) 03時半頃
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/* (表はねむりについたのです)
はぁー……かわいい…… (ひゅーをだっこする)
(-291) anbito 2015/01/02(Fri) 03時半頃
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[絡んだ指先を軽く擦る。 口付けに跳ねる指先に、きゅっと力を入れて絡めて。
零れる吐息も、裡を締め付ける動きも 短く零れ落ちる声も昂ぶりをただ促すだけで。 動くのを我慢しろだなんて、酷な『お願い』をするものだ。]
阿呆、んな……煽ん…な──、っ
[壊してしまうつもりはない、けれど止められそうもない。 淫らに動く腰使いに煽られて、次第に息は荒くなる。 打ち付けたい、突き上げたい衝動。 抑える気など更々となくて。]
ひゅ、ぅ…ッ! ……は、っ…、ヒュー…っ
[動けば動くだけ、締め付けられる感覚に中へと滑りを溢していく。 彼の茎からも雫が溢れ出したなら、それも繋がる場所へと伝い 摩擦の痛みを和らげる潤滑剤になろうか。]
(*44) anbito 2015/01/02(Fri) 04時頃
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…ヒュ、ー……っ、く か、わえ……ヒュー、 …ン──
[高い高い声は普段とのギャップで直ぐ傍の耳を擽る。 揺らす腰へと絡む足。 肌が打つ音と水音、彼の嬌声の三重奏に たまらず呼吸を奪うほどに、深く激しい口付けを落とす。
可愛い、愛しい、愛してる、すきだ。
子供が主張するような、幼稚な言葉しか思い浮かべられない。 想いを言葉にする代わりに、彼が悦ぶように 自らの腰を揺らして打ちつけ、熱い息を注ぐ。]
(*45) anbito 2015/01/02(Fri) 04時頃
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/* わしのことすきじゃけしてくれるんじゃろぉー? (だいしゅきほーるど、しゅき!!)(でっれり)
(-293) anbito 2015/01/02(Fri) 04時頃
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[二人が立てる音が聴覚を犯す。 ぞくぞくと背筋が震えるのは、先が近いからか。
口付けから開放すれば、肌に浮く汗を舌が舐め上げる。 背では血と共にシーツへと吸い込まれて匂いを漂わせる。 本来は不快なものなのかもしれない。 けれどそれは嗅ぎなれた、ヒューの匂い。]
ん、わしも… やっ ば、…
[蜜を溢れさせるそこに手を伸ばせば、何度かぷくりと精を溢した。 それでも終わらせることなく、指先が先端を擦る。 抱きしめる力が強くなれば、同時にぶるりと背が震えたか。]
ひゅ…───ッ !
[締め付ける裡の奥を穿ち、腰が軽い痙攣を示す。 舌足らずな喘ぎが、しゃくり上げる呼吸になり その奥へと放つ飛沫は熱い欲望。 数度に分けて、注ぐ。]
(*48) anbito 2015/01/02(Fri) 05時頃
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……も、少し?
[放ちきって、呼吸を数度。 その間止まっていた腰を、意地悪く旋廻させれば 中に注いだ白濁がこぷりと溢れるだろうか。]
だ、ぁめ。 ヒュー…、ん、もっかい。
[解かれない足に、にぃと口角を上げた。 繋がるままに、力の抜けた体を抱き上げてぐるりと反転させる。 後ろから包み込むように座った状態で、ゆるり、腰を動かして。]
後で、包帯、巻き…なおさん、っ、とじゃの?
[ベッドは余計に軋む。 男はまだ、彼を解放してやるつもりはなさそうだ*]
(*49) anbito 2015/01/02(Fri) 05時頃
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/* 2ラウンドとかいうから(*ノノ)
まきまきでいく、まきまきする! 背面座位、うぇっへっへ。
というわけでわしも寝よう、おやみ、み!
(-295) anbito 2015/01/02(Fri) 05時頃
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[男は優秀な犬ではない。 命令以外の『待て』など聞くはずもないのは、わかりそうなものだろうに。 それも達したばかりで敏感だとわかっているから尚更 更なる悦びを与えるため、更に自分を刻み付けるため。 快楽と愛しさで繋がる場所を深めていく。]
っく、 はぁ、ひ ゅう…!
[甘く、どこか情けなく上がる嬌声に応えるよう囁く。 何度も耳元に落とすのは彼の名前。 打ち付けに声が揺れても、何度も囁いて。]
そ、…じゃの? ────おまじ、ない。
[擦れる皮膚が胸を、腹を、かるい赤に染めていく。 痛々しい傷だと、何度見ても思う。 耳朶からうなじ、肩、そして背中にキスを降らせる。 傷のある場所にそっと触れて、呟くおまじない。]
(*64) anbito 2015/01/03(Sat) 14時頃
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[傷のことなど気にせず、深く繋がる未来を求めて。 包帯など巻かなくてもよくなる、未来を願って。
後ろから抱き締めた体を、下から何度も突き上げる。 貫くに等しい行為は、ベッドに組み敷くよりも奥まで熱を捩じ込むだろう。 軋む音も水音も、一度目よりも激しく。
やがて二度目の飛沫を上げたなら、きゅうとその体を抱き締めて 奥へと数度に分けられた精を放った。]
(*65) anbito 2015/01/03(Sat) 14時頃
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[その後、何度行為を繰り返したか。 月も高く、夜もとっぷりと更けた頃。 背の傷口は消毒を済ませて、綺麗に包帯を巻いた。 シーツも換えようかと思ったが、そもそも換えがなく諦めた。
赤髪がベッドに横たわり、少しの間を作る。 細い目を少し開けて驚いてから、ふっと唇を、頬を緩めた。]
……おう。
[促されるままに手を繋ぐ。 そして隣へと横たわり、疲れているであろう体をそっと抱いた。
薬はお互い、飲んでいない。 また『怖い夢』を見るかもしれない。 そうならないように、見てもすぐ隣に自分がいられるように。 一緒にいると、子供をあやすような手つきがとんとんと撫でていく。]
(115) anbito 2015/01/03(Sat) 14時頃
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風邪、ひくなよ?
[目を閉じる彼にそんな一言を。 窓が開いてるんだからな、と付け加えて。]
……───おやすみ。
[閉じた瞼にそっと口付ける。 これも、『怖い夢』を見ないように。
夢でもあえますように。
そんな、おまじない*]
(*66) anbito 2015/01/03(Sat) 14時頃
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/* ライジにーさまかわいいなおい。 えんかできたら…下克上…したのに…。
とひっそりと思いつつなんだこの時間は。 ヒュー待たせたすまん!
(-339) anbito 2015/01/03(Sat) 14時頃
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/* とりあえずわしからは、晩のターンシメじゃの! あとは朝もきっとついてく感じじゃので、わしの返答待たんと回してくれてええけねー。
(寝正月ごろごろ)
(-340) anbito 2015/01/03(Sat) 14時頃
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─翌朝・ヒューの部屋─
ん、……ぁ?
[激しくも愛おしい時を過ごしてからの、朝。 思い返しても、愛しさに体が疼きそうになるのを抑え。 幾らかまだだるい体が揺り起こされる。 おはようのキスを──なんて甘い空気ではない。 何かの異変を察知しているらしい彼を見てから 漸く、この館の異変に気がつく。]
……ヒュー。
[彼はどんな表情だったか。 とにかく安心させようと名前を呼んで、頭を撫でた。
橙のシャツに腕を通すと、彼の直ぐ傍を歩く。 やかましい場所だった覚えはないが 人の足音が、気配が、薄い。 足早になる彼の歩調を追うように、男の足音が廊下へ響いていた。]
(120) anbito 2015/01/03(Sat) 23時頃
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[男が辿り着いたそこには、珍しい姿の主があり。 その姿は、この施設で長男に当たる男を思い出させるか。
異変に気付いているという、ヒュー。 その長男からなにも聞かなかったのかと謂う主。
──家出、の言葉。]
嫌われたもんじゃのぉ。 ま、みんな割かし思春期なん違うか?
[タオルに水分を吸わせている様子を眺め。 男はヒューの言葉を待つように、促すように 黙ってその手をそっと握った。
夜に、手を繋いだように。]
(121) anbito 2015/01/03(Sat) 23時頃
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─【4】─
[男がボリスと謂う名を捨てさせられ 四番目の道具となったのは、どれ程前の話だろう。 贋作だけを描き続け、偽りの愛を持って人を殺めたあの日。
放って置かれたなら死んでいたことだろう。 腹部の傷は思うより深かった。]
(嗚呼、俺は死ぬんだな。)
[これといって、未練などなかった。 生きているのか死んでいるのかわからないような生。 贋作の絵を描き、贋作の愛を描き。 そのまま死んだところで、悔いも何もなかった。
血を垂れ流しながら、ふらふらと外を目指した。 死ぬのなら、死ぬ前に、空を見たくて。]
(*79) anbito 2015/01/03(Sat) 23時半頃
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[眼前に広がるのは、星の散りばめられた夜。 たった今、起こったことなど何も知らず煌く星は、腕を伸ばしても掴めない。 世界でいかに己がちっぽけな存在であるか、そんなことを突きつけられたような気がして。]
……、死ぬなら。 死ぬ前に、『愛され』たかった、な。
青空が、見たかった…、のぉ。
『描き』た 、 か …ッ
[青空なんて何枚も描いたはずなのに。 自分が描いた偽物のことなんて、何も思い出せない。 格好がつかないからと無理やりに変えられた、元の口調に戻っていく。 贋作ではなく、本物(オリジナル)を描きたかった。 ───絵も、愛も。]
(*80) anbito 2015/01/03(Sat) 23時半頃
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[星に伸ばした手が、誰かに取られた頃には 男は意識を手放していた。
───それは【4】つめの道具が死ぬはずだった夜の話**]
(*81) anbito 2015/01/03(Sat) 23時半頃
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[男は緩やかに、過去のことを思い出していた。 ここへ来たのは、他の者たちよりは日が浅い。
死ぬはずだった【4】の手を取り助けた、目の前の男へ。 青空と同じ色の瞳を向けたまま。]
……ヒュー。
[そっと、見つけた愛しさの名を紡ぐ。 決意を語るのなら、きっと今だ。
きゅ、っと手を繋いで*]
(123) anbito 2015/01/03(Sat) 23時半頃
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/* そんな過去を主様にぶっこんどく(σωσ*)!!
ちなみにわしはどこまで確定されても合わせられるけ。 わしには気兼ねなく進めんしゃいー。 (ひゅーをだっこする)
そして、ライジ兄はかわええとおもうよ(真顔追従)
(-361) anbito 2015/01/03(Sat) 23時半頃
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[赤い瞳が頭を下げている間も、男は頭を下げなかった。 青い瞳は隣から視線を感じればそちらへと向けて 視線が外れれば、主を見つめていた。
家出ではなく、『旅行』という言葉に そんな空気でもないのに、ふと頬が緩んだ。
ヒューの言葉が決意を伝えるまで黙ったまま。 そして深く頭を下げられてから漸く。]
……わしからも、頼む。
こいつの傍に居りたい。 居らせてくれ、頼む。
[ゆっくりと頭を下げた。 それ以外に言葉は出さない。 短い橙色の髪が、はらりと流れた。]
(131) anbito 2015/01/04(Sun) 00時頃
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/* やる。
かわいいな主様よwwwww
(-366) anbito 2015/01/04(Sun) 00時頃
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ふは。 勝手に、じゃと。 残念ながら『勝手に』は行けんのよね。
[吐き捨てられた主の言葉に、喉奥を鳴らす。 その言葉がどういった意味合いで吐き出されたのかはわからない。 が、冷たく当たられようと仕方のないことだと思っている。 助けてもらった吸血鬼相手に、男はいつでも反抗的でいたのだから。
出て行ったらしい面々。 彼らも反抗期だったのだろうか、理由は知らなくとも 永遠に続くこの場所から、外に出たのなら なにか変化が、いいものを齎してくれればと微か思う。
不変などこの世にはなく 永遠の中に、きっと幸せなんてない。]
(143) anbito 2015/01/04(Sun) 01時頃
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[差し出された薬には、一度眉を顰めて見せた。 それは単純なもので。]
また薬かぁー…飲み忘れそうなのぉ。
[そんな冗談を、不変から変化した床に落としたか。 胸に薬の瓶を抱くヒューを見ながら 彼が主へと落とす言葉に耳を傾ける。
感謝と、旅立ちの挨拶。
わしゃわしゃとその赤い頭を撫でて 男も一つ二つ、言葉を溢した。]
(144) anbito 2015/01/04(Sun) 01時頃
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助けてもらったこと、感謝してる。 死んでたら、出逢うことも出来なかった。
サンキュ。
……じゃ、『いつか』。
[ヒューよりも先に主へと背を向けて。 歩き出す前に、手を伸ばす。
旅立つならやることが残っている。
まずは汚したシーツでも、二人で洗いに行こうか**]
(145) anbito 2015/01/04(Sun) 01時頃
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/* ふわっとこちらもしめなかんじで!!
ヒューも主様もお付き合い感謝感謝! ありがとうーじゃでー!
(-380) anbito 2015/01/04(Sun) 01時頃
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/* みんなお疲れ、おやすみおやすみ。 わしゃまだちょっと作業しもってじゃので起きちょるが。
(とりあえずヒューをだっこ)
(-388) anbito 2015/01/04(Sun) 02時頃
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/* ヒューが怖くないなら、船でも飛行機でも。 電車でゴトゴトゆっくり旅するのもええねぇ。 スケッチブックもって、たまに旅先から写真と手紙でも送り付けちゃろう。
わしらが旅に出とる間に、さんきゅーと主が家族になってるんやな? ……ん? さんきゅーパパ?あるじママ?(違う)
(-390) anbito 2015/01/04(Sun) 02時頃
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