208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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[かつて、その本を読んだ時、似たような話もあるものだと思った。 だから、きっとありふれた事だったのだろう、下働きの者を酷く扱う事も。
物語と異なる点は、幾つもある。
例えば子供は奉公にでたのではなく、物心ついた時から既にその地位にあったこと。 追い出されたのではなく、酷く傷を負った夜、支え合うように“友人”と二人、月夜に駆け出したこと。 月夜の荒野で地を潤したのは、その一人の血液だということ。 抜け出した一人は、今も尚生き延びているということ。
酷く飢え、渇いた身体にその血液はよく沁みた。 美味だと、その時確かに思ったのだ。]
(*87) 2014/12/30(Tue) 03時頃
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その後に、主と会って、吸血鬼という存在を知った。 ……それで、その衝動が抑えられないならと思って、薬を飲んで、きて。
[けれど、自分が本当に怖かったのは、血を口にすることではなく、生き延びる為に友すらも利用する自分の浅ましさなのではないか。
掌で、顔を覆う。 不思議なもので、言葉にするとそれらは連鎖的に途切れずに連なっていく。 そこで一度、言葉を切る。]
(*88) 2014/12/30(Tue) 03時頃
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……なぁ、俺らって、……血、飲まなくても生きていけるのか?
[それは、純粋な疑問。]
(365) 2014/12/30(Tue) 03時頃
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/* 大分拾えてなくて申し訳ない限り……(眠い
(-100) 2014/12/30(Tue) 03時半頃
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[皺の多いシーツは、長く交換されていない証のように見えた。 言ってくれれば、下手であっても取り替えただろうに。 それを申し出なかったのか、単純にそれを必要としていないからか。
広げられたスケッチブックに軽く視線を向け、クアトロの準備が済んだことを確認すれば、口を開く。 怖がる必要はないとその瞳が言うならば、自分も恐れず語ろう、と。]
(368) 2014/12/30(Tue) 04時頃
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[語る表情には、笑み一つない。 彷徨う視線の先は、自らの言葉を追う。 恐怖よりも、嫌悪の勝る記憶。 けれど、その嫌悪を恐るならば、それすらも“怖い”夢となるのだろうか。
指越しの視線は、ペンの手の止まる方を見る。 伸ばされた指を拒むことなく、抱き寄せられるままに身体を預けた。]
……本当は、もっと沢山、覚えていないといけないんだと、思う。 けど、……もう、あいつの顔も、思い出せない。
[年の頃も、性別すらも、 恐怖ばかりが勝ってしまい、それ以上を覚えていられない。]
(*92) 2014/12/30(Tue) 04時頃
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今話せるのは、ここまで。 ……今晩も、薬、抜けそうなら、抜いてみるから。
朝になってまた何か思い出したら、書いて貰えるか?
[最後にそう付け加えれば、微かに笑う。]
[自らの記憶に向き合おう、自らを記録していこう。 そう思った切欠は、何だったか。
例えば、覚えていられない愛の言葉だとか。 例えば、温かな食事の味の良さだとか。 例えば、書き留められない旋律だとか。
きっと、そんな些細の事の積み重ね。]
(*93) 2014/12/30(Tue) 04時頃
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[自分の疑問に応えるように、告げられた言葉の先が紡がれなければ、それ以上の詮索はしなかっただろう。 かつての一度を除いた吸血の記憶を、都合良く忘れている可能性だって、十分にあるのだ。
傷の痛みを、忘れてきたように。
軽く体重を預けたまま、次はそちらの手番とでも言いたげに、その顔を見上げる。]
(369) 2014/12/30(Tue) 04時頃
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