25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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[威勢が良い方が踊り食いが楽しいとか、そういえばそんな話はあったけれど、そんな事が噂になっているなどとは存ぜぬ。]
(*104) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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[何が可笑しいのか、笑うイアンには首を傾げ。瓶の薬がシャラリ、音を出す]
……やっぱりそうなんだ。 凄くもったいないと思うんだけどな……
[ぼやく]
(660) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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――――…
[呟いた時には既に咬んでいたものだから 思考までそこで一度止める]
こちらで話すに、支障は無かろうに。
[媚混じる拗ねた声色]
(*105) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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[そして、明との用事が済めば、まんまるの元に向かうだろう。 やはり刀を研がせろ、などいい、奥座敷に案内させたあと、そこで、有無言わさずふんじばる。 そして、さぁ、この花祭の真実を語ってもらおうかと、拳をゴキリと鳴らした。
ある程度の情報が聞き出せたのなら、そのまま、また連行する。使用人たちは急な出来事に怯えてはいるが、管理センターのIDカードは免罪符になっていて…。
そして、その身を大広間の控え室に放り込んでおいた。]
(=60) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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んだよ、そんな心配しなくても平気―――…
[視線を外した華月へそう言いながら、何かに気付いた二人に遅れて振り返る。 そこにはまた一つの人影。]
………。
[対峙するのは初めてだが、昨夜の宴の席で見た顔。 噂の、高嶺。 虎鉄は高嶺の顔を見遣った後、ちらと華月の方を見た。]
(@61) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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/* 何か予想以上に左としての動きを求められている気がする現在。
だって右向いても左向いても上向こうがした向こうが
右ばっかり!!!!
(-159) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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……そうですね、死んでいなくなるのは……
[置いていかれた方は、どうすれば。] [刷衛の言うことは青年の思う先とは 違うだろうと、思いながらも 死で浮かぶのはなきあの人の姿]
……はい。ご迷惑おかけせぬよう 最大限努力はいたします……
[けれど、何処か死地を求める気持ちは青年にあった 勿論、そのことは口の端上らせはせねど]
(=61) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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[頭を下げる夜光の姿も見止め、 その手の動きには少し面白いものを見るように。 花達はいつもそうやって、気を配るものなのか。 そこは花主にはわからぬ世界で、]
―――…、
[常と変わらぬ華月からのあっさりとした答えには、 黒檀の瞳が驚いたように大きくなり花を見つめ。 しかしそれも長い時間ではなくゆっくりとした瞬きの後]
――…、…そうか。 ならば…後で、部屋まで運べ。
[告げる表情と声音は、此方もまた常と変わらぬもので。]
(661) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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/* ん、ん、あれ??? ヤニク共鳴じゃーなかったです? 薬瓶て、そういや布石か なんだ?
(-160) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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―本邸廊下―
[鈴の音が耳に届く。 視線を動かし鵠の姿に気がつくと、小さく会釈を送る。
華月の言葉は常のようで、そこにあるを気がつけず。 それでも何か空気が違うのを感じて、言葉を発せない]
(662) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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−B棟居室−
[窓は開けたままににしていたので、戻ると白い紗が揺れていた。 茶の膳も下げられ、片付けもされている。 浴室の扉の前まで来て、漸くそこで肩の花を下ろした]
そこから奥が浴室だ。好きに使え。 楽器はこちらで預かろう。 私はこの後部屋を開けるが、治療の者が来る。 着替えて治療が終わった後は、休んでいっても構わん。
他に何か、質問は。
[ちょうどその頃愛で着替えを持ってきた侍従と治療の侍従。 怪我であれば不便と思ったのか、入浴手伝いの侍従まで現れた]
(663) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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[高嶺からは虎鉄の姿は記憶になく、 初めて見るものに緩く、首を傾げる。 記憶にないのは宴席での騒動で他を見ている余裕が なかったからでもあり、常に全ての花を覚えることを 努めているわけでもないからで。]
―――…名は?
[桜色や眼鏡の花のように噛み付いてくるのだろうか。 宴席の場でなければその態度を高嶺が気にすることはなかった。 此方を見やる花に、名を問う。]
(664) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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だが、少し、感じている。 昨日部屋でした会話もあって…。
彼は、本懐は……。
だけど、それをそのまま、ではそうなれとはいえないのだから…。
(=62) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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若者 テッドは、に気がついたが、口を結んだまま其方を一度見ただけ。
2010/08/04(Wed) 23時半頃
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そう、多くは言わず、ただ死んだりするな、ともう一度言っておいた。
(=63) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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勿体無い、有るのお話ではございません。 ただ、私の心は亡き主と共にある それだけのことなのです。
[耳に届くのは彼の持つ薬の音か。 ぼやく言葉には、緩く首を横にふった。]
……花主が花を選ぶだけではなく 花も主も咲き方も選ぶのです。
[そう、口にして、一度口をつぐんで けれど、次いで朗らかに笑う]
なんにしても、ありがたいお言葉では有ります。 接木されることを選びませぬが 袖触れ合うも何かの縁、散る花の咲きぶり 愉しんでいただければと思います
(665) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/05(Thu) 00時頃
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文句があるなら私は今すぐお前を 後ろに放り出してもよかったんだが?
[後ろ、すなわち顔面から階段に落ちることになる。 結局は放り出さないまま自分の部屋へと連れてきたわけだ。
まさか声を挟まず垂れ流し状態の会話を聞いて 霞が踊り食い云々など考えているとは知る由もない]
(*106) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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―本邸・廊下―
[視界の端に夜光の手の動きも見えた。 礼を告げるように、同じく手が少し動いた。
鈴の音も聴こえる、一瞬そちらに苔色を向けて、笑みを浮かべた。]
わても、威勢のいいのにいれられとるんやろか。 ほな、後で持って行きますさかい。 もし、居られなんだりしたら、勝手に待っといてもええやろか?
[少し見開かれた黒檀は、酌の手妻を見せた時を思い起こさせ、笑みを深める。 尋ねの答えを待ち、ふと、虎鉄からの視線を感じて、小首を傾げて見せた。それは、高嶺が虎鉄の名を問うタイミングと同じだった故に、名乗りを促すようにも見えたか。]
(666) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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/* Actに名前がないってホラーだな
(-161) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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……善処、いたします。
[重ねて告げられた一言。 命を重く、大事に思う方なのだろうか?と そう言えば殺すなと、言われたことを思い出し。 それでも、口にした言葉は約束ではなく、努力するとのみ]
(=64) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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―本邸廊下・やや離れ―
[>>662 会釈を向けてくる夜光へ、 こちらも静かに会釈を返し。
懐から出す檳榔子染の髪結い紐、 まだ祭りは始まったばかり、 高嶺に己を認めさせてやろうとは 負けず嫌いの性根が騒ぐ、が。]
――…
[窓の外、本邸の方を見る。 先は、梅の間。此処からでは様子は窺えぬが。]
(667) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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呉服問屋 藤之助は、手妻師 華月斎の苔色とも視線を交わしもした。彼は常の笑みだった。
2010/08/05(Thu) 00時頃
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−B棟居室− [浴室の前で下ろされて、漸く視界が逆様から元に戻る]
此処は ああ、早い到着は……本郷さまの棟でしたか
[あたりを見渡し、現状を呟く。 用件だけを告げていく相手を見上げ、瞳を一度伏せる]
――楽器は、ケースが離れに。 元有る場所へお願いします
[幾人かの気配。 冬色の瞳が本郷を見上げ、白い指先が袖へと伸びる]
どちらに行かれるのか……問うても?
(668) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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始末屋 ズリエルは、明がまっすぐみつめてくるのに、戸惑う。
2010/08/05(Thu) 00時頃
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[部屋に軽い食事を運ばせると、ついでに伝えられる旧友からの言伝。]
なるほど、それも良い。 …何処か適当に、場所を整えてもらえるか?
[細かい手筈は先方に任せ、琵琶の手入れを丹念に。 雛鳥が付いてくるかは彼次第に任せるつもりではいるが。]
イアンとは、わたしがまだ花だった頃に共に技芸を極める友でね。 わたしの音で彼が舞うことが、恐らく一番多かったはず…。
(669) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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>>@60
そうか、本郷さんに褒められたか。 それでこそ、明だ。よい花だ。
[本郷の名前が出ると、苦しいながらも、言わねばならぬと唇をかみ締める。]
明、俺のことはよい主だと思うか? 俺はそうは思えない。
俺の元では、明は今以上になれない気がしてな。
[突き合わせた膝。 かつてやはり憧れただろう花だった。]
なので、俺は明の主をやめようかと思う。 明は、もっと舞を精進させてくれるところに行ってはどうだろうか。
(670) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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[階段から放り出されたなら どうなるかは目に見えている。 暫し、恨みの念だけを思い浮かべた。
粗末な褥での踊り食いを見たことはあっても まさかいまここで脳裏に過ぎることは流石にない]
(*107) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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[名を尋ねられると、琥珀は再度高嶺を捉える。 じっと見上げて、短い沈黙の後。]
――――…虎鉄。
[静かにそれだけ告げ、琥珀を伏せるとたおやかに頭を下げた。 再度開かれた瞳は、真っ直ぐに高嶺を射抜く。]
(@62) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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明はもっと自由に舞うべきだと思っているからな。
[そして、そんなことを言いながらもその小さな頭を撫でたくなったけど、 そんなこと、元の子もなくなる。
なので触らず、 酷い顔だろうが、笑おうとした。]
(671) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/05(Thu) 00時頃
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元ある場所。 それは誰かに聞けばわかるのか。 …まあ、解らねば解るものに任せることにする。
[弦は緩めなくていいのだろうか。 弓もどこを触ったものか考えつつ答えた。
見上げる視線と揺れる指先に、男はただ首を傾げる]
私が何処へ行くかは、お前の詮索するべきことではない。 勿論行き先をお前に言う理由も、ないはずだ。
…まだ、何かあるか?
[見下ろす鉄色は夏を忘れるほどに冷たく、 肌を貫くほどにまっすぐと向けられる]
(672) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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[鈴の音が聞こえ、鵠の姿を見たのは遅く。 目が合っても黒檀は鵠を見るだけで何も言わない。 今までのように煽る瞳を向けることも無く、 その変化を白鳥の名はどう受け取るか。]
――…そうだな、
[黒檀を細めて。 言わなければ含まなかったのだが、 華月が口にしたので威勢がいい中に取り込んだ。 訊ねには一つ、頷く。思う言葉は今は飲み込み]
――…冷めた茶はあまり好まん。 待つにしても、頃合いを見て来るといい。
[承諾と共に少々の無茶を言った。]
(673) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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ケースがそのまま、開いていますから 見れば解るものですよ。 手入れは、後で私が向かいます。
[問い掛けの答えを渡されて 冬の色をした瞳を冷たい鉄色からそらす。 伸ばした指は、宙を彷徨い落ちる]
少し…………寂しい それだけ、です
[まだ何か。 一言返し、口元に笑みを浮かべた]
(674) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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……ん。そっか。 [悲しそうに微笑んで] ……いいなあ、その、イアンの前の花主さんは。 ……きっと立派な人だったんだろうね。
俺も、……いつかそういう花主になれるといいんだけど。 ……人と深く接するのは……俺には……おっと。 はは、秘密秘密。聞かなかったことにしといて?
さて、そろそろ大広間のほうに……
[立ち上がろうとすれば少し息苦しさを感じて。首を傾げる]
……ん……?あれ……?
(675) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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