30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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トニーは、雑多な品々を詰め込んだ鞄を右腕に抱え、駆け戻ってきた。
2010/09/07(Tue) 01時頃
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/* ロビン、僕のことを打て。僕は君を一度、疑った。
[走れメロスごっこのノリで。]
そーなのかー。メモ見てけっこう意外だったというか、そう繋げるのか。ふむ。 とにかく、邪推していました。ごめんなさい中の人。 私自身がだいぶんアレな感じになってきてるな、きっと。 あと、愛は嬉しいけど、あれがそう繋がったら愛じゃないと思うんだー。私は。
(-54) 2010/09/07(Tue) 01時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 01時頃
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――夜/玄関―― [近くの水栓でバケツに水を汲んだ。濡らしたタオルを手にして、]
とりあえずこれで、拭って、から。 ルーカスは顔、拭いてあげて。僕は、身体、拭くから。
[そう言う少年の左手は、包帯代わりにハンカチを巻き付けて縛ってあった。中に当て布をしてはいるものの、小さく血が滲んでいる]
――ああ、これ? ユーリィの、拝借しちゃった。
[凌辱の痕跡を拭い去ろうと、その後は無言で作業を続ける。 一通り清め終わり、少年は少し考える素振りをみせた]
(275) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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――夜/玄関→自室―― [未だ薔薇の馨が立ち込める、少年とユーリィの部屋。 その一方で普段と変わらぬ、洒脱な様子を見せるルーカス。 ユーリィの具合だけを考えるなら、自室へ運ぶのはおそらく不適切な処置だろう。 ――だが、その思考を無視して少年の唇は動く]
じゃあ、あと少しお願い、ルーカス。 着替えは結局、置いてきちゃったんだ。代わりに、バスタオル。 掛けて運べば、もし見られても何とか、って思って。
[目を閉ざしたままの少年にふわりと被せ、率先して足を持つ]
――じゃあ、僕の部屋まで、ね。
(276) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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トニーは、ルーカスに手伝ってもらい、ユーリィを自室へと運んだ。
2010/09/07(Tue) 02時頃
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――夜/自室―― [ルーカスを誘導した先はユーリィのではなく、少年のベッド。 その事については何も言わず、代わりに、]
本当、ありがとう。ルーカスが居てくれて、良かった。 僕一人だったら――きっと、あそこで倒れてしまってたと思う。
[傷の具合を案じる視線と言葉があれば、]
ううん、大丈夫。田舎に居た頃はこれくらい、しょっちゅうあった。 折れた釘を踏んづけちゃったりとかね。
[安定を取り戻した様子でそう笑い返す]
それじゃ、後は僕がついてるよ。目覚めたら、一番に知らせに行くから。本当はもっと話したかったけど、おやすみ、ルーカス。
(277) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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――夜/自室―― [ルーカスを見送った後。足音が完全に遠ざかり、聞こえなくなったのを確認してから――少年は寝台を振り返った]
……おかえり、ユーリィ。
[青薔薇の馨立ち込める密室。 掛けられたバスタオルを剥がせば、引き裂かれた衣服で申しわけ程度に覆われた、ユーリィの華奢な肢体が目に映るだろう。 素肌に描かれた彩は情欲の交歓で突き立てられた、歯と爪の痕]
……たのしかった?
(282) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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[無性に喉が渇くのを感じ、少年は無意識に左手を口許へ運んだ。傷口を縛るハンカチをずらし、半ばまで乾いた血を舐める]
壊されたかったの? 穢されたかったの? ……ユーリィ。君はいま、何処にいるんだろう。
[密やかな笑み。黒瞳の少年は静かに、横たわる銀髪の少年へと*近づいていった*]
(283) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 08時頃
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/* >>340 ロビン覚醒ktkr じゃあトニーはまだあんまり目覚めないでおく。
……また今回もすれ違いになりそうだけど。
(-67) 2010/09/07(Tue) 17時頃
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――深夜/寮・自室――(>>283) [ユーリィを着替えさせようと、あちこちが汚され、破かれた夜着に手を掛けた。ナイフで左右に切り裂き、くたりと力を失った腕を袖から抜く。 そして、少年はある変化に気づいた]
……あれ。 手首の、痣――
[ユーリィの手首を取り巻いていた茨の痣は、その色合いを紅から蒼へと変じさせていた。 棘を生やした蔓のかたちが、今や白い肌を肘の辺りまで包むかのように覆っている。 撫でさすっても何の変化も無く、少年は*唇を噛んだ*]
(365) 2010/09/07(Tue) 20時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 20時頃
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――朝/寮・自室―― [人形のように無抵抗に横たわった儘のユーリィと、少年がどのように過ごしたかは定かではない。 だが確かなのは、昨晩発見された時には泥や草、固まった何かで汚れていたユーリィの銀髪は梳られ、完全にとは言えないまでも、その艶を取り戻していることだった。]
……、誰、だろ……?
[ノックの音が聞こえ、少年は疲労した表情を扉に向けた]
ああ、そうか、ルーカスか。
(409) 2010/09/07(Tue) 23時頃
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トニーは、扉を開け、ルーカスを出迎えた。
2010/09/07(Tue) 23時頃
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――朝/寮・自室――
おはよ、ルーカス。迎えに来てくれたんだ。
[見上げた少年の顔には、疲労の色が残っていた。 薔薇の香気漂う室内を気にせぬ風で招じ入れ、薄緑色のパジャマを着せられたユーリィの横たわる寝台を示す]
とりあえず、なんとか、着替えと髪の手入れ、だけはできたよ。 これで、動かしても大丈夫、かな。
[そう言いつつ、やや不安げに表情を曇らせた]
(411) 2010/09/07(Tue) 23時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 23時頃
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――朝/寮・自室―― [少年は質問に一瞬きょとんとしたものの、自分の傷の話と気づき、ルーカスに左手を差し出して見せた]
手? ……うん、平気みたい。 あて布、替えてはないけど、もう血は止まったし、感覚もあるし――物を持ったりすると、引き攣って痛むけどね。 軽く握る位は、大丈夫。
[ルーカスの視線を追って、ユーリィの方を見遣った]
……うん。ユーリィのこと、なんだけど。
(418) 2010/09/07(Tue) 23時半頃
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――朝/寮・自室――(>>419) ルーカス、ユーリィの手首の痣って気づいてた? ――ああでも、見たとしても、昨夜が初めてなのかな。
[寝台へと近づいて、ユーリィのパジャマの右腕を捲り上げた。 そこに浮かぶのはくねくねと這い回った、蒼い茨の痣]
――これ、昨日の朝は、紅だったんだ。こんなに広がってもなくて。
[と、その時の状態(>>0:343>>0:352)を説明する]
医者に見せたって、何なのか判るようにも思えないけどね。 でもこの部屋よりはまだ、医務室の方が、何か変化があった時にも対処はできるかな……
(423) 2010/09/07(Tue) 23時半頃
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トニーは、自分自身を納得させようとするかのように、そう呟いた。
2010/09/07(Tue) 23時半頃
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――朝/寮・自室――(>>423) 何か思い当たることでも、あるの? ルーカス。
[明らかな変化をみせた上級生の表情に、心配げに問いかけた]
……そういえば、昔ここに居た人の話、何度も聞いたって言ってたよね。この痣、その話に出てきてたの?
(434) 2010/09/07(Tue) 23時半頃
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トニーは、ルーカスの軽口には、泣いたりなんかしないよ、と唇を尖らせた。
2010/09/08(Wed) 00時頃
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/* >>453 いいにゃー覚醒ロビン楽しそうだにゃー。
僕もはやく《★七つの大罪》シリーズ集めたいー。 けど『暴食』とかかなり無理そうなんだけども。
(-83) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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/* は!? 例によってアンカーミスってる!? >>435ね。
(-84) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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――朝/寮・自室――(>>440) [口重いルーカスの様子に、それ以上を問うことはせずに繰り返す]
茨の痣をつけて、眠り続けていた、か……。 ねえ、それって「茨姫」の童話みたいだよね。
百年経って、予言に約束された王子が現れるまで眠り続ける――本当は、昨夜そう思って、試してみたんだけどね。けど少なくとも、僕は王子様じゃなかったみたいだ。
[と、昨晩の一場面を口に乗せ、ふぅ、と息を吐く]
(443) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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――朝/自室→医務室―― これ以上は、此処で悩んでても仕方なさそうだね。 そろそろ、ユーリィを運んであげよっか。
[と、ルーカスを見遣った]
(446) 2010/09/08(Wed) 00時頃
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トニーは、ルーカスに頷いて、先導しつつ医務室へと向かった。
2010/09/08(Wed) 00時頃
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――医務室―― [医務室に到着する。扉には鍵が掛かっておらず、中を覗き込んだ少年は不審げな顔になった]
……あれ? 開いてる。誰も居ないのに。
まあ、ちょうど好かった、というものだけどね。
[ルーカスを振り返り、中へと手招き。空いているベッド――それは当に、昨晩の乱行で使われていたものだったが――へと誘導する]
(460) 2010/09/08(Wed) 00時半頃
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トニーは、カーテンを開いた時に感じた違和感に、鼻をひくひくさせた。
2010/09/08(Wed) 00時半頃
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――医務室―― [少年の思考。この匂い。嗅いだ事がある。 つい昨日。その晩にも、その夕刻にも、その夜明けにも。
少年は眉を寄せ、シーツに顔を近づける。 間違いない。痕跡を消そうという試みこそされていたようだが――何よりも、その“受け手”が、しばらく前までその場所で眠っていたとあっては。昏く低い嗤いが、少年の喉の奥でかすかに響いた]
(463) 2010/09/08(Wed) 00時半頃
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トニーは、数瞬の間を置いて唇を閉ざし、無表情を形作る。
2010/09/08(Wed) 00時半頃
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――医務室―― [ばさばさと、些か乱暴な動作でシーツの皺を払う。 枕の位置を整え、ルーカスの名を呼んだ]
多少、消毒薬くさくはあるけど、仕方ないね。 ここにユーリィを寝かせてあげようよ。
[室内の空気に含まれる薔薇の香気。今新たにその源となっているのは――少年の視線の先にある、眠り続ける銀髪の少年]
(465) 2010/09/08(Wed) 00時半頃
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トニーは、ルーカスにうん、と頷いて、手近な椅子に腰掛けた。
2010/09/08(Wed) 00時半頃
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