204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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あつい、いたい。
なぜ、どうして。
[唐突な痛みに混乱している。
くつろげる場所の話とかすっとぶほどに。
ただ、いたい]
(*52) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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…………ラルフ…………?
(*53) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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いたい、
なんで、
[わからない。 トレイルの言葉は聞こえなくて、ただ混乱して]
(*54) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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今 来た! 落ち着いて…………
(*55) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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フィリップ……
いたい、あつい
トレイル、どうして……
[聞こえた声。 足音。呼び声に、ようやく反応して。 それでもまだ、あつくて、痛い]
(*56) 2014/11/20(Thu) 00時頃
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トレイル…………落ち着いて そのトレイルが ラルフに抱きついてて 様子がよくわからない
[一体何があったのか わからない]
(*57) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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――っ
[いたい、いたい。 ただ、ひたすらに、痛みで埋め尽くされる。
フィリップにかまれたときとは、ちがう。
ただ、いたい、だけだった]
(*58) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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ラルフーーーーっラルフ 今 止血するから 大丈夫 もう離れたから!
[思考を埋め尽くす痛み 流れ込む こちらの視界まで霞みかける 頭を振る]
(*59) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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[いたい トレイル。
どうして、たすけて]
ふぃり、っぷ……
フィリップ……
[縋るように、名前を繰り返す。
そうでないと、痛みに支配されそうで。
離れた、という言葉に、すこし、安堵が混じる]
(*60) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
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ラルフ…………大丈夫 大丈夫だよ 俺…………いるから ここにいるから 今 止血してる……
[何度も 呼ぶ声に思いを返す 実際は処置で両手は塞がって その分落ち着かせるよう その頭を心の中で撫でて
微かな安堵に もう大丈夫を繰り返す]
(*61) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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……いたい、いたいよ、フィリップ……
[撫でられる。 優しい声に、何度もかけられる言葉に。
痛みを訴えて、縋る手は変わらず]
――トレイル、何で…… いたい……
フィリップ……ありがとう……
[繰り返される言葉に、少し、落ち着くけれど。
いまだに、痛みと。
トレイルへの恐怖が、残っている]
(*62) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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ラルフ…………ラルフ
うん 痛い 痛い時は 痛いって たくさん言って その分名前を呼ぶから…………
どうしたんだろうね……でも もう トレイルは連れて行かれた フランシスも ドナルドもいる もう大丈夫だよ ラルフ
ううん…………
[すこし はっきりしてきた意識 けれど 変わらず痛みと …………一体何があったのか 食べられたいと 綴ったトレイルを思い出せば いまのトレイルは…………]
(*63) 2014/11/20(Thu) 01時頃
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フィリップ……いたい……
いたい、よ……
[トレイルが連れて行かれたと聞いて、ほっと息をつく]
……フィリップ……
――トレイル、こわい……
[トレイルの唐突な行動がわからなくて、怖い。
鼓動が脈打つたびに、傷口がいたむ]
(*64) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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うん 痛いね 痛い でも大丈夫 ラルフ ドナルドが 痛み止め あるかもって
[痛みを訴えるラルフ 答える彼 少しでもラルフに吉報になりそうな言葉選ぶ]
…………怖いなら 近づかないでいい トレイルから 遠ざかろう? そばにいるから ラルフ トレイルが近づかないよう そばに
[怖がるラルフにいいきかせる ホッとするほどの恐怖 実際 こうなった以上 トレイルには 近づかせられないと思いながら]
(*65) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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……う、ん……うん……
フィリップ、……ありがとう……
[何度も何度も、声をかけてくれるフィリップに。 徐々に落ち着いてくる]
――うん……傍に、いて。 こわい、……フィリップ。
[だって、笑ってた。 トレイルは、痛がっている俺をみて――
声が聞こえないから、何を考えてるのかわからなくて。 こわい]
(*66) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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ラルフ そばにいる ギュって抱きしめてるから
だいじょぶ 俺は ここにいるから
[ずっとはいられないのに それでも 今はここにいるから 心が落ち着いてくる様子に 安堵するーーーこれから行う処置を考えて
植え付けられたトレイルへの恐怖心 言わない 言えない トレイルの
ニコラとトレイル 獣とは 違うまた何か だと感じている]
(*67) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
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うん……、うん。
フィリップ……
[抱きしめられる力強さに。 かけられる言葉に縋って。
傷口を焼く痛みを、堪える思考]
――い っっ!!
……い、たい……、
[痛い、と繰り返し、呟き。 それでも、フィリップから離れることなく、ただ耐えている]
(*68) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[傷口を焼く痛み] [その痛みを感じるラルフ] [それを感じ取り 辛かった 変われるなら変わりたかった]
…………少しだから………… あと ほんの少し ラルフ…………っ
[堪える姿が辛くもいじらしい ナイフを落とせば よく我慢してくれたと ねぎらって 強く抱きしめて]
…………もう 何も 心配ないから
[そう言って笑いかける]
(*69) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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[押し当てられたナイフが離れ。
傷口が火傷の痛みを訴えるけれど、焼かれる痛みがなくなったことにほっと吐息をこぼす]
……フィリップ…… ありがとう……
[ずっと、抱きしめられていたから。 耐えられた、と微笑む]
――うん……
フィリップが、助けてくれた、から……
(*70) 2014/11/20(Thu) 02時頃
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ーーーどういたしまして
[焼いた傷口痛むだろう けれど笑う心 落ち着きが強くなる ラルフの暖かさが 腕の中に 心の中にあって]
ラルフがたくさん頑張ったから …………痛かったよね……ごめんね
(*71) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[愛しい子が食べられるかも知れない恐怖。 それは昨日味わった。
傷を負わされた怒り。 それは今日味わった。 けれど、目の前でではなかった。]
(=7) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[痛みは、ひどいけれど。 それでも、助けてくれたことが、嬉しい]
……いたい、けど。 でも……フィリップのおかげで、血は、とまったから……
フィリップが助けてくれたから……
ありがとう。
[触れる体温に、ほっとする。 同時に、どこかざわめくものがある。
フィリップの腕の中が心地よくて――]
(*72) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[唇が触れる。
薬を飲まされているのはわかっているけれど。 その行為に胸が騒ぐ。
こくりと薬を飲みこみ]
…………な、んか、はずかしい……
[治療行為だとわかっているし。 嫌なわけじゃないけれど。
なぜか、恥ずかしいと思い。 それを深く考える前に、 失血と、痛みを堪えていた疲労で、意識を失った**]
(*73) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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[全幅のお礼と喜びが嬉しくて]
…………ううん ラルフ…………
[強張って動かない手を撫でつつ こうやって ラルフが安堵してくれるのは 何度目か?
手放さなければいけないのに そのことを フランシスに相談するつもりなのに 叶わないことは お互いわかっているのに
離れ難い]
ーーーラルフ…………
(*74) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
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ーーーーー………………? ………………
………………っ
[安堵してくれることがわかる ほっとしてくれることが嬉しい
離れ難い気持ちを感じながらも ラルフから ざわつく気持ちを 感じた時だった
ラルフの恥ずかしさが伝播する 始めて先ほどの口移しと それを意識すると その前 安心して欲しくて口付けたこと 両方が一気に思い出されて]
(*75) 2014/11/20(Thu) 08時半頃
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う……ん 恥ずかしい ね ラルフ あ あの……でも なんだろう そうすべきって……思って えっと
[思い出す 触れた唇の感触 柔らかく……]
…………心地よかった
(*76) 2014/11/20(Thu) 08時半頃
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[なんども、助けられている。 撫でられるのを感じながら、その手の感触に。 痛みと恐怖に強張っていた心がほどけていく]
[気恥ずかしさに胸が騒ぐ。 触れた唇の感触が忘れられなくて。
フィリップの言葉が、意識が途切れる前に、届いた]
(*77) 2014/11/20(Thu) 11時半頃
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[いまだ意識ははっきりしていない。 痛みが時折、覚醒を促すけれど。 体が休息を求めている。
フィリップが話すことは、耳に届くけれど意識できない。
それでも、無意識に、服のすそを、掴んだ]
(*78) 2014/11/20(Thu) 11時半頃
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[混濁する意識 眠り続けているのがわかる
いまは体力の戦いだから 起こさぬよう 声を掛けるは控えて…………ただ 心も その傍にたたずめるよう そうであるよう ラルフを思う]
(*79) 2014/11/20(Thu) 13時半頃
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[こわい。 こわい。
――熱が、痛みが。
笑う、トレイルが――こわい]
――っ、は……
[息が、できない恐怖を感じて。
けれど、ふと、優しい手が触れてくる。 撫でられる感覚。 あたたかい]
……フィリップ……
[怖さが、遠くなる。 ほっとしたように、その手の持ち主を、呼んだ]
(*80) 2014/11/20(Thu) 14時頃
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