191 忘却の箱
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/* ズリエルはキャンバスへの言及本当にありがとう! 空白に月が照り返す描写は目から鱗だった。 濃藍を闇に融かす表現も、見つけにくさとか諸々含んでとても美しい!
いや勿体ない!本当にありがとうありがとう!!
時間さえあれば、窓際の青い花も拾いたかったんだけどなー。 つくづく仕事を呪うわ…
(-6) 2014/09/09(Tue) 02時頃
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/* 最終日落ちだとさー、墓下のがかわい子ちゃんでいっぱいじゃん? ep開始直後の微妙にあったまった空気に一人(というか残留組ぜんぶ)悲壮感丸出しじゃん? 想像するだけで泣ける
(-7) 2014/09/09(Tue) 02時頃
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/* だが今回はスティーブン先生にトラウマんなるぐらいの愛情ぶつけて死のうと決めた コイツはそういうやつだ
(-8) 2014/09/09(Tue) 02時頃
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/* ←コイツ
(-9) 2014/09/09(Tue) 02時頃
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/* そしてジリヤは毎回、本当によく僕のロルを読み込んでくれてる。とても嬉しい…!w
時間無さすぎて、色々と言葉不足だったので伝わらなかったらそれでいいやと思っていたけど、メモ見た感じ通じてたっぽくて!
たぶん、金木犀ということも気付いて拾ってくれてるよね? 悲劇の否定といい、スイートピーの花言葉といい、気づいてもらえると嬉しい隠しワード的なのを全部拾い上げてくれる感性がほんと素晴らしい。
雪の女王関連のエピソードも魅せ方がすごく良い。 発想と文の展開の仕方とか、色々と僕好みです、うん。
(-10) 2014/09/09(Tue) 02時頃
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―廊下―
[腕に少女を抱いて、裸足のままリノリウムの上を進む。しんとした廊下に、ぺたぺたとどこか間の抜けた足音が響いて、その滑稽さがまるで今の自分のようで。 時折、詰まる息を短い咳でやり過ごしながら、ゆっくり、ゆっくり、歩いていた。
背後について来るヤニクから、代わろうか、気遣う声がかかる。>>7 聞き慣れたはずの声がやけに低くて、きっとそれは彼も何かを堪えているからで。]
…いい。 オマエじゃ危なっかしくて、オレがおちつかねえよ。
思う傍から霧散する思考では、返す言葉も上手く見つけられず。結局、いつものような軽口が、温んだ夕方の空気を揺らした。
もうすぐ日が暮れる。 夜が来て、明日も。明後日も。 花は咲いて、散って。いつか。]
(8) 2014/09/09(Tue) 18時頃
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(────── いつか、オレも、)
[忘れてしまうんだろうか。]
(9) 2014/09/09(Tue) 19時頃
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––満月の下・中庭––
[キャンバスの傍、ブーケの下に遺された手帳。 この絵の作者の物だろうかと。開いたそこにあったのは、エスキースの類いではなく。 膨大な、研究者の記録。記憶。図。鮮やかな研究意欲。記憶の断片。 踊るグラフ。みっしりと書き込まれた文字。
男–––ズリエルは退行している。 失われた経験。消え去った知識。咲き散った思い出。 だから、この研究内容全てが、そして記録の細部が理解できる様な基盤も、無い。 言葉の意味がわからない。難しい例えもわからない。 だが、確信の持てる事項のみを繫ぎ、1つの結論を得る事は可能だった。]
……紫の、手の、人…。
[植え付けられていた紫のブーケ。 その持ち主の名前を知る。 その病の末路を知る。]
(10) 2014/09/09(Tue) 20時半頃
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[顔は思い出せない。 しかしそこにある紫が、そこにあるキャンバスが。 ブーケの栽培記録が。 手帳の中の、細密に記録された自分、 この絵の作者であろう老いた画家や 他患者や医師との、会話の記録が。
そこに咲くのが––––– 嘗て、自分の眼前で生きていた男だと。確信させた。
月光を薄ら灯に、暫く手帳を眺める。 ふと、捲る手を止める。患者との、会話記録。
"生きる"ために必要だったから。 忘れるのは、”生きる”為に必要なこと。
『Ziliya』 段落の最初、時間帯の隣に座る、名前。]
(11) 2014/09/09(Tue) 20時半頃
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…ふ、危なっかしいなんて酷い事言う…
[短い咳払い。裸の足が床を叩く音>>8。 なんだか無性に頭の中に響いて、どう足掻いても笑えなかった。]
[裸足の音と靴の踵を響かせながら歩いて暫くすれば、窓ガラスの向こう側に中庭が見えただろうか。
斜陽が作り出す大きな影が、丘の上の箱庭に濃紺の影を落とす。 二階の外窓から内窓にかけて射し込むオレンジ色の光だけが、暗い景色を四角くくり抜いていた。
その中庭の影に濃藍の花>>3:152>>3:153>>3:154が紛れる事を、恐らくまだ、誰も知らない。 此処からはよく見えないけれど、中庭のベンチには誰か>>3:113>>3:114が座っているかもしれない。
–––––そしたら、ペラジーが好きな「たくさんの人」が居る場所になるね。]
(12) 2014/09/09(Tue) 21時頃
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………シーシャ、君は何処まで覚えてる?
[ペラジーとの約束。 シャツに書いた文字。 毟った花の数。 「何処まで」の境界線は酷く曖昧にぼかしたけれど。]
明日、明後日、もしかしたら…今日。 何処まで僕らは覚えていられると思う?
[(しあわせ……だってさ…)
確かめるような呟きは、シーシャを追い越した時にこっそりと呟かれただろう。 フードを脱いで、中庭への扉を開こうと。]
……もう忘れられなくなっちゃったね。
(13) 2014/09/09(Tue) 21時頃
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-マーチェの部屋-
[黄色い花は揺れる。 まるで男のことを慰めるように。微笑むように。 水気のない枝は、しかし柔らかく見えて。]
―――どこが、いいかな。
[中庭、食堂のそば。サミュエルも、ギターと一緒に日の当たる場所に移さなければ。 でも、今は。]
――――。
[男は心の痛みを忘れることができない。]**
(14) 2014/09/09(Tue) 21時半頃
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オレが酷いこと言うのはいつものことだろ、
[返る声に少しだけ口元を歪めて。忘れてないだろ?言外に滲ませる。 ここではどんな約束も、どれほど繰り返したって不確かなままだから。そうやって確かめずにはいられないのだ。
柔らかなオレンジ色の光が、紅鳶色のレンズに映る世界の輪郭を曖昧にする。 床から天井までぴったりと嵌め込まれた強化硝子は、今朝あった喧騒など忘れたふりで。
けれど、中庭への扉の近く、リノリウムのうえに落ちる萎れた花弁が一枚。鴇色のそれを、膝を折って拾い上げた。ギターを持ったいつかの彼が、網膜の奥を過る。]
(15) 2014/09/09(Tue) 22時半頃
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[やがて、どれほどたったろうか。 気付けば日は陰り、黄色い光が朱から青に色を変えて、夜が来た。
食堂からは暖かな食事の香りが流れてくる。]
―――ああ…
[食事の人数が減ったことを、賄い婦に伝えるのを忘れていた。 小走りに食堂へ。それを伝えるのは、少しだけ勇気が必要だったけれど。
そう、また、いつものような夜が来る。
男はカルテにさらさらと書き込む。 彼らがいたことを消して忘れないように、書き込む。]**
(16) 2014/09/09(Tue) 22時半頃
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『君は』 『何処まで覚えてる?』 『何処まで僕らは覚えていられると思う?』
[後ろから投げかけられたのは、果たして問いであったのか。>>13 やけに自戒のような、自嘲のような響きを持って、曖昧な音。]
──── 言ったろ、「俺はひとりも忘れてない」。
[青年が繰り返すそれは、まるでまじないじみた言葉。 けれど、常の様な強気な青年の面影はなりを潜め。ただ、「そう在るように」と──祈るようなか細さだけがそこにあった。
そうして、中庭への扉を開ける男が、追い抜く瞬間、届いたその呟きに。>>13
伏せた瞳がまた、少し滲んだ。]
(17) 2014/09/09(Tue) 22時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 22時半頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/09/09(Tue) 23時頃
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/* 桃…そういやこの村で桃という発想は無かった… シーシャには家族愛?みたいなのしか無い というか人生においてまともな愛情を形成する要素が無かった感じ
(-11) 2014/09/09(Tue) 23時頃
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/* まずメンツに女の子二人、そして片方婚約者がいて片方16とは言え幼子だぜ…神聖過ぎて手なんかだせるもんかよ…
(-12) 2014/09/09(Tue) 23時頃
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いきる、ために。
[腹の皮膚が、突っ張る。 光は既に月光。植物も眠る時だというのに 肺の辺りで何かが蠢き。 頁を捲る手の甲の古傷、それを覆い隠すかの様に 数輪の白い花が芽吹く。 何処から食事の匂いが漂って来る。 だが、やはり空腹感は湧かない。『生物として生きる為』の力なら。今この時も、衰え続けている。 けれど。]
なんだ、ぼく、は…
[屋上で咲き散った、薄い花弁を見る。 キャンバスを囲んで、目の前で揺れる花を見る。 ひょっとしたらこの中庭に咲く花達は。嘗てはみな、ひとだったのかもしれない。]
(18) 2014/09/09(Tue) 23時半頃
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[「オレが酷いこと言うのはいつものことだろ」
うん、知ってる。 サナトリウムに来てから1、2回しか咲いてない花は幸せそうな色だった。 だから、シーシャとの記憶は絶対に忘れてない。 ……冗談でも怒られそうだから、言わないけれど。
中庭に一歩踏み入れる。 橙と、肌の色と、服の赤さが混ざり合って、このまま溶けてしまいそうだ。 薄く目を閉じて夕日を見つめる。 はた、と何度か耳にした彼の呪文で振り返った。 まだ影の中に身を置く青年も溶けてしまいそうで、思わず残った片腕を差し出した。 同時に薫る、夕飯の報せ。]
………そうだ。
[思い出したように、差し出した手でちょいちょいとペラジーのポケットの中––––ビスケットを示す。]
シーシャ、彼女のポケットの中のを半分こするのも、忘れちゃいけない君のすべき事だよ。
(19) 2014/09/09(Tue) 23時半頃
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[空っぽの腕。 消える記憶。 揺れる花。 そこにある、花。]
・・・・・・・・ ・・ なくなるわけじゃ、ないんだ。
[歯を露にせずに、穏やかに。 口角を上げて、目を細め。
ば、ばつ、ばつつん。
音を立て、背から首から。砂色の花が3輪。]
(20) 2014/09/09(Tue) 23時半頃
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……、?
[夕日の中、思わず、といった感じで差し出された手に不思議そうに首を傾げる。 その手がペラジーのポケットを示せば>>19、納得がいった青年は微かに笑った。
夕日の差し込む中庭を、二人は少女と進む。 さくり。剥き出しの足の裏に感じる、湿った土と草の感触。柔らかなそれが、足音すら消して。
中庭の中央にある広葉樹まで歩けば、青年はその下のベンチに少女の身体をそうと降ろした。]
Inside the pocket, there's one biscuit──… …これも、オマエの『魔法』?
[ベンチに座らせたペラジーの前にしゃがみ、ポケットからくるまれたビスケットを一枚。 低い声で歌って、隣に立つ男を見上げた。 魔法。青年は、男の手品をそう呼んだことは一度もない。含みのある言い方に、ヤニクは気付いたかどうか。]
……ここ。好きだったもんな。オマエ。
[立ち上がってベンチに腰掛ける。ぽつりと言って、少女の髪を撫でた。]
(21) 2014/09/10(Wed) 00時頃
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[赤いフードの男が傍らに立ったままなら、座るように促して。 手の中のビスケットの端を咥え、真ん中でパキリと折った。ん、と短く言って、ヤニクの口元にそれを当てがう。戸惑うようなら、構わずそれを押し込んだだろう。
そのまま押し黙って、落ちる日差しに溶ける中庭の景色を眺めながら。 口の中でほどけていくビスケットは、味覚なんてどこかに咲き忘れてしまった筈なのに。どこか、甘かった。]
────…なァ。オマエにさ。
[どれくらいそうしていただろう。 視線を前に向けたまま、青年の唇が動く。紅鳶色の瞳は、どこか遠くを見詰めて。時折、古い記憶を呼び起こすように細められる。]
ずっと、訊こうか迷ってたことが──あって。 忘れてたらそれでいいんだけど、さ。
[逡巡するような間。 無意識だろう、両手の指が、腕に咲いた花を押し潰す。]
…サーカスに。いただろ。いろんな都市を回って。 前座で、赤いフード、被って。 オマエのこと、見たことある。たぶん。
(22) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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[重ねられたフィルムの中の、その情景は。けれど観客席からのものでは無い。
いやに歯切れ悪く。また、沈黙。 息を吸う。したくない話を、無理にするような。それから、問うた。]
(23) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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なあ、オマエ────『フリーク・ショウ』って、知ってる、?
[どこか強張った表情で。 絞り出すような声で、言った。]*
(24) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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/* おおおズリエルのロルが増えてる!ありがとうありがとう!! 日記の中身を拾ってくれてて、とても嬉しいーーー!!>< そこからジリヤに繋がっていく流れがまた良い!良い!
ズリエルの発想というか、要所要所の描写が本当に好き過ぎる。 設定の作り方と表現方法かな、こういうPCを一度やってみたいけれど、僕にはなかなか難しい。
あああ僕もまだ地上にいたかった!www ヤニクとちゃんとエンカできなかったのが悔やまれる。 スティーブンやクリスとはもう少し会話したかったよなぁ。
みんなの今後が気になるん、どうやって終わるんだろう。
(-13) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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[手帳を元の、紫のブーケの下に置いて。 ゆらり。立ち上がった男の背中の花を、風が揺らす。 しかし花弁は落ちる事なく、そこに在る。
風は手帳の頁をも捲る。 再会の約束は、そこで–––––– 筆跡のある、最後のページに花弁が入り込む。 それは研究者であった花の花弁か。 少女であった花の花弁か。 彼等以外の、誰かの落とした記憶のひとひらか。 それとも元から花として生まれたものだったか。]
…僕はまだ、まだ、「ひと」みたいだから。 使わせて…もらいます、ね。蕾…の、かた。
[片方にだけ、スリッパを履いて。 代わりに脱いだ靴はどこか樹木か花かの影に置いたまま。 肌寒い中庭から、静かな夜のサナトリウム内へ。 ふと、備品室にその爪先を向けようとしたが…すぐに自室の方へ、回した。 ずっと持っていた半透明の花弁から手を離す。花弁は廊下の隅に転がり揺れる。]
(25) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/09/10(Wed) 00時半頃
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…ご機嫌よう、先生
[朝が来て、着替えてから いつものように、赤い頭巾を被り部屋を出る
スティーブンと会ったのはどこだったか 名は忘れたが、見知った顔に挨拶する
ふと、いつもと違う様子を覚えて問うてみる]
…先生、お疲れです? 少し顔色が悪いみたい…もしかして、誰かまた?
[そう、それもここではいつものこと この身に花を咲かす以上 明日は我が身もあり得る訳で
今、自分がこうしていられるのは 未だ順番が来ていないだけで いずれ訪れることは──予め決まっているのだから]
(26) 2014/09/10(Wed) 00時半頃
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[時刻はいつだっただろうか。 夜の廊下を歩く誰かに声をかけられれば、言葉を交わしたであろう。
だが既に彼の頭にはもう、覆い隠す様なタオルは無い。 顔を晒したまま、ゆったりとしたテンポで自室に向かった]*
(27) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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[スティーブンから、昨日のことを告げられる
ギターが身近だった青年、書庫にも絵を残していた老人 「疑い」を失って幸せを感じながら眠った少女
さらに、紫のブーケと青い鳥を咲かした元研究者
彼らが立て続けに花で満ちて 根づいてしまったらしいと聞いて、ぽつりと]
…紫のブーケ?
[昨日のページにそんなことがあったような 机の上の瓶に活けたスイトピーの送り主だったはず]
(28) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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[二人の様子を、再び背中から見守る。 広葉樹の下に歩み寄る、男の靴の音だけが響く。 いつもと異なる手品の呼び方に男は道化になりきって、節を付けながら唄い出した。]
Brutti ma buoni! そう、僕の『魔法』だ。 今日のは、12時になっても解けないとびきりの。 ……そのビスケットをもう一回叩けば、増えるのは明日の朝食の後だけどね。
[ベンチに腰掛ける二人>>21の姿。 その様子を見て、ようやく男はまともに微笑む。]
木の下のベンチに座ってもいいのは、男性と女性の二人だけ。 演者は舞台袖で互いの空気を繋いで––––…え?
[二人きりにさせようとしたところにビスケットの欠片を押し付けられる>>22。 戸惑っているうちに口の中に押し込めらられば、口を動かしながらおとなしくシーシャの隣に並んだだろう。
ビスケットって、こんな味だったっけ。 それは思ったよりも味がしなかった。]
(29) 2014/09/10(Wed) 01時頃
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