216 宵闇駆けるは天つ星
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― 林付近 ―
[相手の返答>>6に、ゆっくりと瞬き]
そうかい。 ま、あたしにも親なんてもんはない、そこにどうこう言えはしないがね。
[想いの籠もらぬ、どこか静かな口調。 それに妖が触れられる訳でもなく。 少しの間、奇妙な沈黙の間があり]
そうさね。でも今、あんた相手になら――
[木の葉の音はあくまで威嚇。 地中を這わせるように、根を相手の足許へ進めたが]
――なっ
(12) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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[びょう、と渦巻く風。 葉を幾枚も散らされる感覚に、警戒と共に身を硬くする。 男が動いたは、その一瞬>>10]
あ、あんた、待ちな!!
[木々の枝が風と無関係に激しく動き、地中より幾つもの根が飛び出す。 しかし風に包まれた男の体は、既にそれらが届く所になく]
ちっ――なんでそれを……っ
[今し方知らないと言った相手の言葉と、重なる台詞。 風に乗り遥か高くで笑う顔もまた、あの日の面影に重なった]
(13) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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……一度ならず二度までも……
[ぎり、と、男を見上げたまま歯噛みする]
手前の気分なぞ関係ない。 次会う時は――容赦しないよ!
[もはや激情を隠すこともなく。 男の去りゆく方角向け、妖は吼えた**]
(14) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時半頃
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[しゃがみこんで地面に手を当てる。 すると地面が盛り上がり妖そっくりの形を成した]
ま、……ちょっとくらい遊んでいってもばちはあたらんじゃろ。
[それらに近場の家から拝借した農具を持たせ呪めいた力を込める。 “誰か来たら動け”――と。 どうせ腕を一振り二振りもしたら崩れ落ちる土人形だが、 目の保養――もとい目くらましくらいにはなるだろう。 満足げに笑うとまた動き出す。
先の土人形と同じものを場所を違えてあと五つ、合わせて六つ作り出し、 ほとほとと足を向けたのは村の外れ。 少しばかり背の高い草地に挟まれた整えられた道を行けば、 やがては沼へと辿り着く。
澱んだ空気が妖の身には心地良かった**]
(15) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時半頃
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/* とりあえず地を取った以上くれいごーれむはやりたかったと供述しており 実戦で使えるレベルかはわりと謎い お遊び大好きです
………本人がくれいごーれむの近くにいて操作に集中していれば実戦で使えるか? けどあんましやりたくないという このナカノヒトの前に出たがりめー(魔術師系のくせに前に出たがるやつ)
(-14) 2015/02/10(Tue) 01時半頃
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─ 岩場 ─
[舌の感覚が特化している分、それ以外はことのほか鈍い。 >>3そろり近付く男の熱は岩場から沸く湯気に、匂いは貪る烏の血に紛れ。 それでも>>4常ならば音で気付く距離ですら、ようやく満たされた空腹と初めて味わう妖気に夢中な沙耶が気付けようも無く]
………あぁ。
こんな、おいしいもの。
あったんだ。
[>>5様子を伺う男が何を思うか所か、その接近すら知る由も無くただ無垢に呟いた**]
(16) 2015/02/10(Tue) 17時半頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 17時半頃
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― 林 ―
[男が何処かへ姿を消した後。 妖は雑木林の内へ足を踏み入れる。 先に道を塞いだ木々は、こちらが根を繋げば、まるで招き入れるかのように直立へ戻った]
住処まで戻ってもいいが……逃げたと思われるのも癪だねえ。
[枯れ枝の指を口許に当て、にたと微笑む]
それに力を得るならば、ここでも十分。
[陰鬱とした林は妖の力を高める。 それは力に惹かれ集う下級の妖も、例外ではない]
(17) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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さあ……寄って来な。
[足先だけでなく、臑や下腿からも根が生え、地中へ突き立てられる。 数多蠢く気配を感じ根を伸ばせば、漏れる妖気に気配もおびき寄せられる]
――そこだあっ!
[叫ぶと同時、根は一斉に、地中の気配を縛り上げながら地上へと突き出した。 巨大な蚯蚓や蜈蚣、鱗持つ土竜などが、土の外に引き摺り出され宙でもがく]
悪いねえ。 ま、この地を食い荒らそうとした報いだと思っとくれ。
[根が締め上げ、食い込んでいき。 仕舞いには赤や、様々な色の液体が噴き出し地面をぼたぼたと濡らす。 頬に散った一滴をぺろりと舐めて、妖は花弁のように艶やかな唇で笑んだ*]
(18) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時頃
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─ 岩場 ─
[見据える妖は烏の妖を喰らうのに夢中らしい>>16。 呟きが微かに聞こえる程近付いても、余四朗に気付いた様子は無かった。 どうやらこの妖は初めて共喰いをしたらしい]
(…てぇことは、人ぁまだ喰ろうとらん、けぇ?)
[妖は人の方を好んで喰らう印象が余四朗にはある。 疑問を抱き僅かに首を傾いだが、それは祓わぬ理由にはなり得なかった。 放っておけば、味を占めたこの妖は人を襲うだろう。 余四朗は太刀の柄を握り、湿った砂地を草履で踏み締めた]
(19) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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《────ザンッ》
[力強く砂地を蹴る音が重々しく響く。 岩陰から飛び出すようにして跳躍した余四朗は、もう一つ岩を蹴り跳んで太刀を上段へと抜き放った]
っらあぁあっ!!
[大きく跳躍した余四朗の位置は烏喰らう妖の真上。 落下の速度を乗せた真直ぐな一撃が振り下ろされた*]
(20) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時頃
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─ 神社 ─
[本来なら、野外で眠り込む、という事はほとんどない。 ましてここは妖閉ざした結界の内、いつ何時奇襲を受けるかもわからぬ場所。
にも関わらず、緩い微睡みに身を任せる事が叶ったのは、周囲に漂う清冽な気、故か]
(……なんか、知ってる感じに、よう似とるなあ……)
[夢現、こんな事を思うものの、その「知っている」のがどこなのかはわからない。 それでも、落ち着く場所でがあるのは今の状態ではありがたく。 微睡みの内で気を均すその肩の上では、小鬼がきょろりと周囲を見回していた。 不寝番の心算、らしい]
(21) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時半頃
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[地を蹴った瞬間に土中から伸びた無数の根は、>>13僅かに鬼丞の身には届かなかったが、ほんの少しでも遅れていれば、絡めとられて身動きならなくなったろう。 内心のひやりとした焦りを押し隠して投げた声に、妖が激高して吠えた、その本当の理由は判らなかったが]
くわばらくわばら...
[風に任せて距離を稼ぎつつ、鬼丞は、小さく呟く。 あの妖は気付いていなかろうが、こうして風で身体を宙に運ぶ時は、逆に攻撃に移ることは出来ない。 人ひとり分を支える風を操るのは、それだけの力を必要とするものだったからだ。 身を包む風が、ある程度の防御とはなるが、護る一方ではいつか力が尽きてしまう]
やっぱり油断は出来ねえな...さて、せめてあそこを離れて追ってきてでもくれりゃあいいが。
[そう思って煽ってみたが、向こうも警戒している筈だ、そううまくはいかないかもしれない。それに、すぐにまたぶつかる事は、どちらにしても避けたかった]
(22) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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[いつまでも宙にいては、逆に空飛ぶ妖共に襲われかねない、どこか休める場所は、と、眼下を眺め、目に入ったのは先刻通った岬への道の分かれた先]
ありゃあ、神社か?
[滅びた村とはいえ、それなりに人のいた地の鎮守の社なら、妖共にはあまり近付きたくない場所の筈だった。息をつくには格好かもしれぬと、思いつく]
(23) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時半頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時半頃
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― 神社 ―
[それでも多少の警戒はしながら、ふわりと、社の屋根の上に、まず身を運んだ鬼丞は、その時初めて、別の気配が傍に在る事に気付いた。>>21 常ならば、闇の星の気配に、こうまで気付かぬ筈はない。先程の妖との対峙に、気力をすり減らしていたせいか、或いは、闇の星の持ち主が、微睡んでいたそのせいか]
おやおや...
[苦笑と共に呟いた鬼丞を、紫の小鬼は何と見たか]
(24) 2015/02/10(Tue) 22時半頃
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─ 神社 ─
[近づく風の気配。 微睡む青年の意に反し、内なる星はざわり、ざわめく]
……んー…………るさ……ねさせ…………。
[それを抑え込むように小さく呟く姿に、小鬼は呆れた視線を向けた後。 苦笑する男>>24をじぃ、と見上げて、キキ、と短く鳴いた。 声音にあるのは、微かに警戒する響き]
(25) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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真剣師 鬼丞は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時頃
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― 神社 ―
[小鬼が警戒の声をあげるのを、鬼丞はどこか面白そうに、そして半分呆れたように見下ろした]
なるほど、影鬼かい。存外可愛らしいもんじぇねえか。
[くっく、と喉を震わせるのは、小鬼の風体にか、それとも間近に己を祓う銀の星の気配を確かに感じていながら、まだ目覚めようとせぬ青年への揶揄だったか]
さて...
[しばし考え、社の屋根から地面へとふわりと降り立つ]
ひゅう...
[今は妖と対峙している時程ではないが、止まることの無い風が、さわ、と、青年の頬を撫でた]
(26) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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/* 喉が痛い(げほごほ
3
(-15) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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─ 岩場 ─
[二羽目も夢中で食べ終えると、流石に腹がくち。 一息ついて、口元に残る血を舐めながらまだある烏の亡骸を見遣り]
…まだ、ある…けど。
にんげん、から…
もう…さかな、もらえない、し。
[だから、後に残しておこうと独りごちて。 やはりちくり、と胸刺す痛みに不思議を感じる暇は、ほんの一瞬でしかなかった]
(27) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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─ 岩場 ─
な、に?
[>>20唐突に鳴った、何かが砂を叩く音。 何だろうと顔を向けるも、既に音の発生源はそこに居なかった。 頭上から聞こえる雄叫びに、何かは解らずも危機を察して]
─────…、っ…!
[しゅるる、と下肢を地に滑らせ、即座後方へと退く。 今しがたまで居たその場所、空気。 真っ二つに切り裂く切っ先を間近に捉えて、喉を引き攣らせた]
(28) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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― 沼地 ―
[澱んだ空気を作りだしていたのは、この地に引きつけられた名も知らぬ妖ども。 より力あるものが他のものを喰らう構図は健在で、 今も群れをなした鴉が蛇を啄んでいる]
………、またか。
[さっき落とそうとした鴉とは別物だが見た目は近い。ため息が零れる。 そうこうしているうちに鴉の一羽がこちらを見た。 闖入者たる妖の情報はたちまち群れに伝わり、 より強き力を求め漆黒は一斉に羽ばたく]
(29) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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/* 頭が回らなひ…今日はちらと落として落ちよう。 忘れないうちに! 1
(-16) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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―――そらそらそらっ!
[湿った地面を踏む。 直後、湿った土が鴉へ向けて鋭い針のごとく伸びる。 何本も何本も伸びたそれらは鴉を貫き撃ち落とさんとする。
湿った土は形を得て程なくして勝手に崩れてしまうから、 鴉を串刺しにして留め置くことはできない。 崩れれば地を踏み、また崩れれば地を踏み、 いくらかは避けられつつも数任せの攻撃がしばらく続いた]
(30) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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―海岸付近―
[陽の相たる海岸付近で、じっとしている事一刻。 疼きの収まった男は手の中で賽子を弄ぶ。 途中、闇星の近付く気配を感じたが、己からは近付く気力はなく。]
片が付いたら温泉にでも入るかねェ。 鳩羽。 お前さんが源泉に浸かったら茹鳥にでもなるンだろうか。 まぁ、式だから無理だろうね。
[足元で遊ぶ小鳥に向かってそんな言葉を吐けるくらいには回復した。 幾つか点在しているらしいから、一人で楽しむのも可能だろうと。]
(31) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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[そうして岩場の方に意識を向ける。 妖の気配は先程よりも減っていた。 派手な戦いが行われた様子はないから、退魔師の手によるものではないのだろう。]
…共食いって奴かね。
[言いながら男は目を細める。 大物の妖は同族を喰らって己の力を伸ばしたり、傷を癒す糧にする習性がある事を師匠から聞いていた。
微弱に感じる気配は、先程感じた二つの妖の何方とも違う。]
(32) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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─ 岩場 ─
[何が起きたか解らない。 けれど、危険だということは解る。 相手が自分を斬るつもりだということも。 そして胸に蘇る、芙蓉の言葉]
…あやかしを、はらう。
ほしの、もちぬし。
[この人間がそうなのか、と。 しゅるる、喉から音を発しながら牙を出した*]
(33) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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この村には、大物がどれだけいるんだろうね。
[ぼやきながら歩を進め、砂浜に足を踏み入れる。 甲羅のようなものが散乱しているのは恐らく露払いの後だろう。 斯様に棘の付いた蟹を男は知らない。
>>19>>20砂浜の向こう、岩場の方で何やら騒がしい気配。 煌星が闘いの場に身を躍らせる気配に思わず身震いした。**]
(34) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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─ 神社 ─
[微睡みの中、なされた評は知る由くなく。 知ったら知ったでうるさい、というのは一先ず余談としておいて。
降り立った男に対し小鬼は警戒のいろを強め。 青年の頬に向け、おきんかい、と言わんばかりの横手突っ込みを入れる。 風がさわ、と頬を撫でた>>26のはそれとほぼ同時]
……るっさぁ、なぁ……。
[風から感じる力が黒の星をより一層ざわめかせ、それは微睡みからの覚醒を余儀なくする。 目を覚ました青年はふあ、と呑気な欠伸を一つ漏らした後]
…………おんや。 どちらさん?
[そこに立つ男へ向けて問いかけつつ、傍らに置いた楽琵琶を引き寄せた]
(35) 2015/02/10(Tue) 23時頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時頃
団子屋 たまこは、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 23時半頃
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― 神社 ―
[青年が目覚めるまで、鬼丞は特に手出しするでもなく、眺めていた。ひゅるりひゅるり、と、風はどこか不穏に啼いてはいたが]
仕事中に居眠りたあ、余裕だな。
[呑気に見える欠伸にだけは、それなりのツッコミを入れて、誰と問う声には、肩を竦める]
見た通り、ご同業さ。 亀吉てえのは、お前さんか。
[すぐには名乗らず、相手の名を知っていることだけを伝える。影鬼の二つ名の方は口にしない]
(36) 2015/02/10(Tue) 23時半頃
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― 雑木林 ―
[搾りかすのようになった妖の残骸を投げ捨てる。 朽葉色の髪が、妖力の高まりを示すかのように、ふわ、と広がった]
ああ、久々にたっぷりと喰った。 動かずに済む間は、人に手を出すこともそうそうなかったが、今は事情が変わっちまったからねえ。
[妖力の高まりは同時に気の昂りでもある。 勝利を確実なものにするなら、このまま相手を林の中へ誘い込むのが定石。 しかし、風の星継ぐ者への怒りや力求める本能が、ただ待ち伏せるはつまらぬと、樹怪らしくもない感情を齎していた]
(37) 2015/02/10(Tue) 23時半頃
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それに他の妖や、退魔師どもの動きも気にかかる。
[徒党を組むほどの繋がりでもないが、目の前でみすみす妖を祓われるはやはり寝覚めが悪い。 今まで出会った二人は人を喰わぬというし、特にあの沙耶という娘は、妖としては随分幼く見えた]
取り越し苦労ならいいが……様子くらいは、見に行ってやろうかね。
[根がしゅるしゅると地中より戻り、足は元通りの二本となる。 その二本で地を踏んで、樹怪は再び林の外へ向かった]
(38) 2015/02/10(Tue) 23時半頃
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