202 月刊少女忍崎くん
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[『次は男女のカップルっぽいぞ。』『てか花園じゃん。』 井戸の中でスタンバイしてたら、ひそひそと暗幕内部で客の様子を探る声が聞こえる。]
(花園が連れてきた客か。 なら、脅かすのは花園じゃない方がいいな。)
『え、あれ 氷見山先輩…』
[入り口付近で聞こえた声>>17に、白装束お化けは驚く。]
(オレと来る約束したのに花園と…?)
[井戸の中で暫し考えた後、 忍崎の家での上映会の様子を思い出せば――]
(さては下見ですか、先輩。)
[勘違いをしている間にも、足音が近付いてきたのでマニュアル通りに井戸(下からライトをあてているので薄ぼんやりとした光が出ている)の縁に血がついた手を突然、ガッッと出してまず驚かせる。]
(19) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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[それから二人が井戸から距離を取った所で、ゆぅらりと井戸の中から姿を現す、長い髪で顔を隠しつつも口元だけは赤くて、]
う゛ ら゛ぎり も゛の ォ゛ オ゛ぉ゛
[恐怖をいい感じで煽る声を喉の奥から発する。]
(20) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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[体勢をととのえてから、榊原の背中を追いかける。 振り向かない彼を追いかけるのは日常茶飯事、なのだが、 今日は文化祭。いつもと少し勝手が違う。 忍崎ほどの高身長ではないけれど、 榊原の背中を見失うことはない。
けれど、今日は人混みの中、いつもより埋まらない距離に ほんの少し焦りが出て、自然と小走りになった。]
なら、私もお手伝いします。 資材運びもその後、も………きゃぁっ!?
[前を向いたまま声を荒げる榊原>>16に、対抗するように声を張り上げて、引き留めようと腕を伸ばしたらバランスを崩してそのまま…、派手に、転んだ。]
(21) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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/* >>19 お前は先輩のなんなの?wwwwww
くそっ 思わずつっこまざるをえなかった!!!
(-5) 2014/11/13(Thu) 22時半頃
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[人混みの中、ぶつからないようにと前を向いていれば 背後の様子にはなかなか気づけない。]
謹んで遠慮する! 白銀もクラスとか新聞部の方が忙しいんじゃ、
[それでも負けじと飛んでくるいつもの声>>21は耳に届く。 手伝いを申し出されたが 脳裏にはさらに破壊された井戸しか浮かばなかった。
ついに根負けし振りかえって体よく追い返そうとした駿の目に飛び込むのは、派手に転ぶ白銀の姿。]
(22) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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ススムは、チャンス?なんて悪魔の囁きにぐらぐらしてちょっと思案していたかもしれない。
2014/11/13(Thu) 23時頃
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[ 薄ら寒いBGM、消え入りそうな明かり。 いかにもな雰囲気の中を、真理は呑気に進んでゆく ]
ここから出たら、記念に写真を取りましょうねっ。
[ 差し掛かる井戸>>19、今は誰が当番だろうか。 通り過ぎようとすれれば、中から血塗られた手が現れる>>20。
垂れ下がった長い髪、赤く染まる口元は歪に歪んで。 震え上がらせる声、気合の入った迫真の演技だ ]
きゃー!
[ 対する真理の、怖がる動作と腑抜けた悲鳴に真実味はない** ]
(23) 2014/11/13(Thu) 23時頃
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[え、ちょ、なんかざわざわしてない?ひそひそしてない? 暗幕の向こう側、背後を尾けるようなささやき声>>19。 はっはは、こういう仕掛けか、こやつめ。 逃げ場をなくすとはまた卑怯な手を使いおる…!
憤怒憤怒。 俺はさっさとやり過ごしたいけど、 花園ちゃんの歩幅に合わせるとのんびりになる。
こころもちな早足が、まるで先導しているように。]
ほんと、気合、入ってる、、っ、ねー。
[大丈夫、たかだか教室一つだと言い聞かせる俺。(配置を知ってる)冷静な佐藤(花園ちゃん)が俺を守ってくれる!ほら、なんかちょっぴり光明が…!]
(24) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[光明?]
―――――― ふぅわ ―――!
[なんか出てきた>>19変な声でた井戸からなんか出てきた なにこれ怖い赤いんですけど血ですか血ですか血は駄目だ]
―――― ひぐ ――!,,,
[離れてその井戸口から逃げ出そうにも佐藤(花園)動かず。 >>20うらぎり、うらぎり?うらぎりってなに!?、、、、
でた声は最小限に(上映会の経験が役に立った)、 恐怖のエネルギーが心臓をバクバクと鳴らす。 反対に顔は青ざめていくが、顔色まで分かる明るさではないのはけがの功名。今すぐ此処から逃げ出してびびびびりちゃうわ!と叫びたくなる気持ちを抑え―――
――― あっ
こいつ、雷司じゃねえか!!! だがしかし分かっても怖い。]
(25) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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………たぃ。
[何故だか急に近づいた床にうつぶせたまま、うめき声をあげた。
が、とりあえず頭をあげると、榊原の姿を探す。]
だ、大丈夫ですっ!クラスも部も基本展示で…、 もちろん今日というハレの日の取材という大任を背負っておりますが…っつぅ。
[そうして、転ぶ前に聞こえた声>>22に反応しつつ、体を起こしたが、両膝ともしこたま打っているようで、痛みについ涙目になる。]
………。
[悪魔の囁きにぐらぐらしているしばし無言で見上げた。]
(26) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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ぉっ、な、ななんだ、ぜんっぜんこわかねぇな…!!
[こわかねぇよ!!!と奮い立たせ、小さく涙まで浮かべていた。いいや!俺は強くなったんだ。いいか、二度目はないぜ…!(二度もお化け屋敷を訪れたくないの意。)
脳内妄想:佐藤(花園)も夢子(俺)を怖がらせようと画策しているのだ。というわけで頑張る夢子の姿に読者はどきどき…!とか逃避しています。]
は、っはっは、ツギは、どんなのカナー
[地味に上ずった声、背を向けて、 あいつの眼はヤバイ目だ…!と逃げるように。 追撃こねぇよな?とチラチラ確認していた*]
(27) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[悪魔の囁きにぐらぐらしている榊原を、しばし無言で見上げた。]
駿とどっちにするか悩んでいれそびれた、だt
(-6) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[いや流石に白銀といえどこのまま放っておくのも。 と悪魔のささやきと戦っていればひそひそとした周囲のざわめきと視線が突き刺さる。]
『ねえ。あれ…。』 『彼女痛がってるのにあの男助けないわよ?!』 『あの子泣いてるじゃん…。』
……、 取材なら他の文化部んとこ行ってきたほうがいいぞ?!
[本当に性質が悪い。 上体を起こし放つ言葉>>26に何かをごまかすように返しながら、逡巡して。 手を差し伸べる。]
(28) 2014/11/13(Thu) 23時半頃
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[白銀が追いかけてくるのははおそらく取材目的なのだろう。 と思えば出た言葉。 陸上部は文化祭での部展示はない。]
(29) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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[他の文化部、と口に出してから先ほど栗栖が 顔を出していたのが書道部展示室だったことを思い出し ついでに保や栗栖の作品を見ておけばよかったと思考が及び。 女子供に優しい栗栖にこんな状況見られてたら、 お小言の1つも飛んでいたかもしれないなんてことも想像する
――そう、余計な事を考えていないと周囲の目で胃がやられそうだから早く立ってくれ白銀。と必死に座り込む相手に視線で訴える。]
(30) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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[花園の悲鳴のわざとらしさよ。>>23 お前…、って思っていたけれど、 氷見山先輩は期待を裏切らない流石の男だった。>>25
ちらちらと後を気にしている様子が解れば>>27 これは追い打ちを期待している流れだな!と理解した。]
ま゛ ァ て゛ え゛
[待ってましたとばかりに井戸から這いずり出て、地べたを這うように2人を追おうをする。不意打ちのように氷見山先輩の横の壁から、ズボォォッと白い手が出て驚かせたりもしただろう。控えめに花園の方にも。
とはいえ、一定のラインまで2人が到達すれば、ずりずりと後退するお化け役。**]
(31) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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あ、どうも、ありがとうございます!
[あまりの痛みに周囲のざわめきに気づかないまま、 榊原に手をさしのべられると、思わずにへら〜としつつ、 素直に手を伸ばして立ち上がろうとする。
が、足に痛みが走れば、また顔をしかめるが、 どうやら打ち身だけですんだようで。
…マントも無事なようで、ホッと息をつく。]
(32) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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…取材は、もちろんしますよー。
書道部のパフォーマンスも見に行きたいですし、 文芸部にも顔を出さなきゃですし。
[真弓が立ち上がったことで、 様子見してた人々もまた流れはじめる。
『あの二人って…』という囁きは耳に届かないまま。]
でも、なんていうか、そのっ、
(33) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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榊原選手のことを放っておけなくって!
[右手はしっかりと榊原の腕を掴んだまま、 左手で握りこぶしを作ってみせた*]
(34) 2014/11/14(Fri) 00時頃
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──書道部展示室近く──
[白銀が走り出したススムを追っていくあとを、見やって同じ方向へ足先を向ける。]
(成長していたな、ススム)
[NOの言えない友人が成長したものだな……と、>>1:176>>1:177 先ほどの白銀とのやりとりを思い出し、ひっそりとしみじみする。]
(35) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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[やはり大きな困難と戦うと人は成長するものなのだろうか。 夢子も多くのライバルと戦う中で成長しているのかもしれない。
そう思うと、走り去っていったススムの背中は、 どことなく格好良かったようにも思えてくる。
なかなか手に汗握る展開だ。]
(36) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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(…相手を奮起させるために、 あえて厳しい態度をとる…
というのもアリか……?)
[誰にでも優しい佐藤にさせるのは難しいが、脇同士ではイケるネタかもしれない。事実、不得手だったことができるようになっている事例を見ることができたのだ。]
(まさか……、白銀もそう考えて……?)
[実は、すごくいいやつなのだろうか…… と、そんな思考もよぎる。 ──書く話はいいのだから実は、ということはないだろうか。と、思う。>>1:188 栗栖や鷹野のように楽しそうだ。という感想にまではならなかったが。]
(37) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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ん。
…ああ…そうだな
面白そうなところには いきたいところだな。
[──と、そんな風に走っていく背中に対してそんな思考を走らせていたせいで、栗栖への反応はいくぶん遅れ気味になった>>1:187>>1:189。]
(38) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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[>>1:187 鷹野に向けてしっかりとサムズアップしてみせていたあたり、こじれる話は決着がついたのだろう。]
わかってもらえたか。
[大丈夫そうだ。と判断して、理解の内容について 確認はとらなかった。
そのため、誤解が別の方向で納得されている ──などとは、まったく知らないままだ。]
(39) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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[そも、保にそっちの気がある。などと栗栖に思われていることに思い至っていないのだ。そちらに思考が及ぶわけもなかった。
そのうえ、まさか自分がその相手として目されている、 などとはまるきり気づいていない。
いくら、一年時には部活がある日も知らずに手伝いを頼む流れで 一緒に帰っていたり、休日にもヘルプを頼んだり、 買出しで外でも会う機会が多かったり、 部活があるススムや助っ人で時間をとられる氷見山と比べて、 家に来る頻度が高かったり、漫画が時折持ち込まれる関係で、 家主の忍崎より本棚の内容に保が詳しかったとしても、だ。]
(40) 2014/11/14(Fri) 00時半頃
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[登校時間を縮めるために借りたマンションが 学校から徒歩で通える範囲のため、 部屋は友人たちのたまり場のような様相を呈していたし、 無断でバイク通学をしている栗栖から、 「駐車場を貸してくれ!」と、頼まれて以降、 早く帰宅すると見覚えのある車両が停まっていることがあるため 下校時に保と帰っているところは目撃されやすい状況はあった。
なお、駐車場の貸し出しについては、 バイク通学そのものが禁止なこともあり 忍崎の方から許可はだしていないままだ。
当時、足がわりに使ってくれていいぜ! と、栗栖から男前な提案を受けたが、頼みごとをすれば『許可』と判断したことになるのではないか、と思った忍崎は、栗栖に頼みごとをすることを頑なに拒絶している。]
(41) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[>>2 ──うまそうなもん。という栗栖には、先に鷹野が答えるのに>>3、ああ。と頷くのみに留める。]
そうか?
[同行については、さして気にするでもなく、鷹野に念を押すのに隣を見る。]
(42) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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ジェームスは、赤くなっている鷹野に、瞬いた>>4。
2014/11/14(Fri) 01時頃
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(…? 見られていると恥ずかしいことでもあるのか…?)
[それとも熱でも? と、思い鷹野の顔を注視する。──そのため、>>4 ちらりと来た視線と視線はがっちりぶつかることになった。]
(43) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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……
[見つめあうことしばし、本当に熱があるのなら、あまり無理はさせられない。が──或いは言い出しにくいのかもしれない。]
…きつかったら、わかれてもいいからな?
[ゆっくり!と叫んでいたのも、もしかしたらペースが合わないとか、そういう意味だったのかもしれない。と、思えば心配含みに眉を寄せた。]
(44) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[本当に大丈夫か。と確認をしながら、 ちら。と栗栖のほうを見る。]
…… ……
[鷹野がつらいなら栗栖と待っていてもらうのも──と、思えども、栗栖に何かを頼むという行為にはハードルがあった。]
(45) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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[栗栖のことはたまに自由すぎると思ってはいるが悪い奴だと思っているわけではない。たまに 「……コイツ……」 と思うこともあるが嫌いというのともまた違う。]
……
…………
[単に、手を借りる。という行為に付随するものに対して、 思うところがあるだけだ。]
(46) 2014/11/14(Fri) 01時頃
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