297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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― 村の道にて ―
[ 探検じゃない山入り、危ない場所>>90。探検を楽しむよりも山の知識を知る方が楽しく、 定吉がお腹を壊した事件>>5には、心配よりも紫陽花にそんな毒がある事を知れたとはしゃぎかけては怒られた。いや、良く考えても考えずとも、どう考えてもあたしが悪い。 その後自分も食べてみたいと騒いでその後、…いや止めよう。怒る人間が増えるだけの話だ。数日姿を見せなかったくらいで憶測は確信にならないものである。 若かったのだ。(だが致死に至らないものであれば、自ら毒を含んでみると言うのはそれを治すためには有効な手法だと今でも思っているが。)
紫陽花は食べなければ無害であるし、たえは自分みたいじゃないから、食べる心配はしてない。朧が心配しているとも実は思っていなかった。]
たぶんて。 慢心が一番いかんよ。
[ こけたりしないと言う様子に頷いて。いってらっしゃい、と付け加える。少し空を仰ぐと、定吉が言ったように、雨が来そうだった。]
(15) 2019/07/04(Thu) 11時頃
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[ じいちゃんの笑顔>>8は安心する。 周囲が不安に塗れていても、どこか、ここは安全だと思えるような空気を感じるのは身内だからだろうか。]
それはいかんねぇ。 最近雨が多くなってきとるから、 そのせいもありそうやけど。
ふふ。 仕方ないなぁ。
[ 咳止めとして使われる唐桃は確かに苦みが強いので、煎じた後に蜂蜜を溶かした水薬を作っている。一度蜂蜜を混ぜないままに渡した時に凄い顔をされたのは忘れられない。 それでもきちんと飲んでくれる様子に、飲みやすい薬を作ろうと心に誓ったものだ。]
せやね、 雷門さんの様子もみとかんと。
[ 自分を重ねている事にすぐには気付けなかったけれど、少し考えたらわかる事だ。自分だって、じいちゃんがいなくなったらと思うと心が冷える。 ふと、風が吹いた。]
(16) 2019/07/04(Thu) 11時頃
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―――… 今、
[ 何か、誰かが横を通り抜けたような気がして振り向く。そこには誰もいない。]
いや、なんでもない。
[ そう言いながらも歩を進め、見えたのは>>0:#7>>0:#8透明な紫陽花だった。]
たえちゃん?
(17) 2019/07/04(Thu) 11時頃
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たえちゃん…?
(*5) 2019/07/04(Thu) 11時頃
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[ あの透明な紫陽花は見たばかりのものだ。そう、たえの手の中で。]
あれ、居らんようなる前にたえちゃんの持ってた花や。 帰って来とるんやろか。
[ そう沼太郎へ話すと、雷門宅へと歩を進める。 家の戸を叩く前にその姿>>14が見え、玄関からそちらの方へと方向を変えた。会釈して声をかけた。]
雷門さん、お久しぶりです。 お加減どうですやろ。
[ その様子からたえはまだ帰っていないようだ。]
その花、… たえちゃんの、 お見舞いの。
(18) 2019/07/04(Thu) 11時頃
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[ 山から村へ、帰り道を辿るように、紫陽花の花びらがぽつりぽつりと姿を見せていた事に、あたしはまだ、気付けない。 それはまるで、紫陽花の花束を抱えた子供が帰宅する途中、走り抜け様に散らして行ったようだったろう。]
(19) 2019/07/04(Thu) 11時頃
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―― 閑話
[ 村に戻ってくる時はだいたい一人だ。両親は山をひとつふたつ越えた所にある町の方に居を構えており、そちらで小さな診療所を開いている。自分はそこでこそ働いていないものの、半分は住んでいるし、薬を卸してもいた。
両親も沼太郎を心配しており、時折健康診断めいた事をするためにこちらへ戻ってくるのだが、やはり忙しさも違うし、そもそも自分には薬を摘むという目的もあって、来訪数は両親よりも多くなっている。
勿論特変があればいつでもこちらへ来る準備は出来ている。両親も孫も、共に祖父祖母には感謝をしているのだ。]*
(20) 2019/07/04(Thu) 11時頃
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/* 東笑うんだよなあ??
(-6) 2019/07/04(Thu) 11時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 11時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 11時半頃
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[ 昔に食べた、 ――― 食べようとした紫陽花>>15は、どんな色をしていたっけ。]
[ 小さい頃から山が大好きだった。色んな所に行く前に、山の知識を教えてもらって、でもそれでも、こっそりと色んな所へ行った。 一度足を滑らせたこともあったが、持ち前の丈夫さでなんとかなった。 その時の光景や見たものは、思い出せないけれど。
運が良かった。 あたしはきっと、運が良かったのだ。]
(*6) 2019/07/04(Thu) 11時半頃
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[ 見た事がないはずの透明な紫陽花。 どうしても目が行ってしまう。あれは、…あれは。なんだっけ。]
…たえちゃん?
[ そう語りかけるのは頭の中でだけだ。 そう、それは、その透明な紫陽花に向かって。
泣き声が聞こえる。良く知っている気がする。だけど確信には至らなくて、声には…言葉には、できなかった。]*
(*7) 2019/07/04(Thu) 11時半頃
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かくれんぼ…
[ 雷門の言葉を小さく繰り返す。 たえを皆で探している事、彼は知っているんだろうか。]*
かくれんぼやったら、 はよう見つけてあげんとね。
(21) 2019/07/04(Thu) 11時半頃
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ぁっ…いたっ、
[突然にぼろりと目から溢れた大粒に、視界を遮られ、握った包丁が指先に赤を灯す。 おっかさんの言うことを聞かなかった罰とばかりに増やされた玉ねぎを刻んでいた時だったから、それは傍目には何も不思議なこともない光景だったろう。]
ごめん、おっかさん、 ちょっと目ぇ洗ってくるな、
[はよ帰ってきんさい、と言う言葉を尻目に、少女は家の裏の井戸端へ向かう。 その間も、流れる涙は止まらなくて。]
(22) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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/* あっ読み返したら狼初日COだった 余計なことやったな すまねえすまねえ
(-7) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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悲しゅうない、悲しゅうないよ。 そうやんな。 な。 おかえり、やもんな。
[可愛い妹の、可愛がっていた妹のような存在は、確かに帰ってきたのだから。 その証拠に、ほら。
家の前の道にも、透き通った花びらが、いちまい、にまい。
帰り道を、辿るような、塩梅に。]
(23) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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[だから多分、涙の訳は、それじゃない。 この涙は多分────私のものでは、なかった。
『どうして、どうして、おねぇちゃん────!』
悲痛な叫びが、脳内にこだまする。 それは、あさちゃんの声じゃない。 わたしを、おねぇちゃんと呼んだあなたは、わたしのいもうとで、かたわれで、だれよりも、いとしくて、まもりたくて、嗚呼、
ざぁっと湿気た風が流れるのに誘われるように、お山を眺める。
そう。 “あなた”が“わたし”、なんやね。 そう………]
(24) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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[かみさまは、こんな近くにおったんやね。**]
(25) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 13時頃
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―雷門の家で― ああ、芙蓉じゃあないかい。 またこっちに寄ってくれたんか。…ん、そっちのは沼さんかえ。
[皴を作り、目を細めるのは、視力があまりよくない所為だ。そうしないと離れた相手─今なら沼太郎は良く見えないのだという。 昔はもう少し矍鑠として鋭い目つきだったのだが、すっかり目を細める癖がついたせいで角が取れたと謂う。 たえが、ちゃあんと見える様に、座った雷門の顔を両手で挟んで顔を近づけ、目を合わせて話しかけていたのを覚えている者もいるだろう。]
湿ってきたせいか、少し筋(すじ)が軋んでなあ。 またあれや、あれ、煎じてもらわんと…。
[>>18芙蓉の言葉にふと視線を花に落とす。]
たえ?…ああ、あの子が持ってきてくれたんか、 いや、なに、その辺にさっきおったように見えたんやけど、
おらんのよなあ…。芙蓉、見かけへんかったか?
[こほん、と一つ咳をして、尋ねるのだった**]
(26) 2019/07/04(Thu) 15時半頃
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ありがとや。助かるよ
[ 芙蓉の作る薬は>>16、蜂蜜が入っているからだろうか、飲みやすいものだった
何時だったか、苦い薬を飲んだ時には目を白黒! 油断していたのもあって危うく噎せそうになったけれど、そこはほら、年長者の意地というものがありまして。 何より、芙蓉の作ってくれた薬だから、「全く苦く無いですよ」という顔を繕いながら頑張って飲んだものだ ]
(27) 2019/07/04(Thu) 17時半頃
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おとう、おかあにも心配かけるが…
[ 倅夫婦は町で診療所をしている>>20 頻繁には会えないのも繁盛の証。仕方ない事だ
町へ行けば、少なくともこの村よりは設備も整っているし健康診断の手間も省けるだろう。 旧くからの友人も多くが大往生の末に旅立っている
心配をかけているのだろうが、やはり今更生まれ育ったこの村を出てゆく事は出来ない
だから、大切な孫娘の健康を祈りながらら、自分も健康に過ごす事が、せめて彼らに出来る事なのだろう]
(28) 2019/07/04(Thu) 17時半頃
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…ん、どうかしたかの
[ たえちゃん、と呟く芙蓉の視線の先>>17をじっと見遣るが、吹き抜ける風が着物の袖をバサバサとはためかせただけであった そこに何かしら不思議を見る力は無く ]
そうか、たえのお嬢が。 じゃあ先に帰ってるかもしれんなぁ
[ どうやら山奥でたえが持っていた花と同じ物のようで。
その一欠片をそっと拾い上げ陽の光に翳してみた
やはり、今まで見覚えの無い花だ キラキラと陽の光を映す様はどうしようもなく美しいのに。
なのに何故だか不吉な感じがして、冷たい風にぶるりと肩を震わせた ]
(29) 2019/07/04(Thu) 17時半頃
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雷門や、沼じいじゃ。 …お互い、歳は取りたく無いものじゃ
[ 芙蓉に続いて門から出てきた>>14雷門へ近づいた 目が悪いのならば、と常に腰にぶら下げている馴染みの魚籠を手に触れさせた 魚の匂いと共にこうして挨拶する事も多かったから伝わると良いのだけれど]
おんや、まだ嬢ちゃんは隠れん坊しとるのか
[ てっきり戻っていると思った
薄れ始めた陽の光の中で、たえの持っていたものと同じ紫陽花の花弁だけが場違いな美しさを放っていた
心配気に空を見遣る*]
…みんな、お前さんのこと探しちょるよ。 一生懸命じゃ。だから、どうか…
(30) 2019/07/04(Thu) 17時半頃
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/* おぉ、夕ちゃんが神様ね! どういう基準でお迎え来るか分からないけど、芙蓉がじじいより先に行っちゃったら多分じじいのメンタルが死んじゃう…[こじらせCO]
(-8) 2019/07/04(Thu) 17時半頃
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釣り師 沼太郎は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 17時半頃
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/* 私がPCを「おじいちゃん」or「じじい」で認識してるせいで、ト書に「沼太郎」って出てくると自分なのに自分じゃないような感覚が…笑
(-9) 2019/07/04(Thu) 17時半頃
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/* 夕ちゃんのCO文が素敵…
(-10) 2019/07/04(Thu) 17時半頃
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─山道─
たえちゃーん! たーーえーーちゃーんおーーるーーかーーー?
! 向こうの藪が動きよった!
ちょー待っときやー! そっち行くでー!
[>>13 声をかけた直後、近いところの藪の辺りから 踏みしめて歩くような音が聞こえた。
素通りされないよう声をかけてから近づく。 見えてきたのは、たえではないが意外ではある白い姿。]
(31) 2019/07/04(Thu) 18時半頃
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[こちらに向けて振っていた手は細くて白い。 知らないものが見れば山の精が人型でも取ったのかと 惑乱する場面かもしれなかったが。
定吉は、亀吉こと吉治の特異な外見については 無頓着と思われる位には気にしていない方だ。
最初にその姿を目にしたときも 「白い蛇や白い鳥がおるんやったら、白い人もおるわな!」で自己完結。 虚弱な質やから気をつけたらなあかんよな、と。 そちらの方ばかりを気にしていた。
本名が吉治である事も知ってはいるのだが、 長生きの亀がついた名の方が縁起が良さそうなので 呼び名はもっぱらあだ名の方だった。]
(32) 2019/07/04(Thu) 18時半頃
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おー!亀吉。 よぉ上ってこれたな。 ここら結構えらかったやろ。
一人か?それとも誰かと来とる?
[ガサゴソガサ。 茂みをかきわけ、時折邪魔な長い木は 鎌でスパンと切り落としつつ早足移動。]
俺は畑帰りに聞いて慌ててすっとんで来たとこや。 水とか飲むかー?
[危なげない足取りで亀吉の側までやってくる。 相手がどれくらいの間探索しているかはわからなかったので、とりあえず竹筒を出して水を勧めてみた。**]
(33) 2019/07/04(Thu) 18時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 18時半頃
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/* めちゃめちゃええひとやなあ〜〜!
(-11) 2019/07/04(Thu) 18時半頃
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/* こう言う系統の村は、弾かれ狼さんになるとすごいしんどい場合あるのだよね。 村たてさん人形使いってことは赤持ちではないし、弾かれ狼さんを無くすために狼希望した…
訳ではないさ!すんごくやりたかったんよ神様!わぁい!弾いた人いたらごめんね!!!
(-12) 2019/07/04(Thu) 19時半頃
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/* あさちゃんにはだいぶ無茶振りしてると思うんだよ…ほんとごめんね…合わせてくれてありがと… うまく対比してきたいんだよねー
(-13) 2019/07/04(Thu) 19時半頃
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