277 【突歓RP】“Ha-Ru”から“Na-Tu”に航る村
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変わるよ。ほら、見てみなよ。 あのおじさんが持ってるやつ、消音と温度調整機能がついてる"AM-b"ブランドの、人気バージョンだよ。
あの下にいると静かよ、雑音も聞こえないの。 あと布地の厚い傘だと音が重たいの。
[ちょうど通りかかった金持ってそうな男をそっと指さしてみるけど。 あれじゃもう傘じゃなくって防衛装置だな、情緒ねぇなと笑う。]
ここいいよぉ、派手な遊びには向かないけど ホームステイするならサイコーよね。
この星らしいかぁ、それこそ傘とか? 日傘とかなら他の星でも使えるし、 オブジェ的な古式ゆかしいのもあるし番傘ってーの?だっけ
はしゃいで転ぶと悲惨よ
[ばしゃばしゃと水溜りを踏むイースター>>19に呆れ笑いを浮かべつつ]
(21) 2018/06/13(Wed) 19時頃
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[科学が進歩したのは喜ばしい事なんだろう。 お蔭でぼくの仕事がある。いいことだ。 けれど医学が進歩したのは果たして 本当に喜ばしい事ばかりだっただろうか?
病気の治療の為にぼくは まだ生まれたてのカンガルーみたいな状態で 母のおなかから引きずり出されたそうだ。
そんな時点での病気の発見と治療が可能なお蔭で ぼくは無事生まれる事が出来ていま生きている訳だけど そのお蔭で両親は方向性の違いで夫婦を解散していた。
生きてさえいてくれればいいと父は治療を望んだ。 母もそれに同意した。 けど人の形をしているかすら定かじゃない我が子を まだ殆ど膨らんでもいない胎から引きずり出されて 弄り倒す治療行為を見せ付けられて 母は母で居る事に耐えられなくなったそうな。]
(22) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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うん 好きだなー。 機能性捨ててないし、それでいて綺麗だからねー。 くそー、見ると欲しくなるなー [新作に夢中だったから同行者の手元の変化までは気づくことが出来ず]
ふーん じゃあ私と一緒だね。私もしばらく“Na-Tu”に滞在するから いいお店とか見つけたら教えてよね。
1人がいいの?じゃ、邪魔はしないけど。 お、ついたついた。
私は地下のドラッグストアに行くわ。 ……あー、忘れてた。
私ミツボシってーの、きっと船でもまた会うでしょ。 1人に飽きたら声かけてよね。
[もちろん付いてくるようなら無碍にはしないけど、そこの誰かさんじゃ不便だから名乗っておいた。]
(23) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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[どっちが正解かなんて知らないし 生かしてくれてありがとうとは思うけど。 思うけどさ。
ぼくを生かさなければ今でも二人は 寄り添い幸せに暮らしていたかもしれないと 考えてしまうとやり切れない時がある。
まぁ考えたって仕方ないんだけど、それはそれ。
まぁ二人の問題でぼくにはどうすることもできないし。 罪悪感感じる必要なんてないんだけどね。それはそれ。]
(24) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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[べつに珍しい症例でもなければ珍しい治療でもない。 何でもかんでも機械に置き換えてしまえる時代だ 妊婦の膨らんだ腹の内の代用だって当然機械で補える。
今はもう完全に完治して、ダメなパーツは挿げ替えて。 足りない性能は機械で補って こんな仕事にもつけるだけのもうすっかり健康体だ。
けれど体は途中までしか成長しなかった。 ついでに性別も治療の際に何処かへ行ったっきり。 どちらになりたいかの決定を歪めてしまわないようにと 元々どちらかだったかは教えてくれなかった。
いつでも選べると思春期の頃から言われ続け どちらでもないままで支障がないからそのままだ。 成長が途中なのもその関係だと急かされたが 選ぶのが怖くて選べなかった。]
(25) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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[だってじぶんをどちらだとも思えない。
男も、女も、別に必要ないもんだから。 パーツを択んで、組み替えて、そんな時代だから 性別が迷子な事だってそれ程珍しい事でもない。
群れて番って繁殖しなきゃ 性別だなんて、生きる上で一番必要のないパーツだ。 恋やお洒落に興味でもあればまた違ってくるんだろうけど。 お生憎の有様でして。
え?寝ぐせが激しい? いやだなこういうセットですから。 時間カケテルンデスヨー。ほんとほんと。]
(26) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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[ちなみにぼくの体は自分の細胞から養殖した 生身のパーツを移植してるから 機械の部分はひとつもない。 手間も暇も掛かるしリスクもあればコスパも悪い ついでにファッション性もなければ性能も並みだ。 故にこの方法を選ぶ人はそんなに多くないらしい。
けど父がそれだけを望んだから。 生きている事。出来れば五体満足なまま。
だってそれしか望まれていないんだ。 他には何にも、なにひとつ。 そしたらそれくらい、叶えない訳いかないだろう?
反抗期なんてものはそれなりにあって人並みに 何故ぼくの治療をしたんだと父を責めた事があった。 母を愛していなかったのか、何故、と。
曰く、妻を愛していなかったはずはない。 けれど妻を愛してくれる人は他にもいた。と。]
(27) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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[嘆く母の肩を抱き締め慰めるものは他にもいても 母が母で居ることに耐えられなくなった以上 必死に生きてるぼくを生かせるものは… 生きてほしいと願えるのは父ただひとりだったから。 君を一番に愛せる人間はあの時いなかったから
当然のことだと、本当に当然みたいな顔をして。 ご立派過ぎてちょっと理解に苦しむ。
けどそんな父を否定してしまえば ぼくを生かした選択を、間違いだったと誹ってしまえば。 父も僕も独りになってしまう。 父の理解者も、僕の肉親も、いなくなってしまう。 僕という命を必要としてくれた唯一のひとなのに。
多分ぼくの治療を決めた時の父も こんな心地で居たんだろうと納得は出来た。 それでも受け入れてしまうことはできなくて。 だからこんな仕事を望んでいた。]
(28) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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[なるべく父と、物理的な距離を置ける場所を望み続け 気が付いたらこの椅子に張り付く生活になっていた。
父は何も望んではくれなかった。 健やかに生きていてさえくれるのならそれでいいと。 与えてくれたものに報いることも 傍に居ることも、何にも。
正解と正しい事と出来る事と許せることと求めるものは たぶんきっと全部ばらばらで 難しく考えなければすごく簡単なことなのに 簡単であるがゆえにむずかしい、
…とか言葉遊びをしながらのろのろ歩く最中 すれ違うモナリザ達に声をかける。
同僚への挨拶は目くばせで終えて 睨むなと言われて終わるけど。]
(29) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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[幼少期に散々にからかわれ続けた記憶は 今もしつこく尾を引いて。 人に笑いかけるのが怖いなんて 情けなくって誰にも言えない。
彼らはそういうのがないから楽だ。 馬鹿にしてこないし気持ち悪がらないし怖がらない。 ぜったいに。]
…追い出されたんだ、酷いだろ。今は応対中? そうでないなら、少しだけぼくにつきあってよ。 えーと、四十五ちゃん。かな。 ほら、食堂まで連れて行ってよ。迷わないように。
[見目の違いなんて何もない筈の彼らを 殆ど間違いなく見分けると手を繋ぐように強請る。
彼らの人に触れるための両腕は人と殆ど変わらず心地いい。 …他人にふれた記憶なんて随分遠いから 本当に変わらないかなんて定かじゃないけどさ。]
(30) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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[緊張も、恐怖もなく緩める表情は 自然な笑みの形をしているとは自分では知る由もなくて。 それを見て知っているからこそ同僚には 人には懐かない野良猫のようだと揶揄されるだなんて。 知らないから聞き流している。
子供の頃馬鹿にされ続けたのなんて 顔が変だからでも声や滑舌がおかしいからでもなくて ただ社交性が他より足りなかったから できそこないと群れから蹴落とされただけだ。
群れに混じりたいと努力するでなく そんなのと仲良くしたいとは思わないと いじけてやさぐれてしまったからそのまんま。
判ってるけど成人して、社会に出た今だって まだうまく呑み込み切れずに消化不良のまんま ずっとあいも変わらず情けなく逃げ続けてる。 両親からも、同僚からも、すれ違う人たちからも 多分、きっと、自分からも。]
(31) 2018/06/13(Wed) 19時半頃
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ー当船はこれより衛星“Bai-U”へ寄港…
寄港直前で人気の少ないカフェ内。ぼんやりコーヒーを飲んでいたら館内放送が流れる。 手が無意識にテーブルをの下を操作し、コーヒー入りのチューブをカップホルダーに固定、椅子の座面を探って腰を椅子に固定、とやっているとふわりと体が浮く感覚。
飛び回るモナリザと乗客たちを少し離れたところから眺めながら、残りのコーヒーを吸い上げた。 半分眠たい頭は、勝手に昨日の光景を再生する。
ー公園にてー
シルバーとか白系以外なら…。
[控えめに告げる彼女の風貌は一言で言うなれば「白兎」 角度によっては透けるような、銀とも白とも見える髪を2つに結わえ、白い肌に瞳だけが林檎飴の様な赤だった。
多分どんな色を塗っても映えるとは思う。 でもその時の私は、彼女の持つ白を生かしたかった。 桜の花びらを溶かしたような、ミルキーピンクを選び、載せてゆく。 自然にも華やかにも見える出来栄えに楽しくなり、指を一本選んで、銀のラメで大輪に花開く芍薬を描いた。 次に寄港するBai-Uに咲いているものと、同じ花を]
(32) 2018/06/13(Wed) 20時頃
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[僅かな揺れとともに、大きな窓にさぁっと紗が掛かる。 惑星Bai-U…別名、霧雨の星。観光星に分類されている。
天候調整のため、晴れるのは年に数度。 後はスコールのように降ったり、静かに降ったり、およそ雨の降り方で思いつく限りの雨模様の星だ。 はるか昔、とある国では雨に対する表現がそれは豊かで そこが語源となり星の名前がついたという。
到着アナウンスとともに再び重力場が生成され、体が重くなった。 一応、二件ほど商談があるので(休暇なのにこのやろう) 昼には一度出るつもりだが、今更観光するほどでもなく、さてどうしよう。
人の波に逆らうように誰かが入ってくるのが、ちらりと見えたような、見えないような。>>30]
(33) 2018/06/13(Wed) 20時頃
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ー回想:Bai-U寄港前・食堂ー
[ご機嫌にふわふわしていた表情が食堂に入ると 途端に曇り模様に変わった。 混ざった色んな食べ物の匂いに目を回しながら 予防接種を悟った犬みたいに重くなる足取りを 何とか引っ張って貰って進む。
もう混雑の時間は少し過ぎて 人にまで酔うことがなかったのは幸いだ。
一部始終眺めていた食堂スタッフは 少しだけ困った顔で、微笑まし気に眺めてくる。 あら珍しい、何なら食べられそう?
先っぽから最後の一口まで 単調な味のブロックが恋しい。
けど今日はちゃんと食べると決めたんだから ぐずぐず言わずにメニューを眺めた。]
(34) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
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[此処まで連れてきてくれたモナリザにお礼を言って 解放しようとして…ふと視線を奪われたのは、その指先]
……おや、落書きされてるよ? いや、させてあげた、のかな。 誰かのいい旅の記念になるといいね。
[一つだけ違う爪のパーツに気付いて 触れぬように爪の輪郭を撫ぜて、手を離した。 何にもついてない自分の同じ指の爪を擦ってみる。 うん、あのくらいの飾りなら 邪魔にもならないし気にならないかもしれない。
モナリザだって洒落込む時代だ。 パイロット補佐が野暮ったいままっていうのも なんて、言い訳と、理由をこじつけて。
あの子が少しだけ楽しそうだったから。そう見えたから。 真似してみたいと素直に思えた。 この気紛れな気持ちが続くかはわからないけど。]
(35) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
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[さて当面はの課題はこれだ。 渋面でメニューを睨む作業に戻る。 どれでも食べられないものなんてないけど 好みもなければ料理を食べる行為がそもそも苦手だ。
決まったら声をかけて、と離れて行くのに頷いて 眺める事数分。 >>0:51おおきな声が、聞こえた。
何時もは半開きの目をぱちくりさせて 珍しい生き物を眺める様に、視線の集う先を見る。 なんだか本当においしそうだと ほんの少しだけ、そう思った。]
(36) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
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[波のように引いて行く幾つもの視線に遅れて じっと眺めていれば>>0:52視線がぱちりと合って。 差し出されたからあわてて首を振った。
それを奪うなんて、とんでもない。
けど…]
…あれ、と、おなじの。 たべてみたい…な。
[何時もこの世の終わりみたいな暗い顔ばかりのちびが ほんの少し顔を輝かせて注文するものだから。 たべてみたい、だなんて珍しいことを言うものだから。 今度は見慣れた食堂スタッフが 挙って目を丸くする番だった。]
(37) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
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[人の集う場所が苦手なことはもうばればれで だから持ち運べるよう何時も袋に詰めてくれる。 なんだか嬉しそうな顔で手渡されてたじろいだけど。
温かい袋を胸に抱えてドリンクの入ったカップを片手に。 何処で食べようかうろうろと船内の廊下を辿る。
手渡されたときの笑顔を思い出して なんとなく擽ったい胸の温度を 温かい袋の中身が保温したままにしてくれるから
ご機嫌にはにかんだ笑みを浮かべるだなんて 相当珍しい有様を継続したまま廊下を辿れば >>0:42休憩中の同僚の視界に 珍しい光景が留まることもあったかもしれない*]
(38) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
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ーコックピットー
[公園で広げた袋の中には 少し小ぶりなハンバーガーと塩の利いたポテト 渡されたドリンクは炭酸飲料だった。
重い。とにかくしこたま胃に重たい。
物理的な消化不良で何時もよりどんより暗い顔をして >>13休憩から戻ったパイロットへと 出迎えの視線を投げる。睨んではいません。
手渡されたときの嬉しそうな顔を思い出せば 食べきれなかった半分を捨てることも出来ず 持ち帰って居残りのスタッフに押し付けたから
残しても捨てられなかった理由と一緒に 素直じゃない言葉で聞いて事情を知る面々は半笑いだ。]
(39) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
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[興味を示すなら戻った彼の耳にも届いただろう。 ハンバーガーが「おいしそう」に見えたから 挑戦してみたら胃に重たかった。なんて、笑い話。
食べ物を「おいしそう」だなんて形容するだけで レアすぎる話なので、興味がなくても そのうち耳に入るかもしれないけれど。
まぁ噂話でも笑い話でも好きにしてください。 それでもいざとなれば仕事は滞りなく正確に精密に。 清々しいくらいの鮮やかさで切り替わって みんな揃って集中する。
この空気は嫌いじゃない。 だからこの仕事を続けていられるんだと思う。 凛とした心地好い緊張感の最中に 穏やかな、柔らかい声をアナウンスで届ける。
ぼくは、ぼくにできる与えられた仕事を 滞りなく、正確に、精密に。]
(40) 2018/06/13(Wed) 20時半頃
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[さすが観光星、雨の星でも環境は整備されている。 モナリザから傘を受け取って、ぶらり歩いていく。
街角映像装置から映し出された、視界の横を流れていく鮮やかな色は、しゃれたボディパーツを扱っている店の広告だ。 実用性一辺倒の男は購入したことはないが、機会があれば。 いや、メンテナンス代が経費で落ちきらず難しいか……。 そんなことを考えくるくる傘の柄を回す。
施設街に入れば傘を畳んだ。 観光客と思われる人の中、ちらり見覚えのある色の淡い姿(>>20)が見えた気がしたが、現在は完全にオフで乗務員とわかる格好も名札もつけていないし、困っている様子もないのでそのまま歩いていく。]
(41) 2018/06/13(Wed) 21時半頃
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――施設街――
[訪れる人々に欲されるであろうものが揃う中。 目的地へ向かって歩く途中、バーガーの香りが漂ってくる。 宇宙1美味い! がキャッチコピーの大手チェーンの前で足を止め、珍しく食べ物の袋を抱えてご機嫌だったシルクの顔(>>38)を思い出した。
苦い顔で胃もたれしたと話していたけれど。 あのシルクがおいしそうで食べる気になった、なんて。 ずいぶんと魔法のかかったハンバーガーだったらしい。
ゼリー飲料よりは食べ物らしいものを欲するだろうか。 そう考えつつ、土産も差し入れも買うのは帰り道でいい。 まずは用事を済ませよう。*]
(42) 2018/06/13(Wed) 21時半頃
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―回想・食堂―
あそう? じゃ。遠慮なく。いただきまぁあ[ガブ]
[首を横に振られて>>36、残念そうな安心したような。ひとくちで8割くらい平らげて、残りを名残惜し気に眺めてから口に放り込む。包み紙を丸めて、少し離れたダストボックスに行儀悪くも投げ入れる。的を外れて床に転がったそれを拾い上げて、また元の位置に戻って投げ入れた。外れる。]
(43) 2018/06/13(Wed) 22時頃
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神さまってさー。いじわるじゃん?じゃん? こんなうめぇ肉、人間に食わせちゃなんねぇ。
って思ったんだぜ。
[何度目か、漸くダストボックスに包み紙が収まる。]
ちきしょう! …店員さん!おかわり20個!!
[またまたハンバーガーを作るはめになったスタッフが、先ほどあちらに向けた含みとはぜんぜん違う意味を込めて目を丸くしている。そうして、トレイ一杯に積まれたハンバーガーを、青年は嬉しそうにバッグに詰め込んだ。*]
(44) 2018/06/13(Wed) 22時頃
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―着陸後・船外―
宇宙旅行…マジぱねぇ…
[傍目には跪いて祈りを捧げているように見えるかもしれない。けれど彼は揺れない浮かない大地に頬ずりをしているだけだ。顔中が濡れるのも構わずに。]
モナリザ… モナリザ…
[心細くなって、先の機械乗務員の言葉>>18を思い出して呼んでみるが、船外なのでたぶん来ない。傍目にはモナリザを礼拝しているように見えるかもしれないが、そういうのではない。**]
(45) 2018/06/13(Wed) 22時頃
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[指差された先の傘も、見た目は同じに見えるけど。 聞くからにその下は快適な環境そうだ。>>21]
でも、何も聞こえないのはもったいないね。 聞いてて楽しくなる音なのに。 [毎日聞いてたら飽きちゃうのかもしれない。 深深と積もる雪の静けさに神秘を感じなくなるように。
でもここは“Fu-Yu”じゃなくて“Bai-U”で、 イースターにとって雨の音は聞いていたくなるものだから、 きっとあのブランドの傘を持つ事はないんだろう。 それよりもっと気になる傘をたくさん教えてもらったし。]
(46) 2018/06/13(Wed) 22時半頃
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傘かぁ。他の星でも雨が降るなら必要だよね。 昔の傘ってほとんど雫を弾かないタイプじゃないっけ。
あ、ごめん。被ってない?
[幸い転ぶ事はなかったけど、 跳ねた水でズボンの裾は色が変わってしまっていた。 そのうち乾いてくれればいいけど 施設街で何か見繕った方がいいのかな。]
(47) 2018/06/13(Wed) 22時半頃
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うん、綺麗だよね。 旅行先で見ると余計買いたくなるのってなんでだろう。
[旅先だと財布の紐が緩みやすいのかもしれない。 ご当地限定でもそうでなくとも。]
うん、僕も教えてほしいな。 どこに行くのも初めてだからあちこち見たいし。
あ、えと、そんなつもりで言ったんじゃなくてね。 知ってる人と一緒だと普段と違う事しにくいっていうか、 色々挑戦してみたいなーって思ってたりしたから。
[誤解させてしまったら嫌だな。 せっかく縁があって一緒に歩いているのだし。 慌てた様子で言葉を並べたてたけど、 全然気にしてない様子だったからよかったのかな。]
(48) 2018/06/13(Wed) 22時半頃
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そもそも一緒についていくって言ったのは僕だからね。 連れてきてくれてありがと、ミツボシ。
僕はイースター。 今度会った時はお茶でもしようね。
[傘のお店は地上に多そうだから、 地下に向かうミツボシに手を振って入口で分かれた。 広くとも時間潰しの場所はある程度限られている船内だから きっとまた会う事もできるだろう。*]
(49) 2018/06/13(Wed) 22時半頃
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/* というわけで呼ばれてモナリザのお時間でございます(キリッ
(-3) 2018/06/13(Wed) 22時半頃
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