226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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[――キルロイは幼い頃から、絵を描くのが好きだった。
彼に兄弟は無く、両親は早くに事故で亡くなっていた。 其の為、物心付いた頃より父方の祖父母の元で育てられた。
祖父母は両親の分まで、彼に温かな愛情を注いでくれた。 祖母はかつて絵の先生をしており、彼は自然とそれに倣って絵を描くようになった。キルロイの描いた絵を見ると祖父母は嬉しそうにするので、彼は喜んで絵を描き続けた。
十四歳の時、腕に違和感のような痛みと変化を覚えた。 それが例の奇病に因るものだと悟るまでに、 長くの時間はかからなかった。 孫の奇病が発覚した時も、祖父母は最後まで庇おうとした。 施設に収容後、もう二度と逢えなくなることを、 察していたのかもしれない。 ただ、]
『爺ちゃんと婆ちゃんに、迷惑かけられねえし…』
[大丈夫だよ、なんて根拠のない強がりを言って笑って。 彼はこの隔離病院へやって来た]
(17) 2015/06/05(Fri) 05時頃
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[入所したばかりの頃は、腕の痛みも大したことはなく。 腕が翼になっていくのも漠然とした不安はあれど、 ちょっと格好良くない?なんて冗談を言う余裕もあって。
――毎日、日課のように祖父母へ絵付きの手紙を書いた。
ある日偶然、それが一切外部へ届いていないことを知った。 急にこの施設のことが恐ろしくなって、こっそり少しだけ泣いた。
そんな頃だろうか、ケイトリン>>8と親しくなったのは。 彼女の弟のことは果たして知らされていたかどうか。 いずれにせよ、彼女との会話は癒しとなっていた。 日々、その表情から感情が抜け落ちていくとしても、 ケイトリンの心優しい人となりは何も変わらない。 だからこそ、余計に強がってしまう面もあるのだ。 大丈夫、心配ないからと、安心させたくて]
(18) 2015/06/05(Fri) 05時頃
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[祖父母への手紙は無意味になってしまったが、 彼は絵を描くことは止めなかった。 どうせ暇を持て余す病院生活、 色んな場所でのんびり絵を描いていた。
少しずつ、入れ替わって行く入所者たち。 その"今"を残すように、描き続けた。 もしかしたら其れは、種類は違えど同じ翅を持つ少女と、 文通という形でも行われていたかもしれず。
……しかし、三か月前。 痛みと翼に浸食された指の使用の不自由さに、 遂に十分に鉛筆を動かすこともできなくなり。 彼はものをかくことを辞めてしまった。
後に残るのは"過去"の風景を描いた大量のスケッチブックだけ]
(19) 2015/06/05(Fri) 05時頃
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/* あっ、すみませ、挟んだ、かも?
(-4) 2015/06/05(Fri) 05時頃
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―自室―
俺は"いつも通り"だ。心配いらない。 でも気を遣わせたかな。二人とも、ありがとう。
ああ、開けても大丈夫。
[扉へ腕を伸ばしかけて、またずきりと痛みが走る。 軽く顔を顰めて硬直していると、>>12扉が開いた]
おはよう。 ちょっとドジって床が汚いが、気にしないでくれ。
[苦笑を浮かべながらも、とりあえず無事だと主張。 それから、重症ではなさそうだが、 手当ての跡の残る少女の手へ視線を向けて]
あれ、ヒナコ、手ぇどうしたんだ。**
(20) 2015/06/05(Fri) 05時半頃
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/* ヒナコちゃん…人気である。 かわいいから仕方ないな。
(-5) 2015/06/05(Fri) 05時半頃
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― "私"が見ていた青い翅 ―
[みしみし。めり。]
[その日は壁へ食い込んだ指より、爪より、 頭に根を下ろした角の方が痛くて、 殊更強い力で壁を引っ掻いていたから。
嗚呼、きっとそれであの子>>0:313は騒いでいたんだろう。 そう、せんせいに手当をされながら思っていた。
シーシャ。無愛想に名前を教えたのは何でだっけ。 その理由はもう疾うに忘れてしまった。]
(21) 2015/06/05(Fri) 05時半頃
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[一人でも多くの"誰か"に、 "シーシャ"のことを覚えておいて欲しかった、なんて。]
(22) 2015/06/05(Fri) 05時半頃
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[一日経てば頭を穿つ角の痛みは和らいだけれど、 少年が壁をキズつける行為を止めることはなかった。
ただ、少年の無味乾燥な生活の中に青い蝶の翅が舞い込んだ。
自室と、壁の前。それと、人気がないからという理由で時々訪れていた図書室と、せいぜい食堂と。
少年のそう広くない生活範囲と被るところがあったのか 出会えば質問>>0:314のひとつふたつが飛んできた。
綺麗な青い翅の少女。名前は聞かなかった。 (忘れてしまうなら、最初から知らなければいいと。)
質問に答えることもあれば、適当に相槌を打って流すこともあったかもしれない。 たまには、煩いな、なんて邪険な態度も取っていたかも。
それでも、優しい(ウソツキの)せんせい以外で少年に話しかける物好きは当時はそうそういなかったから。
それが例え好意が元になった行動でなかったとしても、 ――――嬉しかった。]
(23) 2015/06/05(Fri) 05時半頃
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愚かで愛しい私のシーシャ。 ねぇ。私がこんなコト、許すと思うの?
[ 少年の中に居る"私"の日記に新たな一文が加えられたことを 少年は、まだ ]
(24) 2015/06/05(Fri) 05時半頃
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[少年が青い翅の少女と出会ってから幾らか日の流れたある日。 窓から差す月光が薄暗く、淡かった。 宵の口。話しかける少女に何の用?と聞いたのは――"私"。]
あはっ。"シーシャ"ならもう寝てる時間だわ。
[名前を繰り返す声>>0:315ににこっと笑って、言った。 それが、それまで日記の中だけに居た"私"の最初。
――"私"の存在をシーシャ以外に教えた、最初。]
(25) 2015/06/05(Fri) 05時半頃
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[それから、傷ついた壁と"私"の日記について話したのは、シーシャに話されるより先に、私に都合のいい話をしてしまいたかったからに相違ない。 ――嗚呼、イラナイ記録は片端から捨てるくらいは言ったかも。
シーシャが"私"を表に出さないように必死だったから、 私も必死だったのかしら。若いっていいわね。
その時に蝶のお嬢ちゃんの名前も聞いたから、 それだけはあとでシーシャにも教えてあげたんだった。]
(26) 2015/06/05(Fri) 05時半頃
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[都合の悪いことは、勿論、言わなかった。 邪魔なんて出来ないし、させないけど。
不用意に伝えて妨害されるのは困るから。
――何年後だか知らないけど、 いつか、シーシャ。消えるわよ。 なぁんて。]*
(27) 2015/06/05(Fri) 05時半頃
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/* 待って、幽界トークオンになってるけど…??? う っ か り し て い た!
ごめん、村建て調子に乗ってランダム回してた。 超見える。村建ての顔が見えちゃう。 お願いだから墓落ちしたら誰も1dの最初見てくれるな…頼む。
(-6) 2015/06/05(Fri) 06時頃
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あら、寝ぼすけさん。 美味しい御飯を食べ逃したら、悔しい事態になるわよ?
[僅か言葉を詰まらせた、その間>>11 感じればおどけた口調ではあるけれど、 きっと痛みを抱いてるのであろう彼、其れを悟らせぬその姿に ...は無表情の中瞳を揺らめかせる
ヒナコと顔を見合わせて、 彼女が>>12ドアノブに手をかけるのを見守ろう
彼が>>20ドアを開ければ、その顔色を見る ――もしかしたら、彼越しに床に散らばった薬も目にするかもしれない
目についたなら、彼の目線に視線合わせ薬を飲んだか尋ねるだろう 痛みの程度を、聞きながら
安心させたいのだろう、強がる彼>>18が男の意地を主張するなら、 其れを知りつつ心配していると伝えるのも女の意地]
(28) 2015/06/05(Fri) 08時半頃
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[その手が再び、絵を描く事はできるのだろうか 日課となっていた絵手紙が書かれなくなり、 侵食が進み筆を置いて仕舞った彼 もう一度、筆をとる所が見れたら良いのだが
過去を映すスケッチブック 其れに絵を描く光景は、今も私の心の宝石箱に仕舞われている 彼が少しだけ、泣いていた時のことも
何時も通り大丈夫、その声に...は納得しつつも心配そうな眼差しで彼を見る ヒナコの手の事を尋ねる彼には、彼女がコップで切ったと伝えよう 詳しい事は彼女が直接、言うだろうからそれは...の口からは、伝えないでおこう*]
(29) 2015/06/05(Fri) 08時半頃
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― 小さな思い出:本と貴女とそれから、私>>13 ―
[『何の本が好き?』 貴女の言葉に私は紫水晶の瞳をぱちりと瞬かせた
どの本が、と暫し悩んであげたのは白血病になった父親の過去を紐解く青い蝶。原爆と、そして淡い初恋の物語
一瞬で、加害者は被害者になる 病がこの身に降りかからなければ、 きっとこんな憂いを抱くこともなかった
この本の中の主人公は被爆し、苦しみ抜き 其れでも戦後を生き抜くけれど ――自分は、彼みたいに前を向いて歩んでいけるだろうか
コロリと転がる眦から零れた輝石は、五月雨の緑
彼女が...の涙の石みたいと表現した一冊は、 星々を旅する少年達の、冒険譚であり切ない別れを描いたもの]
(30) 2015/06/05(Fri) 08時半頃
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……素敵な言葉ね。 その切符があれば、鉄道に乗って銀河にすら行けそうだわ。
[それでも最後、友との別離が待っている其れ 逃げられぬ、手に入らぬそれでも持ち続ける希望 それは凍りついた心に沁み入る光の様でもあり そしていつか、訪れるであろう緩慢な死の足音を耳元から遠ざけるものであった]
ねぇ、ヒナコ 貴女は何処まで行きたい?
[物語の中なら何処でも行ける 竹林で熊猫を見、砂漠でオアシスを眺め、地中海の風を感じ、西の都で朱塗りの橋をカラコロ歩く 大切な思い出仕舞いこむ心の宝石箱
貴女の脚、私の硬化する躯 現実を暫し忘れられるその一幕、思い出せば 何時もほんのり心が、温かくなるの*]
(31) 2015/06/05(Fri) 08時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/05(Fri) 08時半頃
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これは足りるきがまったくしない 1よっと。
(-7) 2015/06/05(Fri) 11時半頃
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― 月光と、「私」さんと ―
[せんせいに治療される彼にわたしはいいました。>>21]
あなたのおなまえは?
[だって呼ぶときに困るから。 自分の名前を名乗ることもわすれて、 わたしはその男の子の目を見て食い下がった。
「シーシャ」という名前を聞いたのはその時。 そこにあった理由も、幼いわたしは知らなかった。
「かんし」している時投げた質問は 少しでもたくさん、彼の事を知れたら、 と幼心に思ってのものだった。 >>23 彼はその時々で答えてくれたり、適当だったり 邪険な態度をとったりしていたけれど。 たまに目が合うと嬉しくて手を振った。]
(32) 2015/06/05(Fri) 12時頃
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[薄闇が白い病院を蒼く染める宵の口。 窓から差し込む月明かりが、 「彼」の痛んだ髪の毛を仄かに照らし出し、 ぎんいろに染めていた。>>25
何度も名前を呼んだわたしに返事を返したのは 「シーシャさん」ではなく、「私」さん。 やっと見れた笑顔は、なんだか少し不気味だった。]
「……じゃあ、あなたの名前は? わたしは『ヒナコ』だよ。」
[痛々しく悲鳴のように刻まれた壁の傷。 月光に照らされ、深い影を湛え、 無機質な病院にさざなみのような起伏をつくりだす傷。
それを一瞥すると、「私」さんは シーシャさんと「私」さんがそれぞれ つけている日記の事を話してくれた。>>26 いらない記録は片端から捨てる、ってことも。]
(33) 2015/06/05(Fri) 12時頃
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「どうしてすてるの? しーしゃさんの大事なきろくなのに。 どうして? しーしゃさんをいじめないでよ」
[信じられなかった。 きっとこの「私」さんは病気の悪魔で、 だからシーシャさんに意地悪をするのだろうと。]
「あなたがどれだけ捨てても、 わたしも、みんなも、覚えてるよ」
[何かを妨害できるほどの力は、 幼いわたしにはなかったから 都合の悪いことに関して口を噤んだ「私」さんに対して、 まけいぬのとおぼえ、みたいに 最後にそんなことも、言った気がする。
わたしは忘れないよ。――と。*]
(34) 2015/06/05(Fri) 12時頃
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― 現在/キルロイさんの部屋前にて ―
「――絵、とっても上手だね。」
[そういって話しかけたのは、 どれくらい前のことだっただろう。 黒羽の生えた腕が白い紙に描き出す世界を見ていた。
わたしと見ているものはあまり変わらない筈なのに キルロイさんの描く絵の中のものは、 どれも鮮やかに、活き活きとしていた。 >>18 おじいさんおばあさんに出していたのだという手紙。 届かぬと知った彼と、寄り添うケイトリンさん。 わたしがある日さしだしたのは、 せんせいにせがんで貰ったレター用紙。]
「絵はうまく描けないけど、お手紙交換、しよう」
(35) 2015/06/05(Fri) 12時頃
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[そう言って、長く彼と文通をしていた。>>19 わたしは院内で起きたおかしなことや、空模様や 咲く花、とりとめもないことを文章で綴った。 彼の方も色々なものを描いていたと思う。]
『絵も文も、こうして残るから、素敵だと思います。 わたしやあなたが居た証として、残るから。』
[そんな一文を書いたのはいつだっただろう。 ずっと続くと思われた文通も三ヶ月前途絶えた。 キルロイさんの腕は、鮮やかに世界を描き出す手は 最早病魔の黒羽に覆われ、描けなくなってしまったのだ。
わたしはそれが、ひどくかなしくて。 たまにわたしの方から手紙を出してはいるけれど。
――いつか、治ればいいのに。 そんな事を思いながらわたしは扉をあけ、 キルロイさんの腕を見た。]
(36) 2015/06/05(Fri) 12時頃
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……わ、薬だらけ。
[やっぱり痛みがあったのだろうとわたしは眉根を寄せる。 ケイトリンさんが心配げに、彼に声をかけていた。>>28 手のことを聞かれれば]
あ、うん。ちょっとコップを……そう、落として、 きっちゃった。最近上手くバランスがとれなくて。 キルロイさんは、腕、大丈夫なの……。
[苦笑して、羽をゆっくり揺らめかせてみせた。]
[わたしは少し、足をとんとん、として、 よろめき屈み、足元に落ちていた薬を2、3拾って 机の上にそっと置いた。
それからやっぱり、足の痛みがひどいから 黙したまま、微笑み考えて]
(37) 2015/06/05(Fri) 12時頃
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んー……。ケイトリンさん……わたし、 ナナちゃん見つけたら自分の部屋に戻るね。
[心配はいらない、と告げて]
今日の朝ごはんはきしめんだから、 ふたりとも、早く食べないと伸びちゃうよ。
[そしたら、おいしいものでもまずくなってしまうと。 そう言って、引き止められなければ ひとまずはキルロイさんの部屋を後にしただろう。*]
(38) 2015/06/05(Fri) 12時頃
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? きゃっ……
[突然浮き上がる体>>15に小さく悲鳴を上げた少女は、慌てて角の彼の首に腕を絡ませるように抱き付いた。 これが『頼る』ことだと言われれば、無邪気な顔を綻ばせた。]
“わくわくする”ってこと? なら私は今、とっても『 』ってる。
[本来の意味とは違う意味で解釈した少女から紡がれたは虚無。 音がなかったことも、意味が違うことも、隣を歩くようにしている彼の想いも>>7>>9気付かない。 気付いたとしても何も思わない。
壊れたものは、もう二度と戻らない。**]
(39) 2015/06/05(Fri) 14時半頃
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─ 小さな思い出:五月雨の緑と ─
[眼鏡の奥の透き通るよなアメジストが ぱちりと瞬きをひとつした。
ケイトリンさんが暫し悩んであげたのは 被ばく者の──わたしはその本のタイトルを 聞いたことがあったかもしれない。 遠い八月、原子爆弾が投下された日の事を 思えば、少し息を詰まらせた。
病気にかかっても前を向いて生きる 物語の人物に思いを馳せながら、 彼女のまなじりからまた涙の石が零れる]
どこまでいきたいの、か……。
[バビロンまでは何マイル? 60と10マイル。]
(40) 2015/06/05(Fri) 15時頃
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[わたしはふわりと風に揺らめいたカーテンの その向こう、青い空を見上げて、 それからケイトリンさんに向き直る。 きっと、わたしは夢を見ているような 目をしていただろう。]
いけるところならどこまでも。 海を越え、砂漠を越え、森を越え、 山を越えて、空をも越えて、銀河の中、 空をとんで───。 わたしも星の海を見れたら素敵だなって思うんだ。 ……ああ、でも。
ひとりっきりじゃ寂しいから みんなと一緒がいいなあ。
(41) 2015/06/05(Fri) 15時頃
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[最後の言葉はふにゃりとした微笑みと共に。
行けるならば、(生きるならば、) どこまでも。 できれば皆と「外」に行きたいな、なんて。
翅が自由を奪っても。 彼女の体が次第に硬化していっても。
そのための切符をわたしは持っていると ケイトリンさんと物語を読むその時だけは そう、思えたのだった。**]
(42) 2015/06/05(Fri) 15時頃
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