206 【突発】『nave Di mare』U【薔薇村】
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[ぐるぐる考えているうちに、ライジが再び登場。 心なし顔色が悪いようにも見えたけれど>>12、纏う空気にこちらから声をかけることはせず]
んー? 何ですー?
[急に声をかけられたと思ったら>>13、『リョクチャ』がこちらに向かってきて。 装着された白手袋には一瞬だけ目を向けた後、カップを受け取る]
あー、あったかい。 俺これ好きなんですよねー。ありがとうございます。
[にへらと笑いつつ、カップで手のひらを温めて。 紅茶よりもほんの少し低い温度で花開く茶葉は、情熱的な赤よりもやさしげな緑がよく似合う]
お、マジですか?! やー、楽しみだなぁ。最近魚介類はあんま食べてなかったし。
[嬉しそうに目を細めつつも、リョクチャを一口すすって。 トレイ片手にどこかへ向かう彼には、いってらっしゃいと手を振りつつ、自分もこれを飲んだらそろそろ食堂から移動しようかと]
(17) 2014/12/06(Sat) 23時半頃
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[それからしばらく、お茶が運ばれるまでベッドの上で 何をするでもなくぼんやりと無駄な時間を過ごしていた。 仕事をしていない時間があると趣味と言えるものもないから 半端な時間を消費する方法がとても少ない。]
ああ、良かった。
[ぞんざいな声とともに戻る声が聞こえて、 顔を向けるとティー以外の香りが漂ってくる。]
わざわざありがとう。
[この男は受付も調理も給仕もして、 まさか掃除も洗濯もしているのだろうか?]
君は働き過ぎでないのかな。
[人のことは言えないが、一応。]
(18) 2014/12/06(Sat) 23時半頃
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─ キッチンを出る前 ─
なー、美味いよな。 そして俺が淹れたんだ、美味い以外にあるわけがない。
[悪かった顔色も気付けば元に戻っていた。 料理をすれば忘れられる、大体のことは。 てのひらをカップで温める様子に、無愛想な顔は少し笑んだ。 や、べつに笑ったつもりは全然ない。]
海だから新鮮な魚介でパスタしてやんよ。 パエリアって手もあるけどな、今日はパスタ。
ぱぱぱ、ぱーすーたー。 ぎょぎょぎょ、ぎょーかーいー。
[謎のパスタソング再び。 そうしてデリバリー業務に勤しむ翠あたま*]
(19) 2014/12/07(Sun) 00時頃
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― 船長室 ―
[何もせずにぼうぅ、っと時間を数えるのはなかなか貴重な休暇だ。 何もする事がなく退屈じゃないのかと思う人が大半だろうが、生憎自分は少数派だった]
パスタ……かぁ……
ライジさん、あれで料理巧いみたいだし。 どんなのが出てくるかなぁ。
[なんて夕飯に思いを馳せてベッドの上で寝転がるだけの時間]
(20) 2014/12/07(Sun) 00時頃
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(……あ……隣で物音……。 あの医者ぽい人の部屋、なんかメルヘンな内装とかいってたの気になる……)
[うとうとと、日々の疲れが貯まっているのか、船をこぎ始める]
(……そういえばこの、海賊旗みたいなの…… この旗の裏に……秘密のドアがあったり……
するわけ…………な……い……よね……)
[こっくり。こっくりと、瞼を閉じると昔よりは確実に成長したものの、やはりまだ大人に成りきれない部分のあどけなさが、うつらうつらする顔に表れていた]
(21) 2014/12/07(Sun) 00時頃
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─ デリバリーなう ─
んー。
[扉を開けたらぼんやりなセンセーがいた。 トレイは押し付けて、自由になった白革の手は袖の奥深くへ。]
は? いや、全然働いてねーし。
[そもそも運んできた(もといみんなに食わせた)ものだって、俺の腹ごなしのスープだったし。 受付の態度も三流以下の評価対象外。 掃除はしてあるが、そもそもオフシーズンで出入りも少ないから 片付けるものだって少ない。 考えうる限りで、俺は何一つ仕事らしい仕事をしていない。]
したいからやってるだけ。 『働いて』は、ねぇよ。
[茶は飲ませたいから飲ませるだけだし。]
(22) 2014/12/07(Sun) 00時頃
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それに。 ───…や、いいか。
[何か唇が紡ごうとして、結局は辞めた。 それよりも聞いておくべきことがある。]
なー、アンタだめなのってエビだけ? 魚介まるまる苦手とかじゃない?
[魚介パスタに決定してしまったので、好みの調査を。 魚介そのものがあまり好ましくないなら ひとり、特別メニューの別パスタだ。]
(23) 2014/12/07(Sun) 00時頃
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[押し付けられたトレイの上でほこほこしているスープ。 それとは別の柔らかい緑色の水。ティーだ。]
ふうむ。
[働いて無いと言い張るのにも理由はあるだろう。 シーズンでないから仕事量自体は少ないのだとしても 一人で全てするにはやはり、多いような?]
過労になる前に休むことも大切だからね。
[ほんの数時間前に言われたばかりの言葉を そのままいいつつティーのカップを両手に納めた。 ほんのり温かいそれがそのまま彼の思いやりのようだ。]
(24) 2014/12/07(Sun) 00時頃
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なんだい?
[ティーを口元へ運びながら続きを促すが、聞けたかどうか。 そうでなければ深く追求はしないまま。]
貝類は平気だね。 魚類も然り。
[ただ、甲殻類とぐねっとしたイカはあまり…… タコなんて以ての外だ。あれはゴムじゃないのか。]
これは今後のメニューに活かされるのかな。
(25) 2014/12/07(Sun) 00時頃
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年中休みっぱなしだし。
[過労と呼べるほど働くことなんて、きっとないだろう。 こういう、病院の先生とか。 或いは締め切りに追われるような作家だったり。 或いはファンに追っかけられるような芸能人だったり。 そういうのとは程遠い。]
あー……、なんだ。
[必然と声は小さなものになった。 別に隠し事というわけでもないが、客にする話ではないから。]
(26) 2014/12/07(Sun) 00時半頃
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俺が経営者すんのも、今年のこのシーズンだけ…だから。
[思いついたように持ってる金殆どつぎ込んで あまり人のこない、この季節を選んで借りた。 ワンシーズンこっきりの、経営者。
忙しくもない、冷たい季節の たった一度だけの管理人。]
(*5) 2014/12/07(Sun) 00時半頃
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……、魚介は平気ね。 アンタが俺のメシ食ってる限りは有効だな。 苦手とか食えねえもんは、先に云っとけ?
残すとか、絶対ェ許さねぇから。
[俺の作った料理を残す? アリエナイ。 というわけなので、苦手な物は早めに聞いておきたい。
数日とはいえ、休暇を彩るひとつだろ? メシっつーのは。
すっげぇ大事だ。]
(27) 2014/12/07(Sun) 00時半頃
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それならば良い。 番号もアドレスも、変更はしないから 必要ならば連絡はいつでも構わないからね。
[本土に戻った後、急患だと島に呼び出されるのは 少しばかり難しいかもしれないけれども。
なんて思いながらカップを傾ける。 紅茶とは違うほんの少し甘いような味が口に広がった。]
(28) 2014/12/07(Sun) 00時半頃
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今だけ?
[そんな経営の仕方もできるのだろうか。 落とされた言葉に僅かに首を傾げる。]
来年はもう君には会えないのか。
[はふ、と息を吐き出しながらそんな一言。]
(*6) 2014/12/07(Sun) 00時半頃
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アルコール9(0..100)x1
(-2) 2014/12/07(Sun) 00時半頃
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…………。イカとタコはだめだ。 ほかは、そうだな。 こっくりしたものよりはさっぱりしている方がいいかな?
[ちなみに言うとアルコールには、とても、すごく、弱い。]
残すつもりは無いけれど、大食らいでもない。
[手早く食べる事に慣れてしまっているけれど エネルギーは必要だと十分に理解もしている。 せめて休暇中はゆるりとしていたいものだが。]
(29) 2014/12/07(Sun) 00時半頃
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ん、ぁー……。 医者のセンセー…なんだろ?
[もらった名刺がポケットで音を立てたような気がした。 無意識に手首を左手で隠す。 センセーはお茶を飲んでいるようで。 見られていないと判れば、短く小さな息を吐いた。]
…──医者から嫌われんだよな、俺。
[ぽつり、言葉も一緒に落ちる。]
(30) 2014/12/07(Sun) 01時頃
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そ、今だけ。 やってみたかったことがあって。
[頓挫してしまった、料理人の夢。 諦めきれなくて……なんて、危うく口にしそうになる。]
なんだそれ。 アンタ、来年も俺に会いてえのか?
[そんなわけないか、なんて笑いながら顔でも向けてみよう。]
(*7) 2014/12/07(Sun) 01時頃
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[向ける表情は、笑った顔。]
イカと、タコね? あと濃いものよりはさっぱりしたもの…… ……オッサンだな?
[いや、おじーちゃんか? ぶくくくく。]
別に死ぬほど詰めろたいわねーよ。 ゆっくり、しっかり食やいいんだし。
[医者のセンセーとか栄養ゼリーだけとか勝手にそんなイメージがあって。 だからしっかり食ってくれりゃそれでいい。 別に早食い選手権でも大食い大会でもないんだし。]
(31) 2014/12/07(Sun) 01時頃
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[空になったカップをトレイに戻して、 今度はクラムチャウダーへと手を伸ばす。 自分でも思っていたより食欲があるようだ。]
医者の数は、君が思うよりも多い。
[何より患者が医者を選べる時代だ。 一人ぐらいは嫌わないような、物好き(?)だっているだろう。 慰めにはならないかもしれないし 何があったのかも知らないけれど。]
(32) 2014/12/07(Sun) 01時半頃
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次の休暇はどうしようと思って。 ……料理、自信があるのに次は無いなんて。
[詐欺じゃないか。
そして、笑えるのだなとクラムチャウダーを冷ましながら思う。]
(*8) 2014/12/07(Sun) 01時半頃
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[まごうことなきオッサンであるから、 否定も怒ることもしなかった。 さすがにおじいちゃん扱いをされていたら 一発くらい手を出していたかもしれないけれど。]
ああ。そんな死に方は想定していない。
[食べること以外に、時間を区切るものがないから 必然的にそうなるだろう、きっと。]
(33) 2014/12/07(Sun) 01時半頃
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お。
[お茶の次に伸びる手。 食べる前から、どうだと云わんがばかりの顔をしてしまう。 どうだ、早く食え美味いだろう。]
まぁ、だろうけど。 ………アンタは。
[この手袋を外せばどんな反応をするんだろうか。 やっぱり怒られそうな想像しか出来ない。 『命を無駄にするんじゃない』って。 いままでがずっと、そうだったから。]
…………気が向いたら、電話する。
[それでも、なんかそんな言葉が出た。]
(34) 2014/12/07(Sun) 01時半頃
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[徐に取り出すのはポケットに押し込んだ名刺。 携帯を取り出して、画面の上のダイヤルを押す。
…ワンコール。
センセーの画面に残るのは、未登録の電話番号。]
次の休暇でも、暇な時でも。 気が向いたら呼べば?
───会ってやらんこともない。
[ふい、と顔を逸らした。 や、なんかだって、ちょっと恥ずかしいじゃん。]
(*9) 2014/12/07(Sun) 01時半頃
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デレたー!!!!!!!!
(-3) 2014/12/07(Sun) 02時頃
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[ふい、と顔を逸らす。]
つーわけで。 食ったら食器は食堂へ。 洗わなくて良いから、流しに置いといて。
俺はすっかり忘れてたストーブの増設にいってくる。
[顔を逸らしたまま、少し早口で食器の片付けを押しやったが。 扉を開けて出て行く前に、足が一度だけ止まる。]
(35) 2014/12/07(Sun) 02時頃
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満腹で人は死なねぇよ。 むしろ、生きようって思うんだ。
………──俺は、そうだった。
[小さく呟いて、メルヘンな部屋を後にした。]
(36) 2014/12/07(Sun) 02時頃
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[ごろごろと溢れてくる具材をスプーンで口へ運びつつ すでにドヤ顔を浮かべる男を見て少し笑う。 まだなにも言っていないのだが。
そしてその顔通り美味しいから仕方ない。]
毎日こんなもの食べたら帰れなくなりそうだ。
[多少ヤンチャな過去があろうがなかろうが、 今健康であれば問題は無いと思うがさて。 その秘密を見る機会はあるだろうか。]
(37) 2014/12/07(Sun) 02時頃
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[ポケットの中で震える、鳴らした主が目の前なら 今はクラムチャウダーを食べるのを優先した。]
それはそれは。 ……、嬉しいね。
[院の裏に居ついた猫が逃げずに振り返ってくれた そのくらいの距離にはなったのだろうか。 まだ手を伸ばしたら逃げてしまうかもしれないし、 大人の男は撫でられても多分喜ばない。]
(*10) 2014/12/07(Sun) 02時頃
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[顔が逸らされても、薄く笑みを浮かべたまま。]
ああ、わかった。 夕食への期待値が上がっているので、 楽しみだと言っておこう。
[やはりあの猫と、少し似ている。 こういうのは根気が必要だということも、知っている。]
(38) 2014/12/07(Sun) 02時頃
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