19 生まれてきてくれてありがとう
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 02時頃
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――回想――
[>>0:429 ギリアンの塒からゆるりと出でる。
まだ急げば、夕闇から夜の幄へと村が変じる前に、村外れの自宅には辿り着けるかと思案しつつ。]
――…?!
[不意に、背から響く足音が耳に届く。セシルの気をつけての声が耳に残っていたので。僅かに身構えつつも、誰かしら?と振り向こうとした時。
女のくびれた腰に、だっこちゃんのように手が回されて――。]
(7) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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― 牧場 ―
誰かがあの子達の面倒を見ないといけないし……。 うん、期待して待っているから。
[三頭引きの馬車の上で手綱を握る牧場主。 病の件を聞いた彼の行動は素早く、馬車を用意すれば街に行く村民達を纏めて準備を整え、第一陣として出発しようとしていた。
自分を共に町へ連れていこうとする彼にやんわりとした言葉だが明確な意思を込めて拒否の言葉を返す。
遠のく蹄の音。 馬車が丘を越え見えなくなるまで見送り、ふと溜息を漏らした]
(8) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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[ミッシェルとヴェスと別れ、曲がり角を曲がると自然と歩く速度が速くなる。 それは散歩とは言い難い速度。 もう陽は大分傾いて、赤く染まった空は蒼に飲まれつつあった。]
…あのバカ、何処にいんだよ。
[一応酒場の前も通ってみたが、妹が居る気配は無くそのまま通り過ぎて。 次いで雑貨屋へ至る道を進む。 其処にも妹の姿は見当たらず、男は少しだけ顔を顰めた。 後、妹が向かいそうな場所は…と思い返しながら歩き、誰かに会ったなら声をかける事だろう。]
(9) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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[唐突な事だったので、声も出ずに暫くなされるまま。 鼓動が、どうしてとの疑問に跳ねるように鳴るも。
先程ギリアンの塒で見たその細やかな手には記憶があって。]
アイリスさん?
[枯れてなんて、いない。 アイリスにそう告げられると何処かこそばゆくて。]
ありがとう。 貴方も、気をつけて、ね。
[歳の事を気にした私の事を逆に慰めてくれたのかな、と思うと、嬉しくて。 追い抜くように走ってゆくアイリスを見送った。]
(10) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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/* お仲間は、誰――かしら?
(-11) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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─ 村の通り ─
んー…もうじき日が暮れちゃうなぁ。
[紙袋を抱えて歩きながら、雑貨屋いこうかなーどうしようかなー、と考えているところで前を歩く人影に気付き。]
コリーンさん、お出かけ?
[紙袋を片手で抱え直すと笑顔で手を振り、傍に駆け寄った。]
(11) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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/*
ね むい。
00:50まで仮眠!と思って 目覚まし時計を掛けて寝ましたが、 まさかの二度寝で起きたのが01:15でし た
村建て発言の投下が遅れて申し訳ないです。
(-12) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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[>>11 ギリアンの塒で体内に取り入れた酒精で、白い肌を夕焼けに染めたように、仄かに桜色に染めた女は、ミッシェルが傍に駆け寄り、お出かけと笑顔で手を振るのをみれば、やんわりと首を左右に振って]
これから、戻るところ、かしら。
ギリアンさんの所で、ね。 アイリスさんやセシルさん達と一緒にすこし話していたのよ。
[主に、アイリスの愚痴大会だったけれども――。 彼女の笑顔に、柔らかな酒精の乗った艶のある声で告げる。]
(12) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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/* あ、なんだか表現がすこし変。
夕焼けに染めた、なのに、仄かに桜色って!! どちらか一つにしなさい。
(-13) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 02時頃
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おい、クソガキ。 ワイン作る分のぶどうは残せよ。
[それだけ言って、そこから去る。 普段なら不用意な言動と見るや、即罵詈雑言か暴力が飛んでくる粗野な女だが、今日はしおらしくそれだけで終わってしまった]
……帰ろ。 酒は飲んだけど、チーズも干し肉も食べずだし…お腹減った…
(13) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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あれ、イリスってばギリさんとこに居たんだ。 てゆーかセシ兄もいっしょだったの? なんかめずらしー組み合わせだね。
[そりゃ探しても見つからないわけだ、と一人で納得して。 他の面子も聞けばきょとんとしたものの、くん、とお酒の匂いに気付き。 酔ってる?とコリーンを見つめて首を傾げた]
コリーンさんお酒の匂いするよ? 一人で帰れる? 私でよければ一緒に送ってくよ?
(14) 2010/07/03(Sat) 02時頃
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― 通り ―
……?
[村の方へと歩いていけば話が嘘のように日常が保たれていた。 たちの悪い嘘だったのかも――そんな考えさえ浮かぶ。]
パニックが起きないように教える人を選んでる……?
[比較的現実的なラインの答えを頭の中で引出しながら陰鬱な表情を浮かべて通りを歩む]
(15) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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/* さて。 どうしようかな、ここで聞くのもありっちゃありだけど。
(-14) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 02時半頃
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―― 雑貨屋・テレプシコーラ ――
[いつものように退屈で、平凡な宵。 ただ、少しだけ違う宵。 もう店終いの時間だ。
外に出てcloseの看板を掛けた所で、 自警団員の姿が見えた。]
(16) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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珍しい、わよね。 ギリアンさんも驚いていたみたい。
若い人が墓場を訪れるなんて滅多にないでしょうし。
[ギリアンの驚いた顔はなかなか見れるもので無いので、その表情を思い出しつつ、珍しいには同意するように頷く。 ただ、何か納得したかのようなミッシェルの様子に、不思議そうにその瞳を見つめる。 酔ってると首を傾げる様に、はにかむように身体の匂いを嗅ぐような仕草をして。]
大丈夫、よ。 ほら、それに私の家――。
村はずれだから、ミッシェルさんの帰りも遅くなるわ。そうなったら、逆に悪いもの。
[その気遣いに嬉しいと謂うように目を細めて]
(17) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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[自警団員はソフィアに歩み寄ると、重い口を開いた]
……
[この村に、ある病が蔓延していること。 その病の異常な発症率と致死率。 そして既に村人は潜伏期間だろうということ]
……え? あぁ、そう。
[全てを聞き終えた後で、 気の無い相槌を、打った。]
(18) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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―夜・酒屋― [もうそろそろ店を閉めて、自分の酒を楽しもうと思っていたところ飛び込んできた話。 流石に笑みも無く、細い目を更に細める。]
…どうしようもないってのか。 いや、ないんだろうが。 ……アンタは。 どうする。
俺は…酒に囲まれて死ぬのも悪くない。 いや、足掻いてみるべきかもしれんがな。 どうも、この村に毒されちまったらしい。 自棄になる気にもなれんよ。 …しかし………。
分かった。 誰を恨みようもない。 わざわざ、済まなかったな。
[伝える事も辛いだろう。肩を労う様に叩いて自警団員を送り出すと、沈痛な表情で暫く、小さな明かりの灯る店先に座っていた]
(19) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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みんな嘘。
[ぽつり呟いてみる。 そういえば、この日常がずっと続くような気がした。 変わらぬ生活を続ける皆を改めてみれば、突きつけられた事実の方が冗談のようで――待ち受ける苦痛から逃げるよう楽な方へ思考を逃がした]
(20) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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/* せんせい、仔狼がゴドウィンやギリアンだったら、どう、しましょう?
(-15) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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―― 小さな森 ――
…
[空を仰ぐ。 宵の灯りは優しくリンダのカラダを照らしている。 緩やかに視線を落とし、頬にそっと触れた。]
冷たい。
[ぽつ、と零して儚い笑み。 滑らせて、何度か手の甲を擦ってみても 其処に温もりが灯る事は、無い。]
(21) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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――――…。
[自警団員が立ち去ってから、どれ程の時間が過ぎただろう。 closeの看板に手を掛けた儘 ぴくりとも動かなかった。]
……は
[やがて漏れたのは、乾いた吐息。
この村が、侵されていると知り、 言葉を失い、思考も止まった。
気の無い相槌は現実から目を背けるもの。]
(22) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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― 酒場 ―
……っ。
[自警団員が酒場から足早に出てゆく姿を目にすれば 辛い現実へ引き戻される精神的な苦痛で目を細める]
やっぱり弱いんだなぁ……。
[逃げるだけで向き合うのが怖い。 そんな自分を自覚しながら酒場へと入る]
マスター?
[力のない声で酒場の主を呼んだ]
(23) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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あぁ、あのね。イリスのこと探してたの。 ラス兄が心配してたから、早く帰ってあげてって言おうと思って。
[さっきラス兄に会って、会えなかった旨は伝えたけれど。 不思議そうに見つめられて、その理由を話した。 ギリアンが驚いていたといわれると、きょとんとして。]
ギリさんでも驚くことあるんだね。ちょっと見たかったかも。
[大体のことは動じない人だと思っているから、こちらのほうが驚いた。 送っていこうかという申し出に大丈夫と返されると、そう?と首を傾げるも]
村はずれだからこそ心配なんじゃない。 途中で転んじゃったりしても人が通らなかったら助けてもらえないよ?
[そう言って眉を寄せるものの、無理についていくのも悪い気がしてそれ以上は食い下がることはなく。]
じゃあ、気をつけて帰ってね?あ、そうだ。また今度、お歌聞かせて。
[コリーンと別れる間際、そんなことをお願いして、笑顔で*手を振った。*]
(24) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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/* これは、ペラジーの矢印はゴドウィンなのかしら?
(-16) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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昔、ね。
[声は随分と穏やかになっていた。 ガーベラと木製の椅子が傍に無言で佇んでいる。]
おじいちゃんって、凄く怖かったんだ。 逢うたびに、何時も、何時も、怒鳴られてた。
[双眸を細めて、苦笑する。]
おじいちゃんが、怖くて仕方無かったんだ、私。 でも、ね。
おじいちゃん、優しかった事もあったの。
(25) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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/* おろ。
…
うおお、寝落ちてた。 賞金首かぁ。道連れさんだけれど…
(-17) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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単なるブラコンで好きな人は他にいる…とするには、男性陣とアイリスがあいそうになひ。
ラルフは見ててイライラする、ヴェスパは悪友確定、オスカーはクソガキ扱い、ゴドウィンはおっさん扱い、ギリアンは迷惑かけ友、セシルは全然興味ない系っぽい。 どうしやう。
滑りこみでゴドウィンならプロローグのフリもある。オスカーかラルフなら好きな子はいじめる系。 お前は坊主か。(裏拳)
悲恋を楽しくやりまっしょうというコンセプトだと判断してるので、誰かの矢印気にせずに動けるぜうぇうぇ。
(-18) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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[雑貨屋の中に入り、荒々しく扉を閉める]
お祖父ちゃ……
[ティモシー爺を呼ぶ。 爺の細い手を握る。 不思議な瞳に何も謂えなくなった。]
……。
お祖父ちゃんは、街に、逃げて。
(26) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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>>23 ペラジー [顔を上げる。陽気な笑みは向けられなかったが、翳りのある顔を向けた]
…おう、ペラジーか。
[顔色と、声を思えば内心は見て取れる。ぽつりとこぼした。]
その様子じゃ、聞いたな。 …お前さん、どうするんだ。 俺は残るが…な。
(27) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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ピッパ、ピッパって。 私の頭を撫でながら、笑うんだ。
甘いもの食べるか、とか。 一緒に遊ぼうか、とか。
本当に、ね。 今でもあの笑顔、忘れられない。
[くす、くす、と穏やかな笑い声が響く]
おじいちゃん、ね。 それからすぐ、死んじゃった。
(28) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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