166 あざとい村
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ひ い ぃ ! ! ! !
(102) 2014/03/09(Sun) 20時頃
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[頭を両手で隠して縮こまる。 だが、聞き慣れた声に、顔をあげた。]
ロ……ビンですの……
[失態だったが……そんな事はすぐにどうでもよくなった。 ほんとうに来てくれた。 知らず、ぽろぽろと両目から、祖母から譲り受けた耳飾りにも負けないくらい大粒の涙がこぼれていた。]
(103) 2014/03/09(Sun) 20時頃
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[ロビンは、常と変わらぬ平静さで、到着が遅れたことを謝っている。 片膝をつき、ロビンがスージーの靴を脱がす。 足首に触れられると、スージーは身を竦ませていた。] どうして、ここにいるって、わかったんですの?
[ロビンのシャツの袖を指先で摘む。]
(104) 2014/03/09(Sun) 20時頃
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[見慣れた表情や声、折り目正しい一挙一動に、胸に安堵感がしみわたっていく。]
ひとりぼっちで消えちゃうかとおもいましたの
[ぽたぽたとスカートに涙がおちている。 泣き虫のスージーは、泣き止め、と、自分に言い聞かせるよう、ぎゅっと目を瞑った。]
(105) 2014/03/09(Sun) 20時頃
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[ロビンの表情が、珍しく歪む。 彼はもう一度、謝罪する。 その様子を、ぽたぽたと涙がおちるまま、見守って、くしゃくしゃの泣き顔で]
そうですの。 わたくしの執事の努めですのよ。
ずっと、一緒にいてくれなくちゃ、イヤですの。
(108) 2014/03/09(Sun) 20時半頃
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[地の果てからでも駆けつける――これでは、従者というよりも、まるで、ナイトのようだ。]
……当然ですの。
[涙声で、情けなく、笑い声をこぼす。]
わたくしの……わたくしだけの執事です。 絶対に、駆けつけてくれなきゃ許しませんわ。
(109) 2014/03/09(Sun) 20時半頃
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キャッ!?
[驚きに、高い声をあげる。 ロビンに抱き上げられ、あわてて首に、両腕でしがみつく。 背は、いつのまに追い抜かされてしまっていただろうか。 昔は、ほんのちょっぴりだけれど、自分の方が大きかったはずなのに。]
……うん。これなら大丈夫ですの。
[ロビンの肩に顔をくっつけて、心地よい揺れに身をまかせる。]
……ねえ、ロビン。 わたくし、やっと決めましたの。 占い師コースを、選ぶことにします。
[いつ消えてしまうかわからない……それは占い師コースを選ぶ以上、今後、覚悟が必要になってくる事なのだろう。]
見守ってくれますわね?
(110) 2014/03/09(Sun) 20時半頃
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/* あざとい村という村名を信じ暴挙を繰り返す村
(-70) 2014/03/09(Sun) 20時半頃
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/* なるほど任してくれるようだ。
(-72) 2014/03/09(Sun) 20時半頃
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― 体育館 ―
[体育館に到着後、足に負担のないよう椅子に座らせられたスージーは、体育館に戻ってきたヒューからのお願いを聞き、目を瞬く。]
で、肝心のアオイはどこですの?
[また居なくなってしまったのではないかと一瞬不安げに眉をひそめたが、事情を聞き]
ふん、アオイったら、おばかさんですの。
でも……わたくしたち皆のことも、 心配してくれてのことなんでしょう? 彼女らしいですの。
[スージーは水晶玉を取り出した。 結果はシノンが証明してくれた。 まだ、少しだけ怖い……けれど、一人ぼっちではないと、さっき言って貰った。 だから、幾分勇気がわいてくる。]
(117) 2014/03/09(Sun) 21時頃
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ダメなんかじゃ……
[ふるふる、と首を横にふる。 きっと彼女も、心配で、怖くて、心細いだけなのだ。]
でも……セシル先輩に指示された占いもまだですの。
……というか、先輩、あなたを占う予定だったんですの。 これも……みんなの安心のためですの。 アオイも、先輩も、どちらも大事ですわ。
それに、失敗したまま、というのも……
[ごにょごにょと小さく付け足す。 欠けた自信を取り戻すには、きちんと成功させたいところだ。 どうしたら良いだろうかと、スージーも辺りを見る。]
(118) 2014/03/09(Sun) 21時頃
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[ロビンの反応は、いつも通り。 スージーの決定に、異論を唱えることはない。 それでこそ、わたくしの執事、という事は口には出さず]
……。
[考えるような間。]
どちらも。 どちらも、皆を安心させる結果につながりますの。 なら、順番ですの。 まずは先輩からですの。
[ごはんを食べて幾分元気は戻ってきていた。 多分、占いは出来るだろう。 立て続けに二度占う自信はあまりないが――]
(119) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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/* アオイからでもいいけど、 音楽室に迎えとかくるとかわいいかなとおもって
(-73) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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[目を閉じ、シノンの静かな声音を、頭の中で思い描く。 『問いかけながら、水晶に自分の意志を通すように――』 水晶に意識を集中しようとする。 一回目の映像が、トラウマのように蘇りかけて、目をあける。 何か、足りない。]
……。
[斜め後ろに立っていたロビンをちらりと視線で振り返る。 肩に乗っていたロビンの手を、有無を言わせず、とった。 手をつなぎ、安心感に、ほっと息をつく。 占いの際に誰かと手を繋ぐ事が、今後スージーの奇癖となって根付いてしまうのは、まだまだ、先の話である。]
今度こそ。
[決意を秘めて、短い一言の後、暫し黙りこくって、水晶に集中をし続けた彼女は――目を開き、困惑して、首を傾げた。]
(121) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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こんな事って……
あるんですの?
[助けを求めるようにシノンの姿を探す。]
……ひゅ…… ヒュー先輩に、おばけが取り付いてますの。
(122) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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[二連続。 それも、失敗からのリトライ。 信憑性は、さていかがなものだろう。 本当に、彼女の占いで、「悪霊はとり憑いていない」という判定が出るのかも怪しい。
本人すら不安になってきているほどだ。]
(123) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/03/09(Sun) 22時頃
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/* ウェイウェイ
(-79) 2014/03/09(Sun) 22時頃
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/* ヒューごめんよwwwwwwwwww<ゲンドウ
(-87) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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/* 一人のうちに食ってくれーーーーーーッ!とか 二人っきりになって食ってくれーーーーーーッ!とか このまま結果を闇に葬ってくれーーーーーーッとか うーんもう順番は前後してもいいか!?とか ロビンと二人で占って結果に不安をもって自ら闇にほうむりさる案あたりをひりだそうとしたものの
いざ体育館にはこばれたら「も もういいか!!!!!!!無理やりは苦しいもんな!!!!」となってしまったわたくしですのよ
(-88) 2014/03/09(Sun) 22時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/03/10(Mon) 00時半頃
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……
[なんの反論もなく、あっさりとしているのまで、ジリヤと同じ。 ヒューは冗談めかして、額に札をはって、体育館倉庫へと向かう。]
も…… もう一度調べ直したほうが……
[益々自信がなくなって、シノンとヒューの間を視線がおろおろする。よほどスージーよりもロビンのほうが、結果に自信があるようだ。]
……
[けれど、先輩や先生が消えているのも事実であり……]
(159) 2014/03/10(Mon) 01時頃
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……シノン先輩がたよりですの。
[蚊の泣くような声。これほど自信を失っているスージーは、最早未だかつてないほどで、まだまだ、半人前、いいや、半人前にも満たないのだと、痛感しているらしい。 顔を覆う。 最早、結果に間違いがないかどうか、調べられるのは、シノンだけ。]
(161) 2014/03/10(Mon) 01時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/03/10(Mon) 01時頃
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……そう、ね。 そういう話でしたわよ。たしかに……。
[疑うような声音で、同意をする。>>162 無自覚のうちに取り憑かれると、サイモンは言っていた。 ロビンのはげましに、徐々にスージーはその気にさせられていく。 力に訴えられたらなんの抵抗も出来なかったろう事もわかる。]
……だ……誰が震えているというんですの! 御覧なさ、いぃったぁ!
[反論するべく立ち上がろうとして、足首が痛んで、また座る。]
べつにッ!わたくしに怖いものなどありませんの!
[嘘だ。 暗闇、蜘蛛、おばけ、人狼、人の期待を裏切ること、失敗などなど、怖いものだらけのスージーは、つよがりをいう。]
お父様とお母様への報告は、わたくしが先生に才能を見出され、期待通りの大活躍を収めたことだけで宜しいんですの!
(166) 2014/03/10(Mon) 01時半頃
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[つまり……大活躍を自ら認めなければいけない事になる。]
ん……? そうですの。 わたくし、もしも正解なら大活躍ですの。
オーッホッホッホッホッホッ、さすが、わたくしですわ! マリーゴールド家は安泰ですわね? ……。 ……? …………??
[そういう話をしていたんだったろうか。スージーは首をしきりに捻りながら、また「覚えておきますわよ」と言った。]
(169) 2014/03/10(Mon) 01時半頃
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子鹿!? あんな足もおぼつかない何かと一緒にされるとは心外です!
あぁ、そうですの。 わたくしはわたくしの才能がこわいっ……。 この才能があれば全国津々浦々の人狼達から 毎日一人づつ人狼を見つけ、 世界平和に貢献する事も難しくはないでしょう!
[ともあれ、マリーゴールド家から占い師が輩出されるのだ。人狼との戦いに理解のある家系であるから、この才に関しては、歓迎して貰えることだろう。こくんと満足げに頷くと、真珠の耳飾りもまた、柔らかく輝きながら、笑っているように、揺れていた。]
(179) 2014/03/10(Mon) 01時半頃
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[体育館には、アオイとカイルが戻ってくる。 ホッとして、口元が緩んだ。]
あら……?戻って来たんですのね!
(180) 2014/03/10(Mon) 02時頃
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[カイルに、連続で引き当てた……と言われるが、二度目はセシルに頼まれての人選、そのままである。 他に意見もなかったから、そうしたにすぎない。 やはり、スージーが未熟な占い師には、かわりないのだ。 目を泳がせながら、曖昧に頷く。]
そうですわね……。
[水晶玉をちらりと見下ろす。てんで集中できそうになかった。足首と、疲れのせいか、片側のこめかみ辺りがずきずき痛んでいるのが、邪魔をしている。]
わたくし完璧主義ですの。 準備が出来るまで、もう暫し時間が要りますのよ。
[訳:今日は疲れちゃったからやりたくないの。。。ゴメン!]
だからそれまで…… 次は、誰を占えばいいのか、皆さんにも考えてほしいんですの。
(181) 2014/03/10(Mon) 02時頃
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私の希望を挙げますわ。 占いたいのは、アオイですの。
[これは、ヒューに頼まれたことだ。 彼を悪霊憑きだと判断しようが、なんだろうが、さっきアオイを占う必要を感じた事だけは、たしかだ。 だから、希望として挙げる。]
……だから。 占いが済むまで、ちょろちょろされては困るんですの。
……いっしょにいること。
聞いて差し上げますから、 存分に「はい」と素直に返事をなさっても宜しくてよ?
(183) 2014/03/10(Mon) 02時頃
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八、さ…… だめですのーーーーーー!!!!
[まさかロビンはあの子どもの気の迷いのような家出についてを語っているのではあるまいか――。ゾッとしなかった。まさかここで語る気ではなかろうなと、ロビンを止めようと口をぱくぱく開くが、次の言葉が出てこない。 ああどうしてあんな些細な主観を信じ込んだままムキになってしまったのだろうか。内容に関しては口にするのも憚られる。というか思い出したくもない。思い出すだけで顔から火の出る思い、というか現状すでにチョロ火状態であり、その恥ずかしい会話の挙句の家出ははっきり行って失敗に終わった。庭から出るだけで大苦戦をして池に嵌って「底なし沼だー!」と泣き叫んでいたところすぐに使用人にバレて、追われると逃げるの原理で更に逃げたところ……ああもう思い出すつもりなんてなかったのに!!!]
それ以上絶対に言ってはいけませんの。 絶交ですのよ。
[スージーは真剣だった。>>182]
(190) 2014/03/10(Mon) 02時半頃
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スージーは、アオイに気にされては困るので、威嚇するように目を三角にしている。
2014/03/10(Mon) 02時半頃
スージーは、アオイが話の続きを促すのを許さない。
2014/03/10(Mon) 02時半頃
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不安不安と煩いとの報告がありましてよ?
[アオイは「ボク以外で」といっていたので、肩をすくめた。だんだん彼女顔がほんのりと赤くなっていくのを、不思議そうに観察して、首を傾げる。]
……?
[けれど、はいと返事が得られたことには、満足気に満面の笑みを浮かべて頷く。]
分かれば宜しいんですのよ!
[ほっとして、背もたれに背中をあずける。]
(191) 2014/03/10(Mon) 02時半頃
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スージーは、アオイが好奇心などを抱くようなら処したい。
2014/03/10(Mon) 02時半頃
スージーは、アオイの好奇心が砕け散るまで威嚇するのをやめない。
2014/03/10(Mon) 02時半頃
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[なんだか緊張する、といって誤魔化すようにアオイが笑うと、スージーは意地悪そうに目を細め]
わたくし、こうも才能があるのでは、 次はどんなあられもないことまで見えてしまうかわかりませんの……
[額に手をやって、やれやれと首を左右にふる。]
覚悟なさってね……。
(193) 2014/03/10(Mon) 03時頃
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