249 Digital Devil Survivor
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「“俺"は、ああいう事をするような奴じゃなかった。 生まれてこのかた、17年とちょっとくらい。 でもわかる。自分が変わってきているのが── それを俺は、受け入れたくない。 例え“あちらさん”が、本当の俺だとしても。」
『目覚めてしまったものは仕様がない。 気づいてしまったものは詮方ない。 たった10数年でも人の生を味わえたなら幸せだろう? 私にとっては、長い長い夢だっただけの事── 返してもらうよ、“私”を。』
(10) 2016/06/14(Tue) 02時頃
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[一切、人を斬りたるや、壹足るや。] [二切、府を斬りたるや、貳足るや。] [三切、身を斬りたるや、參足るや。] [四切、世を斬りたるや、肆足るや。]
(11) 2016/06/14(Tue) 02時頃
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─御渡市・中心部大通り─
「その人を捕まえて!私の…!」
[……そんな声が聞こえてきたのは、学校帰りにアイスでも買おうと駅の改札を出た時だった。 声の主の女性を確認したと同時に真横を走り抜ける影。 思わずその影を目で追えば、どんどん距離が離れていく男の姿と、それに不釣り合いな色合いの赤いバッグ。
今から追いかけたところで追いつくとも思えない。しかも暑い。“俺”に出来るのは、男の特徴を通報する事くらいだな、とスマホをポケットから取り出して──]
『いいや、そんな事はないだろう?』
[取り出したばかりのスマホをポケットにおさめた“私”は、男の後姿を見つめてそちらへと歩き出す。 すう、と腕を伸ばせば少しの時間の後、遠く離れていた男は突然転倒した。普通の人間にはおよそ見えないだろうが、“私”の使役する蛇が男の足に絡みついたのだ。 どうやら悪魔の姿が見える人間もいるらしい事は知っているが、特に構う事もない。
男が倒れてからも視線はジッと彼を捉えて、伸ばしていた手を握りしめる。周囲の人々が、転倒したひったくり犯を取り押さえ始めた。]
(12) 2016/06/14(Tue) 02時頃
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[しゅるり。そっと蛇を呼び戻す。悪人の確保は善良な市民の皆様に任せる事にした。 ・・・・・・・・・・・・・・ 何故ならもう目的は達成されているから。 手元にあるのは男がひったくった赤いバッグ。 “私”はそれを“盗んだ”のだ。満足気に見つめるその中で、“俺”は溜息をついた。]
あの…これ。どうぞ。
[バッグをひったくり犯から盗んだのは“私”。 しかし今女性にバッグを渡しているのは“俺”の方。 だから複雑な気持ちで、バッグの持ち主の女性に愛想笑いを向けた。何故なら礼を言われる筋合いも、礼を貰う筋合いもないから。 それでもどうしてもお礼がしたい、と言う女性の気持ちを跳ね除ける事も出来なかった。 ──ああ、今日も暑い。]
……じゃあ、72アイス奢ってもらっていいっすか? 出来れば2段で。
[自分は元々、アイス目的で大通りに来たのだから。]
(13) 2016/06/14(Tue) 02時頃
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— 御渡市・繁華街 —
[”彼”が佇んでいるのは、華やかな街の鏡面だった。]
…… 足りね。
[斬れども、斬れども、隠鬼は云とも寸とも言わなじ。] [牡丹のパーカーフードを降ろせば、紅髪がはらりら。] [細き棚息は彼岸の色を揺らしたりて得物を鞘に収む。] [涼やかに日本刀が鍔擦れを鳴らすを木霊する路地裏。]
(14) 2016/06/14(Tue) 02時頃
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[“俺”こと、泥方 ナツメはただの高校生に過ぎない。 72アイスクリームのダークカシスチョコレート&ナッツと、メロウベリーズヨーグルトをご馳走されて喜ぶような、そんなただの高校生。
女性と別れてアイスクリーム舌鼓を打ちながら、もう1つのお礼として“いただいた”石を見る。勾玉型の、白い変な石。]
『何かの策略と陰謀の匂いがするね……ああでも、 “私”とした事が!全てを見抜けないのが悔しい。 随分力が弱くなっている。人間の身体では仕方ないか ──君が早く身体を明け渡してくれたなら、 もう少し力が強くなるのだけどね?』
俺は、俺だよ。はいそうですかって簡単に自分を 渡せるわけないだろ。 手癖の悪いやつ…なんだよ、この石
『それは褒め言葉として受け取ってもいいのかい? 正当な報酬だよ。これでも悪魔なものでね』
[思考の中と、外。自分同士の会話。 極力声を抑えて行われるそれにも、慣れてきた。]
(15) 2016/06/14(Tue) 02時頃
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/* あからさまに元ネタなのだ!(自分の文を見つつ)
メガテン村ということで若干テンションが上がったせいか元ネタに引きずられてるのは否めないです…特にライドウシリーズ
ポルターガイストは漫画版見て好きになった悪魔です
(-1) 2016/06/14(Tue) 02時半頃
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[まさか自分が悪魔の生まれ変わりだなんて思ってもみなかった。それが“私”こと、アンドロマリウス。
突然思考の中に現れて、正義を司る悪魔だと珍妙な事を堂々と言ってのけたのはつい最近のこと。 疲れや遅れてきた中二病かと思ってもみたが、それは全て否定された。
先ほどのバッグのように、“私”は“盗む”という不思議な力を使ってみせたから。そしてそれは確かに、正義に基づいて行われていた。]
…………俺はアンタが嫌いだよ
『気が合うね。私も君が嫌いだ』
[アイスが溶けないようさっさと食べることに集中して、白い奇妙な石の事は頭の隅に追いやる。 アイス、2段にしてよかった。]
『この味はいい味がするね』
どっちも当たりだな
[幸か不幸か。 “私”が正義を司る悪魔であるおかげで、“俺”はまだ日常の中に身を置けていた。いつか魂ごと呑まれてしまうらしいけれど、今はまだ。**]
(16) 2016/06/14(Tue) 02時半頃
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[人の気配が非んとは言えども。 此の御時世の銃刀法なんざ識るかと、悪態でも洩れそうな程堂々と鞘に収めた劔の所業は無法者が故だ。沸き立つ繁華街と裏腹、此処だけが静謐に取り遺されている。
其れでも、人の目も、特に警官なんぞは全く以て面倒臭うて堪らない。辻は辻でも、”人斬り”では非んのに勝手に勘違いしてくると来るからな。]
…… 全く狭っ苦しい世の中だ、 叩切ってやりてえ。
[物騒を苦々しく吐き捨て乍ら、腰から降ろした日本刀を、繁華街の酒場街のバックヤードに無断許可で立てかけた安っぽいナイロンの楽器ケースに押し込んだ。]
(17) 2016/06/14(Tue) 02時半頃
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[ 次の客は見知った顔だった
湖色の瞳はきらと光り口元は緩い三日月を描く 例えるならばチシャの猫 ]
いらっしゃいませ…お久しぶり
[ 常連の再来は、店にとっても喜ばしい ]
外は暑いみたいね
[ パラチーノは「いつもの席」へと通してから 水のグラスをコトリと置いて、 熱々のおしぼりを手渡すと、客は何やら握らせた ]
(18) 2016/06/14(Tue) 02時半頃
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/* ・錬金術の遣い手でサンジェルマンの生まれ変わり
ニコラスでこれにしようと思ってが バー経営被りしていた上に悪魔じゃないけど生まれ変わり かぶりしてたので変えてよかったかもしれない。
でも、早速掴み切れてなさすぎてこれどうなるか分からんやつ というか挟んで申し訳ない・・・ 後整形ズレまくるんだがなにゆえ。
(-2) 2016/06/14(Tue) 02時半頃
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[ ――― 鬼仙院と云う、”鬼退治”の一族が居る。 ] [ ――― 正確には居たと言うべきかもしれない。 ]
(19) 2016/06/14(Tue) 02時半頃
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[ 手を開くと中にあったのは胎児を模した形の石
色は穢れなき雪の色をしている 見た目通りにヒヤリとしたそれを見て ]
これ、もしかして…例の?
[ 商店街の一角の露天商>>@2が目に浮かぶ
長い長い口上はまるで魔法の呪文めいていて ひと度、聴けば買わずにはいられなくなりそうで
素通りしているのがやっとなくらい ]
(20) 2016/06/14(Tue) 02時半頃
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— 鬼仙谷の古物語 —
『古老の伝えていへらく、 昔或人、此処の山田を佃りて守りき。 その時目一つの鬼来たりて、佃る人の男を食ひき。
その時、男の父母、 竹原の中に隠りて居りし時に、竹の葉動げり。 その時、食はるる男、動、動、といひき。 故、阿欲といふ。』
[出雲国風土記に記されているような、鬼退治の咄は捜せば幾らでもある。其れこそ、腐る程だ。そして、此処、N県御渡市に置いてもそれは特段、例外には成り得無かった。]
(21) 2016/06/14(Tue) 02時半頃
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[渡背山から幾らかの山肌を超えて下るる処、高原の切れ目にぽっかりと開いた谷間に、或る鬼が居た。先祖か、遠い祖か、其れを討じようとしたんは何者かは知らん。だが、糞爺共の説法やら御高説の中でも耳に残る噺だった。]
「その力、気に入った。」
[断末魔を叫ばずに、底意地を見せた其鬼が討伐から逃げる代わりに、一振りの太刀へと変わったのが、今俺が手にしている”其れ”らしい、とな。まあ、其れが真か、偽か、只の与太話か如何だかは知らん。何でもええのよ。
——— 大事なのは、それが”本物”で在り、 俺に関わるちょいとした”身の上の譚”のことだ。]
(22) 2016/06/14(Tue) 02時半頃
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[ それを返そうとすれば、押し返された
改めて客へ問うてみた所 大した額でもないからといわれ ]
アタシに? ありがと…今日もサービスするわね
[ 取り出したハンカチに包んで目を眇めてから
カウンターへキープしているボトルを用意させ グラスを2つとチョコレートの小皿を出した
グラス同士が触れ合う音が涼やかに響き渡る
── その客が帰った後 ── パラチーノの姿も、店から消えた* ]
(23) 2016/06/14(Tue) 03時頃
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—現在/御渡市・繁華街裏路地ー
(ほんま、”世の中”も”呪い”もけったいで……、)
[くだらん厨房みたいな毒を吐いてる自覚は在るが、 是がなかなか如何してやめらんねえもんで。 目を尖らせて、も一篇だけ細い息を吐き出してから、 右肩だけを通す様にして楽器ケースを担ぐ。]
[青年とも、少年とも似つかわしく無い、柔らかな輪郭を描いて俯くその姿は、その背を考慮しなければまだあどけない少女、と言った方が相応しいのかもしれない。
だが、その実——、少女趣味には程遠い牡丹柄のフード付和柄パーカー、赤いスキニーに身を包むその姿は女性ですら無い。辛うじて、子供と、義務教育中の未成年と言う事だけは、合っていたのだが。]
(24) 2016/06/14(Tue) 03時頃
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複眼レフ パラチーノがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(複眼レフ パラチーノは村を出ました)
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…… 何だ。 是。
[扠、そんな齢の者が こんな処に居るかは諸々の事情は或る。
元より言葉遣いの示す通り、品行方正でも無いのだが、 それでも此処に居続けたら御節介な生活指導が入るかもしれなくらいの知恵はある。さっさと”用事”を済ませたのだから去ろうと、飾り気の無いスニーカーを一歩踏み出そうとした時だった。何かを、蹴る感触がする。]
( …… 白い、勾玉? )
… ふうん。
[その滑らかな石の表面を赤い瞳で検分がてら、指の腹で撫でる事、数秒を行っていたが、直ぐに飽きたのか掌の上で低空に跳ねさせてから再キャッチする。その儘、手癖悪くパーカーのポケットに押し込むと何も知らない振りをして————そう、口笛なんかを機嫌良く吹き始めては、”日常”へ踵を返そうとしたのだった。]*
(25) 2016/06/14(Tue) 03時頃
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パラチーノさんに会おうとしてたらこの!( 入村替えかな
(-3) 2016/06/14(Tue) 03時頃
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─ 御渡市・繁華街 / バー「音匣」 ─
[ パラチーノが姿を消して少し後
店の裏口から黒いパーカー姿が目撃される ひょろりと背が高い長身 下ろした前髪に覆われて目は確認出来ないだろう
目深に被ったパーカーには猫耳が 歩くリズムに合わせてふよりと動いていた
口元に浮かぶは緩い三日月 手元には、雪の様に真白な勾玉が
スマートフォンを手にしたまま、 路地裏に黒猫はするりと入って行った** ]
(26) 2016/06/14(Tue) 03時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/06/14(Tue) 03時半頃
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デビサバが大好き過ぎて喜んで入らせてもらおうとしてッ! キャラ被らないようにしたら世界観ブレイクしてないか凄くこわい! ケイスケみたいなキャラになりそうで危なかった…
ナオヤポジとかロキポジ大好きなんだけども、 敢えて別方向から。 正当派系厨二で行くけどこのチップで男?とか言わない
(-4) 2016/06/14(Tue) 03時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/06/14(Tue) 03時半頃
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/*
しかしこれ私xbecでポイント足りる気がしないが 生きます
(-5) 2016/06/14(Tue) 03時半頃
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/*
会いに行きたいが眠気と格闘しつつ 久しぶりにめっちゃ設定が薄く
・鬼を退治し過ぎて鬼に呪われた一族の末裔 くらいしか設定がない とか うん
呪いについてもこれからなんだが、夏でも長そでパーカーのイメージだから痣あるとかそんなんかなとかなりつつ、とても埋もれそうではらはら!してます!
(-6) 2016/06/14(Tue) 03時半頃
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/*
因みに関西弁抜けたり現れたりしてるのは敢えて。
(-7) 2016/06/14(Tue) 03時半頃
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ー 御渡神社 ー
[その昔、暴れ川を鎮めるために存在していたという神社があった。 それが何時までそこに在ったのか、何時まで役目を果たしていたのか、それを俺はよく知っている。
26代目当主 西廼慶一、それが俺の名前。
山の八合目、その昔は存在していたという水源を鎮めていた社。 その社を捨てざるをえなかったのは何代前だったか。]
へぇ、なんでそんなもん俺に見せんの。 お祓いでもしたらいい?
[白いマガタマを手に取り明かりに透かしてみる。 何か力を感じる、だが今すぐにこれを持ってきた人物がどうこうなる事はなさそうだ。]
(27) 2016/06/14(Tue) 07時頃
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