68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―
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― 自宅 ―
『開けてくれないなら、開けちゃうよ…』
[理不尽な宣言と共に、少しずつ扉は開いていく。隙間から覗く、青い瞳。やがて、少女はその隙間からぬるりと部屋に滑り込む。
「絶対に生きていない」と断言できる、完全に血の気のひいた白い肌。蝋人形の方が、まだ幾らか血色は良いだろう。
バーンスタインは、扉から最も遠い場所、つまりベッドの上で、壁に張り付いていた。]
(204) 2011/10/20(Thu) 22時半頃
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[生気のない微笑みを浮かべながら、白い子供が近づいてくる。 さすがにここまで近づいたら、解る。解ってしまう。こいつは、やばい。
この十年、職業柄危ない橋も幾つか渡ってきた。何度か死にかけてもいる。関わってはいけない相手、というのは本能的に解るのだ。 彼は、キッチンからナイフを持ち出さなかった事を後悔した。]
(215) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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ち…近づくんじゃねえ…!
[手近にあった枕を投げた。ぽすん、と音がして、少女の歩みが止まる。白い少女は悲しげに瞳を潤ませる。その青い瞳が、僅かに暗く光った。]
『どうして…?あそぼう、よ……?』
[護身用のナイフは持っている。が、それはキャビネットの中。ここからでは、届かない。]
――だから…来るな、って…
[少女の白い手が、喉元に伸びる。その目は、ぽっかりと穴があいたように、暗く]
――言ってる、だ ろ…!
[彼は、"逆手に握ったナイフを、少女の首元に突き立てた"。]
(216) 2011/10/20(Thu) 23時頃
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― 自宅 ―
……はは…やった、っぽ……
[目の前に横たわる少女は、白い肌とワンピースを赤黒く染めて痙攣している。バーンスタインは、少女の首筋に刺さったままのナイフを抜いた。血飛沫が舞う。]
あー。これは死んだな。うん、死んだ。 いや、多分元々生きてねーけど。
[彼は無感動に呟いて。]
そういや、お菓子とお化けが、どうとか。 化け物の嬢ちゃん、お前が「お化け」? その「お菓子」とやらを持ってるわけ?
[少女の長い髪を掴んで、持ち上げた。 軽く揺らしてみても、飴一つ持っている気配はない。]
…ん。 何かの比喩かね、「お菓子」。
(229) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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/* しまったこれ実質首無COじゃね。
(-119) 2011/10/20(Thu) 23時半頃
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