197 獣ノ國
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大学構内を歩いていると、不意に掛けられた声>>268に、僕はそちらを振り向きました。見るとそこには教授の姿。僕は何故だか、何故から分からないけど畏まらなければならない気がして、ぴんと背筋を伸ばして教授にゆるり手を振り返しました。
「こんにちは。」
会釈もしてみれば、それらしく見えたでしょうか。もしかしたら手振りと会釈のコンボは可笑しいと揶揄われることだってあるかもしれない。僕は妙に気恥ずかしくなり、眼鏡の硝子に隠されたその奥瞳を揺らがしました。 目前に座る影は、先日知り合った彼女>>290。ハンカチを返したいとは思ったけれど、今は「そういう雰囲気」でもなさそうだ。僕は彼女には微笑を手向けて、また歩を進めました。 あの二人、仲良いのかな。昨日は、彼女、花屋の店員を素敵だと言っていた気もするけど。僕は浮かび上がる違和感をそのままに、その場を去る。そういえば明日は大学の講義があったはずだと、少しばかり鬱屈を覚えながら、さしていた傘を閉じ学内へと入りました。*]
(307) 2014/10/04(Sat) 14時半頃
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―回想/商店街の石段―
かち合った視線>>282に、僕はほっと胸を撫で下ろした。彼女のことだから、もしかしたら稀に見せる焦点の合わない視線で見てくることだってあったかもしれない。然しその事が無ければ、僕は安心して彼女の側へと身を寄せました。
そして褒め言葉>>283にはふわりと笑みを返したことでしょう。眼鏡を付けた理由は、到底理に敵わない不思議な出来事の為で、今でさえその不思議な出来事に苦しみ苛まれてはいるけど。
ふらり、バランスを崩す彼女には慌てて手を差し出し支えようとはしましたが、その前に自力で体制を立て直されては「…まーちゃん、強いですね」と矢の外れた事まるで情けないことを紡いでみせました。非力なヤツだと、馬鹿にされることだってあったかもしれないけど。
(317) 2014/10/04(Sat) 15時頃
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しかしその再開、束の間の喜びを噛み締めている次の瞬間に、告げられた―いえ、聞かれたこと>>285には思わず目を見開き狼狽えました。
「…え……、…なに言っ、」
呆れるほどに唇は上手く言葉を紡いでくれません。 その一瞬の内に脳内の回線を途切らせれば、脳内は混乱と混沌とに塗れました。舌は呂律の回らず。瞳は瞬きさえ忘れる。持っていた傘は、思わず地面にその首を落としました。
「け、…獣だなんて…、な、なんで」
まーちゃんの思考が読めない。僕は口元を歪ませました。笑うようにしようとしたのに、出来上がったのは引き攣り笑い。笑みの形さえ作れていなかったかもしれない。兎も角其れ程までに動揺は僕を支配し、彼女への対応を鈍らせたのです。
――― それがまるで、僕は獣だと暗に示しているように。
(318) 2014/10/04(Sat) 15時頃
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ごぽり。
泡が口から漏れた気がしました。空気が酷く、薄くなって行く。「ああ、どうしよう」「僕が獣だと、まーちゃんは、僕をどうするつもりなんですか」「僕は、獣じゃない。獣じゃないんです」まるで縋るように僕は彼女の肩を掴む。人より強い筋力は、彼女の側へと肩を痛めてしまったかもしれない。彼女に嫌がるそぶりが見られれば、少し冷静に物事を見て離れることをしてみることだって、もしかしたら。
「僕は、…獣なんかじゃあ、…」
言葉尻は空気に流されてしまったのだったか。 僕はその頃酷く拒絶を怯え混乱していた為に、乱れた足元除く鰭についに気付くことは無く。**
(320) 2014/10/04(Sat) 15時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/10/05(Sun) 00時頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/10/05(Sun) 01時頃
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