165 【突発村】bouquet
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[だが、どすぐろい感情は大渦を巻いていた。]
俺は、量産された闇。黒いだけ。怖いだけで生きてきた。
お前は、特別な闇。黒く、澄んでいて、覗き込みたくなる美貌。
[違い。見惚れそうな、顔貌。]
そんときゃぁ、お願い申したいねぇ。
鮮やかな血を織り込んだ、極上の酒で。
[俺は箪笥の心奥の暗闇を、 引き出していた。思い出していた。
取り戻していった。]
(*15) 2014/03/04(Tue) 00時頃
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/* おっさんがどんどん黒くなっていく…(`・ω・´)!
(-25) 2014/03/04(Tue) 00時頃
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[床に伏せた顔は暗みを帯びるだけで色が分からない。>>93 ただ、それだけなのかもしれない。光を失い、色も無く。 闇だけが心を覆っているのか。そこからは、血の臭がした。]
暴れるに任せた根暗な奴は手に負えねぇな。 エゴはエゴ。未練なんざ死ぬことでしか消えん。 死んでも消えんのが大半だがな。 [怯懦と混乱に彩られた顔に。 吐き捨てるように。]
救われるつもりなのかねぇ。 こんなとこに迷い込んでまで。
救われる筈があるのかねぇ。 餓鬼畜生が再び這い上がることなど。 ――ってのに。
[呟いた言葉は聴こえるかどうか。 餓鬼のお守りは性分でなく。また、興味も無かった。]
(100) 2014/03/04(Tue) 19時半頃
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[そう、あんな弱っちい坊主ではなく――]
―――微かな回憶→此処に似た森林
―いいからそんなジジィ置いてけって!
―こいつがいねえと何にも出来ねぇだろが!
[繁茂した蔦葛、地を這う虫、蒸し暑い自然。 髪を伸ばし後頭に縛った若い男と、 老成した男を背に抱える髭面の男。
遠くに事故を起した車が視える。
たんなる日常。仕事に必要な呆けた老人を、 相棒とともに追手から逃げたあの日々。
(101) 2014/03/04(Tue) 19時半頃
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でかい事を夢見て、なんでもできると思い込み、走った日々。 友と共に俺はあり、傍に酒があった。 若かりし、想い出。 いつしか。 傍友は亡くなって。― て、 ― 忘れるために。日がな一日酒漬けの毎日。 堕落した記憶は、何時しか配慮をうけ、隠居と変わらず。 やっと、落ち着いたと思えば。
何もかもが俺を― たのだ。―]**
(102) 2014/03/04(Tue) 19時半頃
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[女には、軽く目をやっただけだった。>>99 紙の言葉には、気遣うような。]
きつい言葉は、言ってねぇがなぁ?
[頭をガシガシと掻く。 全く持って自覚は無く。 想っていることを放っているだけ。
人との会話は中身が視える。 どす黒いのか、まっさらなのか。昏く灰がかっているのか。
知るのは楽しい。]
(103) 2014/03/04(Tue) 19時半頃
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[そして。真っ赤な妖艶な感情に。]
――足りねぇのか。真性だな、お前さんは。
[彼女に見えた湧き上がる情動に、笑いを怺える。]
もう俺は一回こっきりだ。 壊れなきゃ。楽しめねぇ。
そこに達した時の為に、お前さんに、
手を貸そうか。
[狂った笑いは、皺に秘め。 ぼそぼそと。秘めきれない言葉が、漏れた。]**
(*19) 2014/03/04(Tue) 19時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2014/03/04(Tue) 21時頃
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[はん、と嘲け笑い、 見下すように握られた手を人差しで示す。]
その手はなんだ? 後悔してんのか?地獄が怖いのか?
それとも、最期に善行積もうってか? かまわず生きようってか?
[無味な声に興味はどこへやら。 彼の心か。本音か。――死にたいだけなのか。]
(113) 2014/03/04(Tue) 21時半頃
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―――死にてぇのなら―――――
[瞬間。ぞわりと殺気めいたものを少年に向けた。 気づくかは知らないが。瞳で横の歪んだ表情を眺める。]
―美しいもんだねぇ。
―壊してぇんだろ?
―ぶっ壊せばイイ。 どうせみなこわれているのだから。
[あくまで男は沈着な獣の顔で。孤毒の笑みを見た。]
(*21) 2014/03/04(Tue) 21時半頃
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[喪くしてしまったものは戻らない。 殺らねばならぬ理由があった。]
―――「おまえはいつもしかめっ面だ。」―――
[そう言った友は、もう居ない。]
―――「あァ。辛かったろう。」 「しばし、休め。」 「また、杯を交わそう。」
[叔父貴の言葉。―あゝ、もういない。]
……嬢ちゃんの顔は、頭の…―いや、なんでもねぇ。
[その色は見たことがあった。俺の記憶の― ―網膜に焼き付いて離れない、無上の宝璐の黒玉。]
声を取り戻すほどに愉しいか。愉しいか。 眺めてるよ。聴いてるよ。お前さんの声を肴にしてな。
(*23) 2014/03/04(Tue) 22時頃
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――殺すくらい、
お 手 の 物 だ 。
(*24) 2014/03/04(Tue) 22時半頃
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