162 絶望と後悔と懺悔と
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僕たち……、生きてる? 生きて、 〜〜〜っ。
[僕は近くまでやってきた明にーさんに手を伸ばそうとする。痛くなって途中で止まるまで。>>*78 手さぐりするように手の指だけ動かしたら何かに触れたかな]
明にーさん、良かった……。生きてて、よかった。
[僕のふたつの眼には明にーさんの顔がしっかりと映ってる。泣いて視界がぐしゃぐしゃになっても、にーさんをちゃんと見たって事実はかわらない。 よかった]
僕は、だいじょうぶ。それよりにーさん、起きてて……いいの? みんなは、………アヤは!?
[せめて涙拭いてから訊いた方がよかったかな。でももう遅い]
(*83) 2014/02/08(Sat) 21時頃
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/* ・僕の過去を話してもいい→アマネにーさん、(レイにーさん)
(-81) 2014/02/08(Sat) 22時頃
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/* アマネにーさんの漢字書いたところを見せてかーらーのー……?
(-82) 2014/02/08(Sat) 22時頃
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………いいよ。行って来て。 僕はここで……、
[リーにーさんが何かに怯えている声がする。>>*82 気になる。けれど僕の全身は力が抜けたように動かなくて、 明にーさんと絡めた指はわずかに震えている。>>*86
だってさっき、アヤも生きてるって明にーさんははっきり答えてくれなかった。>>*85 白いコートの人に抱えられてそれから……?]
我慢してる、から。
[痛いんだ。心が。 でもそれはきっとみんな同じだから、僕ひとりがワガママを言ってるわけにはいかない]
(*94) 2014/02/08(Sat) 22時頃
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――――……ッ!
[だけど、部屋に金髪の知らない人達が入ってきた時、 僕は我慢できなくなって声にならない悲鳴をあげたんだ]
(*95) 2014/02/08(Sat) 22時頃
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/* ぶわっ(;ω;) >>221
ああああああ
(-89) 2014/02/08(Sat) 22時半頃
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/* どーしよっかなー 今の僕ならアヤに対してががっと病める けどにーさんの誰かに特別めいた思いを抱いてもおいしいし あ、サミュエルにーさんは遠くでによっておきます
(-91) 2014/02/08(Sat) 22時半頃
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吸血鬼……。明にーさんを傷つけたバケモノ、も? どうして? ねえ……。
[僕はベッドに横たわったまま知らない大人に問いかける。 金髪の人が吸血鬼の頂点ってことは、明にーさんが今こんなことになってるのはつまりこの人のせいってことなんだよね?
まだ握り合ったままの明にーさんの手は、熱出して寝込んでいた時みたい。 顔は苦しんでいるように見えなくてもきっと……。
それだけじゃない。今僕がここにいるのも逃げられなかったのもアヤやみんなと離れ離れになったのも元をたどればこの人が悪いんだ。
―――許さない]
(*110) 2014/02/08(Sat) 23時頃
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― むかしのはなし:hands ―
…リッキィって呼んでる子の方が多いかも。
[愛称のことを伝え忘れるところだった。それはさておき。>>199 僕はアマネにーさんと手を繋ぐつもりでいたんだ。裾はもうアヤが握っているし。 片方だけならマドカが繋ぐ余地もきっとあった]
……。
[アマネにーさんは手を繋ぐのが嫌なのかな。 僕もまじまじとにーさんの手を眺めてしまう。さっき街の子を殴った手。 どうしてかな。 僕はにーさんの手を包み込んであげたくなったから、やがて手を取られた時に迷わずそうしたんだ]
(239) 2014/02/08(Sat) 23時半頃
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[この不思議な感じについて答えが出たのはそれからしばらく後のこと。
物語の本を読んでたら女の子が主人公に言ってたんだ。「殴った方の手も痛いんだよ」って。 その本は好きで何回も読み返してたから、あの時このセリフを思い出してたんだね。なるほど。
それからというもの、アマネにーさんが怪我して帰ってくるたびに、 僕は何も言わずににーさんの誰かを殴った方の手を握るようになっていた。時には他の酷い傷もそっちのけで。
その時僕は、誰かと手を繋いでいる時とは違った気分を味わっていたんだ*]
(240) 2014/02/08(Sat) 23時半頃
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/* hands編ジャスト50×2=100ptだった めずらしい
(-104) 2014/02/09(Sun) 00時頃
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どう、いうこと…?
[僕らもバケモノになるんだって、そう言った時もうレイにーさんのまえにそいつはいた。 そいつの口から生える牙を目の当たりにして僕はまた目を閉じてしまう。>>*115
レイにーさんの悲鳴がやむまでそうしていた。 震える僕を包むベッドの感触は僕がいた世界では味わったことがなくて、ただうっとうしいだけ]
(*131) 2014/02/09(Sun) 00時半頃
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―――…レイにーさん、明にーさんっ
[僕はベッドから降りて二人の近くまで向かう。 急いで駆け寄ろうとしても身体が言うことを聞いてくれない。ぺたりとしゃがみこむ。 その時ふと後ろを振り返って、真っ直ぐ歩けてなかったことに気付く]
(*134) 2014/02/09(Sun) 00時半頃
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/* 直にーさんがんばーれー >>244 あと赤でも!
(-112) 2014/02/09(Sun) 00時半頃
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/* って頑張ってるように見えたのはそういう理由かー! >>*136 なんたる切実
(-113) 2014/02/09(Sun) 00時半頃
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/* よし分かった僕は過去を話す >>248
(-115) 2014/02/09(Sun) 00時半頃
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……っ、ぅ。
[僕のいる場所からではレイにーさんの眼の色が変わっているのを見て取れない。 でもにーさんは「生きてる」って言った。>>*129 だいじょうぶ? 僕は「よかった」って言っていいの?
僕は何が起こっているのか理解が追い付かない。 だからにーさんやねーさんに助けを求める。 リーにーさん。マユミねーさん。それから直にーさんと順々に。 直にーさんはさっきから金髪のあいつと難しい話をしているけどもしかして……]
めっそうも、…?
[やっぱりなんのことか分からない。>>*146 地面に手をついてるにしては声の調子は元気そうだし]
(*149) 2014/02/09(Sun) 01時頃
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/* 撃剣ってなんだっけブランディッシュ……いやそれ撃剣士や確か >>256
アマネにーさん(この辺にことばにならないごろごろ)
(-122) 2014/02/09(Sun) 01時半頃
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なにするつもり…?
[黒い髪したあいつの仲間(だろう)が直にーさんに危害を加えようとしている……? 慌てても何しても大声なんて出なくて、僕の声は僕自身でも分かるくらいに薄っぺらで頼りない]
マユミねーさん、僕たち……、どうなっちゃうの…
[僕はマユミねーさんにぐったりと寄りかかる。
少なくとも死ぬことはないって、それだけはわかってた。 だけど死ななくても何か大事なものを失えばもう駄目になるって、 その時の僕は分かってなかったんだろうね。
死にたくないという“願い”にすがるだけじゃ、僕はみんなの“希望”にはなれなかったってことを]
(*160) 2014/02/09(Sun) 02時頃
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―――… 僕だって、…死にたくない。
[僕はただ生きることを望んだ。 それが、生かされることを望む返事と同じ意味になるなんて考えもしないで**]
(*161) 2014/02/09(Sun) 02時頃
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― 孤児院のある日:雨 ―
[僕は嫌な顔ひとつしないで頷く。>>207 手伝いながら雨の音を存分に聞くんだ……。ここで窓を開けっぱなすわけにはいかないし]
僕のお願い事はね、………ぇと、
[外は雨のせいで青く霞んだように見えてて、 僕らがいる中では『希望』の文字が、黒いインクみたいなので雨の音よりも静かに書かれていった。 ふたつの漢字が書き終わる頃に口を開いて]
アヤと一緒に遊びに行くの。…外で。
…………僕だけじゃ足りないってこと?
(281) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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[鬼ごっこの時以来、アヤはいっそう外に出たがらなくなったから。 僕が願うだけじゃずっと叶わないのかな。 アヤとふたりでならどこにでも行ける気がするのに。
涙をこぼしたみたいに雨の雫が落ちた紙を持って、書く順番を覚えるまでもう一回、もう一回、って。
そのたびに『希望』って書かれた紙が増えていった**]
(282) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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/* ほんともうこれほとんど一人称の皮をかぶった三人称(というかいつもの文体)やでぇ……
賞金稼コンビにすげぇにやにやする そしてまさかの僕ラストオオオオオオ
(-130) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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/* あとやっぱちょいちょい言葉選び間違ってるっていう
>>*69 「皆と一緒に逃げるつもりだったのに」→「皆と一緒に逃げようとして」
(-134) 2014/02/09(Sun) 02時半頃
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/* これで、これでおそろいだねアヤああああああああああ >>297
キャロライナにーさんもさりげなく俺になってたし
(-157) 2014/02/09(Sun) 10時半頃
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/* 僕ラストじゃなかった なんという早とちり
トルドヴィン→レイにーさん、マユミねーさん、リーにーさん(ただしホリーの下) ホリー→直にーさん、明にーさん、僕
(-170) 2014/02/09(Sun) 14時半頃
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― むかしのはなし:hands ―
……?
[僕はアマネにーさんの手を握ったまま首を傾げる。>>248 物好きってことは僕がやってることは変なのかな。怪我したところに「いたいのいたいのとんでいけー」って言うかわりみたいなものだって思ってたのに。 僕はただ、僕らのために身体を張るアマネにーさんに何かをしてあげたくて――]
……じゃあ、アマネにーさんはさびしい時誰とこうしてるの。
そんなこと言うなら、……行っちゃえばいいんだ。その人のところに。
[僕はアマネにーさんに勝手なことを言ってしまったと気付けない。 くるりと後ろを向いて、駆け込むのはいつも寝ているベッドのある部屋*]
(345) 2014/02/09(Sun) 15時半頃
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/* ごめんね、ごめんね、穏便に解決しようかと思ったけどなんか煮詰まって駄目だった
(-171) 2014/02/09(Sun) 15時半頃
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―――やっ、 はなしてぇ、
[マユミねーさんの手が僕から離れて金髪のあいつが目の前に姿を現す。>>*166 ――マユミねーさんを離して!]
…………、 ぁ
[僕は今度こそ悪夢のような光景を最初から見つめることになる。 ただの人間がバケモノに代わってしまう――]
(*209) 2014/02/09(Sun) 16時半頃
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[僕の言葉は聞いてもらえなかったんだね。
じゃあ、アヤのことはいじめないでって何度も、何度も言ったのも全部、ムダだった? こいつらには最初から聞く気なんてなくって、アヤは今頃もう――
「なら、死んだ方がいい」 そう言われていれば僕はその通りにできたのかな。きっと無理だ。 アヤは助かったって信じたくて。きゅうけつきが怖いのとおんなじくらいにアンゴにーさんとその仲間を信じていて。 ごめんねにーさん、必ず戻るって言ったのにこんなところに来ちゃって。>>273 今頃アヤも他のみんなも助けてくれてるよね……?]
(*210) 2014/02/09(Sun) 16時半頃
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