26 Fairy Tales Ep.4
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…ッ?!
[打ち破られたマグマの分だけ術者へとかえる呪い。 腕を抑えれば足元に更に衝撃を受け片膝をつく。 火災の臭いに紛れじわりと肉の焦げる臭いが周囲に漂う]
長く は…もたない かも なんて―――… 云ってる場合でもないか
[ じゃらん ] [杖を支えに立ち上がりソフィアに向き直り頷く。 マグマはゆらりと震えるも失せずルーカスの傍]
危なくなったら逃げてね ルゥには僕の友達がついてるから
[杖を持つ手の甲でソフィアの頬を擦り踵を返す。 怪我の分だけ遅い歩みで森へと向かった]
(174) 2010/08/12(Thu) 23時半頃
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双生児 オスカーは、店番 ソフィアの言葉を背に受けども、もう振り返らず―――…
2010/08/13(Fri) 00時頃
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嗚呼、オスカーの身体なのに… また傷を増やしちゃった
[杖を頼りに片足を引き歩きながら呟き眉を下げる。 不意に想い出すのは何時も杖の助けを借りていた人]
…歩くのも楽じゃないな 想ってはいても実際になってみるとまた違うや
[服を脱いで薬を塗る時間は惜しくて足は諦め、 腕だけは万能薬を塗り森の中へと歩を進める]
どっちにいけばいいのかな…
(180) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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双生児 オスカーは、森の入り口に立つと辺りを見回し、ソフィアの声を待つ。
2010/08/13(Fri) 00時半頃
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ありがと、ミミック
[友達はルーカスを護っているから届く声は細い。 此方の声とて殆ど届かないと知りながらも囁いた]
真っ直ぐ道なり…
[息をのんで辺りを見回すと口許を引き結んで、 杖をつき片足を引き摺りながらも二人の元へ向かう]
テッド―――… 如何か早まらないで
(191) 2010/08/13(Fri) 01時頃
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双生児 オスカーは、呟き森の深くへと進んでいく。
2010/08/13(Fri) 01時頃
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…ッ?!
[マグマはルーカスへの爆風を>>189防ぐも術者へ、 かえされる呪いはまたオスカーの身を焦がす]
ごめんね、オスカー ルゥもポーチュも僕たちが出来る限り護るから
[脇腹から背にかけて広範囲の火傷をおったらしく、 手の届く範囲に塗れば万能薬も底をついた]
伝えなくちゃ テッドは―――生きられるんだって
[歩みは遅くともソフィアの導きにしたがい、 ポーチュラカとテッドの直ぐ近くまでは*来ている筈で*]
(194) 2010/08/13(Fri) 01時頃
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― 森 ―
話し声だ…
[内容までは聴こえないが言い争うような気配もなく、 けれど片足を引き摺り歩むうちに聴こえた―――悲鳴]
な…ッ?!
[テッドの手指がポーチュラカの首筋に絡んでいて、 咄嗟に駆け出そうとすると足がいたみ倒れかけ杖をついた]
テッド、やめて…ッ!
[片足を引き摺りながら走ると云うには遅くても、 もう片足で駆けるに近い速度でポーチュラカへ向かう]
(197) 2010/08/13(Fri) 01時半頃
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あ…うん ええと―――…
[自分がオスカーの身である事を一応は認識していても、 其れが当然なミミックとしか話していなかった。
テッドの言葉に如何説明したものかと思案しながら、 ポーチュラカの傍らへと足を引き摺り向かう]
怪我は別件 診療所の火事をなんとかしたくてね
テッドは… 僕がソフィアだと名乗ったら信じて呉れるかな
(199) 2010/08/13(Fri) 01時半頃
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双生児 オスカーは、若者 テッドが手指を舐める様子を見つめ瞳を細めて―――…
2010/08/13(Fri) 01時半頃
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ポーチュ、立てる? 怪我の手当てをしないとだね
[杖を脇に抱えて傷のない方の手を差し伸べた]
(200) 2010/08/13(Fri) 01時半頃
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双生児 オスカーは、良家の末娘 ポーチュラカに取られぬ手を宙に留めるまま、取られぬ理由を薄っすらと察する。
2010/08/13(Fri) 02時頃
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グロリアにナイフを振り上げて オスカーを殺したのは―――僕だよ こわいなら早くお逃げ
診療所は燃えちゃったけど… 雑貨屋にこれと同じ容器の薬があるからね 入って左手の奥の棚の三段目
[取られぬ手に空の万能薬の容器を持ち出し、 座り込んだままのポーチュラカのスカートへ放る]
(203) 2010/08/13(Fri) 02時頃
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からかってるつもりはないよ 僕の身体も余り上等ではなくて申し訳ないけどね
[持て余すと云うテッドの言葉にはそう添えて、 睨みつけられるのには視線をそらさず]
そうだね 一度テッドに訊いてみたかった事があるんだ
問われずとも語る言葉はないの? ないのなら其の時に問うよ
ポーチュの首にツメを立てた理由を
(206) 2010/08/13(Fri) 02時頃
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…結果的には自分の手で殺める事になったけど 僕は確かにオスカーを護りたかった でも間違えた分を取り戻す事が出来ないのは判ってる 何をしてもオスカーが生き返る訳じゃないからね
ポーチュが謝る事ではないよ …ありがと
[素直にテッドに問うポーチュラカに眉を下げ、 口を閉ざすべきは此方かも知れないといった態]
(208) 2010/08/13(Fri) 02時半頃
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思ったよ ポーチュの悲鳴の直ぐ後にあんな場面を見たんだもの テッドがポーチュを殺してしまうかもとこわかった
違うなら違うと教えて欲しい 何の為にポーチュに傷をつけたのか
[ズ、と足を引き摺りテッドへ一歩ずつ近づく]
違うなら僕が見誤ったんだ 其れはテッドに対してとても失礼な事だと想う
(211) 2010/08/13(Fri) 02時半頃
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ポーチュ、いいんだ テッドはポーチュを殺す気はなかったんだね 僕はテッドから人間への恨みを感じていたから 彼を信じる事が出来なかったんだ
僕が悪いんだよ
[大きなしろい狼は矢張り恐しくもあるけれど、 憎悪に満ちるあかい瞳を前にも目を逸らす事はない]
―――テッド…
ごめんね
[ じゃらり ] [杖を手に歩むも狼の前に半ば崩折れる態で膝をつき、 ポーチュラカが弾かれるのに刹那は視線を流すも*頭を垂れ*]
(215) 2010/08/13(Fri) 03時頃
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ごめんね、オスカー この身体も護ってあげられなかった
グルジエフ… 僕の迎えは要らないから
*ルゥを護って*
(-34) 2010/08/13(Fri) 03時頃
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…
[友達は今もルーカスの傍で彼を護っているだろう。 呪いをかえされ幾つか傷を受けた身は、 既に満身創痍でテッドに抵抗するだけの力がない。
顔をあげる事すら出来ず意識を手放しかけて、 遠退く意識の先にポーチュラカの声を聴く。 剥いた牙をテッドとて急に収められるか定かではない]
―――…
[ じゃ らん ] [最後の力を振り絞りほんの束の間の足止めを願い、 想いを託し少女へ証の揺れる杖を*投げ付けた*]
(218) 2010/08/13(Fri) 03時半頃
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