164 天つ星舞え緋を纏い
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ふぅっ………。
誰か……───っ!!
[呼吸を整え、再び声を出そうとしたその時。 真っ直ぐと飛び込んでくるような声>>121が耳に届いた]
今ん声……日向、か? んや、それよりも!
[聞き覚えのある声は何かを託すようなもの。 つまり他に誰かがそこに居るのだ。 そう推測した途端、足は地面を蹴っていた。 この声は信じられる、何故かそう思うことが出来る]
(123) 2014/02/16(Sun) 17時半頃
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[駆ける毎に近付く鼓動。 離れ行く鼓動。 日向は後者か、と何故か知覚することが出来た。 ならば残る鼓動は誰かと意識を凝らして。 視界にも入り始めた辺りで足が一度止まる]
──────…………
[妙な気配がする。 異形のものとは異なる、華月斎が好まぬ鼓動。 慎重に足を進めると、その鼓動の持ち主が誰なのか、少しずつ姿が見えてきた]
………夕?
[地に伏す臙脂の着物。 それを纏うは、世話になっている里長の養女。 感じる鼓動に戸惑いを覚えながらも、華月斎はその傍へと寄った]
(124) 2014/02/16(Sun) 17時半頃
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夕、夕! おまえ、雷門小父と一緒やなかったんか!?
[声をかけながら抱え上げようと手を伸ばしたが、触れる直前で止まる。 またあの時のように生を奪うことにはならないだろうか。 この子が弱っているならばその可能性もあり得ると思考が巡る。 逡巡し、夕顔を見詰めて。 その鼓動が力強いものであると分かると、意を決して伸ばしかけた手で彼女に触れた]
[鼓動は、確かに響き続けている]
(125) 2014/02/16(Sun) 17時半頃
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はぁ……無事か。 …一旦、どっかに運ぶ必要あるやろか。
[この場には異形のものは居ないらしい。 離れ行く日向の鼓動を追うように異形の鼓動が移動しているようだから、彼女が引きつけてくれたのだろう]
……やけど日向ん奴、なんちゅー動きしとんのや。
[遠目に見える日向の動き。 風に乗るような軽やかな動きに華月斎は一時呆けた]
(126) 2014/02/16(Sun) 17時半頃
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夕、屋敷戻んで。 ここよかはなんぼかええやろ。
[夕顔の意識があるならそう声をかけて。 右手を塞がないように、夕顔の正面を自分の左上半身に凭れさせて左手だけで抱え上げる。 彼女が別の場所へ行きたいと言うのなら僅かな思案の後に望む方へと向かうが、何も無ければ里長の屋敷へと戻るつもりだ**]
(127) 2014/02/16(Sun) 17時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/16(Sun) 17時半頃
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/* 戦い進む毎に狂えるように伏線しつつ。
法泉とも戦いたい。 一とも戦いたい。 雪も気になる。 夕顔の保護者状態。
おいおいどうすんだいこれ。
(-15) 2014/02/16(Sun) 17時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/16(Sun) 22時半頃
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/* 夕の反応ないと動きにくかったwww 雷門小父のとこ行くべきかなぁ。 でも屋敷戻るっつっちまったからなぁ。 ちと悩む。
(-23) 2014/02/16(Sun) 22時半頃
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─ 通り ─
[夕顔を抱え上げる前、彼女の視線を辿るように己が視線を滑らせる。 里長がそちらに居るらしいことは問うての反応故に知ることは出来たが、その先から鼓動を感じることは出来なかった]
………………
[ふる、と首を横に振るだけで言葉にはしない。 その意図は夕顔に伝わったかどうか。 夕顔を抱え上げた後は里長の伏す方向ではなく、屋敷の方へと足を向けた]
ほな、いくで。
[抱えた夕顔が頷く>>162のに返し、歩を進める。 彼女から伝わる鼓動は強いが、そこから感じるものは安堵とは真逆のもの。 ともすれば、直ぐにでも手放したくなるほどの───]
(167) 2014/02/16(Sun) 23時頃
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…………
[そんな考えに至っていることに気付き、思考を無理矢理押し込める。 足の速度を速めるために、自由にしていた右手を夕顔の背に添えた。 奇しくもそれは夕顔が何事か呟いた時>>164のこと。 言葉自体は聞き取りきることが出来なかったが]
(168) 2014/02/16(Sun) 23時頃
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/* ど、どっちに遭遇すればwwwww 沼爺もこっち来てる、よな?
(-29) 2014/02/16(Sun) 23時頃
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/* あ、めっかった>>172
そして夕影ちゃうwwww
(-30) 2014/02/16(Sun) 23時頃
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─ 通り ─
[屋敷へと足を進め始めた矢先、近くに力強い鼓動を感じて足を止める。 夕顔とは違う。 そう、日向と同じようなすんなりと受け入れられる鼓動]
沼爺!
[駆け寄ってきた>>172のは里長の屋敷でもたまに見かける老人。 今となっては接する機会も減ったが、幼い頃はよく話しもしたものだった]
沼爺、まぁだ覚えてくれんのかい…。 華月斎や、か・げ・つ・さ・い。
…ってぇ、そないなこと言うとる場合やない。 夕を安全な場所連れてかな。
[呼ばれるのは昔の名でも良いのだが、他はそうではないらしい。 名乗り直してから、はた、と当初の目的を思い出し口にして。 沼太郎が許すならば移動しながら話をしようと]
(176) 2014/02/16(Sun) 23時半頃
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雷門小父は……。
[続く夕顔への問い>>173が耳に入ると、一度視線を別へと向けてから、緩く首を横に振った]
(177) 2014/02/16(Sun) 23時半頃
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─ 通り ─
……今は華月斎名乗っとるけど、わいが琥珀なんは変わらんで。
[芸名を名乗ってはいるが、本名を捨てたわけではない。 親から貰った名をどうして捨てられようか。 捨てるくらいだったら、里にも戻らず完全に縁を切っているはずだ]
ほな一緒に……────
[沼太郎の申し出>>180をありがたく受け、移動しようとした矢先。 間近から信じられぬ言葉>>178を聞く]
……夕? おまえ、何言うて……。
[自分の鼓動が跳ねる。 このまま抱きかかえているのは危険だと、何かが身体のうちから叫んでいて。 夕顔を支える腕が刹那、緩む]
(184) 2014/02/17(Mon) 00時頃
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─ 通り ─
[間近で見る夕顔のかお>>186。 己が鼓動が警鐘を鳴らすように速く鳴る]
…… おまえ、 誰や。
[連なる声に思わずそんな言葉を返した。 夕顔であって夕顔ではない気配。 身の毛が粟立つような感覚を覚え、抱えていた夕顔を身から離すべく、腕から力を抜いた]
(190) 2014/02/17(Mon) 00時頃
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