3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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― 外 ― ―――……なんつーか、返答に困る、なぁ。
[>>125フィリップの楽しそうな問いに、微苦笑を浮かべる。 セシルが殺されたなら、いっそ……―――。 それでも良いと思える自分も確かに居る。
嘘を吐いたら承知しないと、まるで触れるように手を添え、去って行く人を視るは、優しくも狂気を孕んだ濃紺。
影は光が生むというなら、ドナルドにとって光はセシルか。闇が光ない世界の存在なら、まだ光があるなら呑まれない。]
できりゃ、喧嘩で済ませれりゃいいと思ってるけどなぁ。 嗚呼、でも、俺も人殺しにゃ、違いねぇから。
[しかし、光(セシル)が遠ざかれば……―――。 闇の鳥を刹那のタイミングでかわして、にっと笑った。]
――……嬲り殺し出来るくらいにゃ、狂ってる。
[闇に近づこうと、間合いを詰めた。]
(133) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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問題児 ドナルドは、美術部 ミッシェルの様子が視界の端に映ると、「逃げろっつっただろ」舌打ち後、叫ぶ。
2010/03/08(Mon) 22時半頃
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― 外 ―
多分、死ぬんじゃねぇかねぇ……――― つっても、タダで死ぬのも面白くねぇしな。
[視界の端に、ミッシェルが傍にキャロライナが、ケイトが映る。 けれど、意識はフィリップの方に向ける。 あまり、勝機があるとも思っていない。]
キャロル、か。 なぁ、気持ちに応えられねぇ時って、どうするのが正解なんかねぇ?
[まるで放課後の教室で、恋愛相談を持ちかけるように喋りかけながら、闇を纏わりつかれた脚を、フィリップの横っ腹に向かわせた。]
(143) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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嗚呼、じゃあ……――― 間に合わないようだったら、俺がお前殺すわ。 俺は、セシルが無事だったら、それでいいんだ。 莫迦(狂ってる)だろ?
[蹴りの行方はどうか。嗤いながら、そう言う。 重ね重ねになるが、勝機など特にあるわけでもないにも関わらずに、だ。]
(144) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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問題児 ドナルドは、美術部 ミッシェルの言葉に、「俺は手、出された方だ……」と主張したいが、飲み込んだ。
2010/03/08(Mon) 23時頃
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― 外 ―
一人で踊るのも楽しくねぇじゃねぇか。
[喉の奥を鳴らした後、ぴゅぅいと口笛を吹いた。 蹴りは腹にまともに向かうも、そこは霧散するだけで。]
踊りがいありそうだな。
つーか、嗚呼、そうか。 ちゃんと断った方が傷ってちっせぇもんなんか。 じゃ、機会があれば、言うわ。
[修復する胴の部分を、見詰めながら感謝の言葉を向けた。 とても異様な光景なのは、今さらだ。]
(155) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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―――……俺が、鬼役だったら良かったなぁ なんて言ったら、お前は怒るかもしれねぇけど。
全部欲しい けど 全部は無理なんは、知ってる。
[知ってると言いながら、顔に浮かぶ表情は昏い笑み。]
ま。殺されねぇって約束してっからな。 暫く踊ろうぜ?
[嘯いて、「来いよ」と。]
(156) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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って、すげぇの来たな。おぃ。
[大蛇のような闇が首に向かってくる。]
―――……っち
[首に纏いつく闇。不快感に眉を寄せる。 けれど、通常の身なら絞められる首も影ならば。 それでも、息苦しさのようなものは酷く感じる。]
いいんだか、わるいんだか、な
[纏いつく闇を引き寄せながら、フィリップに近づいた。]
(160) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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問題児 ドナルドは、多分このまま闇に触れていたら、絞殺されるでなく、闇に落ちる気はしている。
2010/03/08(Mon) 23時頃
問題児 ドナルドは、美術部 ミッシェルの言葉が聴けていたら、ちげぇねぇ……と苦笑を零した筈だ。
2010/03/08(Mon) 23時頃
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― 外 ―
―――……
[さて、困ったな……と、泥濘に囚われて立ちつくした。 直ぐに直ぐ、死なないのは、ドナルドが実体でないからだろう。 捩じり切るも、絞め殺すも、貫くも、影には難しい。 それぞれ、痛みが無いわけではないが……―――。
ただ、闇に触れていれば侵食されて行くのは確か。 完全に呑まれれば、死が見えるか。]
もし俺が鬼役だったら、そんときは俺とお前のビー玉交換だろ。 手駒にゃならんし、よう分からんが、お前もそんなに狂わなかったんじゃね?
(173) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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[やれやれと息を吐いた。 そういえば、ヤニ随分吸ってねぇなぁと、思い出す。 その間も、じわりじわりと影は闇に蝕まれて。]
そんなに、近付いたら、ちゅぅすんぞ? 今、口が寂しいんだ。
[近付く首。三日月の口元を見詰めながら、なんだか、もう、適当なことを言った。本気でする気は、ない。]
(174) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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/* 薔薇駄目なのに、ちゅぅとか言ってすまん。 する気ないのは明言してるけど、振りも駄目だったら、ごめんよ。フィリップ
(-96) 2010/03/09(Tue) 00時頃
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― 外 ―
本質かどうかは、俺のしったこっちゃねぇけど。
[濃紺の影の眼が、一つ実態を持つ眼を見る。 そこには闇しかない。息を吐く。]
なんつーか、寂しいな?
[人を殺すのは愉しいという言葉に、呟く。]
本質って言葉で片付けられるんなら、楽だよな。 説明も何もする必要ねぇし……―――
(190) 2010/03/09(Tue) 00時半頃
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[冗談に反応した闇が大腿部分を狙うのに、じりっと後退する。 無意識に向かうのは、伝説の木の元。 そこには、生(光)を感じる、沢山の想いがあるからだろうか。そこに辿り着くことは、出来るかどうか、分からないけれど。]
なぁ、話す気はねぇか?
[引いた首に尋ねた。 もう、随分と影は闇に囚われて……―――。]
(191) 2010/03/09(Tue) 00時半頃
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問題児 ドナルドは、奏者 セシルに「やっぱ約束護れそうにねぇわ」と、心の中で謝罪をした。
2010/03/09(Tue) 00時半頃
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― 外 → 伝説の木 ―
でもよ、説明しようとしなけりゃ、理解もできねぇわな。 大体、俺、莫迦だしねぇ……――――。
殺す、殺さねぇは、別次元だろうけど、まぁ、でも分からんぜ? 俺は、セシルに、殺せって言ったことあるくれぇだし。
[闇に死に呑まれながら、唇の端を持ち上げて見せた。 その間も、じりじりと木に向かうのは、唯の感傷かもしれない。
―――……最後まで、まぁ、足掻いてみるか。 ―――……でも、無理だろ。
交互に思いながら、柄にもなく奇跡なんて願ってるのかもしれない。]
(199) 2010/03/09(Tue) 00時半頃
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[そこにはきっと沢山の想いが宿っているから。
優しい想いも。
切ない想いも。
やるせない想いも。 ――――……。
自分だけじゃ抱えきれない想いも 木が助けて抱えてくれる気がするのは
やっぱりどっか壊れてるのかもしれない。]
(200) 2010/03/09(Tue) 01時頃
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ほら、教えろ、よ……―――
(202) 2010/03/09(Tue) 01時頃
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/* [植樹は鎮魂の意味があるといったのは、ヘクターだったか。 生きて帰れるなら、43本位植えても良いとか考えている(ネタ)]
(-107) 2010/03/09(Tue) 01時頃
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人殺したら、心的外傷付くって、お前分かってるじゃねぇか。 それって、お前も、そうだからじゃねぇの?
[苦く笑う。知識のことだと嘲笑われるだろうか。]
莫迦、だなぁ
[例えそれがあげ足取りだとしても。 一瞬動きを止めた、唯一つ残った実体部分に手を伸ばそうとして、ケイトの姿に気がつくか。]
(210) 2010/03/09(Tue) 01時頃
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