7 百合心中
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―商業街―
[時には隠れてやり過ごし。時には探すためにビルへと入る。 しかし、二人は見つからない。 携帯を見て、時間が経つことに焦燥感を覚え、不安に駆られ誰かの声を聞こうとも考えたけれど]
…
[きっと、その先に聞こえる声は、落胆の吐息だろうから…ゆっくりと頭を振る。 カシャ。 清涼菓子のケースを取り出して、手のひらに何粒出したかも確認せずにそのまま口へと持っていき]
大丈夫…まだ。大丈夫。
[遠くで聞こえる銃声。悲鳴。近くに見える、赤、白。 一人でいると、おかしくなってしまいそう]
イリスの、言うとおり、だよ。
[ガリ、ガリ…鞄のベルトを握れば、前を向いて歩き出した]
(269) 2010/03/27(Sat) 01時半頃
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―商業街―
え…?
[後ろから聞こえる女性の声。 高圧的な声色に、思わず身をこわばらせた]
え、っと…
[手を上げろ。その言葉に、小さく震えながらゆっくりと手を上げる。 気づけなかった。 遠くのいやな予感には気づけたのに。 それは、あるひとつの差異があるのだが…今は知る由もない]
誰…?なんで…?
[女性の姿は見えず。 代わりに見えるのは、鉄の刃…ナイフが長くなったようなもの。に見えた]
(273) 2010/03/27(Sat) 02時頃
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/* ぅゎーぃ。想像通り、危なくなったね!(…
イリスはもう少し待っててね! ちょっと、リンダさんとにゃんにゃんしてかr
[この後は血で読めなくなっている]
…は、うそにしても。 リンダ好きの自分にはたまりませんね!(…
(-82) 2010/03/27(Sat) 02時頃
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[かちり。 小さな音でも、何なのかわからなければ、それは恐怖の対象となる。 最も、見えていたとしても。それは、恐怖の対象となりえたのだろうが]
武器…? もって、ない…
[絶対に見るな、と言われれば、ぐ、と視線を下に向けた。 それは、どうしようか。悩んだため]
…分かった…分かった、から… お願い。薬とか。包帯は…持ってかないで… 手当て、してあげるのに。必要、なの…
[結局。素直に従うことにして…"お願い"として。一つだけ言葉を投げる。 ヨーランダに渡されたもの。きっと、必要になるものである、と。女は考えたからだった]
――ローズマリー。
[名前?逆に問われれば、泣きそうになりながらも答えて]
(280) 2010/03/27(Sat) 02時頃
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[信じる。その言葉に、少しだけ肩の力が抜けた。 助かったとは思わない。 けれど、また、二人を探しにいけるのなら… 手を上げたまま、時間と女性が過ぎるのを待つ]
――?
[素っ頓狂な声。というのが正しいのだろうか? 先ほどまでの声とは違うのは確かで。 「ゆっくりこっち、向いて」 要求された言葉に少し弱りながらも、手を上げたまま、ゆっくりと振り返って…]
…え?もしかして…
[痛々しい姿になっている女性がいた。 見覚えのある、顔と。高い背と…ああ、そういえば聞いたことのある声だった… 微かに開いた唇から、かすれた声が漏れた]
リンダ、さん…?
(284) 2010/03/27(Sat) 02時半頃
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[確かに、女を見て、剣…を下げた。 そのことに、確かに探していた人物なのだろう、と。 怖くて泣きそうだったのが。嬉しくて泣きそうになった]
リンダ、さん… よかった、無事、だったんです、ね。
[リンダが目をこする様子に、自分の涙があふれる前に指でぬぐって。 ゆっくりと近づこうとする]
探して、ました、よ。 イリスさんが…
(290) 2010/03/27(Sat) 02時半頃
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水商売 ローズマリーは、自身の携帯の着信音…テンポの良い女性ボーカルの歌声が聞こえ、びく、と震えた。
2010/03/27(Sat) 02時半頃
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ご、ごめんなさい、一緒じゃないから… たぶん、どこかで探してる…
[メールを見れば、そのイリスからで。 マナーモードに今のうちに変えておく]
きっと。メールの、内容も…
…?
[聞こえた声。 そちらを向けば]
イリスさん…!
[奇跡?なのだろうか。 どちらにせよ。女にとっても、これは。嬉しいこと。 会わせたかった、二人が。出会えたのだから]
(296) 2010/03/27(Sat) 03時頃
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良かった…本当に…
[開いていた携帯。かちかち、と、メールを打つ。 それは、グロリアに向けて。 「イリスさんと、リンダさん。出会えました」 これだけで分かってくれるだろうと、送信した]
ヨーランダ、リンダさんのこと、知ってたのかな…
[鞄から薬と包帯を取り出した。が。 二人の様子に、一歩、二歩。後ろに下がる… 嬉しいような。―――ような。複雑な表情になって]
――。
[その表情を隠すように、二人に背を向けて佇んだ]
(303) 2010/03/27(Sat) 03時頃
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/* 二つのカップルの邪魔をする女、 スパイダーマッ!!
まさにそんな感じになった。 どうしてくれよう。
(-91) 2010/03/27(Sat) 03時頃
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嬉しい。
これで、イリスさんは、さびしい思いをしないだろうから。
でも。
これで、あたしが、"選ばれ"ちゃう、のかな…
…
また、一人に…?
ううん、大丈夫。大丈夫…だよ、ね…?
(-93) 2010/03/27(Sat) 03時頃
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――ううん。 イリスさんが、教えて、くれたから。
[リンダとイリスに振り返るときには、いつもの眠そうな目で、小さく笑った。 二人の笑みに。探して。見つかってよかったのだ、と]
[リンダが、イリスの髪に接吻を落とすのを見て。 イリスが、リンダの頭を抱くのを見て]
[良かった、のだ。と]
あ…これ。リンダさんの、傷に、使って?
[取り出した手当ての道具をまとめておくと、鞄を肩にかけて]
一息ついたし…あたしは。隠れて休んでから。 この辺を、離れる、ね。何かあったら、連絡して。ね?
[そう、小さく笑むと、傍のビルに入っていく。 二人が見えなくなる位置に来れば――カシャッ――その手はいつの間にか清涼菓子のケースを手にしていた*]
(312) 2010/03/27(Sat) 03時半頃
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入る余地などない。
最初から、分かっていたことでしょう?
なのに。なんで。
うらやましい、なんて…
思ってるの…
胸が苦しいのは、なんでなの…?
ああ。"選ばれ"ちゃった。あたし…
(-96) 2010/03/27(Sat) 03時半頃
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/* イリスは襲撃なんだろうな、って思う。
…
何処処刑が良いんだろう。 グロリアさんを処刑すると、おそらく道連れが発生する、と、思う。 リンダさんが残ることをイリスさんは希望しているのだけれど…うん。そういうのは… タバサさんの動き次第かしら?
(-128) 2010/03/27(Sat) 20時頃
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―商業街・屋内―
[物陰に隠れて横になっていた。 きっと、今、ひどい顔をしてるんだろうな、と。 寝る前のことを思えば… 何で泣いていたのだろう。 理由は分かるけれど、それは仕方のないことである。 女自身が分かっていること。 しかし。それを割り切れず、ただただ泣いていた]
――嬉しい、よ?
[ガリッ…口に含んだ清涼菓子。 砕ければ、口の中に冷たさが広がる。 吐いた息も冷たくなるような錯覚]
嬉しいから。きっと、嬉しいから…
[ゆっくりと身を起こし。ふらふらと歩き出した。 一人、言い聞かせるようにつぶやきながら]
(408) 2010/03/27(Sat) 20時頃
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