95 File.2:Do you Love me?
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…ッチ、
[ワンダの体が宙に浮くのを見た。 その懐に入ったピエールの体が彼女の体で消えたから、 加勢に入り辛く、近くまで駆けてたたらを踏む]
…――、彼は、何か――!
[余りにきれいに浮いたワンダの体。 そうそう簡単に人の身体を投げ飛ばせるとも思えず、 ピエールが何らか武術を心得ているのだと、手に汗握った]
(177) 2012/07/02(Mon) 21時頃
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っちょ アイリス!!!!!!!!(動揺
(-91) 2012/07/02(Mon) 21時半頃
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[ワンダとピエールを睨むように見る視界の端 アイリスがごそごそと動くのを捉え、顔を向ける。 彼女が花を喰った所は見えなかったが、 自身の襟首から鋏を入れて居るのを見て、目を見開いた]
…アイリス、一体何をしているんですか!
[彼女の傍へと駆け寄る。 ギリ、と引き絞る眉は、困惑の表情を作る]
包帯がキツくて苦しいのですか?
(181) 2012/07/02(Mon) 21時半頃
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…気分が悪いのですか? 少し今は、耐えられますか。
[ピエールがアイリスの方へと来たら。 今外から他の3人が襲ってきたら。 状況を理解しないオスカーは、ただ焦りを浮かべ 彼女の前へと立ち、辺りへの警戒を強める]
(186) 2012/07/02(Mon) 21時半頃
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…っちょ、アイリス…!
[彼女の体がゆらりと揺らめく。 手を伸ばして抱きとめると、ひどく、軽かった]
(187) 2012/07/02(Mon) 22時頃
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オスカーは、アイリスに話の続きを促した。
2012/07/02(Mon) 22時頃
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はい、ここにいます。 大丈夫、ですか…ッ?!
[ピエールの気合の入った声が背で聞こえた。 が、アイリスの様子に、ワンダとラルフに任せるしかない、と思い 涅色に映る自分を覗きこむかのように、じっと見詰めた。 ふと、先程あった彼女の耳元の花が無い事にだけは、気づく]
(191) 2012/07/02(Mon) 22時頃
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ワンダすみません、すぐに行きますが、 暫く耐えて下さい!
[ワンダの罵声に、鋭く声だけを返す。 視線を投げないのは、一応2人を信用しているから]
(196) 2012/07/02(Mon) 22時頃
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…もう少し、って、アイリス、 何が…――ッ
[食糧と水、という言葉に目を見開く。 彼女の声が、届かなくなるほど小さくなっていく。
そして――察する]
アイリス!!!! あなたは、まさか、自分で……ッ?!
[抱きとめる手に、ぐ、と力が入った]
(198) 2012/07/02(Mon) 22時半頃
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アイリス! アイリス……ッ!!!
[グラグラと彼女の身を揺する]
…――どう、いう…… あなたがいないと、オスカーは勝ち残れない。 そう、言ったじゃないですか。 あなたはオスカーと共に居てくれると、 言ったじゃないですか。
――――、そんな、それでは、もうオスカーは、
[勝ち残る事が難しい。 そんな言葉を零そうとしたのに、違う言葉が落ちる]
(200) 2012/07/02(Mon) 22時半頃
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嫌だと、言ったじゃないですか!
(203) 2012/07/02(Mon) 22時半頃
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[ぽたり]
[束の間の仲間だった。 自分の利益の為だけに、手を差し伸べた]
[だけれど]
[壁の穴と透明な壁という与えられたコミュニケーションと違い、 自分で初めて、選んで伸ばした手だった。 それを取って貰える事、握って貰える事。 初めて知る事ばかりで、それはもしかしたら刷込みなのかもしれない。 それでも、胸の裡に芽生えた気持ちは紛れも無く温度があった]
[ぽたり]
(207) 2012/07/02(Mon) 22時半頃
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アイリス!
[声が震える]
[ぽたり]
[大きく見開いた眸から、透明な液体がいくつも落ちた。 痛い時や苦しい時に出る、しょっぱいもの。 痛いのは嫌いじゃない。 寧ろ、感覚の中では好きな方ですら、あったのに]
[この胸の痛みは、好きになれそうもない]
(208) 2012/07/02(Mon) 22時半頃
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[もう動かないらしき身体を、ぎゅうと抱き締めた。 ぬくもりが逃げないように、自分の命を分けるかのように。
それでも摺り抜けてしまうのだろう事も判って居て。
どうしようも無く、ただ、彼女を抱いて。 子供のようにしゃくりあげた]
(215) 2012/07/02(Mon) 22時半頃
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アイリス、酷いです… ひどい、酷い……――!!
[アイリスを抱いた手が、一度ずしりと重くなった後。 ふわと微かに軽くなった気がした。気のせいかもしれない。 それでも、何らかを失った事を、理解し]
あぁあぁぁぁぁあああああ――ッ!
[慟哭]
(220) 2012/07/02(Mon) 22時半頃
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モナリザたんキターーー!!!!
(-103) 2012/07/02(Mon) 23時頃
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[追い打ちのように、爆発音が後に続いた。
顔をあげること出来ず。 前髪に表情隠して俯いたまま。 何度も何度も、細かく肩を震わせる。 手に抱いた死体は、どんどんと暖かさを無くして行く]
(240) 2012/07/02(Mon) 23時頃
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オスカーは、ラルフに話の続きを促した。
2012/07/02(Mon) 23時半頃
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[ピクン]
[名が聞こえ>>246、 アイリスを抱いたまま不意に一度大きく肩が揺れた]
(247) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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ふ、ふ、ふ、ふ、ふ、ふ
[漏れたのは わらいごえ]
(248) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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[身が逸らされ、大きな赤い口が開く]
ふふふ っふふふふふふふふふ… ふふ、ふふふふふふ、ふっふふふふ、ふふふふふ
あっはっはっはっはっははははははははははははははははは ははははははははははははははははははははははははははは ははははははははははははははははははははははははははは ははははははははははははははははははははははははははは はははははははははははははははははははははははははっは っはっはっはっはっはははははははははははははははははは ははははははははははははははははははははははははははは ははははははははははははははははははははははははははは ははははははははははははははははははは
[涙浮かべたままの爆笑は廊下に響く程]
(254) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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[ザッ] [不意に手を離して立ち上がる。 彼女の死体が、どさりと地面に落ちて チョコレート色の髪がふわりと広がった]
あっはははははは、傑作、面白過ぎるわ。 笑い過ぎてお腹痛いもの、傷に響くったら。 アイリスが自殺するなんて、ね。 駄目ね、全然駄目だわ。 アイリスはレティーシャと共にいることを選んだのよ。
[にぃぃぃ、と、浮かべる壮絶な笑みは、 絵本で見た紫とピンクの縞の猫のものと、良く似ている]
(255) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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オスカーは本当に莫迦な子だわ。 っふっふふふ、本当に…っふふ
[未だ笑い止まらぬといった様子で頬あげたまま 少し腰を屈めて、アイリスの鞄を拾う。 中を開けて、彼女の水と食料は自分の鞄へと移した。 コロリと青いガラス玉が転がるのが、視界の端]
(257) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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あら、なァに? もう手を組むのは終わりにしてしまうのかしら? ラルフ、ワンダ、次を殺しに行きましょうよ。 アイリスが死んだからあたしを殺すってのも良いけれど、 それは他の3人を殺してからのほうが賢明よ。 言わなくたって判るでしょうけれど。
[フン、と顎を突き出して。 腰に手を当てて、書庫の裏を指すワンダへとにんまり笑む]
(259) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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…ちがいます。 アイリスは、 ――オスカーをひとりぼっちにしたくて、 死を選んだんじゃ、ない、はず、です……!
(-113) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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[ラルフの質問に、蒲鉾型の視線を向けて]
…イカれるなんて、失礼ね。 あたしは…ふふふ、オスカーよ。 あたしが、オスカーよ。
知ってるじゃない。 ラルフ、貴方が穴を覗いていた時、 あたしと目があった事がある筈よ。
[口を笑みに形作り、顎を突き出して目を細め。 手を上げて、肘に滲む自身の赤をチロと舐めた]
あなたたちの知っているオスカーは、 ここで膝を抱えて丸まってるわ。 まぁ、おかしくなったと思われても構わないけれど。
[トン、トン、と指して見せるのはこめかみと胸元]
(266) 2012/07/02(Mon) 23時半頃
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[が、会話はそこまで。 扉が開く音に、咄嗟に手をさっと伸ばし触れた硬い物を、 無言のままに力いっぱい投げ付けた。
それはどうやら、本棚から落ちた、金属の、ブックスタンド]
(268) 2012/07/03(Tue) 00時頃
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そのとーり ワンダありがとう!!
(-114) 2012/07/03(Tue) 00時頃
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[身を低く沈め、本棚の影に身を隠す。 手には細い棒を持った侭、開いた扉から隣人が見える。
その声に名乗りを上げること等しない。 音鳴らぬように足を運び、少しずつワンダとラルフの近くへ移動する]
…もう少し入ってきたら、そこの本棚蹴り倒せる? 上手くいけば下敷に出来るわ。
[小さく低い声で紡ぐ]
(274) 2012/07/03(Tue) 00時頃
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まって、ください! アイリスが、ポーチュと組んで、と言っていたでしょう。 そのポーチュに攻撃するなんて!
(-118) 2012/07/03(Tue) 00時頃
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[本棚が倒れるのはきっとそれ程の速さでは無いだろうけれど]
2人目が、足を踏み込んだ時、が良いわ。 下敷に出来なくても3人が上手くそれでバラバラになれば、 1人になった子をまず襲うの。
[ラルフが見下ろす視線に向けるのは笑み。 それは彼の想いに見当ついて居ない事すら示す。
廊下から入ってきた3人を、本棚の影に潜んで隙間から見詰める。 丁度薄暗い影になったそこにふたつ並ぶ緋色の眸。 やや目立つそれは、ポーチュには*見覚えがあるかもしれず*]
(281) 2012/07/03(Tue) 00時半頃
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