3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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……、 ――ドナ……、…
[殺せば、よかったのか。 でも、厭だった――厭だった のに。 生きて帰って、]
ばか やろう
[詰まる声で、眸を揺らす。 触れることも傷つけることもできない。 首についた紅い傷が痛む。
――俯いて]
(51) 2010/03/08(Mon) 15時半頃
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かえって、 ほしいのに お前に
[――どれくらい俯いていたか。 触れられない体へ震える手を伸ばし 笑みを浮かべる唇へ ――触れられないなれど口づけの仕草。]
……すき だ
[漸く、囁き程度の声でそう、謂った。]
…――見つけて、 ……かえるん、だ。 おまえは。
[かえれるのだろうか。こんなになってまで。 一縷の望みに、少女の願いに、薄紫は、彼女を探し始める。]
(52) 2010/03/08(Mon) 15時半頃
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奏者 セシルは、問題児 ドナルドに、僅かでも触れたことが伝わればいいと、願った――(06)(回復)
2010/03/08(Mon) 15時半頃
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/* 癒し 縛り してたのに… !
ドナルド… め このやろう
(-30) 2010/03/08(Mon) 15時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/08(Mon) 16時頃
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―南棟3F→階下へ―
[あいしてる、の言葉には 何処か泣きそうな表情をした後俯いた。 かえるのはおまえだ、と聞けば 首を横に振り]
ちがわない。…、――、 かえるのは、お前 だ…
[同じ言葉を、相手に向けて、謂う。 薄紫の奥で揺れるのは 願いと葛藤と、それから――]
…ああ。
[「あの木の下へ」 異形の彷徨く校舎を濃紺の影を伴ない歩き始める。 ――青碧なる橙が、笑ったのを、*知らない*]
(60) 2010/03/08(Mon) 16時半頃
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――…、 フィリップ
[声が かえる]
(*13) 2010/03/08(Mon) 17時半頃
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…――、 校舎、…南棟 …木、を。 見に行こうかと、思って
[――歩きながら 闇の声は酷く なにも ない ような 色]
…―― 、ケイトは、 消えた やっぱり 何処にいるか 分からないみたいだ
ドナルドは、
[―― ひとつ、頷くような気配が、あった。 橙がわらったのを、 知らない。]
(*14) 2010/03/08(Mon) 17時半頃
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お前は、 何処にいるんだ…?
(*15) 2010/03/08(Mon) 17時半頃
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用具室は 、塞がってて
扉が、ない。 改築の時、埋められた んだろう
あそこに隠されてる、なら… 工事の時、 …ばれると、思うんだが…
[何処か訥々と、離す。]
(*18) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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…壁に塗り込められてる、…
可能性も …ないでは、…ないが、今は
[――気づかない。]
…木の様子を、…見たいと思う。
あそこは
掘り返される可能性も 低いから もしかしたら
(*19) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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――すぐ近く?
(*20) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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―南棟1F → 中庭―
[――声が。]
――…?
[薄紫は、ふと立ち止まり辺りを、見回した。]
[闇が 落ちる]
(65) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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――…ああ。
[グロリア が。 気配が 消えたことを 口にすることは、できなかった。
大丈夫なのかなんてことも 訊けるはずが ない。]
(*23) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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奏者 セシルは、再び、木の下へと *歩みを進める*
2010/03/08(Mon) 18時頃
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/* 木の下に集合→情報交換→現場へ が理想的な流れだがさて…
(-43) 2010/03/08(Mon) 19時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/08(Mon) 19時頃
奏者 セシルは、飼育委員 フィリップは何処へ、と――探すように、また首を巡らせた。
2010/03/08(Mon) 19時頃
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―中庭近辺―
…――否、今……近くに、い…
[見回した後、口を噤む。]
…何でもない。
[かれは、闇にほぼ飲まれ。 それでも、声は聴こえたから少し安堵していた。 ――意味など、ないかもしれないのに。
ふと、自分の手を見る。 鉱石の刃。―― 、を貫けるだろうか。
そうすれば、ずっと
ふと昏く 思うのは。――(02)/侵食]
(69) 2010/03/08(Mon) 19時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/08(Mon) 19時半頃
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お前と
居られるのに。
(-48) 2010/03/08(Mon) 19時半頃
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死ねば
――近くに
かえれないなら
かえれ、ないなら
(-49) 2010/03/08(Mon) 19時半頃
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(闇が 囁く)
(-50) 2010/03/08(Mon) 19時半頃
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―中庭― こえ、がしたから。
[―――鬼たちの交わす、声が。 其処まで伝わるかはわからない。]
…―――― スイトピー…門出…だったか… …でも何故?
[ぶつぶつ謂うドナルドを見て、首を傾ぐ。 緩やかに鉱石の手を握った。]
…―――いや。
[伏せた眼をほんの少し細めて]
…側に、と。…思っただけだ。
[視界の端、蠢く闇を見る。 フィリップ、と小さく呟いた。向かう先は、同じか]
(79) 2010/03/08(Mon) 20時半頃
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奏者 セシルは、飼育委員 フィリップを見、―――ひとつ瞬きをし。
2010/03/08(Mon) 20時半頃
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―木の下― ……、――兄さんが、
[謂ってた、とは消え入るばかり。 ドナルドの飲み込んだ言葉知らず。 薄紫はそのとき、濃紺の影だけを見つめた。
たどり着いた木の下で、 わらう、笑顔。狂気の狭間。 未だ笑わずの少年は、 視線を“緋色の”眼と、蝶とに向ける。]
……ケイト
[―――北門から、 オスカーたちもやって来るであろう。 残されたものたち。]
(87) 2010/03/08(Mon) 20時半頃
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――――!!
[知れて。だから。]
(*25) 2010/03/08(Mon) 21時頃
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ドナルド下がれ、 近づくな…!!
[腕を引くこともできないから、 そう声をあげた。 咄嗟に―――]
(91) 2010/03/08(Mon) 21時頃
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奏者 セシルは、問題児 ドナルドを庇うように、動く。
2010/03/08(Mon) 21時頃
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… …っ、 !
[皆殺す。嗚呼、本当に、今更]
ドナルドは、……駄目だ
[仇なのに。
ひどい矛盾で、 軋む 薄紫]
(*27) 2010/03/08(Mon) 21時頃
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[あかのこえ。]
…、―――
[――殺させるのも、もう。]
…ケイトを見つける。 ………鬼は、…かくれた子を、見つけないと…。
[―――グロリアは、 もうかれに殺させまいとしていたのに。]
あと少しで、 …届きそうなんだ…!
(96) 2010/03/08(Mon) 21時頃
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―――――…、…
[眉を寄せて、唇を噛んだ。 何も 謂えはしない。]
(*29) 2010/03/08(Mon) 21時頃
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っ、…殺させない……
[それが。それは。 刺さる。でもきっと本当に、痛いのはなりたくもない鬼になった彼で、彼らで。 半端者は何処にも。]
辛そうだったのを、 俺は知ってる…!!
[闇が、広がる。眼を眇めた]
(110) 2010/03/08(Mon) 21時半頃
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フィリップ、 … ――――
[鬼でもない。] [さりとて人でもない。]
[彼らの痛みを本当に、知れはしない、きっと]
(*31) 2010/03/08(Mon) 21時半頃
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奏者 セシルは、おまえにはおにあいだ、と嘲笑う、誰かの声を聞いた―――――(07)
2010/03/08(Mon) 21時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/08(Mon) 21時半頃
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ドナルドは、だめだ。
[闇の声を払うように低く、 もう一度《 》の声で謂ったことを、繰り返す。]
他のひとも、だ……っ、 置いていけるか莫迦!
[ドナルドの言葉に、頑是ないこどものように。 分かった、等と謂えるはずもない。]
(118) 2010/03/08(Mon) 21時半頃
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……、 ――
それでも お前は フィリップだ
[わらう、わらう、己をけもの、だという (あのバーナバスがそうだったように) (あなたはあなたでしかないといった教師のように) 少年へ、声を向けて――]
(126) 2010/03/08(Mon) 22時頃
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─伝説の木近辺>>121─ …、――、… っ
[それから。ドナルドを、じっと見る。 躊躇う、揺れる、息が、 詰まる。]
…、―― …うそ、ついたら 承知、しない…
[結局――折れたのは、此方だった。]
鬼ごっこは、終わらせる。だから。絶対、
[――信じると、謂って。 一度だけ触れるように影に手を添えて 一歩、二歩、後ろに下がって――北棟へ、駆けてゆくか。]
(128) 2010/03/08(Mon) 22時頃
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奏者 セシルは、駆け出す間際、ドナルドを――フィリップを見て。そして――駆けた。
2010/03/08(Mon) 22時半頃
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―北棟・東階段付近―
[――息が詰まる。 心臓が痛むような感覚。 お前にはおにあいだ、と嘲笑う誰かの声を振り払い]
…、っ、 ――
[どうか。 と祈りながら、駆けた。先。 >>129 2人の姿が、見えるだろうか。]
…、は…、――
[眩暈がする。壁伝いに歩み寄って。]
(134) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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