204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[フランシスは一族の中で 我慢強い方だと謂われていた。 噛み傷や引っ掻き傷が身体に残っているが 殆ど自分でつけたものであった。 衝動を耐えるために、自傷に走った時期があったのだ。
それは、イレギュラーにつぐイレギュラー。
「兄」のような存在に 恋を、して。 衝動に襲われ、耐えて、耐えて、 ――実のところ、その人を。 食べることはなく終わったのが、一因だ。 そのフランシスにとって「兄」のような人は 彼に懸想していた女の人狼に襲われ、 食い殺されそうになっているところにフランシスが割って入って、看取った、という、そんな、――或いは、ありがちな 話。]
(173) 2014/11/16(Sun) 04時頃
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(お願いだから。どうか)
(-39) 2014/11/16(Sun) 04時頃
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ベネットは、ドナルドのすぐ近くにいる織り、――微か、においに甘さを感じ。
2014/11/16(Sun) 04時頃
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……ラルフは、先に起きちゃってた か
毛布、かけてくれたの、 ぼんやりと、覚えてるんだけど……
[少し、して。 フランシスはいつもの調子を取り戻そうと明るめな声で謂い そっと、椅子から立ち上がる**]
(175) 2014/11/16(Sun) 04時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 04時頃
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/* 温泉が危険感! いかすさすが
ほ、本能を抑えるのに自分慰めはアリだなって……
(-46) 2014/11/16(Sun) 09時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 09時半頃
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―3F個室― [ (痛くない、今は……なら、もう、だいじょうぶ? ) 痛みの理由がわからないまま、頬を撫ぜおろして手を、ゆっくり、そっと離した。]
……おれが、……?
[>>195ドナルドの言葉をうけて、 フランシスは疑問符と共にああ、心配させた――と、眉をさげた。 ]
……だいじょうぶだよ、……
[ 痛くても。とは、音にしないまま。 >>196 笑うような声に、虚をつかれたように瞬きをひとつ。 それから、ふふ、と笑う]
……言い方や、考え方も 大人になった、かな でも、まだまだ――大人に、なれるよ
[ かく謂う自身、まだ円熟したとは言い難いとは思うが――自分は、保護者なのだから。 ]
(230) 2014/11/16(Sun) 15時頃
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―3F個室>>196>>197―
……いいんだよ、 おれが、好きで、してることだから。
でも、そうだな、 ……楽しみに、してようかな
[ フランシスは目を優しく細めた。 >>197答えるバリトンに 一度、目を閉じて、微かに震える息を吐く。 ]
……きっとだよ
[頷き、服を握る手に力が入って。 緩やかに離れるまでの間。 不安とリンクしそうになる過去から今は眼を逸らそうと努力する。]
(242) 2014/11/16(Sun) 15時半頃
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―3F個室― [ ゆるく、自身の手を握り込む。 ]
……ん、うん。どれくらい、たってるんだろう。
様子、見てこようかな。
ドナルドは、どうする? なにかほしいもの、ある? それとも……湯、借りに行ったりは、する?
[ 返答を、待って。 それからフランシスは、廊下へと出―― ]
――、……
[ 見えないように、人差し指の手の甲を噛む。 正体不明のざわつきを、鎮めるように。 ]
(250) 2014/11/16(Sun) 16時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 16時半頃
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―3Fと2Fの間、階段―
――?
[ 誰か複数の足音が階下へとおりて行く音を聞き止めた。>>251>>248 そちらへ顔は向けただけで、先に居間に顔を出し]
――っ!
[ 鳥が見えると、ぎょっとした。 ]
(255) 2014/11/16(Sun) 16時半頃
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―2F居間―
き、機嫌がいいっ、て、 ディーン、飼い主のあの子は……? 髪の毛食べられてない?いいのか?
[ とり、と謂いかけた瞬間ぎろりと睨まれ フランシスは耳を構えるように身構えた。 じりじとやや遠巻きに見ながら、 ラルフの姿を探し、見つけると小さく手を振る ]
ラルフ。ごめん、 起きるの遅くなってしまって…… ドナルドも、もう、起きてるよ。
[ >>185 見れば、茶を用意してくれていたらしいを知る。 ]
ありがとう。今度はおれが食事を手伝わなくちゃな。
(260) 2014/11/16(Sun) 17時頃
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[ 鳥は警戒しつつ、 ディーンの様子も窺った。 囁かれた懇願が、気にかかって。
心配そうな、視線を向けた時間は短くない。 よもや、彼の同行者とうまく行っていないなんてことは、ないだろうか]
(=7) 2014/11/16(Sun) 17時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 17時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 17時頃
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鳥やだな ……おれ、人狼なのに……。
[ こんなときだけ狼の性質を都合良く持ち出すフランシスであった。 ]
(-60) 2014/11/16(Sun) 17時頃
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そう、なんだ。 だから今、……預かってる?
[首を傾けて、しかし図らずも 鳥と睨み合うような形になって気まずくなった。 ――実際は鳥は何も考えてなさそうだが。 ラルフには、笑顔を向けた。]
うん、任せて。 ……?ノックス、疲れてるのかな……?
[ 寝そべるノックスに 顔を向け、 しかしバーナバスが向かう様子に声はかけない、が]
……?
[ すん、と鼻を鳴らす。 何かの匂いがした気がしたのだが――バーナバスの言葉の“ 同郷 ” を聞き止め、彼の方を凝視した。>>264 手首につけた紫水晶の腕輪に、触れる]
(268) 2014/11/16(Sun) 19時頃
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(よもや、彼らまで?)
(確かめなければ)
[ 話に集中しているなら、バーナバスとノックスがその視線に気づくかどうかは、わからない。でも]
(=10) 2014/11/16(Sun) 19時頃
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……ちょっと、 ディーンと話して来るよ。
[ラルフに一言告げてから 茶を置くと、フランシスは ディーンの方に足早に歩み寄る。 鳥―ルートと謂うらしい―がぐりりとした眼を向けて来たのには、 つい防御体制をとった。
が、何とか近づくと何事か 不安げな顔で話しかける。
彼の書きものの内容には、いまは意識が向かないようだった]
(269) 2014/11/16(Sun) 19時頃
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―ディーンに向けて―
ディーン……あの、
[ 先程は、前のように目を逸らされたが 今度は答えてくれるだろうか――聞く内容は、いまは違うが ]
……君は、此処に居る “ 同族 ”のこと、どれくらい把握、してる?
ノックスたちは、“ そう ”だと、思うけど ……バーナバスたちの、ことは?
(=11) 2014/11/16(Sun) 19時頃
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だいじょうぶだよ、 休んだし、……毛布、ありがとうな。
[ >>270ディーンのところに歩み寄る前。 ラルフに答え、礼は笑みと共に。 ノックスを気にする様子には、不安も、あるが]
……、うん、 深刻じゃないと、いいけど――……
[ 念のため、気を付けて。 そう添える意図は、ラルフに伝わるかどうかわからない。 ]
(274) 2014/11/16(Sun) 19時半頃
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―ディーンへの― フィリップ? ……そう、……かれが、そう言ってたのか?
[ それは、不思議ではない。むしろ ぱちりと当てはまるような感覚。]
トレイル、たぶん、“ あの ”トレイル、……だから、
[ 謂いにくそうに、フランシスは目を伏せる。 ディーンは知っているはずだ。 歌の不和、高慢な天使の歌声の神童は名高く ひどく落ち込むフランシスのことは、その影に。]
彼を連れて居るノックスも ニコラも、“そう ”だと、思う……
(=14) 2014/11/16(Sun) 19時半頃
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ディーン。
ニコラが、 どうか、したのか?
[ 特定の、同行者以外の名前に――フランシスは、区切り、強調して、尋ねた ]
(=15) 2014/11/16(Sun) 19時半頃
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ベネットは、震える手――自身の腕に、爪を立てて
2014/11/16(Sun) 19時半頃
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/* 半狼……ニコラ?
(-66) 2014/11/16(Sun) 19時半頃
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―2F居間>>281―
ごめん……
[フランシスは、ディーンが鳥を離す気遣いに感謝する。 密やかに小さな声で、 「同族」が複数存在することへの疑念、 焦りを、口にしていた。 未だ彼の“慾”は知らず。 詰問めいた問いかけを口にしたとき、ディーンの眉間に皺がよる。 (嗚呼、なんて わかりやすい)]
うそだ。
[知らず、声が少し大きくなっていたらしい。 其れを遮るように>>285、ノックスの呼びかけが届いた。 ぎくりと顔を上げる。]
――っ
(286) 2014/11/16(Sun) 20時頃
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…っ、ディーン、……
[追及しなければならなかったのに。 今のは、きっと、聞き逃してはならないことだったと フランシスには思えた。 また逃げるように視線を逸らされる。 不安を、掻き立てられる―――]
(=17) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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―2F居間>>287―
[鳥が声を上げるのにフランシスは小さく息を飲む。 (この鳥は、苦手だ)]
(290) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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[――フランシスは、歯噛みする。
支えられる者になりたいと謂ったドナルドを、>>278 気がつき、人を思いやれるラルフを、>>277 この同族だらけの閉鎖空間から 早く、――逃がして、しまいたいのに。
>>278「ドナルドなら、なれるよ。待ってる」 そんな言葉さえ、今祈りに感じているなんて。
吹雪が窓を叩く。 嵐は、止みそうにない。 胸元のアミュレットがを、 ぎゅ、と握り締めた。]
(296) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 20時半頃
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―2F居間―
……、?
[>>294 話の邪魔はしないつもりではいたが、 フランシスはディーンに押し付けられる紙の方に視線をやり、再びうるさく声を上げた鳥に耳を庇うような仕草を見せた。
>>299幼馴染は相変わらず頑なで、 フランシスに何も謂ってはくれないようだ。 作家ではない、という言い方に、彼が「物語を書くのをやめた」経緯を知らぬフランシスは、怪訝そうに眉を寄せた、が。
――低い、ノックスの囁きに、 不意に厳しい顔になる。]
(301) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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――……「人狼」。
[ぽつり、呟く、透明なこえ。]
(=21) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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―― っ…
[人差し指を立てる仕草、 口を噤んで、物思うように眉を寄せた。]
(=25) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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―2F 居間―
あ、……ぁあ、 ラルフ、ありがとう。貰うよ。
[気を取り直すように謂い、笑みを向ける。 あたたかな器に手を触れて、自身の指先が酷く冷えていることに、気づいた。]
(310) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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[バーナバスにも聞こえているだろう、やりとり。 視線をそっと送り、表情を窺う。]
……はやく、吹雪が、止めば――いい
[――きっと、だいじょうぶ、 そんな気休めのような言葉は フランシスには、謂えなかった。]
(=28) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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[はやく、吹雪がやめばいい。 小さな呟きと、それから―――]
――ディーン。
[咎めるような、名前を呼ぶ声。 ラルフには、それくらいしか拾えなかっただろう。]
(311) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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[――やっぱり、うそじゃないか。
緑の眼が、ディーンを半ば睨むように見るが 彼は眼を逸らし、視線がかち合うことは、なかった]
(=29) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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