204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[ノックスから投げられた視線をただ受け止める。 僅かに表情を歪ませていただろう。
幼馴染の中でどんな葛藤があったのかは知らない。
ただ、引き起こしてしまった惨劇の謝罪を受け止めるのは男ではないから。 ただ、黙って見ていた。**]
(307) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
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っとに…馬鹿野郎が。
[毒づくも、何を怒ればいいのか。 未だに分からない。
イライラする気持ちを抱えて、幼馴染を見ていた。**]
(=6) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
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[トレイルはノックスを見ていなかった。
危ないと言う前の鍋に、肉に。 そしてニコラに。注ぐ。]
……二人とも、料理が出来るなんて、 ――えらいね。
けど、 これは……
[留めさせる為に、ニコラを見た。**]
(308) 2014/11/23(Sun) 05時頃
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[血のにおい。肉が焼ける臭い。 気持ちが悪い。
知らない人と話すのが楽しいと思ったのは、つい最近のことだったはずなのに。
服のポケットに入れたままの指輪。 磨いておこうと思ったのに、道具は部屋においたままだ。
親指の付け根を噛む。 囁きと撫でる手に>>306、小さく首を振った。 噛み痕に血が滲み始めていた。**]
(309) 2014/11/23(Sun) 06時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 06時頃
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それは、そうだけど…… でも、俺たちと、友人は、別じゃないかな……
[シメオンを傷つけてばかりだというディーン>>+40に、眉を下げる。 彼らのことは、居間で少し見ただけだから、何も言えずに]
(+43) 2014/11/23(Sun) 09時半頃
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ディーンさんは、生きているのが、辛かったの?
[首をかしげる。 普通のことをしていたのに、うらやましがられて。 仮定の話がまともであるのなら、今まではどれほど生き辛かったのだろうか。
会いたい、と囁く声>>+41に小さく頷く]
死んでしまったら、会えない。 俺を見ることを、彼らはできないから。
(+44) 2014/11/23(Sun) 09時半頃
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ディーンさんは、ニコラに、あいたい?
[トレイルの手を引くニコラの姿を見て。 ゆるりと首を傾げて問うた]
(+45) 2014/11/23(Sun) 09時半頃
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[居間からフィリップ>>275が出て行く。
追いかけるかどうか、迷っている間にノックス>>278がきて――]
……
[まっすぐに、トレイルとニコラへと向かう姿。 そうだよな、と思う心と、少し、痛む思いがある。
ノックスから視線をそらして、ドナルドへと心配そうな視線を向けた**]
(+46) 2014/11/23(Sun) 10時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 10時頃
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―ブラウンシュガー/居間―
[鍋の余熱で、肉は焼かれ続ける。 2人で調理していたものだから、ニコラも同意なのだろと思い直す。
これは、誰だ? 生前を知っている。 愛しいから食べる。 生きるために食べる。
それは、どちらも本能。]
(310) 2014/11/23(Sun) 10時頃
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[フィリップの居ない今だからこそ――…]
……トレイル。ニコラ。 場所を変えよう。
それに、僕はトレイルにも謝らなくてはいけない……。
[ニコラを見遣る。その回数が増えている。 胸の重みを忘れていない。]
僕は、ダメな保護者だ。でも、まだ君達の保護者で……居たいんだ、よ。
[苦しげに息を吐き。常のようにニコラに鍋を渡し、2人の手を取ろうとした。**]
(311) 2014/11/23(Sun) 10時頃
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[>>+43彼のいうことは恐らく正しい。 しかしディーンは否定も肯定もせずに、ただ瞬きをする。]
……僕は、死ぬつもりで、山に来た。 ここなら、僕たちの一族がいずれ、通る。 シメオンは賢くて良い子だ。 だから、きっと、大丈夫だと思った。 ――僕のそばにいるよりは、その方が良い、と思った。
[>>+44あまりにも自分勝手な言い分であることは理解している。 ひとつひとつ噛み締めるように言葉を落としながら、ディーンは少しずつ目を伏せていく。そこに、>>267増える足音。 そちらを一度見てから、逃げるように視線をラルフに戻した。]
(+47) 2014/11/23(Sun) 10時半頃
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[>>+45会いたい、という言葉は、心境に上手く馴染まない。 感情を的確に表現する為の言葉を探して、やや長い沈黙が落ちる。]
――…………触れられたい。
[そう、これが一番近い。 首を傾げるラルフを見ながらゆっくりと瞬きをして、視線をペチカに遣る。何かの焦げるような匂い。 その手元に肉があったのは、見えていた。]
……触れられて、捌かれて――食べられたい。
(+48) 2014/11/23(Sun) 10時半頃
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……だから、誰かに触るのが 怖かった。 ――……僕は、大人になれなかった。
[ペンと紙を失っただけで、簡単に理性は瓦解した。 ずっと願っていた通りのもの――誰かに食べられるという幸福な死を与えられて、それでも今なお欲は尽きない。 その幸せを、何度でも欲しいと願ってしまう。
肉が焼け焦げる匂いが届き、ディーンは僅かに眉間の皺を深くした。**]
(+49) 2014/11/23(Sun) 10時半頃
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[場所を変えよう、謝らなくては そう、聞こえて トレイルはゆっくりと顔を彼の方へ向けた。
保護者
二人だけだと言ったその口で トレイルが一番、といったその声音で
美味しい 好きだ
なんて
トレイルには我慢ならない事だった それは総て二人の――自分のものだと思っていた それを知ってか知らずか 彼の行いは、トレイルの希望を叶え 絶望を呼び起こし 結果、彼自身にも不幸を齎しているのだろう。 漏れた吐息の音が、そう物語っている]
(312) 2014/11/23(Sun) 11時頃
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―― 居間 ――
なんでも全部だとちょっと困るな。
[小さな声>>286に視線が下がる。 撫でる手はやはり常のように優しく感じられた。
無茶はしないとフランシスは言う>>289けれど 自分やラルフの為に無茶をしてしまうのもドナルドは知っている。 頑張りすぎるきらいがあるとも思っている。 考え出すと己の事が後回しになり心配にもなる彼が 心配そうな表情浮かべれば、片眉をあげて]
――…ン、無茶はさせない。
[手に触れる彼の手に一度視線落してから もう一度フランシスの緑に隻眼重ねて頷く。 そうしてゆると、掴んだ裾をはなして]
(313) 2014/11/23(Sun) 11時半頃
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[居間の扉が開きノックスが姿をみせる。>>278 めぐる視線がさがすは―― 先に呼ばれる名の断片>>280に嗚呼と思う。 彼の中の優先順位が垣間見えたような気がしてけれど フランシスに歌う事釘さしたあの言葉も そういえばトレイルの為だったと思う。
腕掴むフランシスの手はまるで引き留めるように感じられ 静かな殺意さえ懐く相手から視線が離れる。 フランシスの手を掴まれぬ方の手で軽く二度触れるは わかった、となだめるようでもあり。]
(314) 2014/11/23(Sun) 11時半頃
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[炊事場の方からは特有のにおい>>292が漂いはじめる。 肉のにおいであることはわかるが 此処にあった干し肉と違うこともわかる。 ひとの血の味はしっていてもにくの味は 否、ひとのにくが焼けるにおいは初めてで 怪訝そうに眉根が寄った。**]
(315) 2014/11/23(Sun) 11時半頃
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[喰うだけなら、よかった。 それはトレイルが望んだ事だったから。 けれど 其処に付加したものが、多すぎた。
彼が彼に傷つけられたのもまた、許せない。 誰の許可を得て左耳を渡したのか。 彼の姿を見る事も、極力避けたい。 どうして どうして 絶望が深くなる前に トレイルはいつものように、諦める。
両親と同じくらいの年月を傍に居た相手だ。 そう簡単には、出来ないけれど 諦めて捨ててしまえば、それ以上傷はつかない]
(316) 2014/11/23(Sun) 12時半頃
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[謝られて、それで 元のように三人で旅を続けられるかどうか。
ヒトを食っても ニコラは、変わらなかった ノックスは、知らない男に見えた。
いつものように 諦めてしまおう。 三人で生きる事 平穏な日常までも。
広げた傷より、絞められた首より 殴られた腕より、胸が痛むのは
きっと今だけだ**]
(317) 2014/11/23(Sun) 12時半頃
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……シメオンと別れるつもりだったんだ。
[死ぬつもり、というディーン>>+47に、瞬きをくりかえす。 そんなに死にたがっているようには見えなかったのを思い。
けれど、ディーンが生きているうちにかわした言葉は少なく。 何もいえないまま]
それでも、シメオンがそう思ってたかどうかはわからないよ?
[シメオンに案内されているときも、彼は保護者を気にしていたように見えた]
(+50) 2014/11/23(Sun) 13時頃
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――ニコラに?
[触れられたい>>+48というディーンに首をかしげて問いかける。 ニコラから視線をそらしたのは見えて、ならばやはり。 ディーンの姿が見えなくなっていたのはニコラが食べたからだろうと思う]
そっか……大人に、なれないことも、あるんだ……
大人になったら、みんな、ちゃんと制御できて。 だから、問題はなくなるのかと思ってたけど……
[大人であればフィリップとも一緒にいられる未来があったかもしれないと夢見ていたけれど。 それはただの夢だと知って、ため息をこぼした]
(+51) 2014/11/23(Sun) 13時頃
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[肉のこげる匂い。 ノックスがトレイルたちに向ける言葉。
それを聞きたくないような、見ていたいような。 そんな葛藤を覚えている*]
(+52) 2014/11/23(Sun) 13時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/23(Sun) 13時頃
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―居間― [乾いた>>282>>280音と、 知っている様子とは異なるようにも見える 3人の雰囲気に怪訝そうに眉を寄せるが それは、今、フランシスにとって重要なことではない。 フランシスが>>298ノックスを睨む目は温度の低い、 そのくせ燃えるような暗い緑色をしていた。]
…… 許さない。
[(殴る――否、触れたりしたらきっとそれだけじゃすまなくなる) 握り締めた手は白く白く、震えて掌も傷つけた。]
でも お前は そちらの2人の“保護者”だから ――……今は 、 いま は、
[いまは。そう、いまは。耐えろ、と震える声を押さえつけた。]
(318) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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……聞かせて欲しい
[ それは、ドナルドの願いでもあったから 抑えた声のまま尋ねる。]
どうして こんなことに、なった。
[ 怪我をしていた。 熱をフィリップと分かちあった。 衝動を覚えるとしても緩やかだったか 離れるくらいの時間はあるはずだとフランシスは考えている。
どうして、肌着のまま。 どうして、あんな状態で――]
(319) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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……でも、守らなければいけないと、思った。 だから、生きようと思った。けど…… 僕は、僕の欲望を、優先させた。
[>>+50同族の集う場所で、彼がどんな決断を下すのかを見守るまでは死ねない。 ディーンは確かにそう思っていた。 しかし、選んだ道はそれとは程遠く――守ることも出来ずに。 ディーンは自らの胸元を軽く擦る。
>>+51ラルフの唇が動いて、彼の名を呼ぶ。 ディーンは僅かに口角を持ち上げて、一瞬だけ笑みの形を作った。]
制御できることと、無くなることは……違う。 大人になる頃には慣れて、扱いが上手くなるだけだ。 いつまでも慣れずに、上手く扱えない大人も、いる。
(+53) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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僕は……我慢をすることだけが、正しいとは思えない。 確かに、食べてしまえば、命はそれで終わりだ。
でも、命以外のものは、残る。
[残るものが決して幸福だけとは限らない事を、今身を以て体感してはいる。 しかしそれでもディーンは、我慢することをただ享受することに肯定的にはなれない。]
……君への気持ちも、ずっと残る。
[誰の、とは言わなかった。]
(+54) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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[ >>313無茶をさせない、と そう言ってくれたドナルドにはちいさく頷いた。 だから、まだ、大丈夫――フィリップは嫌だと言ったけれど、ラルフを故郷に帰すのだと、ドナルドも言っていたではないか。
――だから。
と、人の部分強く在るフランシスは堪える。 されど、真に彼らの間にあったことを知れば、 とどめおくことは難しいかもしれなかった。
>>314二度、ドナルドに軽く叩かれる。 宥めるように感じる其れに、1度視線を向けてから力をそ、と緩めた]
(320) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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…………珍しい、な。
[>>318昔馴染みが本気で怒るさまは、初めて見たはずだ。 緑色の瞳があのように暗くなるさまを見るのも、同様に。
ディーンの視線はラルフの表情からベネットへ流れ、最後にノックスに辿り着く。 自分を食べたニコラを、それでも大事に抱えている大人だ。]
(+55) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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……そう、なんだ…… ――ああ、もしかして、フランシスに、頼んだりしてた?
[ディーンの姿が見えなくなって。 シメオンがフィリップに食われたのを見て。
フランシスが取り乱していたのを思い出す。 だからか、と、首をかしげ]
なくならない、のか…… ――ずっと付き合っていくしかないんだね、衝動とは……
[ディーン>>+53の言葉にため息をこぼす。 笑みを浮かべた様子にゆるりと瞬き]
(+56) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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残るかな……残るといいな。
忘れられるのが、一番悲しいね。
[我慢することを否定するわけじゃない。 フランシスを知っているから。 ああなりたいとも、思ったこともある。
それでも、食べられてしまった今は。 何かが残るのならいいと、そう思う]
(+57) 2014/11/23(Sun) 13時半頃
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