22 共犯者
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双生児 オスカーは、飾り職 ミッシェルから送られた紙飛行機を視界の端に見た。
2010/08/03(Tue) 23時半頃
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[続くのは、髪の長い男 月の光が、彼の顔を映し出す やっぱり、あいつは美しい奴だ 腹立たしくもあり、他にも…――――]
ったくあいつ、一人で行くなっつったのに
[追うにしても、森に入る人間を皆確認した後の話だ]
(346) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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なんだ、まだ決まってなかったのか。 もう決めてあったのかと思ってたよ。
[ 立ち上がり背伸びをして ]
そうだ、俺の聞きたいこと代わりに聞いといてくれよ。
「儀式以外で、誰か村の者を殺したことはあるのか」 って。
[ それだけを告げて、トニーを促し自分も森へと向かう ]
(347) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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>>*39 [始めに腕に触れ、肩に触れ、長い髪の懸かった背に手を伸ばす。 やがて彼に抱かれるよう懐に入る。人の子とは違った感覚。 自分の心が落ち着き、また同時に湧き立つのを感じていた。]
(*40) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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―エデンの園―
[うっすらと空に現れた月を、睨む。 手には昨日と同じ重く輝く銃があった。]
頼むから、今日は、 コイツを使わなくて済むようにしてくれよ…。
(348) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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? どうしたの、ホリー。
[紙飛行機は近くの草の間に落ちて行った。 拾おうとした時、傍らのホリーが足を止める。 振り返って、首を傾げた]
(349) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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(…こわく…ない…?)
[こわくない…って…怖いことは無いってこと…? 私は、なんでそんな事を繰り返し考えてるの…? …だって…それじゃあまるで…]
[こわくない…こわくない…こわく…ない…]
(…こわ…い…?)
[どくり…鼓動が強く、早くなる。 心なしか森の奥の闇が濃くなったように感じた]
オス…カー…森って…こんなに暗かった…っけ…?
[つなぐ手が震える。それにともない、声も震えて入る気がする。 空いた手を胸の前で握りながら、片割れに声をかけた]
(350) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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[ 持ってきた手製のランタンを地面に置き、火を移して明かりを灯す。 ランタンは遮光用の開閉窓の付いた本格的なものだ。 ぽっと拡がった光の輪が、森の闇を駆逐し、人ならざるものの支配する領域に人の存在することの出来る空間を作った。]
(351) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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双生児 ホリーは、双生児 オスカーの「ミツカイサマ」という言葉>>344にビクリと肩を震わせた
2010/08/03(Tue) 23時半頃
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>>342 マーゴの家に伝わってる話によれば人に似ていて人でなく獣でもなく… って感じらしいですけど。
[今まで起きたこと。聞いたことを思い出し、自分なりにまとめて言葉に出してみます。]
少なくとも人間とは何か違うんじゃないですか。 パピヨンさんが言ってました。爆弾や銃火器には対処できないだろうって。もう村を護ることができないのでは、と。
そこから考えれば人間とは違う異質なモノなのだと思えます。 人間は知恵をつけすぎて森の神様なんてモノでは頼れなくなってしまったってところでしょうか?
(352) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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[姉の様子がおかしい。 手が震えている。何かを本当に恐れているような気配を感じる。
森。 暗い森。 昨日は驚きと怒りと共に駆け抜けてしまったから――でも、改めて見回してみれば]
……今は、たまたま暗いだけだよ。 ほら、木の葉が重なっているでしょう?もう少し歩けば、遮られた月の光を見る事が出来る筈だから。大丈夫。大丈夫だよ、ホリー。
[言い聞かせる。 この森に、――開けた場所なんてあっただろうか。 何か救いを求めるように、辺りを見回した]
(353) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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オスカー、ホリー、オスカー……。 [夜の森で一人呟く。]
(*41) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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双生児 オスカーは、ランタン職人 ヴェスパタインのランタンの灯りを見る事が出来たなら、あ、と声を上げて。
2010/08/03(Tue) 23時半頃
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>>345 [テッドの呟きを聞きつけて。]
居ることは皆知ってるよ… じじばば達は信じてると思う…。 儀式に従うなら、この中に紛れてるのを見つけ出して…。
[殺せばいい、とは言いづらい。]
森に還しても終わるはず… ねえ、聞いていいかなあ? この中で、テッドは誰が『ミツカイサマ』だと思う?
(354) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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/* マーゴが死ぬかなあとか思って誰にでも見れるような紙飛行機にしたわけじゃないですよ?(n・ω・n)
(-82) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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>>*40 [ 広い背に腕を回し、近付いて来た肉体を抱き取る。 腕の中、招き入れた赤毛の同胞は彼よりも大きく、圧倒的な存在感を持っているのに、包み込むのは同胞ではなく、彼、なのだった。 そのまま、静かに腕の中の同胞に身を委ねる。 仰のいて、祝福を与えるように額に口接けた。]
(*42) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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>>352 人に似て、人でなく…… なのに、人の群れに居る……
そういえば村長夫人は、「村を護ってきた者」と……そうおっしゃっていました。
[森のより奥の方で、ぼんやりと明かりが見える。そして、その向こうには、ヴェスパタインの影。]
……月が綺麗ですね。
(355) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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>>353 うん…うん…。
[彼の、大丈夫、という言葉を自らに言い聞かせるように、自身も何度も頷く。 その目にはにわかに恐怖の色が浮かんできているだろうか]
(…ッ…こわく…ない…こわく……。 …どうしよう……どうしよう……やっぱり…怖い…)
[久しく「感じて」いなかった感覚は、必要以上に強く感じてしまう。 オスカーの言葉を信じ、視線を上に向け、月の光が漏れている場所を探した]
(356) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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うーん、メンボクない。
[せっかく話を聞いてくれたニールに肩すかしを食わせたみたいなのが申し訳なくて、難しげな言葉が口をついた。]
[続くニールの「ミツカイサマ」への伝言を聞いて、表情を改めると、]
わかった。「ミツカイサマ」とお話できたら必ず聞くよ。
[一つ頷いて、森へ歩を進め始めた。]
(357) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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[結局、昨日と同じく娘は両手に何も持たずに森に入る。 明かりを持たぬのは木々の間から射し込む月明かりが綺麗だったから。 娘の体力では時間が経てば経つほど明かりの重さを感じてしまうから。 何かを気にしている風に見えるピッパ>>346を認めれば ゆると首を傾げる]
ピッパ、如何かしたの?
[問い掛けてからふと思い出したように]
あの、ね。 ヘクターがあんな事してしまったの、 やっぱり当主さまに言われてのことみたい。 私は、ヘクターはヘクターだと思うの。
[密やかに彼女にそう言ってみせる。 家の事、血脈の事は当人が語るのが一番だろうと そのことについては触れなかった]
(358) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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―巡礼の森―
[灯りを用意してくるのを忘れたが、ぽつぽつと、誰かが持っている灯りが目に入る。 それでいいとばかりに意識を切り替えたところで、ミッシェル>>354の声が聞こえて]
……そうだな、じーさまばーさまたちは信じてるよな。 御使い、かあ……
誰が、なんて、んなの俺がわかるわけないだろ。 ただ、オスカーやマーゴやミッシェルじゃなきゃいいって思うぐらいで。 ピッパだって違うと思うし……
[違うと思う、思いたい理由なんて所詮親しいか親しくないかの差しかない。 根拠も何もない言葉はもごもごとした答えにしかならなかった]
(359) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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[ 彼が望めば、そのまま抱かれることもしただろう。 触れ合った同胞の汗の匂い、呼吸と鼓動の音に包まれ、『かれ』は宥めるように背を撫で続けた。]
(*43) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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/* >>355 月が綺麗ですね。
愛してる、ってことですかね。
(-83) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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>>330 [マーゴ・ラトル… 我らが宿敵の「視る者」の一族。 我らの敵、只の贄の筈なのに、 あの娘に覚えるこの感情はなんだ?
―――俺は、人に混じり過ぎたのか? 自分でも制御できない感情に戸惑っていた。]
(*44) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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>>345 もし「御使い様」が見つかったら、貴方はその方をどうされますか?
[自分にうっかり村の秘密を喋ったことのある若者に、穏やかな声で問う。]
いいえ、私には善悪を判断する根拠はありません。ただ、村の皆さんは「御使い様」をどう思っていらっしゃるか……それを知りたいだけですから。
(360) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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/*
霧多い。 この時間、更新って、結構危険?
(-84) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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上をよく見ていて。 きっとどこかに、光の漏れる所がある筈だから。
[下に目を向けるよりは、空を仰いでいて方が良いだろう。 先程、視界の何処かをランプの光がかすめた気がする。 光が欲しい。まずは、光を――。
傍らに落ちた紙飛行機を拾い上げて、 ランプの光が見えた方向へと足を進めようとする]
(361) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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>>356 ホリー・アレクサンデル…。 あの少女、何か恐怖を察知しているようだ。
我らの眼に気付いたか、それとも「人の手」が怖いのか――。
片割れが邪魔だ。襲う際に上手く引き離せると良いが。
[彼の眼は同時に樵の少年や白いシャツの女へも向けられていた。]
(*45) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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なに、構わないさ。 ド忘れすることだってあるだろ? 俺なんかこの年なもんで、毎日何かしら一つは忘れてしまってるよ。
[ 森の中に入りばな ]
そうか、ありがとうなァ。 もし聞けたら、司祭様に伝言しておいてくれ。 ニールからこうミツカイサマに聞いてくれって言われて、返事はこうでしたってな。
[ ふと辺りを探るような動作をして ]
(362) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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[近くで聞こえるホリーとオスカーのただならぬ様子が気になったか。]
大丈夫ですか? そっちに明かりを持っていきましょうか。
[ オスカーたちのいる方向に向かって声を張り上げた。]
(363) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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/* >>*45 ガチで言う、 「こいつ吊られそうだから、襲撃先変えようぜー」 という一言が、こんな遠回しな文になると言う罠。
(-85) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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[イアン>>360の声に、考えないようにしていたことをすっぱ抜かれてうぐぐ、と唸る]
ど、どうするって……
生贄を選ばないように……
[説得するのか、その手にかけるのかはまだ決めかねていて言いよどむ。 知りたいだけだという記者を睨んで]
御使いは御使いだ、俺にとってはそれ以上でもそれ以下でもなかったのに……
もう、わかんねぇよ。
[ぐしゃぐしゃと、茶色い髪をかき乱しながら呟いた]
(364) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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ん…―――― あぁ、なんでもないんだ 気にするな、大丈夫
[マーゴの姿を見、声を聞いたら軽く手を振り 彼女の言葉を聞きながら、深く息を吐いた]
マーゴ、あんたはさ 殺しなさいって命令されたら、親も友人も、殺すのか?
あの女好き野郎の、人が変わったとは思わないよ だが、普通は人を殺したり出来ないだろう 真っ当な良心が、備わった人間ならさ
少なくとも私は、そんな人間を信用出来ないな 人を殺したら、罪人だ 御使い様とやらと、どこが違うんだい?
(365) 2010/08/04(Wed) 00時頃
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