73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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あった。
[分厚い化学の資料集の間に挟まっていたラテン語のノートを救出し、折り曲げてしまったりしていないかパラパラと確かめる。その頃にはヴェスパタインの手も少しは温まっていただろうか。]
ごめんよ、なんでか化学の資料集に挟まってた。本当に助かったよ。ありがとう。
[入り口での会話には気づくはずもなく、手にはノートと引き出しから取り出したチョコレート。]
(327) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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…まぁ、苛めた子は自分が苛めたって、知らないよね。
[まるで自分がされたように言う口調]
どうぞ。とりちらかしてるけど。
[中に通せば自分のデスクには多分勉強道具とかよりも薬瓶のほうが多い]
セレスト、早く返してあげなね。
(328) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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― 回想 ―
[裡に溜る熱を発散させる為に廊下を走る途中。 同室の先輩に会って、きゅきゅっと急ブレーキ。 オスカーについて聞かれれば、件の話を掻い摘む。]
エリアスが薔薇の香りでちょっと酔ったみたいで
[若干しどろもどろになったのは、 オスカーは未然で逃げれたけれど、自分はという 後ろめたさがあるから。 部屋に戻れと言われれば、その後ろめたさを誤魔化すように 「先輩もオスカー見つけたら2人で早目に帰ってきてね!」 と、いつものように抱きつくけれど。
直ぐにぱっと離した訳は……―――。]
(329) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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うーん、やっぱりエリアスだけじゃなくて 俺もおかしいよなぁ……。
[洗濯を回収して辿り着いた部屋で、しょぼーんと一人呟く。 身体に溜った熱は、人肌に触れただけでまた復活してしまって。 こんなことだと、オスカーぎゅっとしてぬくぬくできないじゃないか と、自分の机の上に突っ伏す。
自分だけでなくて、寮内のあちこちが桃色なのは 残念なのか幸いなのか気がついてなく。]
(330) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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― 自室 ― [色鮮やかな姿は困っていた。そう、それはとても。 なにせ、フィリップが食堂にかなかったから 彼の元に帰ってきてから飲まず食わずが続いている。 だけれど、フィリップはシーツに包まって。]
[ぺった、ぺった、とベットサイドのテーブルを歩き フィリップの枕元に降りた。 そのまま、フィリップが包まるシーツを嘴で引っ張り その短い髪が見えるまでにする。]
[ここまでくれば、やることは一つだ。 起きるまで懸命に髪を引っ張るだけ]
(331) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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あ、そうだ、二人が帰ってくるまで MamとDadに、手紙でも書いておこうっと。
[自分で慰めることも考えたけれど、匂いとかで2人にばれるのは 流石に恥ずかしかったりする訳で。]
えーっと、出だしは たまには手紙もいいかなーって思って書いてみたよ、かな? クリスマスディナー食べれなかったの残念ってことも書いてっと。
[自分の父と母を呼ぶ名称も幼く。 幸せのほほん家族で、甘やかされて育てられたひとりっこが、 未だ穢れを知らぬような、淡い金髪を揺らしながら、 手紙を書くこと暫し後。 気がつけば澄んだアイスブルーは閉じられ、 机の上でスピスピと惰眠を貪っていた*]
(332) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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…………ッ…!
[普段絶対に見ないようにしていたもの。 この場所に来て、他人と一緒に暮らさざるを得なくなって、細心の注意を払っていたと言うのに。 鏡の中の自分と目が合えば、驚いたように息を飲む]
………あぁ……
[泣きそうに自らの瞳が歪むのが分かる。 鏡越しの自分。今すぐ目を逸らすべきだと分かっているのに、逸らせない。 むしろもっとよく見ようと、鏡との距離を縮める]
……………―――んだ。
[抑えようとしていた想い。決して叶うわけのない想い。認められない想い。 想いと呼応するように瞳から零れ落ちていく雫は洗面台を濡らす]
(333) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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………好き、なんだ。
[不毛な片思いと言うべきか。あるいは両思いではあるのか。
元々、内向的な子供ではあったと思う。 それに輪をかけたのは幼少の頃に受けた同学年の生徒からのいじめ。 誰一人、味方などおらず。全てが、敵。そう思い込んでしまった。 寂しさを癒す術もなく、代わりに鏡に映った自分だけが心の拠り所となる。
鏡に映った自分と会話をする姿を家族は奇異なものを見る目で見る。 その視線すらもまた敵対する視線としか思えず、家族すらも敵に思えた。 それでも、ぎりぎりの線で未だ道を踏み外してはいなかった]
(334) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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[全てが崩壊したのは数年前。全てはこの鏡が元凶となっている。
最初は軽い気持ちだった。鏡に映る自分に親愛の情を込めて口付けをしたこと。 自分を守るためとは言え、常識的に考えて、いけないことをしている自覚があったのがなお悪かった。 背徳感が自らを甘美な欲求へと導く。それはどこまでも歪んだ自分への愛情。
他者が全て敵と思え、誰も愛せなくなった少年はただただ自分だけを愛する。
一日中鏡と向き合い、熱に浮かされたように鏡に口付ける息子の異常ともいえる性癖を目の当たりにした両親。 何度となく、「隣人を愛せ」と聖書の教えを説かれ、十字架を持たされる。 質量的には軽いはずの十字架。されど、それは重たい楔となって自らを戒める]
(335) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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……………な、に……
[フィリップが溜まらず少し顔を上げる。 色鮮やかな姿は上がった顔に擦り寄って。 フィリップが、短く数度うなづいた。 その後頭をかきながら、ぼんやりした様子で 寝台から滑り落ち……一回動かなくなったところで また色鮮やかな姿につつかれた。]
[フィリップはよろよろと立ち上がる。 眩暈がするのは遠くなったバラの香りか、 とり過ぎた薬剤のせいか? 色鮮やかな姿を暖とるように抱えあげたあと 滑り落ちたとき巻きついたシーツを頭からかぶって そのまま、薄らぼんやりとした白い姿で 部屋をあとにし食堂に向かう。]
(336) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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[セックスをどう伝えるか、悩んでいる間に どうやらモリスの相談コーナーになっていたようで。
モリスの秘密を知って、どうしよーと、おろおろと するものだから、会話に挟まることもなく。]
えーちょっとまってー。 モリスはともかく、 俺には想い告げるような相手いないよー。
[言葉を発したのは、最後になって。 将来情熱をかけられるものを見つけること叶ってなく、 それは人に対しても未だ*]
(*83) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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[他者と暮らしていけるようにと願いを込めて、両親は寄宿学校へ息子を入学させた。 此処に来てからは、極力鏡を見ないように過ごした。 また誰かに奇異なもので見つめられたり、苛められたくはなかった。 打ち解けられなくとも、礼儀を欠くことだけはせず、ひっそりと学園生活を送っていた。
代わりに幼い頃から習っていたバイオリンを弾き続ける。 鏡の中の自分とは会話してはいけない。だから、音に乗せて自分との会話を試みる。
鏡や窓に映った自分を見ても、揺らぐことはあれど、踏み外すことはなかった。 これは薔薇のせいだ。薔薇の香りが悪い。自分は悪くない。 こんな時でも、自己防衛となる言い訳をしながら、熱に浮かされたような自分の瞳に吸い寄せられるように鏡の中の自分へと唇を寄せる]
(337) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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― 自室→廊下→食堂 ― [頭からすっぽりシーツをかぶった姿は 頬にある赤も、腕にか抱えた赤も その白の下に隠すことになった。
そのままふらふら食堂へ向かえば、 冷えた食事と色鮮やかな姿の分も用意し 席に座ってたべ……る前に、 椅子に座ったところで、 また、うつら、うつらしてしまうのであった*]
(338) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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[鏡の中の自分と唇が重ねた瞬間に感じた冷たさ。 一瞬だけ我に返り、鏡から離れるも、鏡に映った自分を見れば、またすぐに唇を寄せる。 危険だ。今の自分はとても危険だ。誰かの瞳に映る自分すらも愛しく思えてしまいそうだ。
何度と無く鏡の中の自分と口付けを交わす。 冷たい鏡の感触は決して叶わない想いをまざまざと思い知らされるようだった。せめて少しでも熱が伝わるようにと……
自らの想いは拒絶されない。自らの想いは受け入れてはもらえる。 だけど、自らの想いを決して返されることだけはない。 苦しい。苦しくて、切なくて、仕方が無い。
飽きることはない口付け。されど、唇を重ねるごとに募っていく虚しさからは目を逸らす**]
(339) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/12/24(Sat) 15時頃
フィリップは、色鮮やかな姿だけが卓上の食事をついばんでいる。*
2011/12/24(Sat) 15時頃
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/* 耽美には白いシーツかぶってふらふら。と言う認識がある。 ついでに保健室登校はトーマの心臓で ユーリが足をくじいて 授業欠席し保健室で勉強、と言う描写があったのでそこから。 (ぜんぜんちが……)
(-96) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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…ごめんなさい。
[エリアスの言葉にしゅんとして、頭を下げた。 謝るなら薔薇に謝るべきだったのは じぶんでもちゃんと理解している]
ああ、多分化学の授業の後に貸したからじゃない? 役に立ったなら良かったよ。 お礼は遠慮なくいただきます。
[セレストから差し出されたチョコレートを 機嫌よくノートと一緒に回収して]
(340) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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ー 談話室 ー
[誰もいない、な。よしよし、暖炉の火も点いてる。良かった。扉の向こうから確認できたので、俺は火に一番近く背の高い一人がけのソファに腰を深く降ろした。オットマンにどっかり足を乗せると落ち着く。カップに入れたコーヒーに口をつけた]
はあ。マシュマロでも焼ければいいのに。
[焼くマシュマロも、囲んで楽しむ家族もいない。火を囲んで楽しみパーティを催した思い出がパチパチはじけるオレンジ色の光になって俺の目の中で揺れた]
(341) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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/* やりきった感はあるけれど。 これはひどい。誰かと恋愛できる気がしない。自分への愛って究極の恋愛RPのような気がする。 状況見て、お邪魔にならない感じで誰かに恋愛しようか迷ったものの。 どこに行ってもお邪魔な気もしたから、ここはいっそ潔く自分への愛をひたすら貫こうかとも思っているわけで。
何て僕は美しいんだとか、こう自画自賛しようか迷ったんですけどね。 レトロで耽美で甘酸っぱい少年愛の世界がお馬鹿っぽくなりかねないので、やめました。 それに、自画自賛なんて、恥ずかし過ぎて、死にそうな気がします。
(-97) 2011/12/24(Sat) 15時頃
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…気にしないで? ただ、もしよかったら、なんだけど…
[お願いごとがあるように彼にいう。 部屋を出る時でもそれは伝えるだろう。
ガイシャは薔薇なのに、何故エリアスがお願いをするのかなんてことはこの際置いておく。 そこまで言ってヴェスパタインににこり。 嫌いな相手にこうも笑顔を見せるのは珍しい]
見つかってよかったね、ノート。 僕のラテン語のノート、汚くて人には見せられないんだ。 ルームメイトが失礼こいたお詫びに、僕からも。
[手渡した小さなバスケットには、 ジンジャーマンクッキー。親からの贈り物]
是非ツリーに飾ってあげてくれる?
(342) 2011/12/24(Sat) 15時半頃
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/* あーん食堂に行けばフィリップにあえたのか 時既におすし
(-98) 2011/12/24(Sat) 15時半頃
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その後きちんと勉強したんだけどね。
……どうしたの。
[なんとなく二人の間の空気がおかしい気がして。ああでもエリアスはヴェスパタインを嫌っていたのだったか。]
雪遊びはいいとして、傷は?
[手当が必要なら医務室係として手伝おうか。よく見ようと手を伸ばした。]
(343) 2011/12/24(Sat) 15時半頃
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[うとうとしていたのか、人が入ってくる気配に目を覚ました。縮こまっていたせいか、此方には気づいていないようだ。一息ついた彼の洩らした言葉とその声で、誰なのかわかれば、首を伸ばして背もたれから顔だけ覗かせるようにして、声をかけた]
マシュマロ、持ってこようか?
[部屋にあったかどうか覚えていないが、調達くらいはできるだろうと]
(344) 2011/12/24(Sat) 15時半頃
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/* しかしあれよな・・・ 今日は夜もいられる、って
非リアCOじゃないかうわあああああああ
(-99) 2011/12/24(Sat) 15時半頃
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覚えとく。
[かくん、と首を縦に振った。 エリアスって植物が好きなのだろうかと そんなことを考えたくらいだったが、 彼の笑みがやはりいつもと違うのでどこか緊張する]
勉強してないって言われたら回収できないけど。 …ああ、これはこれでいいんだ。 ありがとね、セレスト。
[手を緩く握って首を横に振るが、 次の瞬間にはエリアスが差し出してくれた ジンジャーマンを目をキラキラさせて受領していた。 お菓子、大好き]
(345) 2011/12/24(Sat) 15時半頃
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どうもしないよ? 勉強できたならよかったじゃないか。 頼りにするのは友人だね。
[ヴェスパタインへ、はっきりと…怒った色の眼で、決してセレストからは見えない所から睨みつける。 なのに、声色はそのまま、いつものように]
手あてするなら救急箱もってくるよ?、
(346) 2011/12/24(Sat) 15時半頃
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エリアスは、救急箱いらないならいいけど。とそのまま。でもめっちゃ睨み眼
2011/12/24(Sat) 15時半頃
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/* エリアス怖いwwww怖いよwwww
(-100) 2011/12/24(Sat) 15時半頃
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ヴェスパタインは、エリアスにひどくうろたえた。
2011/12/24(Sat) 15時半頃
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[驚いた。誰もいないはずが、いきなり声が掛かった。半身を起こしてふり返ると、居たのはクライトンだった。俺と同じようにしてこっちを見ていた]
クライトンか。驚かせるな。 ……ああ、頼む。お前もコーヒーか何か持ってくれば?
[背もたれに首を預けたまま頼んだ。こいつは気が利く。居れば気持ちの足しにはなるだろう]
(347) 2011/12/24(Sat) 16時頃
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深くないならいいけどさ。 消毒しとくようにね。
[相手がいいというものに踏み込むことはしない。できない。こくりと頷いて。]
そうそう、持つべきものは字の綺麗な友人さ。
[クスクス笑って、うろたえた様子のヴェスパタインにもう一度首を傾げた。]
(348) 2011/12/24(Sat) 16時頃
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…ヴェス、もう用事は終わり? 僕、少し休みたいから、 もしよかったらそろそろ引き取ってもらってもいいかな?
[今はいつも通り、無表情に近い顔。 けれど声音には有無をいわなさないものが混じっていて]
ドアまでしかお見送りできないけど。
[変わりにセレストが見送るといってもそれは止める。理由は、ない]
(349) 2011/12/24(Sat) 16時頃
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― 談話室→食堂 ―
…うん、待っててね。
[跳ねるようにソファを下りて、談話室を出た。食堂の隅っこでお菓子が売ってたような、と思い出して。 目当てのマシュマロだけじゃなく、シーツにくるまったお化けのような姿も発見した。髪も翠も見えなくても、鮮やかな片割れがいれば、誰がいるかは自然と知れて。買ったばかりのマシュマロの封をあけて、一人と一羽のふたつ、鳥の近くにそのまま置いておいた。その間、息を潜めてそーっとやったから、薬で眠ってる彼は気づかなかったかもしれない]
(350) 2011/12/24(Sat) 16時頃
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