162 絶望と後悔と懺悔と
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ごめんな、明。あの時、助けられなくて。 もう一回、会えてよかった……ッ
[笑顔の彼とは正反対に泣き出しそうに顔を歪めた。 例え瞳の色が記憶の中の明とは違っていても、血に濡れていても。 ………刃を突きてないといけないはずの相手でも。]
(236) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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/* 始祖様が霧の多さに負けてしまわれた……恐るべし霧……
(-106) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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[もう一人、小さな姿。 探しものを見つけたように、駆け寄った。 >>231 かけられた言葉は途切れたけれど、 覗く口唇だけがわずかに歪むような動きを見せる。
そして、緋色にそまった人影は、白い軍服に向き直った。
昔あの白い軍服を纏っていた人は、 なんと言っていただろう。>>1:302]
……リカ、
[小柄な影を庇うように]
(237) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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[戦場で僅かでも戦いを忘れた自分は戦士として失格なのだと思う。 理性は零瑠の脅威を。 彼が斃すべき鬼であることを冷ややかに告げている]
……もう一度、みんなで飯を食いたいなぁ。
サミュエルに野菜を食えって、小言言われて チビ共がすげえ顔して、人参を食うんだ。 [殺戮の嵐は止まない。 けれど、――口から零れるのは愚にもつかない夢]
(238) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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[また一人、敵を倒す。 倒すのは、敵、なのだ。 刃を向けるのは敵。
人参色の髪を揺らして走り。 前方に見えた影>>229に足を緩める。 その赤い影は、今まで倒した敵と違う雰囲気を感じていた。
武器を握り直し、その顔を見る。]
(239) 2014/02/11(Tue) 01時頃
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なぁ、――零瑠。退くことは出来ないか。 俺は、お前とは……明之進とだって、戦いたくねえよ。
そうだ、お前達がしばらく姿を晦ましてくれりゃあ、 その間に、あの金色野郎を俺たちで何とかしてやれる。
そうすりゃあ、お前だって――
[重ねる言葉は、なんと愚かしいものか*]
(240) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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[ぎゅうと。叶うなら1度強く、強く抱き締める。]
……会わせて、あげよう、か?
[声がくすぐったい。 人参柄がないことにも、笑う。>>234]
俺は、運が良いのかも知れない。 桜の時に逢えたから。
俺の、好きな、花。
(241) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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[その影の向こうに、もう一つ>>231。 此方は一人。対する影は二つ。
一人で対峙して大丈夫だろうか。 少し迷い、しかし背を向けることはしない。]
は、大丈夫、だ。 俺は、あの頃よりも、強くなったんだ、から。
[息を吐き、自分に言い聞かせるように呟いた。]
(242) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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[だから──その瞳>>232から狂気の翳りが消えた時 絢矢はまた、僅かに目を瞠った。]
お兄ちゃん──…、 …───わかってる。
[そして静かに、答えた。]
お兄ちゃんは虫じゃない。
[諦観を、静謐で見据え]
直お兄ちゃんはボクの──… わたし、の
今も昔も大切な『家族』だよ。
(243) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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だから、謝らないで。
お兄ちゃんは、ボクがちゃあんと──…
殺してあげるから───ね?
(244) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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豚の生姜焼き、また……作るよ。
[皆で囲む食卓など、もう無いのだと寂しげに目を伏せる。]
…………
(245) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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/* [直円の紅を過ぎった一瞬の揺らぎ>>213。
常なら気づけていたのかもしれない。 完全とはゆかずとも、その奥に潜む真意を 読み解く切欠くらいは掴めていたのかもしれない。
先入観がなければ──。
──けれど。 絢矢は囚われていた。
狂気に呑まれた母、芙蓉の 贖いを求める狂った声に。]
これwwwwくそwww投下し忘れたwww 何がだからなのかわからないwww
(-107) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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[涙ぐんで、会えてよかったと言ってくれる、>>236 全ての苦痛が吹き飛んだように再会を喜べる。 涼平の謝罪の声に首を横に振った]
……そんなこ
[ざくり。]
――――と、ぁ
[白いコートを纏う女が、吸血鬼の肩から背にかけて 手にした刃物で深く切り裂いた。
そして涼平を叱咤する。
覆い被さる体が、がく、と片肘をつく]
(246) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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お前だって――――… なに?
[『金色野郎』。 体に染みた鬱金が、命じるままに。]
あま、ね……
[周から見えぬ指先が、爪が。 叶わぬ頼みだと知らしめる為に、首から肩を、背中を、抉るように振るわれた。*]
(247) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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[>>242 フードの下からその白軍服の観察を、 武器は長物、一息に懐に入らねば厄介だ。 リカルダを一度振り返る。
たん、と、軽い音、 地を蹴る勢いを殺さない]
――……、
[左の手に尖った長い銀の爪、 除くのは武器ではなくて優美な細工物の指甲套だ。 血塗れた輝きは、喉首だけを狙う。
フードの下から覗く唇が、歪んだ]
(248) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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……。
[やな予感がする。 僕はいつのまにか真弓ねーさんのマントの裾をぎゅっと握ってた。>>237
懐かしい髪の色をしてる――敵が。 僕は前にあんな髪の色をした人にこういったことがあるんだ。
「僕、人参は嫌いだけど、色は……嫌いじゃないから」
人参は嫌いでも人参色の髪の人が嫌いじゃないって言いたかったんだ。気にしてるかもしれないし。 その人は覚えてるのかな、その人は―――変わってない、のかな]
(249) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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逃げて……
[回した腕は、逃さない為。 再会を喜ぶ抱擁は、逃がさない為。
喉を裂いては悲鳴が上がらない。 がら空きの背中の方を選ぶ。]
ちが……
(*75) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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/* アヤ……いいモチベーションだ……
(-108) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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そちらが「殺る気」に満ちているならば、 僕だってやりやすい。僕だって死にたくは、ないからね。
[ふ、と優しく笑った。鉤爪が光る。 そして、厳しく眼鏡の奥の赤が光った。]
「御器被」の直円、参るよ。 ホリー様ほどではないが、僕も迅いよ。 児戯の的ではない―……甘く見ないでくれたまえよ。
[這うような姿勢でゆらあ、ゆらあと揺れる。 「殺す気」なら「殺されまいとする」。 「家族」に手を出すその「矛盾」を拭う根拠。]
(250) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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/* 自爆自演 */
(-109) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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/* ごきぶり? >>250
そういえば眼の色が決まって良かった あかつきさん組の剣士全員(といっても二人だけ)決まってたし
(-110) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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違う、のに…
[単純に、喜んで居たいのに。 命を果たそうと体は動く。
全ては、――喜びの為に。]
(*76) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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/* これ初回落ちイケんじゃね? って思い始めるんだけど、 そうすると明ちゃんあんまり絶望しないまま 死んじゃうんですよねうぐぐ。
まぁ代わりに涼平君が絶望してくれるけど← */
(-111) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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/* 通信施設いなかった。 来たの意味なかったな。
つか、表ではスルーか。せつない
(-112) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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……うん、
[僕は素直に手を離す。赤い眼どうしが視線を交わし合って、離れてく。>>248
真弓ねーさんが負けるわけないよね。 じゃあ、やな予感の正体って、何なんだろう]
(251) 2014/02/11(Tue) 01時半頃
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[>>247首筋から背にかけて灼熱が奔り、 僅かに遅れて激痛に襲われる。 きっと、こうなることは分かっていたはずなのに、 それなのに――零瑠を殺せなかった]
おまえ、だって……じ、ゆう に [目の前が昏くなり、膝から崩れ落ちた*]
(252) 2014/02/11(Tue) 02時頃
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/*
どうすっかなあ。 マユミのことがさっぱりわからん。 もうちょっと、情報だしてほしい
(-113) 2014/02/11(Tue) 02時頃
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/* あまねーー!!!(ぎゅうぎゅう
(-114) 2014/02/11(Tue) 02時頃
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[双眸の赤が揺れる。 唇を振るわせ、言葉を紡ごうとするも叶わない。
――…止めて。 周を傷付けたくはないのに。
抗えない。 服と皮膚を、肉を抉る感覚が伝わってくる。じくりと滲んだ血が、周の背の白を真っ赤に染めた。]
(253) 2014/02/11(Tue) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/02/11(Tue) 02時頃
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[自由になれるのだろうか。
もし。もしも自由になれたとして。 どう生きていけば良いのか。
人には戻れない。 永遠に鬼のまま。
血を求める鬼のまま。
魂と体を囚われてしまった。]
あまね、あまね……ぐす、あまね……
[崩れ落ちる身を抱き止める。 双鬼はいつの間にか姿を消していた。]
(254) 2014/02/11(Tue) 02時頃
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