215 【誰歓】エンドローグ
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[名を呼ばれているのに気づいても、咄嗟には其方を向くことができなかった。>>107 ……遅れて気づく。先程、自分が頭を下げた少女の声だった。>>@8 追いかけてきてくれたんだな、と、その声の逼迫感に不釣り合いなことを思う。
帰ろう。わたしの家にきたらいいから。
続いた声に、漸くゆっくりと顔が上がる。今にも泣き出しそうな北仲が、そこにいた。 ああ、それもいいな。どんなおうちか知らないけれど、でも、何だかそういうのもとてもいい。ここでそうしたように、何でもない顔をして彼女の家族の中に紛れ込んでしまえたら。 そんな荒唐無稽な事を思えば、少しだけ笑ってしまいたいような気持ちになった。
だけど、北仲さん。 私がずっと帰りたかったのは、私の家で、私の通う学校だった。 そこ以外には、私、なかった。だから今も、ここに居る。]
(@12) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 19時半頃
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……私、帰らない。
[慎重に言葉を選ぶ。 "帰れない"ではなくて、自分の意思で"帰らなかった"。それは事実でもあり、ほんの少し虚勢も混ざっていたけれど、そこはどうか見逃してほしい。 思いながら、扉へと視線を向けた。寒々しいほどに真っ白いのに、凛とした空気さえ感じるそれは、どこか冬に似ている。]
……扉、開いたよ。
[ふと、思い出す。 多く会話を交わしたわけではないけど、何かの拍子に彼女の事を「カッコイイな」と思った。>>1:@14 ──この扉を、いっそ頑なな程にきりりと姿勢を正して、光の方へくぐり抜けてゆく。 そういう彼女の後ろ姿を、想像してみたら。 それは、たぶん、とてもカッコイイ。そう思った。]
帰れるよ、北仲さん。
[……掴まれた手を、そっと外すように身を引いた。*>>109]
(@13) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 19時半頃
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[カレーを食べ終えて、ごちそうさまと手を合わせた。とりあえず皿を水に浸しておこうかと席を立った千秋の背後で、その会話は交わされた。 帰れる。日向の、どこか確信を含んだ声。>>@7 そこに続いた、黙っていたことに対する謝罪の意味に頭が追い付くより先、日向が食堂から飛び出していった。 さらに、追い打ちをかけるように五十嵐の言葉。>>100 扉が、開いた。 弾かれるようにして食堂を飛び出した幾人か。扉が開いたことよりも、日向の小さな背中をこそ追いかけたようにも見えた。]
あ、ちょ。
[千秋も追いかけたかったが、手に持ったままのカレー皿の処遇に迷い、一瞬立ち止まる。すぐに、置けば良いのだと気が付いて、テーブルへ皿を放置して、食堂を駆け出した。]
(123) busoa 2015/02/12(Thu) 22時半頃
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/* 梶くんからラブレター届いてた。 うむ、梶くんも甘やかし要因だよ。
そして今頃誤字と呼称間違ってる事に気付いたけどキニシナイキニシナイ。
(-233) milkxxxx 2015/02/12(Thu) 22時半頃
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[若干出遅れはしたけれど、廊下を歩く梶や神田の横を駆け抜ける。視線の先、五十嵐が段差に足を取られて壁に衝突した。>>105 大丈夫かと心配はしたが、とりあえず意識はあって失敗をぼやく程度にはしっかりしていたようだった。>>106 だから、薄情と思いつつも千秋は立ち止まらずに過ぎ去った。]
ごめんなさい、先に行きます!
[走りながら、今しがた追い抜かした五十嵐の言葉と、食堂を駆け出していった日向の言葉の違いを思う。]
『扉なら、しばらく前に開いたなァ』>>100 『さっき、開かなくても、……ちゃんと、開くから。』>>@7
[そこにある差は、明確だった。事実と、知識。それは千秋が寸胴鍋の場所を言い当てたことと同じように、日向の持つ知識の異質さを示している。]
でも。
[でも、と千秋は思う。 日向の声は、悲しそうだった。]
(124) busoa 2015/02/12(Thu) 22時半頃
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/* あおいちゃんにすごく後ろ髪引かれてる‥‥
ちょっと早いけど離脱するので、朝になったら顔出すねー**
(-234) ふゆのひと 2015/02/12(Thu) 23時頃
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[玄関ホールの入り口。そこで、千秋は足を止めた。そこには、先に駆けていった寧斗の姿もあっただろう。 追いかけたはずの背中はその先にあって、しかし、千秋は声をかけることができなかった。 開いた扉。白い闇。その手前に立つ二人の後ろ姿が、どうにも出来ない事実を物語っていた。>>107 >>@13]
ああ。
[千秋は、帰ることができる。瑛美も、寧斗も、五十嵐も、「帰りたいと思うことが出来たならば、帰ることができる」>>2:124 けれど、日向は。日向だけは。もう……]
『私、帰らない』>>@13
[その、張りのある声に、千秋は顔を上げた。日向は、残ることを選んだ。今、この瞬間、過去の選択に後悔があったのかは、千秋には分からない。分からないけれど、ただ悲しみだけを湛えたような響きは、そこには無かった。]
(125) busoa 2015/02/12(Thu) 23時頃
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あーあー、辛気くさっ
[たどり着いた扉前でいいムードを醸し出してる北仲>>109と日向>>@13に、吐き捨てるように言い放つ]
あのさぁ、あんたら会って、何日目?ここで日にちの概念がなくても、体感で一週間も一緒にいないよね? よくもまぁ、そんなに。 臭すぎて、反吐が出るよ。 なぁーに、セイシュンって奴ー? あは、ばッかみたい。 どうせ心の中ではお互い自分の事ばっかでしょ。 なーにを良い人ぶって、見てる方が恥ずかしいね。
[嫌味なほど憎らしい笑みを浮かべて、言い放つ。どいつもこいつも、何を良い人ぶってるんだ。本当は相手がどう思ってようが、どうでもいいはずだ。自分が帰りたきゃ、帰る。相手の事情なんてどうでもいい。バカバカしい]
日向が帰れない事が後味悪くて自分が嫌だから、駄々こねてるだけなんじゃないの? さっさと帰れば? どうせあっちに帰ったら、ここの事なんかすーぐ忘れるだろ。
(126) rei0x0 2015/02/12(Thu) 23時頃
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/* やっぱり口出さずにいられないクズ
>>-233 神田ちゃん ラブがないから、インタレステッドレターってところかねwww 神田ちゃんは良い子やで……
(-235) rei0x0 2015/02/12(Thu) 23時頃
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/* 誰かこいつを殴ってくれ
(-236) rei0x0 2015/02/12(Thu) 23時頃
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/* いっそ小気味いい梶々しさwwwww
(-237) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 23時頃
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[千秋は、玄関ホールへと一歩を踏み出した。]
日向さん。
[声を、かける。説得は、きっと意味がない。これは、日向の心を変えれば良いという類の話ではないのだと、千秋には分かっていた。開いた扉の向こうにある、白い闇を見て、何故だか知らないが、そう理解していた。 だから、かけるのは、別の言葉だ。]
僕は、帰ります。 ……何か、伝言とか、ありますか? ここのこと、覚えていられたら、ですけど。届けるよ。向こうの人に。
[あるいは、日向の親類縁者へそれを届けたところで信用されないか、もしかすれば殴られるくらいのことはあるかもしれない。けれど、千秋に出来そうなことはそれくらいしか思い浮かばなかった。]
(127) busoa 2015/02/12(Thu) 23時頃
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/*梶くんが絶好調すぎて笑いが止まらない。*/
(-238) busoa 2015/02/12(Thu) 23時頃
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/*しかし今日のところは撤退せねばならず……って、もしかして明日の夜がラストか。 帰る前にお皿洗わなきゃ。鍋のカレーはまだ残ってるので残留組の夕飯にしてください。***/
(-239) busoa 2015/02/12(Thu) 23時頃
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/* 何気に日向ちゃんの名前呼んだの、これが初めて? 日向ちゃんにだけ呼び捨ての慶一。 ナチュラルに自然に呼び捨てだった。
千秋くんおつかれさまー!カレーはスタッフがおいしくいただきました
(-240) rei0x0 2015/02/12(Thu) 23時半頃
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[慶一の言うことにすぐに返答は出来なかった。>>120 太一のことはきっと、彼の言うとおりなのだろう。 きっとこの世界に「クスリ」はない。
この場に残る者が居れば、きっと太一にも残った者にとっても。 それは…余り適切な判断ではないように思えた。
ただそれは、彼自身が選ぶことでもある訳で、太一を見遣り、そこに浮かぶ彼の表情に、瑞希はひとまず笑って応えることにした。]
……ひとまず、あおいちゃん達、追い掛けない?
[そう言って太一を促して。太一が歩きだすのを確かめると自身も慶一の後に続く。 慶一の背中を眺めながら。
――私は、君も放っておけないんだけどね。
声に出さずに彼の背中に呟いた。**]
(128) milkxxxx 2015/02/12(Thu) 23時半頃
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/* >梶々さん あれ、初めて名前呼ばれた?ていうか呼び捨て?笑 ってなってログ漁りそうになってた。
落ちる人たちお疲れ様ですよー。 りある大事に!
(-241) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 23時半頃
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/* 台所はここで〆。場面転換して追いつこうかね。
>梶くん インタレステッドレターってなんだ。 横文字は分からないぞ!!ww
(-242) milkxxxx 2015/02/12(Thu) 23時半頃
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/* また嘘の退符を打ってしまった。
(-243) milkxxxx 2015/02/12(Thu) 23時半頃
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[「帰らない」そう口にしたことで漸く周りを見る余裕が出来て、周囲を振り返る。 ホールには、ぽつぽつと何人かがやってきていただろうか。
と、千秋に声をかけられた。>>127]
うん。
[きっぱりとした「帰ります」という明言は逆に潔くて、どこか安心感すらある。 そういえば食堂でも、帰る道を探すのだと真っ直ぐに宣言したのは彼だった。>>96 台所へ戻った時、どこか緊張感を漂わせて自分たちを出迎えた千秋を思い出す。 彼は、ここで何かを、得たのだろうか。 よかった、というように頷いてみせて、続けられた申し出には]
……ううん、ない。
[少しだけ思考を巡らせたけれど、結局は首を横に振った。 伝える言葉の何が適切なのか分からなかったし、そもそもここへ来てからどれぐらいが経っているのか分からない。 永劫のような時間を過ごした感覚もないし、鏡で見る自分の見目も大して変わっていないように思えるけれど、浦島太郎よろしく長い時間が経っているかもわからない。 そんな状況の中、千秋にとっては縁もゆかりもない自分の知人を探し出して、何かを伝えて欲しい、というのは少し重荷過ぎるようにも思えた。]
(@14) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 23時半頃
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/* >日向ちゃん いっつもあんたとかあいつとかで、名前呼んだことない!
>神田ちゃん 興味あるッスよ!って意味です!!そしてウソ!!退符!!
(-244) rei0x0 2015/02/12(Thu) 23時半頃
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でも、ありがとう。 ……カレーも、ありがとう。
[その優しい申し出には、感謝している、と。 頭を下げる。 一度は告げたカレーの礼>>@1も、もう一度、と付け加えた。 他者が作ったごはんが、とても久しぶりで。 それを、一緒に食べてくれたことが、どうしようもないぐらい嬉しかったのだと──今なら、それも含めて伝わるだろうか。]
(@15) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 23時半頃
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[するりと逃げていく腕>>@13を、咄嗟に引き留められなかった。 無理に追いかけたって、どうしようもないことだから。それは、やはり言い訳なのだろうか。 自分の力でどうにもならないことに、どう折り合いをつけていけば良いのだろう。
頑なにも思える言葉を紡ぐこの子は、一体どうしてこんなに気丈でいられるのか。
はじめて出会ったとき、かわいそうだ、と思った。 こんなに小さいのに、と。だから、きっと一緒に帰ろう、と。 それは結局の所、今もどこかに根付いていて、 こんなに小さいのに、ひとりで立ち続けている、そうしなければいけなかったこの子がかわいそうだ。]
こんなのって、
[ふつふつと湧き上がるのは、確かに憤りだった。 帰りたいと、彼女は言わなかった。 けれど、それを抜きにしたって、こんなのってない。 優しくなんてない。そのやり方に、無性に腹が立った。
掴んだ腕に、確かに温度はあったのだ。おいしそうにごはんを食べていた。 それなのに。それなのに。]
(129) nabe 2015/02/13(Fri) 00時頃
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―― ホール ――
[玄関ホールに足を踏み入れると、あおいと瑛美、寧人と千秋の姿が見えた。 彼らの奥には、臨也の言う通り>>100、あれほど蹴ってもビクともしなかった扉が今は、外へと導くように扉が開かれている。
此処へ来た時の予感が、脳裏を過ぎた。>>0:82
慶一の声が響いた時、其処に居た者達の表情が少し変わったのを見とめながら。あおいと瑛美と。おそらく寧人とのやりとりを推察する。>>126
日向が帰れない>>126。その言葉に少しだけ引っかかりを覚えながらも、うまく言葉には出来なくて、暫く様子を見届けていれば、千秋が口火を切る。>>127
その時の千秋を見て、少しだけ。驚いた。 彼が一番、此処に残るのではないかと思っていたから。]
(130) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 00時頃
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――私も、帰るわよ。
[誰も話し出すものが居なければ、ぽつりとその声は響いただろうか。]
ここには『何もない』から。 傷つけるもの、傷つけたいもの。 残っていれば居心地はいいのは確かだろうけれど。 これだけの人数がここで暮らせば、それも変化が訪れるかもしれない。 どこまで、この何もない所で平穏に暮らせるかは知らないけれど。
それは、私が『望む』ものじゃない。
(131) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 00時頃
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――うるさい、
[今度こそ、吐かれた棘>>126を恐ろしいとは思わなかった。 けれど、ただ、何に対してかも分からずに、腹が立って仕方がない。 どうしようもなくて腹立たしくて、それでいて、滲むのは涙だ。]
うるさい、バカ、揚げ足ばっかりとって 忘れるもんか 帰ったって、忘れるわけないじゃないか、こんなの 一生、忘れるわけないじゃんか
[どれくらいの間、一緒にいたとか、後味がどうとか、深く考えちゃいなかった。 この感情にちゃんと経路や理由をつけて整理すれば、それが正解なのかもしれない。
けれど、そんなことはどうだって良いのだ。 ただ、悲しみが、怒りが、ぐらぐらと体の中をぐちゃぐちゃにしてしまうくらいに暴れて仕方がないのだ。 涙がこみ上げるのは、自分のためかもしれないが、 この悲しみも、怒りも、一緒に帰りたいと思ったことも、本当だ。
どうして彼は、そんなことも分からないのだろう。そのことに、憤慨する。]
(132) nabe 2015/02/13(Fri) 00時頃
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――わたし、残る 帰らない わたし、ここに残る
[それはきっと、売り言葉に買い言葉、そんなものだったけれど。 湿っぽい声で勢いのまま。言葉にした瞬間に、何かがぞわりと背中を駆け上がった。 帰らない。ここに残る。それが何を意味するか。 そういった実感のようなものが、ぞわりと背中を撫ぜた。]
(133) nabe 2015/02/13(Fri) 00時頃
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/* !??!
(-245) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 00時頃
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/* 素でびっくりしてしまった!www
(-246) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 00時頃
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[言われると思った。言われると思っていたけれど、よくもこう、テンプレ通りのお綺麗な台詞を。笑いが込み上げた。胸の中はぐるぐると痛みを覚えるのに、腹の底から笑いだしたかった]
そりゃ!そうでしょう!今はそのフシギ現象の真っ最中で。 仲良しごっこの真っ最中でしょ? それなのに今忘れるかもしれないなんて、思わないもんだよ。
でもね――
そんなの、あと十年もしたら、どうでもよくなる。 あっちの世界で、自分の生活があって……そしたらあんたの中で、誰かの悲劇は良い思い出になるんだ。 それが、人間だよ、北仲さん。
[しかしその直後に言われた言葉に、思わず大声をあげてしまう]
(134) rei0x0 2015/02/13(Fri) 00時頃
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