162 絶望と後悔と懺悔と
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……でも、絢矢、 始祖様を倒したらそれが終わりじゃないんだ。 死んでしまったら意味がないんだよ?
[たった5年ででも思い知った、かの者の強さ、恐ろしさ。 例え戦いに勝利したとしても、今の絢矢は、 その為に最期の一線を越えてしまうのでは、という、 不安がどうしても拭えない。
帝都守護隊であれば、他の吸血鬼を討伐し 人を守る義務をも負っている筈。 その方が――、まだ失わずに済むような気がして。
どうか、これ以上は傷を負わないでと。 願って、叶うかどうかは解らなくて、そして自分は動き出す。]
(190) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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愉しそうだな。真弓?
[2人が金の声が直に届く距離になった時、 2人はどんな姿になっていたか。 ホリーの力を得た真弓の迅さは、他の鬼と比べようがなく。 その前にまだ命ある隊員にわざと驚いて見せる。
やはりあの時の雛]
私を殺しに来たのだろう? それとも、その男を私の贄に、頭を下げに来たのか?
[2人の心に降り注ぐと知っていて掛ける言の刃。 浮かべるのは笑みのみ]
(191) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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明之進は、どうしても止まれないなら、共に行くしかない、のだろうが。
2014/02/20(Thu) 23時半頃
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構わない、吸血鬼が一匹消えるだけだ。 私の知っている弟は、その吸血鬼に食われてしまった。
[そう思うほか、無かった。 同じ姿をしていてももう別物なのだと――だから]
(192) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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/* やっぱり気の利いたことが書けないのでおとなしくしよう赤は
どっちかっていうと 生きててほしかったなのに やっちまったー >>*39
(-92) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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[後ろに跳び、十分な距離をあける。
地面に触れた手が。白かった外套の、武器に当たった。 小太刀が役に立たないのなら。 対吸血鬼用の武器の方が傷を負わせるのではないか。]
さぁ、主はジャニスさんに飽いたようだよ?
(193) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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>>188
[押さえつけた鬼の爪。 そして、もう片方のマユミの手に握られた九節鞭が己の頭を粉砕すると一瞬思った。
けれど、伸びてきたのは、その白い手で。 首に絡み、その細い指は、リーの噛み跡に食い込んで、なおも締め始める]
――……マ……ユミ……
[その力はもちろん、ただの女の子の力ではなくて……。 気道は瞬く間に塞がれ、むしろ、その肉は裂かれはじめる。
曇天の眸の色、その光が失われはじめるのにそう時間はかからない。
ただ、その手を止めるように空いた手は動かず……。 探れば、マユミの手から落ちた九節鞭はあるけれど、 その錐には手は届かず]
(194) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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/* 流れ次第ではあるけど、まだ死ねないぞー。 というか、ジャニスと相討ちしてもよいのか、と。
あやー。
(-93) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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[力得た真弓は惜しいが、簡単に許すわけにはいかない。 それこそ贄の1つ2つ手土産でも無ければ]
お前はその男の末をどうするつもりだ? 折角手に入れた力、使わず果てるのも味気ないだろう? それとも。
共に果てるか?
[零れる涙に降り注ぐのは容赦ない言の刃。 サミュエルがこちらに戦意を見せるなら、受けて立つと 牙と右手の爪が陽に照らされて光った]
(195) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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[その黄金の気配が訪れる、重圧。 己の苦痛と悲しみをも、愉悦としているのだろう存在。 自らを支配するもの、けれど]
……お父様、 わたしのこの苦痛すべてわたしのもの、 あなたには一欠けらも差し上げません。
[いとしい、と思うが故に苦しむのだ。 だから己の苦痛の意味を父は真には理解しない]
あなたにはなにも、わからないのですもの。
[彼の首にある片手、それは意思と理性とが戦い震える]
(196) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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[14の誕生日の日を思い出す。 乾杯したのは『新しい家族』に。
ホリーとの暮らしがどれ程長かったかは推し量ることしか出来ない。]
確かに、あなたが読んでいた本も、また家畜が――…人が、作り、形にして、継いできたものですね。
鬼にはないものを、あなたは愉しみとしてきた。
[他には心の内の。希望に絶望に後悔に反省に幸福に苦しみに哀しみに――色の変わる、心の。]
では、どうされます?
[必要と分かった家畜を。]
(*40) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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自切で画像検索したらとんでもないグロ見かけてダメージうおおおおお
(-94) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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>>191
[力がほどなく抜けて、がくり、腕の支えきれず、 体制はぐるりと反転する。 そこに見えるのは、上空からおりてくるきんいろの影。
それがあの、5年前にみた姿と寸分も変わらないこと、確かめると、 最後、歯を噛み締めて、
マユミに首を絞めちぎられながら、 手を伸ばすのは、腰にある、周の長ドス]
(197) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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あぁ、……あなたに、試して頂きたいものがあります。
きっと、美味しいですよ。
[本だけではなく、久しく口にしていない菓子も。料理も。*]
(*41) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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(マユミは……ころさせない……だ)
[思うのは、それだけ。 マユミはころさせない。 マユミがきんいろに殺されるくらいなら…。]
(198) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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サミュエルは、声は音にはならず、・・・意識も危うくなって・・・
2014/02/20(Thu) 23時半頃
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[だが構えたのも束の間。 真弓の手は彼の首を捕え、真弓が叫びを耐えるが如く 力が籠っていく]
苦痛全てお前のものか。 なかなかに芯の通った娘だ。
[真弓の苦痛の中から絞り出された返答>>196に 満足そうに頷いて見せる。 愛しいと言う感情等、 家畜を愛らしいと思う事はあるかもしれなかった。 だが対等に認めて狂おしく思うほどの感情など。
持つ事が出来ていれば、何か変わったのだろうか。
だが知らぬ今、それを思う事さえ浮かびはしない]
(199) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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[周の残した対吸血鬼の刃。 その刃先を・・・・・・・・・・・]
(200) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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/* 嘗て1人だけ人間を愛したけど、人間に殺されて 激しい憎悪に狂ったと言う設定も良いのだけれど。
単純明快に憎まれるだけの悪役と言うのもやってみたかったの。 純粋な悪じゃない、って言うのが多かったので。
(-95) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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だとしても構わない、お前を殺したあと追うまでだ。 これまでと同じようにな。
[二度も逃している、それに殺しても簡単に死なない相手だ。 認めたくはないが追うのには慣れてしまっていた。
違うのは安吾が其処にいないこと]
お前に、ソレが使えるのか?
[吸血鬼の治癒の速度は人間の比にならないが、 片腕をやられ、片足を無くした彼が武器を変えたところで 安吾の重みを背負えるのだろうか]
(201) 2014/02/20(Thu) 23時半頃
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明にーさん、僕も、行くよ。
[僕は絢矢の意志を尊重することを示す。
――絢矢と手を取り合って、共に、外に。 かつて願ったのとはずいぶん違う形になっちゃったね。
ただ、僕は絢矢が止まる様子を見せない理由を知らないから、 不安がただただ渦巻いていて、絢矢の手をぎゅっと握りしめてた]
(202) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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[昇り始める太陽の、その光を背に受ける。 吸血鬼は陽光に弱いなど、そんな迷信は笑ってやろう。
真弓の気配。対峙した時にもそうと知れたが、 確かに彼女は――強い。
別の褒美をと願った時には計画していたのだろう。 こうなるように。
けれど、強くなったからといって臆することはない。 生きなければ、勝たなければ、ならないのだから。]
(203) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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[折れた長ドスは、マユミの胸に届くだろうか。 最後の力で、彼女を抱きしめれたかどうか。
もう、記憶はない**]
(204) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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サミュエル……、
[彼の首を絞める、己の手。 ああ、そうだ、先ほど思ったのではなかったか。 彼を殺すくらいなら、目を潰して、 それでだめなら―――]
―――ッ、
[転がる錐を右手が握る、 それを振り上げ振り下ろすのはその左手、 彼から離れたがらない妄執のようなその手を穿つ。
そして――彼が手にする鈍く煌く刃の色を、見た]
(205) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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/* ジャニスが安吾の名前をよく呼んでくれるので、内心嬉しいCO← もっと互いに時間があれば、楽しい共闘ロルができたと思うのです。
くそう、プロローグさっさとキャラ決めて入るんだった…絡む機会…(
ぎりぎりまで決められなくてこれだよ、結局中途半端な奴を作ってしまった。 いや、いい人に見せかけた本性屑をやってみようとはしてたのだけど、思いの外迷走していたという。
色々表に(も、灰にも)出してない裏設定がないでもないけれど、それは安吾とNPCの物語で、本編には蛇足と思うのであえて謎のままに( この人も何かあったんだなー程度で、子ども達のことに焦点当てたいという中の人の希望←
(-96) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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サミュエル……、
[大丈夫、 自分は彼を殺しはし無い。 だから、赤い飛沫の散る中―― 浮かぶのはきっと微笑みだけだ]
(206) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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/*
あれ、ええと
まぁ、始祖さまの思うように!
(-97) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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[城には家畜が残した多くの蔵書が溢れていた。 家畜の書いた物等と、読む鬼は殆どいなかった。
だがそれを永い命の愉しみの1つとした鬼もいた。
己の知らぬ心を持って書かれた書物は、 それなりに退屈を紛らわせる。 そしてその心もまた己の退屈を紛らわせると知った。
苦しみ、絶望させ、後悔にのたうち、 呪詛を吐いて死んでいく人間達の剥き出しの心とやらが 慰みの様だった。
他の鬼はどうだか知らぬが、 己に家畜の様な心は無いだろうと思っていた。 愛しいと思うほど近く深く寄り添う鬼も人も無く、 ただ高見に1人立つだけ。 見下ろした者に心があると知ってはいても、自ら そこに降りようとはしない。 今までも、今も、見下ろす者達の心を真に知る事はない]
(207) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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えぇ、けして決して――裏切りはしません。 あなたの期待に沿いましょう。
[そう、主が零瑠に向かう笑みひとつあれば。>>*38
気力は増し、士気高まるのだ。]
(*42) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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………、でも死んだら意味ない、っていうのは、 明にーさんの方に、賛成で。
[うん、さすがにこの言葉は聞き逃せない。>>190
全てが終わった後、絢矢に僕の罪を贖ってもらいたい、なんて、 すごく一方的でワガママな思いは内に秘めて。
意味ありげな笑みは少ししか歪まない]
(208) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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[黄金の夜明けの下。
人でも鬼でもない獣は、 目に映る全てのモノを蹂躙しながら、直走る。
金色の鬼の眷属ではなくても 戦場に轟く獣の咆哮が、リカルダと明之進に 周の果てを予感させるだろう]
(+24) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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……お父様、 あなたの終わる時、 それはそう遠くないのですから、 どうぞ思い出してくださいね。
わたしがあなたの終わりを祈ることを。
[姉から受けて託した死の棘、 それこそが己の父に対する祈りのかたちだ]
(*43) 2014/02/21(Fri) 00時頃
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