25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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珈琲? ミルクは沢山いれてもいいけど 砂糖は一つにして欲しいね。
あまりぬるいのは、好きじゃないな。
[セシルの傍ではそんな注文があったかも]
(-46) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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なっ!
[同じ道をといわれれば、憎しみ浮かばぬわけがなく。 されど冬の瞳は気遣わしげで、以前のそれとはまるで違う]
…変るんだね。 人も。獣も。同じように。
[ほぅと息を吐いて、法泉の言葉に頷いた]
(+74) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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ロビン、私は造られたものはあまり好ましく思っておりませんので。
お前はお前のまま、傍に在るといい。
[花の言葉に僅か目を細めて、白鳥を見やり、また視線を戻す]
(+75) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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[使いの言葉に目を伏せて、 その沈黙は、酷く長かった。]
…かりょう。
支度をして待って居なさい。 かならず"迎えに"戻ります。
[その言葉と、決意の色で、聡い雛は察するだろうか。
袖を通すは、白い薄衣。 髪も結わず、紅も差さず、そのままで。]
(139) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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[本郷の顔が苦しげなものではないのなら、 其れを見つめた後、黒檀はまた一度伏せられ しかし再びイアンを見る瞳はもう睨むことはなかった。]
……お前がそうなら、 それがだめかそうでないかは、私が決めることではない。
[そう、言葉を紡いで。 本郷と目の前の花の間に何があったのかは知らない。 知るのは、昨晩最後に見た姿だけで、]
――…訊きたいこと、とは…?
(140) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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え、……死んだ……?
[狼に食われた。何故、夜光が。]
……まさか、……俺の所為…… ……夜光……
[ゆるゆると頭を横に振る]
(141) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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[同じ道をと言っても昨夜の話。 それ以上は告げず]
利用して謀る気で近づいたのに 主さまがあまりに心深くいらっしゃるから。
[同じように変わるのか 己の変化については頷いた]
(+76) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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[明之進が去った後、虎鉄は溜息をひとつ。 それから屈んで、狼と目線を合わせた。]
……鳥頭の陰険暴力性悪大王が犬っころだったとはな。
[頬杖をついて、鉄色を見る。]
つか、そんな姿でいつまでも留まってんなよ。 …還れなくなるぞ。
―――…お前の未練は、あいつか?
[琥珀は、庭へと向かったイアンをちらりと見た。]
(@30) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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主さま……
[つ、と視線を流し見遣る。 少し下げた眉と、薄く開いた唇。 躊躇い、音にした]
お誘いしたあの時は 笑みも仕草も、計算の上であったのですよ? お部屋に招いて頂いて ……そのような余裕は直ぐになくなりましたが。
造りもの交じりが私の顔なれば 主さまは、幻滅なさいますや?
(+77) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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ランタン職人 ヴェスパタインは、犬猿の仲などという言葉を、なんとなく思い起こしたりなどはしていない。
2010/08/08(Sun) 23時半頃
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― 庭 ― [もっとましなことを言え、だの、 理由になっていない。だの、言われるか、と思ったが 睨みあげるでもない高嶺の様子に 軽く息をついてから笑った。]
あ…はい。本郷から…死に際に 邸宅を託されたのですが…… 頷いたのはいいものの 俺、世俗の手続きには疎くて…… どうすればいいかわからないから 高嶺殿か霞なら、詳しいかなって思って
[両腕の本郷の体温は既になく 日も陰る中、冷え固まる本郷の身体を それでも大事そうに抱えて聞いた]
(142) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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/* あえていわずにいたことをかすみおまえ。
よくやtt。
(-47) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 23時半頃
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>>141
邦夜さんのせいかどうかは俺にはわからんが、 だが、この屋敷、今、誰が殺されてもおかしくはない。
[具合の悪そうな邦夜を心配気に見つつ…。]
ああ、そういえば、邦夜さんは、わかるんだってイアンからきいたが……。
[そう、狼がわかると…。]
(143) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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…、…――
[頭が痛い という夜光へ 気遣わしげな視線を向けた。]
いたい、 まるで――生きていた頃の、ようだ。 ……人は変わる、……変わる、か…
[呟き、惑いは晴れない。 胡蝶の声に、顔を向ける]
――…、……そう、なんだろうか
[もう一度聞こえてくる声に、 視線を彷徨わせて眼を伏せた。]
…や めろ。
[困ったように頬を防御した。]
(+78) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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心深いかどうかは、さて。 私はただ、欲深いだけのような、気がしますから。
[白鳥と蝶の戯れる様子を目に映す。 やがて視線はあちらへと向いた]
どちらも。 滅びの身を向かっているように、見える。
人も獣も。
(+79) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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[冬花の声に視線巡らせ。 鵠と胡蝶の様子を見れば小さく頷いてしまったり。 羨ましいとも思うのは、どうにか心の裡のみで]
そう。それは。 良かったと、思う。
[獣を厭う思いもまだ消えないけれど。 そこには共感できるものが確かにあって。 まだ蟀谷押さえながらも、冬の瞳に小さく頷きを返した]
(+80) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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……やっぱり、側へ置いておくべきじゃなかったんだ。 俺の側は危険だから……
[花として自分の側へ居てくれと、言った矢先に喰われた。どうしても、自分の所為だと。そうであるという考えにたどり着く]
……どうして……
[狼が分かる。その言葉に力なく頷き]
……獣の人の一部を飲み込むと……発作が起きるんだ、俺……
(144) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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[思い出したから、平気だという 虎鉄の言葉には――案じるような色を見せる。 思い出したからこそ、惑うこともある。]
……同じじゃない?
[声も、なんだか寂しげだったので。
すこしばかり真剣な顔で その頭を撫でようと手を伸ばしておいた]
(@31) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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ああ。 だから、私はお前の顔をもっと見たかった。
手折ればその表情は変わるだろうかと。 手折ってなお変わらぬようなら。
どうしていたでしょうね。
[花へと向ける笑みは変わらず穏やかに]
幻滅などするなら最初から花と認めず、 ――造り物が混じるのがお前の顔なら、それもまた良しと。
今は思っておりますから。
(+81) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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[視線を合わせてくる虎鉄を鉄色はじっと眺め、 それからくるりと後ろを向いた。 要するに、黒い尾が虎鉄の頬を横殴りにする形になる。
其れを済ませると狼は一つ欠伸のような事をして 庭が見える窓の傍に坐り込んだ。 ふさりと尻尾が時折揺れる。
鉄色の視線は、庭の光景を眺めていた]
(145) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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―本邸・廊下― [ふわ、と足の落ちた先。 廊下の角隅、ちら、と様子を伺えば]
――……主様
[主の姿を見る、その傍らにある。 ――友が幾度か言葉を交わしていた、花主の姿。 天満月、その周囲にはか細き光の舞う。
既に狭間よりの声、友の声が聞こえ始めている。 主に拾って貰うように頼んだ、あの笛はどうなったであろうか]
(@32) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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[夜光の頷きを見遣り、少し眉を下げる]
良かったと、そう謂ってくれるんだ。
[冬の蕾の仕草。 大分間を置いて]
ありがとう。
[瞳閉じて呟いた]
(+82) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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[もう一つの気遣わしげな視線に、再び鵠を見て。 変るというのを肯定するよに小さくコクリと頷いた。 変れると思った。何かが変ったと、今でも思う。のだけれど]
邦夜様…。 違います。邦夜様のせいじゃない。
[此岸に意識が引き寄せられ、聞こえた声に何度も頭を振る]
役に立ちたいと。 まだそこから変われてなくて、間違えてしまったのです。 僕が自分で引き寄せてしまったこと。
(+83) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 00時頃
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……でも、もしかしたら、 それが獣に分かって……夜光が……
………俺、もう……やりたくないよ…… [自分の所為。自分が、獣を探した所為。そう呟く]
(146) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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[無力な光が何度も何度も。 否定するように舞うけれどそれは。
此岸ではあまりに儚くて。見え難い]
(+84) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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/* 夜光可愛いな…
邦夜も可愛いな。
何だお前ら。
ごめんねただのえろガッパで!
もっと時間があったらもっ(ry
(-48) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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[頬を防御する表情まで、あいらしい と、謂えば照れを越して怒るのだろうか。]
わてには、そう見えるけど、本当はどうか判らんわ。 でも、急がんでもええんよ。 この先どうなっても……共に飛んでくれるんやろ?
[悪戯はやめて、真摯に告げた。]
(+85) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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霞。
[時は大分遡る。 まだ、男がかろうじて息をしていたころの時間。
呼びかける声は、小さくもあり けれどはっきりとした意思を以て]
やはり、力不足だったらしい。 後は、お前に任せることになるだろう。
……すまん。
(*13) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 00時頃
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[法泉から言葉が返ると、ちらと視線を上げる] 試されていたのですね、矢張り。 味見だけに留まらなかった理由 一つは其れでしょうか。 ……獣は、己を造らねば 人の中では生きられません。 生まれながらに偽る術も、この身に。 また良しと、思っていただけるなら
たまには違う私もお試しくださいませ? ロビンと謂う花は、多才多芸で名を売っておりますから。
[束の間、愁いを忘れたように そう謂って笑った]
(+86) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 00時頃
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 00時頃
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[もし、あいらしいなどと聞いたら、 うろたえた後、どうしたらいいか分からず怒るだろう。]
――…、…自分で、 自分自身がわからない、のに。
……――嗚呼、
[じ、と苔色の眸を見返し]
飛ぶよ。 …それは、変わらない。
(+87) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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― 庭 ― [イアンが、刷衛が来る前 風の噂で気が触れた赤い眼の花の話を聞いた。 笑うイアンの様子には一見見受けられず、 しかし大事に抱える本郷の姿に、 今の姿こそ正にそうなのだろうかと。]
――…本郷から…、…そうか。
花主が花へ其処まで大きなものを渡すことは そう多くはない…私は、あまり詳しくはないが…
[目を伏せてから、イアンを見上げ]
…託された証は必要だろう。 ――…扇は、お前が引き取るといい。
[そういうのは花から花主へと成り上がった霞の方が 詳しそうだ、とも呟いた。]
(147) 2010/08/09(Mon) 00時頃
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