4 SADISTIC DETH GAME:2nd
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―『蘭』拠点―
[休息を終え、身支度を整える。 ――人によっては"ゲーム"等と呼称する者もいるが、 此度の一件に関する各派閥の反応を纏めた資料に目を通す]
『湖』にも参加の兆候があるのですね 実動の派閥の内でも動きが速く実戦力もありますが 私共《ZerO》を纏める立場へとなると 余り好ましいとは思えませんが……
それから『月』。成程、クリソス殿も動きますか 派閥の地力は充分に培われておいでですし パティ殿に代替わりしてからは活気と勢いがあります 特に初動に注意する必要があるかしら
――……薬物の侵犯の件については何か?
(236) 2010/03/17(Wed) 23時半頃
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/* ブルーノかっけー と呟いておこう。 */
(-70) 2010/03/17(Wed) 23時半頃
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/* なんだこの面白い展開wwwwwwwwwwwwwww
(-71) 2010/03/17(Wed) 23時半頃
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……たまには外の風を感じたいと思った。こんな時期だしな。この答えでは物足りないか。
[口早に答える。 後から付いてくる少年にも一瞥をくれてやった。――睨まれた?]
どうした。 そちらの彼こそ、何か私に用でもあるのかね。 ええと、セオドール君……だったか?
[世間話をするかのような口振りで問いかける。ついでに、小さく笑ってみせた]
(237) 2010/03/17(Wed) 23時半頃
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―事務所―
[繁華街のはずれ、運河を背に建つ事務所へ戻れば騒々しい声が聞こえて眉を寄せた。 問い掛けるより先に部下が地下へ向かう階段から駆け出してきた]
騒々しいですね―
「申し訳ありません、実は―…」
[部下が耳打ちする内容に寄った眉が上がる。 曰く下っ端が一人、流通量が増えた麻薬に手を出して暴れている、と]
困りましたね。 私が行きましょう。
[ご苦労さまでした。 報告をした部下の肩を叩いて地下への階段を下りる。 石壁に、所々土が剥き出しになっている床。 壁には所々杭が打たれ、用途不明な物がかけられていた。 その、一番手前にかけられた鞭を手にとって、牢のように囲われた部屋へ]
(238) 2010/03/17(Wed) 23時半頃
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……ジジイ、バカにしてんだろ。
[家柄がいい、と言われてカチンときた。 銃を抜こうとしたが、その後起きたことに頭が真っ白になった。 部下と一緒に一瞬呆然と相手を見た。]
……呆けてんのか…、アンタ…?歳はとりたくねぇなぁ…。
[しみじみと呟いた。 がその後の言葉を聞いてさらに呆気にとられる。 銃から思わず手が離れ、自然と開いた口元へ指を添えた。]
………え、え…、ナニ、オレと喧嘩したいわけ?
[シャドーボクシングしている様子を鼻で笑う。 部下たちと笑っていて、その後、続く言葉を最初は聞かぬようにしてたが。]
――――――…。
[聞き捨てならない台詞が聞こえた。]
(239) 2010/03/17(Wed) 23時半頃
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―事務所、地下牢―
私たちの規則を、破られたそうですね?
[話し掛ける声は変わらず柔らかい。 それに返事もせずに部屋の中央で呻くのは、 ハングマンの扮装をした男]
そう、返事は―…できませんか。 仕方ありません。 手荒なことは、好まないのですけれど―…
[くく、と喉を鳴らすと同時に鞭を持つ手を横に振る。 しなる鞭は牢の入り口を押さえていた留め金を外した。 重く軋む音をたてて、厚い鉄の扉がゆっくりと動きだし―
閉まる音が一つだけ事務所に響けば、あとは*静寂*]
(240) 2010/03/17(Wed) 23時半頃
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いいえ? そうですね。…悲しみに暮れる時間というのも必要でしょう。
[答えには些かずれた返答をし、少年について指摘されれば、振り返って溜息を吐いた。
二人の反応に、少年のライムグリーンの瞳は困ったようにさ迷い、ばつが悪そうにサイラスから逸らされた]
『………すみません。実は聞きたいことがあって。 ……あの、…ミスター・レーヴァンは、ボスの遺言を……どう思っていますか』
[少年がサイラスを睨むのは、警戒の現れ。 目の前の相手が自分達の敵であるのかを、確認するような]
[その問いの意図を青年は知っている。 そして、その答えも欲しいと思っている。
ゆるり、淡水色の瞳がサイラスを見た]
(241) 2010/03/18(Thu) 00時頃
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[部下たちが一斉に動こうとしたが。 それは事の中心にいる男の一喝によって止められる。]
やめとけって。 まぁ、このジジイたちにオレたちは殺せねぇけど。 分からんように海に死体沈めるのなんて得意だろうしな。
[溜息を盛大について、人差し指をちょいちょいと動かした。]
いいぜ、ジジイ、喧嘩しようぜ。ああ、そっか訂正したほうがいいよな。
[ボクシンググローブ受け取るとそれに怒りを覚えたのか。]
喧嘩は好きだぜ……!! 力で他者を捻じ伏せるのは大好きだ…、快感すぎてタまんねぇな!! アンタ、ホントにこんなもんつけてやりたいのか? 分かった、"オレは右手だけでいい。"来いよ。
[挑発して、相手はどうでるか。]
(242) 2010/03/18(Thu) 00時頃
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― 広場 ―
[部下に抗争の準備を命じ、自身は街の様子を見るためと表に出て歩くこと暫し。 アテも無く適当にうろつく内に、広場へと辿り着く。]
(――あら。『雪』……と、『烏』の子。だったかしらね。)
[二つの派閥の長。 『雪』の方はあまり関わりの無い間柄だが、顔くらいは知っていた。 『烏』は――]
(『奪われる側』にいた坊やが、今では派閥のトップだってんだから笑えるわ。)
[かつて、生前の父親が愚痴を零した事を思い出す。 取り立てのために追っていた債務者の子供を逃してしまった挙句、どういう事だか、後にその子供がボスに拾われて組織に身を置いたという。 ボスの肩代わりもあって金銭的な損失は無かったが、金貸しとしての面子を傷付けられたと父は憤慨していた。]
(243) 2010/03/18(Thu) 00時頃
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/* 俺は一体サイラスとどう絡みたいんだ。
[迷走中] */
(-72) 2010/03/18(Thu) 00時頃
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(……まあ別に、私はそんなのどうでも良いけど。)
[父は父、自分は自分だ。死者の怒りまで継いでやる気など無い。]
(ボスへの忠誠心は強かったと聞くわね。 毟れるだけ毟ったのは、彼の組織の一派閥だというのに……本当、笑える話。)
[その事を当の本人は知っているのかいないのか。 興味が湧かないでもないが―― 今はそれよりも、]
(この時期に、『雪』と『烏』の接触……?)
[眉を寄せ、そちらに注目する。 二人に声をかけるでもなく、やや離れた位置。]
(244) 2010/03/18(Thu) 00時頃
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聞いたか皆の者。 "オレは右手だけでいい。"だそうだ。 あははははは、あはははは!
[皆で笑いそやせと部下達に指示したようなものだが、部下達の方はいたたまれずにいるのみで俯いたまま。老人一人の高笑いが物悲しい「後で覚えておれよ」との呟きはこっそりと]
なんだ、儂が怪我したくなくて"キミだけに"そのグローブをつけて貰いたかったのだが。 まあいい。儂はインドで虎を殺したことがある男だ。 入れた牢に慣れず衰弱死だったがな!
[そう言って、話はこれまでと勢い良く、自分から殴りつけに飛び掛る。年の割にはまずまず良い動きで喧嘩を仕掛けた]
(245) 2010/03/18(Thu) 00時頃
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[問えば、部下から各派閥が対応に動いている事、 あるいは動いていない事が知れた]
――……成程 お話は解りました グレインジャー殿は黙認なさったのですね
[ほんの少し、下がった声音は部下には伝わったか。 しかし、側近の反応は眉を寄せるに留まる。 『湖』の過激な反応については想定の範囲内か]
肝心の出元は調査中……―― 経路の特定だけでも急げないかしら テリトリーに散在する酒場 宿 娼館 被害の集中する地域を調査すれば あるいは…… 直接伺う方が 宜しいのかしらね……――
(246) 2010/03/18(Thu) 00時頃
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[少年の瞳から、青年の瞳に視線を動かした。 しばし逡巡し、やがてゆっくりと口を開いた]
先代は我々が一枚岩だと信じていたのか、それとも我々が全くバラバラであることを理解していたのか。 どちらにせよ、厄介な事になってしまったとは――思う。
[それは間違いのない事実であり、心の底からの感想だった。深々と溜息を吐く。先代の遺志の尊重を、とは、思うが――その先代とはもう、意思の疎通が、出来ない]
私は、先代の存在を踏み躙るような派閥にだけは、頂点を獲らせたくない。 君達がそうであるかは……知らないが。
[だが、警戒しているのは事実だった。無血で派閥を乗っ取った上、元派閥の構成員の記憶を売り払った男だ。 自然、その視線は警戒の色を宿す事になるか]
(247) 2010/03/18(Thu) 00時頃
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外に参ります 貴方もいらっしゃいな
[子を呼び、仕度を整えさせた]
じきに 貴方に仕事を教えたいと考えています ――……あの方の子として 構成員の一人として 先ずは弁えた振る舞いを身に着けなさい ね
「……はい!」
[背筋を伸ばし、ぴんと声を張る返事]
よろしい ――……参りましょう
[護衛の供を連れ、『蘭』の拠点を出た]
(248) 2010/03/18(Thu) 00時頃
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喧嘩に怪我したくねぇなんて。 頭悪いんじゃねぇーの? そんな緩い覚悟で喧嘩ふっかけんなよな。 まぁ、いいや、グローブ右だけつけてやるよ。
[グローブを手早くつけ、飛びかかってきたのを右に避け。 そのまま腹に右ストレートを入れた。]
………?
[そのまま男から距離をとる。]
筋肉バカ…かよ…。 っか、虎衰弱死させたの、自慢になんのか。
[相手のペースに若干飲まれつつあった。]
(249) 2010/03/18(Thu) 00時頃
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『はい――僕もそう思います』
[厄介な事になった、との言葉に少年は頷いて同意を示す。 傍らに立つ青年はサイラスの視線が自分に移動したことに気づいたが、自分は傍聴者だと言わんばかりの態度で、全く反応を示さなかった]
『僕もボスを心から尊敬する者として、貴方の考えに同意します…。 あの時旧派閥のリーダーに拾われなければ、もしかしたら今頃は貴方の下についていたかもしれない……それくらい、貴方の考えは、僕の考えと近い。 だからこそ、確認したいんです。 僕と貴方の考えが"どれだけ異なっているのか"を…。
貴方は――烏は、頂点を目指しているのですか?』
[警戒するような視線に青年は反応しない。 少年がサイラスを探るように見つめるのに気づけば、少年の方に視線を向けた]
(250) 2010/03/18(Thu) 00時頃
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執事見習い ロビンは、視線を動かした時に、月のリーダーの姿が目に入るか。眼鏡に軽く触れた。
2010/03/18(Thu) 00時頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/18(Thu) 00時頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2010/03/18(Thu) 00時半頃
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[オスカーの戸惑いもあってか多少は粘っては見たものの当然の結果として、最後に強く壁に叩きつけられたところであっさりと喧嘩?は終了する。存外の粘りか突然の出来事からかオスカーの息も多少は切れたかもしれない]
いやあ、参った! 降参だ降参!
[決着がついたと察した『道』の部下達に抱えられてボロボロになった...が起き上がる。どれだけやられても笑顔は結局絶えることはなかった。部下に葉巻を用意させると一服。オスカーにも葉巻を勧めるつつ尋ねる]
いやぁ、年寄りの冷や水につき合わせて悪かったね。 ところで、なあ、オスカー君。 一つ聞きたいのだが、気持ちよかったかね? ムカつく相手を殴りつけて爽快だったかね?
そんなものとは比べ物にならない程の快楽―――頂点に立って最高のオルガリズムを感じてみないかね?
[格好は部下達に肩を抱えられたみすぼらしい老人のまま。ただしその眼光は先ほどまでと違い、これまでこの世界に生きてきたものの眼でオスカーを睨み付けた]
(251) 2010/03/18(Thu) 00時半頃
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/* 駄目だ、目が滑る。 ……愚痴っぽくなってるので更に申し訳ないと言う。 広場の多角に突っ込むのが正道なんだろうなあ……! 多角やだ← */
(-73) 2010/03/18(Thu) 00時半頃
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場合によっては、頂点を戴く事も視野に入れている。
[ロビンからセオドールに目線を戻す。少年の問いかけには、あっさりとそう答えた。 成程、言葉だけ捉えれば随分に安心できる少年では、ある。――だが。 鷹揚に腕を組み、首を傾げた]
セオドール君は、しかし、彼につき従っているのだね。 君は、先代に対しそこまで立派な忠誠心を抱いている。即ち……スミス氏もまた、そんな君を納得させる程度には、ボスに対しての忠誠心は申し分ないものとみて良いのかな?
[露骨な挑発だとは感じていた。だが、得体のしれない相手である以上、真正面から切り込む以外の道は全てただ迂遠であるだけに思えた。 不器用な男である。投げかけた笑みには、自嘲の色も含まれていたかもしれない]
(252) 2010/03/18(Thu) 00時半頃
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[正直、面倒だ、と思った。 多少を息が荒くなりりつつも、なんとか相手を壁へと突き飛ばし。 狙いが分からず、それが余計に疲れた。]
くせぇ……。
[葉巻のにおいに顔を背けて。 勧められても睨むだけでそれを拒否した。]
……殴るだけじゃ、タリねぇなー……。 ホントはジジイのが2度とタタねぇぐらいボロボロにしてやりたかったんだけど。
―――――……頂点? アンタ、何がいいてぇんだ?
[相手の眼光に気付き、青い瞳がそれを捉えた。]
(253) 2010/03/18(Thu) 00時半頃
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―『華』の娼館―
[正確には、娼館に併設された雑務用の一室。 仕事に際して相手の自宅を訪れる事はしない。 相手が誰であれ、プライベートを侵すのは控える]
ホワイト殿はご不在ですのね 承知致しました お言伝のみお願い頂ければ いずれまた参ります
[用件とは、今回の薬物流入について、 『華』の被害の分布を知りたい、と言う物。 応対の者に伝言を預け、その場を辞した]
(254) 2010/03/18(Thu) 00時半頃
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なぁに、話は簡単だ。 "本気"で《ZerO》のTOPを目指してみんかね?
[『湖』が既に参加表明をしていた事に対しての揶揄。今日までの彼らの活動に対して、自分達側から見た感想を込めた判断を含めた上での、問いかけ]
まあ俗っぽく言えばだ…コホン。 権力はいいぞ。女を抱くよりも、薬をキメるよりもだ。 誰に憚ることもなく、気を遣うこともなく思うがまま、思うが侭、だ!
[安っぽい煽動の言葉だからか、自分でも下手な事を言ったなと詫びて肩を竦める一人芝居]
儂と組めなどとは言わぬ。儂の金と力を利用せぬか? 頂点に立つ為に全てを賭けて、全てを遣ってみぬかね?
ああ、"全て自分達の手だけでやる"――そんな夢物語はさておこう。 そんな話は実現性のない"もしも話"は酒場のチンピラがするものだ。 ボクシングのチャンピオンを決める大会ではない。残念ながらな。 そもそもスタートラインが違うのだ。よーいどんの段階で。
[いくら対象が正体不明の宝探しとはいえ、背負っている組織の差は大きい。]
(255) 2010/03/18(Thu) 00時半頃
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『――そうですか』
[残念そうに、少年は声を落とした。そして、瞳から迷いの色が消える]
『ありがとうございます。 貴方とはできれば戦いたくなかったのですが――貴方がそのつもりなら…。 ……貴方と敵対することがあれば、僕は躊躇わず貴方を討ちます』
[それは、宣戦布告。流石に何かを感じ取ったのか、淡水色の目を細めて、青年が口を挟んだ]
(256) 2010/03/18(Thu) 00時半頃
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――敵対したら、にしてね。 現状、烏と雪が戦う理由はないよ……。
初っ端から小規模な派閥同士が潰し合っても……あの豚連中を喜ばせるだけだ…。
『……そうですね。すみません。…それから、質問の答えですが。
――僕が忠誠心だけで従う相手を決めているのならば、僕はそもそもどの派閥にも属していないでしょう。 僕がロビンに従うのは、それ以外の理由――…』
[唐突に、言葉が途切れる。それ以上は秘密、と言わんばかりに、青年が少年の唇の前に人差し指を置いていた]
『……です。…これで、いいですか?』
[自嘲めいた笑みに、少年もぎこちなく笑い返した]
(257) 2010/03/18(Thu) 01時頃
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[相手の話を聞いて、イルの顔を見た。 どう答えるべきなのか、その答えを求めて。]
………金と力、ね。 じゃあ、とりあえず武器調達頼もうかなぁ。 それから、ボクらのご飯ね。 お腹すいた、クソジジイの喧嘩に付き合わせられて。
[ボクシンググローブを外してジジイへと投げつけた。]
正々堂々喧嘩するなんてダセェし。 ボクもそこには共感してやるよ、ジジイ。 権力はどーでもいいかな。
ボクは他人が頭下げて平伏してんのが好きだから。 それが権力ならそれでもいいし、力ならそれでもいい。
[欠伸を1つしてから、その場を離れようと歩き出す。]
(258) 2010/03/18(Thu) 01時頃
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これは、手厳しい。 まあ、いいさ。そちらが来るのならば迎え撃つまでだ。もちろん、我々は一切の流血を厭わないよ。 ――来るのならば、の話だ。
[真っ直ぐな瞳は嫌いではなかった。この少年の忠誠心は本物なのだろう。――派閥同士の抗争など、ボスが居たころには一切興味など抱いて無かったが、引き抜いておけば良かったとすら思った。
その後、少年の口から語られた『理由』については、僅かに顔を顰めたが]
行き過ぎた私情は、時に身を滅ぼすと聞いた。 私が言えることでもないが。
[ロビンに向ける視線は相変わらず警戒の色を宿している。 ゆっくりとベンチから立ち上がった]
(259) 2010/03/18(Thu) 01時頃
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[去り様、娼館を僅かに振り返った。表情は帽子に隠れる。 夫の庇護を受けながら、誰にも媚を売る娼婦の長。 そう言う物なのだと理解してはいるが、 あのように振舞う女がいるから、 ブルーノが言うような愚かしい侮蔑もまかり通るものかと]
――……
[一つ呼吸して間を取り戻すと、来た道を引き返す]
(260) 2010/03/18(Thu) 01時頃
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―事務所―
[鉄の扉が閉まってから、再び開くまではどのくらいの時が経ったか。 多分、長くはない。が、短くも、ない。
ガチャン、と留め金をかける音に続いてコツコツと足音。 事務所の1階に現れたのはいつもと同じ表情]
今晩、出かけます。
[そこにいた側近へ声をかけ、次いで地下を指した]
いつものように。
[捨てておけ。 そう言い残し2階の執務室へと階段を上がる。 口の端に、笑みの名残を残して]
(261) 2010/03/18(Thu) 01時頃
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