198 かるらさんのうなじ争奪村
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[教室にて、曹井にまた返しそびれた本を片手にぼけ〜っと天井見てたり。 さっさと帰ろう。そう思っていたら、声が聞こえた>>238 教室から顔を出せば、廊下には]
あー、ゴロ〜。あいつと帰るんじゃなかったんかい。 おじゃまっぽいから遠慮したんだけど?
[辻褄合わない言い訳と知りつつ、 適当に繕っておいてから]
お前今日は家来ンの?今日もお前んとこの親遅いんだろ?
[たまに家に呼んでは晩飯一緒したりする。 母親が、この元気な若造を大変気に入っているからだ。 遠慮されれば無理に引き止めたりはしないけど。
なんとなく不機嫌そうなまま、その日は帰宅した
自分は本当は、誰にも好かれていないんだろうなぁと ずーっと思っていたことを何故かその日、ぼんやり思って*]
(239) 2014/10/03(Fri) 12時頃
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―或る夕暮時―
ん?
[日課の実験を終えて理科室から出てくると やけに不機嫌そうな友>>232を見つける。 珍しいな、とそう思って]
――、
[声をかける前に、ゴローが来て(>>238>>239) 反射的に反対側の廊下の角を曲がる。
親しげに会話している二人。 家に行くとか行かないとか、自分には遠い話。]
図書館、寄って帰るかな。
[小さなひとりごと。]
(240) 2014/10/03(Fri) 12時半頃
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[想えば、友が初めてだった。 変わり者(と当時思っていなかったが)な 僕の話を面白い、って笑って聞いてくれるヤツ。
友はもともと人気者だから、他にも友達がいる。 僕なんていてもいなくても――と思っても、 物好きな彼はよく理科室へ遊びにきた。 嬉しいけど、さびしい。そんな微妙なキモチ。
少し大人びた子は、将来を想う。 いずれ離れる人たち。 仲良くなりすぎるのは、とても怖いんだ。
誰にでも話しかけるし、楽しく笑う。 でも、こころとか家族とか、そういう、なんていうか "暖かいもの"にはとたんに踏み込まなくなる。
だから敏感な子は、僕に常に壁を感じるのだろう**]
(241) 2014/10/03(Fri) 12時半頃
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>>239
ん?さっきのやつか?玲っていうんだ。 そーいえば、クラスきかなかったな。何年だろ?
[友から言われ、そう返した。]
お前んち、俺、お邪魔しすぎじゃね? そうじゃないなら、うれしーんだけど。
[そう遠慮するようなことをいいつつ、 次には盛大に腹がなった。]
いや、これはだな…。
[こいつんちのかーちゃん料理上手いようなぁ、とか考えたせいだ。]
(242) 2014/10/03(Fri) 13時半頃
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>>240>>241 [その時、実はトップが隠れていることは知らない。 トップと友が仲良しなのは、彼もよく知るところだ。 けれど、トップが実は誰にも踏み込んで接していない、ときけば、おどろくだろう。
転校初日に盛大に笑いかけてくれたやつは、もう、十分、彼の領域に侵食をしているのだから。
まぁ、鈍感ともいう。]
(243) 2014/10/03(Fri) 13時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 14時頃
截拳道 カイルは、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 14時頃
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―或る夕暮れ>>237― [―― 甲斐に答えたことを思い出す。]
星はいいよ。 ――夕暮れになると、西の空に大きな星がみえるだろう? あれは、「よいのみょうじょう」っていうんだよ。ふだんは、隠れてるけど、ほんとはちゃんと、あるんだ。
……未知の生物?
[なんだろう、この子は何と戦う気なのだろうか。首をかしげつつも、楽しそうだからまあ、いいかな、と玲は思う。]
遅いんだ、……そっか。いそがしいなら、仕方ない、よね。 ――へっ
[家に? と。びっくりしたような顔をする。]
で、でも、悪いから、……お邪魔かな、って。でも、ありがとう。 た、たまには、声、かけても、…?
[帰る、という前のそんなやりとり。]
(244) 2014/10/03(Fri) 14時頃
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/* トップというとTOPさん思い出して、好きだ。 存在が好きだ。
(-35) 2014/10/03(Fri) 14時頃
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[何となくもったいなくて、 すぐに食べなかったブラックサンダーは、 鍵を閉めた家で、窓から星空を見ながらゆっくり食べた、そんな記憶。]
(245) 2014/10/03(Fri) 14時頃
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[子供の想は些細なものでも深く、深く根付くものだ。
>>232 三垣の態度が変わったのは 件の黄昏の日を境にしてであった。
ごく控えめにどうしたのか、と声をかけても 彼の態度は硬化していくばかりだったであろうか。]
……やっぱりボクが、いけないんだろうな
[しゃがみ込んで赤い首輪の猫を撫でながら 呟いたのはやはり黄昏時であった。 この猫がアーサーといい、西高良という少年が飼い主であると知ったのは少しして、アーサーを探しに来た彼に会ってからだった。]
(246) 2014/10/03(Fri) 14時頃
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[図書館や部室で時間を過ごし、 やはり帰りの遅い黄昏時。
この間はありがとう、と 砂糖のついた青い飴玉を渡した後、 時々、声をかけるようになった―――けれど、あの日のように三垣の姿を見かけると、すぐどこかへ逃げるようにいなくなったりもした。
些細なこと。 積み重なって、 卒業時には、三垣とは疎遠になり、 すっかり拗れてしまったのだった]
(247) 2014/10/03(Fri) 14時頃
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[下僕扱いでもなく、三垣と仲が悪いやつらしいと ささやかにひそやかに囁かれると 居心地も悪くなり 図書館に籠りがちにもなる。 その流れで、松戸とはち合わせることもあった。
お互い、本を読むことの方に 集中していただろうが。 ジャンルもたぶん、違ったから どんな本か、盗み見るような、そんな程度。]
(248) 2014/10/03(Fri) 14時頃
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―もう一つのお話―
あの 下牧くん、いますか?
[消しゴムを届けてもらってから 少し、後のこと。名前が分かればクラスも探しやすい。 昼休みに、A組を訪ねて行った。 女子軍―特に双子の姉のほう―が、今度はなんだ、と色めきたった。 玲は知らなかったが、松戸が下松についてしつこく聞いていた >>210 >>211せいから難儀したが、何とか当事者に辿りつくと]
このあいだは、ありがとう。 ちゃんと、お礼を言えてなかったから。
[ぺこりと、頭を下げた、ある日のこと**]
(249) 2014/10/03(Fri) 14時半頃
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/* ざくざく。 今のうちに代わっておこうかな
(-36) 2014/10/03(Fri) 14時半頃
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―ある日の― [松戸陸はクラスメイトの一人、という認識だった。普段はよく理科室にいるのだということも誰かに聞いた気がする。 なぜ彼が僕らに興味を持ったのかは、僕の知るところではなくて、ただ、姉は彼が僕らに近づくことを嫌っていた。
それは、姉なりに僕を守りたかったのだと思う]
あ、松戸くん……。
[一人でいる時に彼が話しかけてきたことがある。そういうことは何度もあって、何故かその度に姉はそのことを聞きつけて急いで戻ってきていた。 周りの女子が騒げば、僕はどうしたらいいのかわからなくてつい涙目になっていたから、それを女子の一人が知らせていたのだと思う。 今から考えればあれは、僕まで女の子にカウントされていたのだな、とわかる。
僕は、姉だけでなく他の女子にも守られていたのだろう]
(250) 2014/10/03(Fri) 14時半頃
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[普段の姉は普通の女の子だと、思う。僕から見ても気が強い訳ではない。ただ、弟である僕への干渉が過ぎるだけだ。
それは、相賀くんがクラスにやってきた時も同じだ。なんとか姉をなだめて、何事かとクラスにやってた彼のところへとたどり着いた。
消しゴムを届けたお礼。簡潔な理由は少し緊張して相対した僕の心を軽くしたんだ。
それから、首を振って、少しだけ笑えた気がする]
わざわざ、そんなこと、良かったのに。 あのね、ごめんね、うちのお姉ちゃんが、うるさくて。
[クラスから去っていく相賀くんを見送って、僕は少しだけムッとした顔の姉へ首を振った。大丈夫だから、心配しないで。 そう言った言葉に姉はやっぱり不満そうだった]
(251) 2014/10/03(Fri) 14時半頃
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あいつ玲って名前なの。…ふーん。しらねぇや。 俺とは気ぃあいそうにないタイプみたいだし。
[今初めて知ったかの風。 名前なんてこっちから一方的に呼んでただけだけど、自分ン時は嫌そうな顔してたのに。だからそういう物言いになった]
別にいいんでね?だっておかん、俺の嫌いなもんばっか出すんだもん。 お前いてくれたら野菜食べてくれるじゃん。
[結構偏食がち。だから、今は背が低いのか。 そんな調子で、沢山のうち一つ付き合いがなくなった所で日々は何も変わらない]
いいじゃん、来なよ。あ、カケルってやつのかーちゃんのおやつも美味いんだぜー。
[その後、相賀の姿を見ることは極端に減った。 周りが噂するからなんてしらなかった。 この時刺さってしまった小さな棘は、気づかないけれどいつまでもなくならない*]
(252) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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/*
フラグが各所にたっていて、 俺は、やはり今回も、どこともお付き合いできそうにない気がする。
姿はちがえど、ベルさんみたくなりそうだ。
まぁ、大人になってからの絡みだな、うん。
(-37) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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>>244>>247
もちろんだ。 これからもよろしく頼む。
つか、俺んち、おふくろ帰ってくるの遅いし、 俺も一人でドラマばっか観ててもな。一緒にみねぇ?
[ドラマスキーとして玲を誘いつつ、 そのうち幾度かはうちにきたこともあったんじゃなかな。]
(253) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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>>252
[そんな玲と友が、微妙な関係などというのは、最初気付かなかったが、 卒業するころにはさすがに気がついただろう。
しかし、合わないってものもそりゃあるだろうと、とくに口に出すことはなく、両方とつきあってたのは確かだ。 ただ、妙な遠慮のしあい、みたいなことが気になってはいたけれど、これは俺が解決する問題ではない。]
(254) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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[と、思ってはみても]
なぁ、マイフレよ。 お前、なんか、悩んでねえ?
へーきなフリしてさぁ、結構考え込むだろ?
[そんなことをたまに友に話しかけてみたりはしていた。 ただ、それだけであって、それ以上はなにもできはしなかっただろうけれど。]
(255) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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[俺らは、まだまだその頃子供で、 折れたり、偽ったりも、子供なりにしてただろうけれど、
それは、考えてみれば、大人になってのそれりは、
すべてが純粋だったように、思う。]
(256) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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[なんちゃって]
**
(257) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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截拳道 カイルがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(截拳道 カイルは村を出ました)
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[そして、大人になってしまった俺らは、 その頃よりはずうっとずうっと、汚れたもんだ。**]
(258) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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わかっていたけどこのすげぇギャップに今ラーメンふいた。
(-38) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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[三垣くんに連れていかれたのは吹奏楽部の部室だった。 楽器なんてリコーダーかピアニカくらいしか経験がなくて、最初は戸惑ったし、当然ながら姉の猛反対があった。
僕が勝手に入れられた吹奏楽部を続ける気になったのは、少しばかりの姉への反抗心とそこにある音の魅力からだった。 顧問の先生に何をやりたいか聞かれて、三垣くんが木管だったから少しでも離れたくて金管、トランペットを選んだ。
最初はマウスピースをうまく吹けなくて、音もいい音でならなくて、けれど褒められたときは嬉しかった。
学年が上がると、任されるパートも旋律部分か増えてきて、楽器を吹くことが本当に楽しくなった。
姉は少しずつ僕への過干渉をやめていく。 僕の背が姉を追い越したからだ。
後から聞いた話だけれど、姉は僕を妹のように思っていたのだと。 妹が欲しくて、妹なら良かったのにと僕が女の子であるように願った。 僕の声が低くなって、身長も随分と差がついて、その頃にはもう中学生も終わりの頃で。
僕も姉も、少しだけ仲のいい姉弟に変わっていた]
(259) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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/* うわぁめっちゃかっこいい
(-39) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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[卒業式の日のこと。 卒業式の少し前に、引っ越しが決まってて、 でもそれは別に誰にもいうことはなくて。
ある日ゴローに聞かれたこと>>255への答えは 「別に」だった。
その日、相賀にはヒトコトだけ言葉をかけた。 目を合わせたりしないで、すれ違いざまに。 その頃はどうして相賀が図書室に引きこもりになったのか 話しくらいにはきいていたから]
結局お前、一度も俺の名前呼ばなかったよな。
[最初から友達だなんて思っていなかったくせに。 なのに何故か噂では俺が相賀をイジメたような話になってたから 二度と近づかないと決めたんだ]
(260) 2014/10/03(Fri) 15時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 15時半頃
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[引っ越しの話は結局誰にもいうこともなく、 気づいたのは皆中学校入学式以降だ。
壊れないと思っていた日常が変わってしまってから、 多分俺もどこか変わってしまって、でも世間ではそんなこと日常茶飯事以前のことで。
子供は希望と引き換えに常識を得て、 常識という棘は増えていくけど消えずに、大人になっていくんだ*]
(261) 2014/10/03(Fri) 15時半頃
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