104 路地裏の因果律
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ヨーランダはグレッグを占った。
グレッグは人狼のようだ。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サイモンが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、コリーン、タバサ、ヨーランダ、ヴェラ、グレッグ、ヘクターの6名。
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[深夜。
名前は知り合っただろうか──、シーツにくるまる女の寝息を確かめた後、静かに抜け出す。
グレッグの家を回ってみたが、合図をしても顔を覗かせる気配は無い。 舌打ちして、その場所を離れる。]
(*0) 2012/10/20(Sat) 00時半頃
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―翌朝―
[小鳥のさえずりを耳にして目を開く、既に太陽は昇ってきているようで辺りが薄暗い頃から起きて墓地の掃除をするという日課をサボってしまった事に少しの罪悪感と少なからず高揚感も覚えていた]
ごめんなさい、私は悪い子かも知れない
[ぽつりと口内で呟く、誰へともない謝罪の言葉 粗末なベッドは二人で寝るには狭かったけれど、人の温もりを感じながら眠りにつくのは久しぶりで、それでもグレッグとの一夜は初めての事ばかりだった]
腫れ、引いたみたいでよかった
[いまだ眠るグレッグの頬を見てほっとしたように彼の頬に触れる]
(0) 2012/10/20(Sat) 00時半頃
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[金貸しの家の鍵の型を手に入れる算段はついていた。 抜かりないはずだ。 後は、ヴェラが仕事を易く片付けてくれるかどうかだが。
借金の返済期日が近づく中、グレッグが先に“仕事”を焦らないかと危惧しての事だったが。 また、次に捕まえて話をしておけば済むだろうか。
そんな事を考えながら、路地裏を進んでいた時だった。]
(*1) 2012/10/20(Sat) 00時半頃
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[グレッグと閨を共にしたことは夢の様な出来事に思えたけれど、衣服を纏わぬまま毛布をかぶっている状況と腹部に残る疼痛が昨夜の出来事が事実であった事を証明しているかのようだった]
痛かった……
[撫でていたグレッグの頬を軽く抓り非難げに眠るグレッグを見つめて――]
――!
[気が緩んだせいか、力が制御できずに『視て』しまう 彼の血塗られた『行為』を]
……グレッグが、そうだったの……
[まだ眠っている彼がそうだと知ってもなお、恐怖は出来なかった]
ごめん、起きたら、ちゃんと話すから
[そう告げて、ベッドを抜け出して着替えと朝食の準備を整えるのだった**]
(1) 2012/10/20(Sat) 00時半頃
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「…何してやがった?」
[不意に背中にかかった声。 聞き覚えの無い物だと思って振り返る。
そこにあったのは、昼間、路地裏で因縁を付けられたあの目つきの悪い男。 軽くあしらい、その場を離れようとしたが。]
「何してたんだ、てめぇ。」
[繰り返す言葉に、去ろうとしていた脚を止める。 見ると、男の顔に鋭い疑惑に満ちた、だが、下衆な薄汚い笑みが浮かんでいた。
ようやく、気付く。 ただの通りすがりに出くわしたのでは無い。 つけられていたのだと。]
(*2) 2012/10/20(Sat) 00時半頃
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[――脅し。
そんなもの。]
…くそ……。
[弱みになりそうなものは、片っ端から排除するしかない。 たとえ、それが小さな思い込みでしかなかったとしても。 もう二度と男は、それを許す事も躊躇う事も出来なかった。]
…糞が。畜生…、畜生。
[また、自らの手を汚す気はなかった。 だが、間違えばそこに倒れていたのは自分の方だったかも知れず。
ただ、憤りを吐き捨てるのは。 ヘマをした。俺が、また殺ることになるとは。]
(*3) 2012/10/20(Sat) 00時半頃
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くそったれ――。
[倒れて動かなくなった相手をその場に置いたまま、男は足早にその場を離れた。]
(*4) 2012/10/20(Sat) 00時半頃
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― 路地裏の一室 ―
[まだ夜も深い頃。 男は、静かにドアを開け部屋に戻る。
情事の後が残るベッドの上には、おそらくまだ白い身体がシーツにくるまり横たわっている。 薄い闇の中、服を脱ぎ捨て洗面台に向かい暫く無心に腕の汚れを洗い流した。
そして、ベッドに戻ると身体を横たえ目を閉じる。 長い間、その拳はきつく握られていたが。 やがて朝が近づくにつれ、漏れ始めた寝息と共に緩んでいった。**]
(2) 2012/10/20(Sat) 01時頃
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― 翌朝・ヨーランダ宅 ―
[眠ってはいても、深く眠る事は出来ない。 半分意識は起きていて、ヨーランダが何事か話している声が朧げに聞こえていた。 とは言え、やはり半分は眠りに引き摺られ、はっきりとは聞こえていない。
頬に触れる手の温もりに意識は徐々に覚醒へと向かい。 軽く抓られたら更に意識は浮上していく。]
―――…っ、
[グレッグがそうだったの、確かにそう聞こえた。 声をあげそうになるのをぐっと堪え、眠りから覚めた事を悟られないようにじっと身体を横たえたまま。]
(3) 2012/10/20(Sat) 21時頃
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[知られた、自分が何者なのか。 殺す、皆に知られる前に。
でもこの手で抱いた女に情は移り。 決意は鈍る。
朝食の準備をしているヨーランダを横目に、のそりと身体を起こし。 脱ぎ捨てた服を手に取り着替え始めた。 ポケットにはナイフが一つ。 これで彼女を刺せば全ては昨日のまま。 小料理屋で働くただの男に戻れるのに。]
……おはよう。
[ナイフを握る事も出来ずに、彼女へと声を掛けた。]
(4) 2012/10/20(Sat) 21時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/10/20(Sat) 21時頃
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――翌朝・ヘクターの部屋――
[昨晩、情欲に誘われながら、コリーンと、そう名乗った。 同じく名前を聞いただろう。 名も知らぬまま口接けを交わし身体に手を這わすなど 今までにない刺激的なことだった。 目の細い歌い手はよく男に口説かれる。 だけれど親友に立てた操のようなものを感じてか 行きずりで深い関係になることは滅多のなかったのに。]
……
[朝。男の寝顔を眺めながら、くすりと笑って]
性格の悪い女よ、私。
[素肌に纏ったシーツを落とすと、衣服に着替え、 薄暗い部屋の窓を開ける。 大して陽は差し込まなかったかもしれないが 静謐な朝の空気が漂ってきた。]
(5) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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[おはようと聞こえるとグレッグを振り返り少しだけ目を伏せる]
あ……おはよう 良く眠れた?
[簡単に炙ったベーコンと切り分けたバゲットをテーブルに置いて、紅茶を淹れて席につく]
グレッグ、食べながらでいいから聞いて欲しい 私は、あなたに謝らないといけない
……『視て』しまったの、ごめんなさい
[悲しげに眼を閉じて、グレッグが何をしてきたのか、その断片を覗いてしまった事に頭を下げる]
(6) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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―― 朝 ―― [仕事は得た。 この報酬があればしばらくは金に困ることもないだろう。
コリーンとたわいない話を交わせば、ほどなく寝床への道をたどった。 路地がうすぐらいのはいつものことで、時折、さしまねくような声が聞こえるのもいつもの、こと。]
ぐっ。はぁっ、はぁっ。
[悪夢がこの身をさいなむのもまた、いつもの、ことだった。*]
(7) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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/* からだの調子がおかしいのー 変な時間に寝て変な時間に起きたからか からだの調子がー♪
(-0) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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/* ごめんね、これ村編成間違えたよね。 狼視点でも共鳴視点でも全編成確定してるよね。 ヨーラとヴェラ視点ではまだ狼候補としては コリーンとタバサが残ってると思うんだけどね。 ただヘクターが>>2めっちゃ殺害後ロールしてるから 分かる人はわかるかもねw
(-1) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/10/20(Sat) 21時半頃
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/* ヴェラぁぁぁぁぁ リアル大事にィィィッ!
はぁはぁ タバサは0時前後かな、来るのは。 もう寝てるな、私、たぶん。
(-2) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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…どうして謝るんだ、そこは俺を責めるとこじゃねぇの。
[用意された食事からはいい匂いが漂っているが。 とてもではないが食欲なんて沸く余地はない。
ヨーランダの言葉で蘇るのは血に塗れた己の手の色。 人を殺した、何人も。 望んでの事ではなかった。 病気の母を助ける為に、借金に借金を重ね。 膨大に膨れ上がったソレを返す事は難しく。 自殺すら考えた頃に金貸しの男が囁いた。
”路地裏にはゴミのような人間がいる、殺せばその分だけ金額を減らしてやろう”
跳ね除けるなんて事出来なかった。 もうそれに縋るしか自分が生き残る道はなかったから。 だから殺すと覚悟して、この手を血で染めたのに。]
どうすんの、俺を通報するか?
(8) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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/* むしろ寝てないと問題だな。 タバサとエンカウントする=私のリアルが不健康 でも昼寝しちゃったから眠れない予感が!
タバサの未来の因果絶望ですけど 共鳴でどうやって絶望に追い詰めればいいかわかりません。 私そういうSっ気ないのwww 仲良くして失う絶望ルートにするにしても まだ一言も喋ってないという事実。 果たしてタバサと喋れるんだろうか。
(-3) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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/* あとあと、考えてたんだけど 私の因果律ね、未来の静寂ね。 ノーマルに静寂に行くなら、死亡して静寂の世界か 生き残って静寂の世界なんだけど、ね 絶望ルートで行くなら
鼓 膜 破 り た い
音聞こえなくなりたい!! なりたいなぁぁぁぁそういう素振りしないとなぁぁぁ
(-4) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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通報?なぜ? 私は殺人鬼を見つけてもその先の事は考えてないと言ったはず だから、そんな事も考えてない
[紅茶の入ったカップで両手を温めながら、一口啜り]
それより、グレッグこそどうするの? 私は、あなたのした事を知ったのに生かしておくの?
(9) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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[さぁっ、と風が吹いた。 女の銀糸を揺らして部屋の中に寒気を運ぶ。
ぴくん、と耳の端が震えた。
寒くなると、妙な感覚がする。 それは歳を重ねるごとに感覚が増して 毎年のように、小さな恐怖を覚えている。
音が、消える。]
(10) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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[眠る鼻先にかすめる、微かに冷えた空気の流れ。 目を開く。 ベッドに半分埋めるようにしていた顔を上げると、開いた窓の前に立つ女の姿が見えた。
コリーン。 昨夜、聞いた名前が過る。
無言のまま身体を起こし、裸の身体に半分かかっていたシーツを退けると両脚を床に下す。]
…起きてたのか。
[コリーンに向けて投げた声は、ややかすれ。 深く長い息を吐きながら、しょぼつく目を擦り額を抑える。 浅かった眠りからの目覚めは気怠い。 立ち上がり、床に落ちていたズボンを拾うと身に着けた。]
(11) 2012/10/20(Sat) 21時半頃
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……あら
[低く掠れた声、それでも耳に届いた事に安心し 振り返ると淡く微笑んだ]
おはよう。 よく眠れた?
[気怠そうな彼に問いかけ、半身裸の姿に情事を思い出してか少し気恥ずかしそうに視線を逸らす。 引き締まった筋肉。男なのだな、と改めて思わされた。]
飲み物でも淹れましょうか? コーヒーはある?
(12) 2012/10/20(Sat) 22時頃
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何故って俺は殺しを止める気はないからだよ。
[過去の所業を見たはずなのに、変わらない様子に覚悟は更に鈍っていく。 ポケットの上からナイフを撫でるが、それを手に取れない。]
……殺してほしいの?
[生かしてはおけない。 通報しないなんて言葉を信用してはいけない。 それを信用したとしても、どこかで誰かに漏らす可能性だってある。 危険因子は確実に消していくべきで。]
俺は、殺したくないよ。
[ぽつりと呟くと、溜息をついた。]
(13) 2012/10/20(Sat) 22時頃
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[ふと、窓の前に立つコリーンの横顔に何か過るのを見た気がしたが。 しょぼつく目を瞬かせただけで、それ以上気に留めなかった。 眠れたか、という問いかけには嘘をつく事もなく、ただ首を横に振り。 その後ろに歩み寄る。]
いや…ねぇな。 あるのは、水と…、まぁ、水か。 飲み物と言や。
[軽口を叩きながら、銀色の髪に鼻先で触れる。 一晩を過ぎてもまだ、甘い香りは微かに残っていた。]
(14) 2012/10/20(Sat) 22時頃
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……水しかないの?
[きょとんとしていたが、歩み寄ってきた男に軽く笑って]
男の人の一人暮らしってそういうものなのかしら。 貴方の場合は特に物がないのかもしれないわね。
[ぐるりと部屋を見回した後、視線を戻す]
大丈夫?
[眠れなかった様子のヘクターに問いつつも 鼻先が髪に掛かればくすぐったそうにした。 そっと振り向くと、背伸びをして淡く唇にキスを。]
(15) 2012/10/20(Sat) 22時頃
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