285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう
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[ >>0:526 待っているように言われ、 モップを持って奥へ消えていく姿を見送った後、 戻ってきたソフィーさんが持っていたものに 目を輝かせました。
甘い香りがするふわふわのパンケーキ。 それに添えられた黒い糖蜜は、 見るからにとても美味しそうでした ]
これ、いいんですか! ありがとうございます、ソフィーさん!
[ 突き出されたお皿を丁寧に受け取り、 別のお客さんの元へ行ってしまう彼女の背に 私は全力でお礼を言いました。
彼女の心遣いがとても嬉しいから、 私はこうやってまた元気を取り戻せるのです ]
(9) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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[ >>0:557 そして近くにいるレンくんが タオルで水を拭っているのを見ていましたが、]
……え?
[ 彼が眼鏡をはずした一瞬だけ、 何故でしょう、女性のように見えました。 眼鏡を掛ければ、また元通りになりましたが。
しかし、顔がいい人は中性的に見えると どこかで聞いたことがあります。 きっとそれのせいでしょう、と結論付け、 大丈夫という彼に安堵します ]
(10) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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ふふ、レンくんから若いと言われると 何だか変な感じですね。
……でも、ありがとうございます。
[ >>0:558 それでも励ましてくれているのだと ちゃんと分かりましたから、 私は嬉しくてそう告げるのです ]
(11) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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[ 裏の街は良くないところだと 表の街の人は言いますが、 私はそうは思いませんでした。
だってワクラバさんに会えましたし、 ソフィーさんやレンくん、 エルゴットさんやザーゴさんのように 優しい人たちがいますから。
────私は裏の街に住む人も好きなのです ]
(12) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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[ 糖蜜をかけたパンケーキは 口の中で甘く広がり、 ふんわりとした食感がして、 頬が落ちるように美味でした。
幸せが味になるなら こんな味に違いありません。
そう思っていた時、私は見てしまいました。
ソフィーさんが、お客さんのウサギさんに 抱きしめられているところを!>>5]
(13) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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[ 大人しく抱きすくめられているソフィーさん。 もしかしてあの方は恋人なのでしょうか!
パンケーキを食べながらも、 ドキドキしながらチラチラと 事の成り行きを見守ります。
これは、お祝いが必要でしょうか。 いや、気が早いでしょうか。
パンケーキを食べながら その光景にニコニコとしていた私は、 気付いていませんでした。
彼がソフィーさんに何と言っていたのかを ]
(14) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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[ 異変に気付いたのはその直後。
見守っていたソフィーさんの背中に、 何かが突き立っていました。 私は表情を失って、固まりました。 騒がしかった店内が静まり返ります。
しかし、すぐにその場は悲鳴に包まれました。 我先にとお客さんは逃げ出します。
でも、私は血濡れた彼女から目が離せませんでした ]
(15) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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ソフィーさん!!
[ 私は倒れている彼女に近づこうとしました。
でも、そのとき、 彼女を刺したその人の目が、私に向きます。 ぴょんと地を蹴ったその足が、 私の元へ届いたのは、一瞬でした ]
(16) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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「そんなにこの人が大事かい? なら、君も一緒に連れて行ってあげるよ」
(17) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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[ 腹部に感じる冷たい感触。 けれど、それは一瞬のことで、 次の瞬間には痛みと熱が襲い掛かりました。
私を刺したその人は穏やかに笑った後、 得物を引き抜いて、群衆へと跳びます。
悲鳴をあげそうになるのを堪えながら、 激しい痛みに涙が零れ落ちました。 ですが、彼女を助けなければなりません。 それが私の役目なのですから。
倒れている彼女までの距離が とてつもなく遠く感じました。 それでも私は這って、近づこうとして、 ────あと少しのところで、力尽きました ]
(18) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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[ せめて、私の“血”を 彼女にあげることができれば─────
そう思いますが、 もう身体のどこも動かせませんでした ]
ごめん、なさい……ソフィー、さん……。
[ 優しくしてくれた貴女を助けたかった、のに。
霞む視界に映るソフィーさん、 そして、レンくんやザーゴさん、 お店に来ていた方々の無事を祈るしか もう私にはできません。
瞼は眠るように閉じられ、私は意識を失いました ]*
(19) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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/*
待ってもう発言pt半分しかないわ。ファー
(-3) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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/*
一人で飴食べるわけにもいかないので、ペース配分考えないといけないな…。
(-4) 2018/10/08(Mon) 14時頃
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[ 物心ついたときから母親はいませんでした。 私にいたのは、パパだけです。
母親のことをパパに尋ねたことはありましたが、 パパは何も教えてくれませんでした。 どうして家にいないのかも、 どんな人だったのかも、名前すら、何も。
けれど、母親のことを尋ねると パパは機嫌が悪くなるので、 いつしか尋ねることをやめてしまいました。
そして、パパには持病がありました。 放っておくと命に係わる病気です。 けれど、その病気を治す薬は開発中でした。
そして幼いころの私は、自分の役目が何か教えられました。
“病気で苦しんでいる人々を救うこと” 私の遺伝子があればそれができると、パパは言いました ]
(27) 2018/10/08(Mon) 15時半頃
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[ 私は喜んで役目に従いました。 だってたくさんの人を助けられるし、 パパの病気も治せるかもしれません。
だから、血が欲しいと言われれば、私はそれを差し出しました。 検査を受けるように言われれば 硝子の森と呼ばれる建物へ付いていきました。
気分が悪くなることもありましたが、 人のためになるならと、断ることはありませんでした 。
研究が進み、私から採った血を使った薬が、 人の病気に効いたと知ったのは、それから何年も経った後でした。
その時の事は、よく覚えています。 私が人のためになったのだと知って、 誰かを救えたのだと知って、それはそれは、感銘を受けました。
これからももっと多くの人を助けられればいいと、 注射針の跡だらけの腕を撫でながら思いました ]
(28) 2018/10/08(Mon) 15時半頃
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[ ──────ですが。
“多くの人を救いたい”“パパの病気を治したい” 二つの願いは両立しないことを知りました。
三年前。 パパの病気を治す薬の作り方が分かりました。 ただしそれに必要な材料に、耳を疑いました。
必要なのは、私の心臓、でした。
パパは、笑っていました。 私は、言葉を失っていました。
私は、死にたくはありませんでした。 殺さないよね?と尋ねた気がします。 でも、パパは、違うようでした。>>0:332
殴り掛かられ、首を絞められて、]
(29) 2018/10/08(Mon) 16時頃
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[ それからのことは、あまり覚えていません。 気付いたときには、私は服も髪もぐちゃぐちゃで、 パパは階段の下に倒れていました。
私が、突き落としました。 頭から血を流すパパは、もう動きませんでした。
────嗚呼、でもこれで良かったのでしょう。
>>0:333 私はそう思って、笑って、そして泣きました。 何が悲しいのかも、よく分からないまま。
暫くして、私は彼に電話をしました。 パパから聞いたことがあったのです。 「なんでも屋」の存在を。
そして電話が繋がった先の彼に、私は依頼しました。 「人を殺してしまったので、事故死に偽装して欲しい。 報酬はできる限りのものを用意する」と ]*
(32) 2018/10/08(Mon) 16時頃
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[ ────目が覚めた時、私は床で寝ていました。
また、ザーゴさんに叱られると 寝ぼけた頭で思いましたが、 覚醒するにつれて思い出しました。 先ほど何があったかを。
私は慌てて辺りを見回しました。 騒がしかった店内に、 先ほどの私を刺したウサギも 逃げ惑うお客さんもいません。
ですが、それ以外の影は、 はたしてその場にあったでしょうか ]*
(35) 2018/10/08(Mon) 16時頃
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/*
レンくん;;;;;;;; つらい;;;;;;;;;;;
(-9) 2018/10/08(Mon) 16時頃
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オーレリアは、レンくんに感謝してパンケーキをおすそわけした。
2018/10/08(Mon) 16時頃
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/*
レンくんは飴ありがとう!
飴一個で300ptか。200ptかと思ってた。 なら一個でも貰えたら結構いけるな!多分!
当初の目標を忘れるな……(ロルを増えるわかめにしない
(-11) 2018/10/08(Mon) 16時頃
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/*
ワクラバさんからも飴もらってる! ありがたやありがたや。
ワクラバさんのはもうできてるから、後で落とそう。
(-13) 2018/10/08(Mon) 17時頃
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[ >>56 倒れていたソフィーさんが、 いつものように軽快な動きで跳び起きました。 私はその突然の動きに驚きましたが、 彼女が元気な様子だったので、安心しました ]
ソフィーさん、大丈……
[ >>57 夫、と。 掛けようとした声は、怒声に掻き消されました。 怒りで興奮した様子の彼女に、 私は目を瞬くしかありません。
唖然として見守っていると、その姿は あっという間に見えなくなってしまいました ]
(84) 2018/10/08(Mon) 19時半頃
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[ 刺されたはずのソフィーさんが 何故あんなに元気なのか。 疑問はありましたが、 彼女が元気なのでよしとしましょう。
……そういえば、私の怪我も消えているようです。
そして消えているのは人や傷だけではなく、 血だまりの跡もありません。 まるで、初めから何もなかったかのように。
その時、聞こえてきた声に 私は振り向きました。>>70
……死ぬ? まさか。では、今の私は、何? ]
(85) 2018/10/08(Mon) 19時半頃
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……ザーゴさん。 私、ちょっと外に出てきますね。
[ さっきの出来事は、夢だったのでしょうか。 それにしては、はっきりと覚えているのです。 刃が身体を刺し貫く感触も、その痛みも。
訳が分からずに、 先ほど座っていた場所に置いていた鞄を持って、 私は店の外へふらふらと歩き出しました。
……ソフィーさんが作ってくれた パンケーキも、なくなっていました ]
(86) 2018/10/08(Mon) 19時半頃
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誰も、いない……。
[ いつもは多くの人と喧噪に溢れているのに、 店の外は静かで、誰もいません。 まるで世界に取り残されたようです。
先ほどまでは明るかった空の色も、 夕暮れ時のような、いえ、 それよりももっと不気味な色をしていました ]
(87) 2018/10/08(Mon) 19時半頃
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[ 持っていた携帯電話を取り出します。 映し出されている時間は、 10月10日午前10時10分10秒。
────で、止まっていました。
もしかして、あちらが夢ではなく、 今の私が夢なのでしょうか。 もしくは、これが走馬燈……?
確信は得られぬまま、私は人無き街を歩きます ]
(88) 2018/10/08(Mon) 19時半頃
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[ 人の足音を聞いたのは、 それからしばらく経った後。 廃棄横丁に差し掛かった時だったでしょうか ]
ティエークちゃん……?
[ 白い帽子をかぶった小柄な背が、 一生懸命駆ける姿を見かけました。>>55
彼女には依然、 迷い込んだ先で見付けた図書館で 出会ったことがありました。
……その時は帰り道が分からず、 案内をお願いしたことがあったかもしれません。
どうしたのだろうかと、呼びかけましたが、 彼女が止まらなければ、そのまま見送るでしょう ]*
(89) 2018/10/08(Mon) 20時頃
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― 記録のその先・2 ―
お元気なら良かったです!
私は表の街から来ました。 そうそう、この間政府庁舎にある 庭園にいったら凄く綺麗な花があって……
[ >>0:590 その人に会いに行くようになったのは、 今から三年ほど前からでした。 毎日会っているわけではありませんでしたが、 裏の街に行くときは姿がないか捜していました ]
(90) 2018/10/08(Mon) 20時頃
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[ >>0:591 交わされる挨拶も話も、毎回同じ。 忘れられているのだと分かっていも、 私は気にすることなく、飽きることもなく、 蕪の頭を眺めては、笑いかけるのです。
けれど、その問いがいつもと異なった日、 私はいつものように笑えませんでした ]
はい……この間振りです。ワクラバさん。
[ >>0:592 忘れられていなかった。 そのことが嬉しくて、少しだけ涙ぐみました。
未だに名前を憶えられていなくても、 行く先を覚えられていなくても、 会ったことを覚えてもらえるだけで良かった ]
(91) 2018/10/08(Mon) 20時頃
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[ いつか話してみましょうか。 私もワクラバさんと同じで、 植物の遺伝子を持ってるんだって。
その時のことを想像したら なんだかとても、楽しい気がしました ]*
(92) 2018/10/08(Mon) 20時頃
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