3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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―南棟・西階段―
あ、お手数おかけしてすみません…
[>>1:839 駆けつけたバーナバスの姿に、ぺこり頭を下げて。 キャンディに微笑みながらの階段の途中。 ようやく落ち着きを取り戻したサイモンが、また何かに怯えだした。
ついで感じる。
足元のゆらぐ錯覚、何物かが心を侵してゆくような]
……あ、
[濃密な闇、サイモンが何かを呟き続けている。痛みはどこか心地いい。]
――用務員室へ、行けば、いいの…?
[傍らの人にそう、問いかけて、視界に映る世界を確かめる。]
(14) 2010/02/27(Sat) 00時半頃
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手の鳴る 方
ど こ?
(*3) 2010/02/27(Sat) 00時半頃
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っ、どうかなさったんですか?
[突然くず折れかけたバーナバスに慌てて手を伸ばした。 不自然な沈黙、何かの気配。
>>29 促されるままに前を行く、やはり感じる気配。 結い上げた髪の無防備な首筋にその視線はあっただろうか。
気付かぬままに、一度振り返る。]
あの、大丈夫…ですか?
(35) 2010/02/27(Sat) 01時頃
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とてもきれい 光で変わるの
しろとくろ
(*9) 2010/02/27(Sat) 01時頃
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今、なにか仰っていませんでしたか?
[>>38 そのどこか不審な様子に首が捻られれば、青白い脈はぷくり、浮き上がる]
…渇く、そうですね。 お湯を借りられれば何かお淹れしますけ… あ、え? サイモン君、待って!一人になっちゃ駄目、危な…
[伸ばした手は届かない、足が遅れたのは一瞬、 目の前に浮き上がってきた、赤黒いなにかのせい]
……っ、 や…
[悲鳴は吸い込む息に呑まれた、竦んだ足をどうにか動かせば、 彼の行方はもう見えなかったけれど。
傍らの人に一度視線をやって、背を向けた]
(50) 2010/02/27(Sat) 01時半頃
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つれてゆくの は ど こ に なんて
しってる よ ね ?
(*19) 2010/02/27(Sat) 01時半頃
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だいじょう ぶ み んな いっしょに
つ れて いって あげれ ば
――……寂しくはないから
(*25) 2010/02/27(Sat) 01時半頃
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かわい そ う な
あ の こ も
(*26) 2010/02/27(Sat) 01時半頃
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―南棟用務員室付近―
サイモン君、サイモン君、どこ?
[声を上げて、呼んでみても誰かに届く気配は、ない。 足元がぐにゃり、ひどく揺らいだ気がして、気がつけば階段を降っていた]
…用務員室、っていうのは聞いてたはずだから。 あ、保健室も好きよね、サイモン君。
[とりあえず保健室を目指して階段を降れば、 まずは>>52問題児君の姿が目に入っただろうか]
(62) 2010/02/27(Sat) 02時頃
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こい に やぶれた こ
かわいそ う
うらぎられる な ら
夢なん て いらな い のに ね
(*30) 2010/02/27(Sat) 02時頃
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―南棟靴箱前―
ドナルド君…
[女は闇をかき分けるように、 どこかふわりとした足取りで階段から降りる]
あ、もう!堂々と煙草なんて吸って、だめでしょう? あんまり堂々としすぎてて気付かなかったわ…
[場違いな程日常的なお説教を漏らせば、瞳を歪めて苦笑して]
なんて、そんな場合じゃない わね。 サイモン君、こっちにこなかった?
あの子やっぱり、ピッパさんのこと、相当堪えてるみたいで… こんなときに なんだけど、でもどう慰めていいのか… 失った恋の痛手、か……。 [ため息と共に、思わずそんな言葉が漏れた]
(70) 2010/02/27(Sat) 02時頃
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とてもきれい
夢も恋も
ねえ
(*33) 2010/02/27(Sat) 02時半頃
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ほ し い の ?
(*34) 2010/02/27(Sat) 02時半頃
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―南棟東靴箱前―
……私、煙草吸う人って、寂しがりなのかしらって思うのよね。 だって口寂しいんでしょう?
[火を消す気配の微塵もない彼へ浮かべた笑みは猫のよう]
――ドナルド君に恋の痛手の解決方法を聞いても、無駄だったかしら。
でも、心の傷はそうね。
[それ以上は沈黙した。 担任として知っていること知らないこと、 見つめられた隻眼はあまり居心地よくはないだろうか]
……念のため、保健室は見ておこうかしら。
[ありがとう、と一言告げて保健室の扉に手をかけた]
(82) 2010/02/27(Sat) 02時半頃
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―保健室前―
煙草は嫌いって言ったでしょう?
[声が届けば、保健室の扉をがたがたと揺らしながら、 なんでもないことのように真顔で冗談を返す。
>>85ドナルドがセシルの姿を見つけるとの同時くらいに、>>862人の姿に気付くだろうか]
ドナルド君、そっちお願い。 ジェレミー君、ピッパさん…大丈夫?
[駆け寄って可能ならば彼女を保健室に押し込めて、 そこにはサイモンがいないことを知るだろう]
(90) 2010/02/27(Sat) 03時頃
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いいこ た ち
なかよく ね ?
(*41) 2010/02/27(Sat) 03時頃
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/* なんだか周りでいろいろ起こってます。
無茶振り楽しそう、く。
(-54) 2010/02/27(Sat) 03時頃
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―保健室・周辺―
スティーブン先生、いえ、私は大丈夫ですけれど サイモン君がまた…
[>>97 スティーブンの姿には同じく安堵を漏らす。 報告途中、訪れる異変に慌てながらもその言葉に甘えて様子のおかしい―少なくとも自分は視界にすら入っていないように見えた―セシルのことを託した。]
…随分、ぐったりしているみたいだけど。 ジェレミー君、大丈夫?
[>>120 彼女と何かあったの? 尋ねようとして、 まだ濡れたような彼の唇に気付いてやめた。
保健室はあまり異変が進んでいないようだった。 ゲイル先生が差し木で増やした鉢植え「伝説の木2号君」が、室内で異彩を放ってる。そういえばあの木には神木だの守り樹だのという別名があったことを思い出す。]
ピッパさんを…そうね、一人じゃ危ないものね。
[彼の願いと続いたその名に、少し複雑な胸中を隠して保健室を出た]
(135) 2010/02/27(Sat) 09時半頃
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ほ しい の ?
(*44) 2010/02/27(Sat) 10時頃
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ほし い の ね? わるい こ
(*46) 2010/02/27(Sat) 10時頃
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―職員室―
――あの、セシル君の感じ…そういえば。似てる。
[サイモンが逃げて行った時傍らの人に感じたなにかを思い出す。視界に入りながら見えてない、見つめる先はただ一点だったような、そんな。]
[人の気配、職員室の扉を開ける。 まだ同様の気配は残るか、幾人かの生徒たちの姿にほっとしたものの]
ディーン君……
[傍らにはまだラルフがいただろうか、ソファーにもたれるディーンの姿はいつものかっちりとした彼の様子からは程遠い。 シャツの襟元が鮮やかな赤に染まっているのを見れば、胸が締め付けられた。]
怪我…なにかあったのね? もう、危ないことしちゃ、駄目じゃない…。
[咎める響きはそこになく、ただ何かを堪えるように唇を引き結んだ。]
(151) 2010/02/27(Sat) 10時頃
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胸が締め付けられて、心地いい。 いたみはゆるやかに、昂揚へ変わっていく。
かわいそう。
そう思えば、唇は微笑む。
(-81) 2010/02/27(Sat) 10時半頃
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それって、まるで。 セシル君が吸血鬼になったみたいじゃない…
[説明された状況を率直に解釈して、眉を顰める。 何かを理解しえぬと行ったようなディーンの口ぶり、 それはもちろん状況的な意味では当然だろうけれど]
……他にも何か、あった?
[問いかけながら、思い出す。あの時に拾ったビー玉袋守り。 上着のポケットに手を入れればそこに、ある]
(166) 2010/02/27(Sat) 10時半頃
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くるしい の? ねえ
(*53) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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だったら あげたのに……
[――…鈍い青から流れでてゆく、命の感触を覚えている]
(*55) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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――まるで?
[ちょうどその、淡い桜色の袋を返さなければ、と取り出したところだろうか。 見開かれた彼の濃紫の視線。何かの気配]
え? なに ……?
[振り返ってはいけない気がして、一歩二歩と崩れるように前へでれば
がたん、
低い机にぶつかった、かしゃん、と灰皿が落ちる。 その物音は窓の向こうを眺めるオスカーにも届いただろうか。]
(186) 2010/02/27(Sat) 11時半頃
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あげるのに だいじょうぶ
きっと みんな
わけてくれるよ?
(*59) 2010/02/27(Sat) 11時半頃
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[落下音は重く響いた、たまらず肩越しに振り返れば、 天井から断続してゆるく流れ落ちる、粘性の何か]
……え、や、なに、これ?
[ソファーの肘掛に手をついた、そのままへたり、座り込む。 広がるそれからはじりじり距離を取って、瞳の色を濃くして2人を見た。そんな問いに答えられるとは思わなかったけれど]
(196) 2010/02/27(Sat) 11時半頃
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/* お守り返してからぴっぱのとこに行こうと思ってたけど。
えーあれかこれは!スライム的な?!
頭からかぶってたら、えろいことになった……
(-92) 2010/02/27(Sat) 11時半頃
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危ない?
[警告の言葉には意識が我に返る。 窓辺をみれば萎れる鉢植え、酸のようなものかと思ったけれど、明らかに違う]
出ましょう。 オスカー君も、ディーン君に手を貸してあげて。
[どうにか手を付き立ち上がれば、ディーンが身を起こすのに手を貸して。ラルフがそこにいれば、扉を開けて、と促す。]
(203) 2010/02/27(Sat) 12時頃
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