25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 15時半頃
|
―胡蝶の夢―
[己が魂と常世を繋ぐ糸が絶たれる前。 夢現に、胸元に宛てられる刃物の感覚を得た。]
『嗚呼、なんや、殺してくれはるなら 謂うてくださればえかったのに…… 本郷様に頼まれた鷺草を、作れないやないですか』
[現で既に音にならぬ声。 笑いを堪えるように震えたのは、常によに肩だったか。 もはや、蝶の翅(魂)だったか。]
(+19) 2010/08/08(Sun) 16時頃
|
|
[かけられる言葉に、沈黙。 蝶の翅に絡む新たな細い糸は、まるで手妻の種のように。
死ねば、唯の蝶になれると思っていた。 けれど、所詮、胡蝶の夢 ――……夢の中を花であったと覚えながら、蝶は飛ぶ。
細い糸の先は、主の傍らに咲く双花の片割れに。]
『わすれへんですよ。朧様。 きっと、片割れの花も……』
[もとは果たして何色だったか。 紅に染まった花の隣、白の花から蝶は糸を引く。]
(+20) 2010/08/08(Sun) 16時頃
|
|
鵠……―――
[その糸を渡すべき片割れの名を呼んで、蝶は青い空を翔る。 生きる時の夢では、届かなかった手を翅にかえて
――共に飛ぼうと。
姿を見つけし鍵は、りん――と鳴る鈴の音。]
(+21) 2010/08/08(Sun) 16時頃
|
|
―そして夢から醒めた狭間の場所で―
[りん――鈴の音に誘われるよう。]
[夢から目覚めるに似た、薄ぼんやりとした意識。 頭を掻く――その仕草に、今自分は蝶でなく、人の形と識る。
狭間を彷徨う3人にも、その姿は、初めは霞のように朧げに。 しかし、次第にはっきりと見えるようになるだろう。]
……何の話、しとん?
[3つの魂は、そろってあるやなしや。 聴こえる声に、問いを向ける。 かんばせに浮かぶ表情は、その場の話題には似合わないか ――生前と変わらずの微笑。]
(+23) 2010/08/08(Sun) 16時半頃
|
|
鵠、さん、ちょっとぶりでえぇんかな。
[花の名で呼ばれれば、 相手の名を呼ぶのに惑ったような違和が生まれる。 ひらひら――何かを誤魔化すように手を振れば、 まるで手妻の種のように糸が煌いた。
――……幻の糸手を、どこか躊躇いながらも 空に伸ばすような手に向けた。]
(+25) 2010/08/08(Sun) 16時半頃
|
|
/* >>+25 幻の糸、絡む手を○
コピペミスっつーか、なんつーか。 今回酷い有様でしたorz
(-17) 2010/08/08(Sun) 17時頃
|
|
そんな顔しぃへんといて。 ひどぅしとなるやろ?
[泣きそうに歪む顔を見て、 褥の言葉を重ねて、揶揄うように紡ぐ。
あの時と同じよう。 言葉とは裏腹に、優しく、けれどしかと絡める手。]
鵠……―――
[朧の花である証、渡した後。 花でない名を呼ばれれば、今は鳥に寄り添う蝶となりて。 敬称なく、惑いなく、呼ぶ名。
―――鳴る音と共に、寄る身をかき抱いた。]
(+27) 2010/08/08(Sun) 17時頃
|
|
嗚呼、胡蝶、胡蝶やで。 鵠と朧様のおかげで、胡蝶に戻れた……―――
[鵠を白以外の何かに染めようとして、 白に染められたのは華月だった。 そして、花主に死を望まれながら死ねなかった花としての業を、 花主として断ち切ってくれたのが朧だった。
――今、抱き寄せる人が強く抱きしめる背の業も 二人が居たから、忘れずに在れる。 華月であり、胡蝶であれる。
白に染められたからこそ、改めて紅に染まることができた。]
(+32) 2010/08/08(Sun) 18時頃
|
|
[抱き寄せた胸元に、涙の気配感じて。 莫迦となじられた言葉の後の行動をとろうとする。
鵠の顔を上げようとして、 ふと乾に抱かれて在るロビンと視線があった。]
哀しいな……―――
[聴こえた言葉に、一言だけ漏らす。
―――悲しいだけでなく、愛(かな)しい。 だから 哀しい。
浮かべる微笑。 眼差しは、ロビンから濡れる紫苑に移って、 小鳥が啄ばむように露を食んだ。]
(+33) 2010/08/08(Sun) 18時頃
|
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 20時頃
|
鵠が鵠やから、双花になれたんやよ。 多分、双花であることが、朧様んとって大事やったんと思うわ。
わての相棒になれるんは、鵠だけやで?
[常世に二つ並んだ花の亡骸。重ねるのは2つの月。 彼岸では瞼を伏せれば、目裏に映る。 そこに、弟弟子の姿を見た気がして、嗚呼と息を漏らした。 悟ること――「また、後で話が出来ればええ」 意識が対岸に強くある人に、密かに想う。]
鵠が鵠であるだけで、えかったんや。
[かなしい――胡蝶が零した音を拾う唇に、 眦に触れた後、掠めるだけの接吻けを贈る。]
(+40) 2010/08/08(Sun) 21時頃
|
|
獣と人だけやない。 獣と獣、人と人……――― 全部、巡り合わせや。
やから、悲しゅうて、愛(かな)しぃんやろな。 歯車ひとつ、ちごたらと、想うから。
[僅かに離した唇と唇の間で、 ロビンに直ぐに謂わなかった裡を語る。 胡蝶の腕も、鵠の背にしかとまわっている。
歯車一つ違ったならと、その可能性を見て悲しいんで。 今、傍に在れることを、愛しむ。
瞼伏せれば、今、目裏に映るのは、耳奥に響くのは 命生きし世の、獣と人の織りなす物語の切片。
―――胸を満たす感情は、哀しい。]
(+41) 2010/08/08(Sun) 21時頃
|
|
[駒鳥の言葉に、瞼を持ち上げる。 向けるは、やはり、生前と変わらぬ微笑。
彼の裡は、親しくあったわけではないから識れぬ。 けれど、放った言の葉に、欠片でも琴線に触れるものがあったなら 獣と人、同じ道をたとえ歩めずとも、悲しいだけではないと。]
[と、揺れる翅に絡まりし細糸。 瞼伏せずとも、浮かぶ情景は、花の主の様。]
(+48) 2010/08/08(Sun) 22時頃
|
|
そういや、刷衛様に刀の礼できへんかったなぁ。
[恨むには遠い言の葉を紡ぐ。 歪な双花――腕の中の片割れが、 先程、憎の念に悩んでいたとは識らず。 全て重ならぬからこそ、高嶺の花になれたのか。 乾の憎に対する言に、心裡で密かに蝶は同意を示す。
刷衛の口から華月の名が出れば、微かに浮かべる苦笑。 抱き寄せたままの鵠は、どんな反応をしていたか。 どのようであっても、抱きとめたまま離さずに。
次に狭間の世界の音を拾えば、苔色は夜光の姿を映す。]
(+50) 2010/08/08(Sun) 22時頃
|
|
[ロビンと乾と、言葉交わすようなら 生前と変わらぬ微笑をだけを挨拶に向けた。
苔色は、狭間の世界と生者の世界を、静かに見詰める。]
(+51) 2010/08/08(Sun) 22時頃
|
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 22時頃
|
[胡蝶は、正確には華月は、 誰かを怨みつらみする感情が希薄だった。 それは、初めが主に共の死を求められ、添えれなかったが故。 怨まれはすれど、怨むことはできない、と。]
わからんくても、えぇんやない?
[りん――鳴る鈴の音。袖引くに気がついて、ポツリと返す。]
感情いうんは、変わるもんでもあるしなぁ。 見て、聴いて、識って、 それでも変わらんかったら怨めばええんよ。
[鵠に返しながら、夜光にも重ねる言の葉。]
わては頭かしこないから、むずかし考えとったら頭壊れるわ。 どんな答えだしても、鵠は鵠や。 多分、わてが鵠好きや謂う気持ちはかわらへん思うしなぁ。
(+64) 2010/08/08(Sun) 23時頃
|
|
[おそらくは、乾がロビンを獣でなく花と見ることに、 どうあっても鵠は鵠と思うのは似ているのかもしれない。 乾の微笑にそのようなものを感じ、胡蝶もまた微笑む。]
人も人を殺す。 わても、朧様に殺されたけど、感謝こそすれ怨む気はおきへん。 ま、人それぞれやろ。想いも事情も。
あんま、考えこんだら、頭莫迦になんで? 考えるより感じろ!……とか謂うてみよか。
[光夜に己が死の原因を告げ、傷むという頭を心配した。]
(+71) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
|
|
……憎めたらええのに、ってのが答えな気ぃもするけどな。 裏返せば、憎みたくないってことやろ。
わては、鵠のそういうとこ、好きやよ。
[そして、好きという言葉に反応した鵠に、 重なるようにまた好きという言葉を向けた。]
なんや、かあいらしいなぁ……――
[紅く染まった頬を突いてみたり。]
(+72) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
|
|
[頬を防御する表情まで、あいらしい と、謂えば照れを越して怒るのだろうか。]
わてには、そう見えるけど、本当はどうか判らんわ。 でも、急がんでもええんよ。 この先どうなっても……共に飛んでくれるんやろ?
[悪戯はやめて、真摯に告げた。]
(+85) 2010/08/09(Mon) 00時頃
|
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 00時頃
|
そやったら、えぇんよ。
[悩む愛しい片割れに、飛ぶが変わらないなら佳いと。 悩むだけ悩んだらいいのだと、少し身を抱き寄せた。
そして離すは、夜光の気持ちを慮ってか。 これ以上、初心で愛らしい様を、他者に晒したくないと思ってか。
紫苑色を見詰め返す、苔色は穏やかだった。]
(+89) 2010/08/09(Mon) 00時半頃
|
|
そんな貌しぃへんといてや。
[離れ穏やかに見詰めた先が見せる表情に、眉尻を下げる。 酷くしとうなる―――何度か謂った言葉は続かない。 その言葉代わりに、互いにかかる糸と糸を絡ますように、指と指を交わらせた。]
―――……朧様の、望みは
[ロビンの表情を見て 「なんや、かあいらしい貌できるやんか」 と、裡で呟いた後、絡めた糸2つが繋がる先に想いを馳せる。]
(+96) 2010/08/09(Mon) 01時頃
|
|
なんや、判った気ぃするわ。 違うかも、しれへんけど……――――
[鵠と情を交わしたくなるのを耐えたのは、 朧の行く末を見守らんとしたため。
彼の人の望み――尋ねられても曖昧に微笑むのみ。 尋ねる頃には、もう、望みの切片、窺うこともできたか。 想うが正しいか、見、聴き、識ろうと、窺う対岸の世界。
――絡めた指にそっと*力を込めた*]
(+97) 2010/08/09(Mon) 01時頃
|
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2010/08/09(Mon) 01時頃
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る