233 逢魔時の喫茶店
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/* 速やかに店主に委任しつつ。
>>2:321 まじか。
まじ、か。
いいの?ほんとに?無理してない? おれは嬉しいんだけど。 嬉しすぎて口の中酸っぱいんだけど。
構って光線に応えてくれているだけで、 実は……っていうことも大有りだし覚悟してただけに。
(-0) 2015/08/07(Fri) 02時頃
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/*おれ宛てじゃないってオチないよね……?
ってメモで聞きたいくらいの気持ち。 いや聞かないけど! さすがに解るわ!
あぁあぁあぁあぁあぁ恥ずかしい この灰の動揺すら恥ずかしい。 もっと自分とフラグに自信を持ちたい
(-1) 2015/08/07(Fri) 02時頃
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− cafe & bar ≪Twilight≫ −
[昼の気怠さを一切感じさせない、 凛とした空気の中。 妖しく、秘めやかな雰囲気を醸し出す淡い照明。
ごく一部の、限られた者だけが足を踏み入れ ひと時の美酒を、特別な時間を過ごすことを赦された場所。]
――…いらっしゃいませ
[別人のように様変わりするのは、店主だけではない。>>*2 バーテンとは別、ウエイターとして誂えた制服に身を包み。
訪れる客へ、恭しく腰を曲げて出迎え、背筋を伸ばす。 視界を覆う前髪は今は緩く後ろに流され 縦横無尽に跳ねるがままにされている後ろ髪と合わせて、 ひとつに束ねられている。]**
(*4) 2015/08/07(Fri) 02時半頃
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/* オールバックのトレイルはきっとかっこいい。 そんな妄想を形にしました的な。>>*4
本当は伊達眼鏡とかかけようかと思ったんだけど それはやりすぎだし、どうせ描写忘れるから脳内で楽しむ
白ログはどう進めよう、かなー ていうかゴドウィンさーん!お元気ですかー! おれはあなたともブローリンさんとも もっとお話、したいと思ってるよおおおぉぉおぉおぉ
(-4) 2015/08/07(Fri) 02時半頃
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/* ていうか本当に? 削除間に合わなかったんです、なんてことない?
違うんだ信じられないのはおれの方なんだ 割と一方的に投げている自覚があったから、その、 大丈夫かなあぁ!って! ヴェスパタインもだけど、周りもね! ゴリ押ししちゃってませんかねえぇぇえぇって!!
ってじたばたしてたらまだ起きてた。だ、大丈夫なの? 早く返したいけど、ここは寝よう。 寝て起きて、落ち着いてから返そう……
(-8) 2015/08/07(Fri) 02時半頃
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−回想−
……? なんであんたが礼を
[言うのか。 土産の代わり、酒を酌み交わす誘いについて。 礼を述べるのはトレイルの方。
戸惑いの他に揺らめきを見せながら、 真摯に向けられる視線に囚われたように。 男の双眸をじっと見つめて。
場所についてはそれで問題ないと了承した。 元々此処か、ファミリアか トレイルの自宅だろうと予想はしていたから。]
(2) 2015/08/07(Fri) 10時半頃
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[その後続いた、あまりに予想外な質問に。 一瞬きょとんと丸くなった瞳が、 意図を察してみるみる大きく開く。]
−−それ、……意味、 分かって言ってんの……?
[グラスの中で氷が融ける音に弾かれたように。 信じがたい気持ちが、そのまま言葉となる。
此処では昼は酒を出さないから、夜に。 そんな単純な提案の可能性も、 この男ならあり得る気がして。
もし、トレイルの懸念がただの杞憂で。 この誘いに−−期待通りの、意味があるなら。]
(3) 2015/08/07(Fri) 11時頃
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夜は客として行ったことないから、 ……わからない
[真意を確認した後は、事実を告げる。 ヴェスパタインの方がどうであれ、 トレイルはもう、 己の願望にはっきり気づいていて。]
場所の変更は受け付けないよ、 て言いたいとこだけど… 気が変わったら、遠慮なく言って
[それでも、躊躇してしまうのは。 いつになく強気で踏み出せないのは、 昨日からずっと脳裏を巡って止まない不安があるから。
拠り所を求めるように僅かに手を伸ばし、 宙を掴む。]**
(4) 2015/08/07(Fri) 11時半頃
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[堅苦しい挨拶は出迎えまで。 久しぶりに新規のお客とあって少々気合いを入れてみたが、 想像以上に尻込みされてしまった。
尤も、彼を待つ受難はここからなのだけど。>>12 それは、あとのお楽しみ。]
そうそう、気楽に楽しんで 服? ……着てるからいいんじゃない?
[服装への不安については、>>+18 店主に続いてけろりと言い放つ。 言葉の意味は、説明せずともおのずと理解できるだろう。]
(*8) 2015/08/07(Fri) 20時頃
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[ひとしきり驚いてもらったところでカウンターとテーブル、 希望の席を尋ねて案内しよう。
二人連れなら少し奥のテーブルの方が落ち着いて過ごせる。 ホレーショーのカクテル捌きがみられるのは、 カウンター席の特典だ。]
ん? ああ。ありがとう
[装いこそキッチリしているが、態度は夜の方が軟化する。 >>+19リツからの褒め言葉は素直に受け取り、 分厚いメニューに面食らう様子にくすりと笑って。]
言えば、大抵のものは出てくるよ うちのシェフも、バーテンも腕は確かだから
[そういえば二人は、追悼会には顔を出していなかったっけ。 ケイの料理を口にするのも、もしかしたら初めてかもしれない。]
(*9) 2015/08/07(Fri) 20時頃
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――…ああ、そうだ
[昼と変わらず喜色満面のエフと、>>+5 まだまだ挙動不審なリツに向けて。>>+21]
見ての通り、この店には色んな奴がいる 中には、得体の知れない生き物も いるかもしれない
でも、怖がる必要はないよ 不安ならエフさんだけ、見てればいい
[恐らくエフ本人からもフォローが入ると思うし、 彼と一緒なら何も心配もいらないだろうけど。 同じ人間として、ちょっとしたアドバイスを耳元で囁く。]
(*10) 2015/08/07(Fri) 20時頃
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では、注文がお決まりになりましたら 声かけてくださいね
ごゆっくりどーぞ
[ゆるりと笑みを浮かべて、その場を離れる。 ひとを観る眼、なんてものトレイルは持っていない。 誰も信じていないから、警戒と観察を怠らないだけ。
でもここでは、その必要がないから。 視界を覆うことなく、注意は向けるものの
昼間より上手く、"見ないふり"もできる。>>+11>>+22]*
(*11) 2015/08/07(Fri) 20時頃
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/* でも見てるぞーアピールはちゃっかりしちゃう
(-34) 2015/08/07(Fri) 20時頃
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まー、そんな感じ 昼は道楽なんだって
[トレイルにとっては、どちらも大差ない。 人手が足りない時は簡単なメニューを作ったりもするが、 だいたいは他の店員に任せている。]
そう、今は厨房かな? コーヒーね。かしこまりました
[ケイが彼らが交わした約束については聞いてはいない。 ただ、来店をとても楽しみにしていた覚えはある。
リツの飲み物も決まればひとまずオーダーを通し、 先日話題になったばかりのワイバーンの翼が見えれば。 「最大積載量ってどんくらいすか?」なんて声をかけたり。]
(*12) 2015/08/07(Fri) 20時半頃
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−過日の喫茶店で−
そうそう。まだ、ね
[あっという間に明かされた小さな嘘に、 拍子抜けする様をくつくつと笑い観る。>>13 人間相手にこんなに早く、寛いだ笑みを見せるのは稀だ。
詫びのコーヒーは、名実共に"普通"。 既に珍しいやつ、味わい深いやつを経験した後では 物足りないのも当然だろう。]
うん。もうすっかり
[リツと同じく。"変な店の、変な客"の仲間入りだと。 今度こそ無言で、ニヤリと口角を上げてみせた。]
(21) 2015/08/07(Fri) 20時半頃
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おっ、似合うじゃん
[バックヤードで着替えを果たしたコテツに。>>2:317 東洋の優しい願いのつまったそれは、誂えたかのよう。
「甚平」と「着物」の違いは、 欧州人には解るような解らないような程度。
裾が、ローブでなくズボンの形式な分動きやすそうで。 ヴェスパタインが自身が身に着けている着物でなく 此方を選んだことに、彼の気遣いとセンスを感じた。
――なんてことは、本人には言ってやらない。]
(22) 2015/08/07(Fri) 20時半頃
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[例の"約束"の後は、ほとんど惚けていた。
昼の営業を終えた後は、そのまま図書館へ。 借りっぱなしになっていた写真集を返却するためだ。
まじないのカードについての噂は、 トレイルも耳にしたことがある。 叶えている相手がブローリンだとは思わぬまま、 養父の教えもあって、胡散臭いものと受け止めていた。
――なのに今、手には一枚の白い紙が握られている。]
(23) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[叶えたい願いは、いくつかある。 そのどれもが切実で、 誰かの、悪魔の、死神の力を借りてでも 叶えたいかと言えば。]
――…
[深くため息を吐き。 結局写真集には何も挟まないまま返却手続きを終えて。
夜の帳が降りれば、あとはいつも通り。 保留の願いは、ポケットに仕舞ったまま。]
(28) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[コーヒーと、コーヒーと、雲。 まるで詩のようなオーダーを厨房に伝えれば、返事はあったか。]
それもそうなんだけどさ 慣れない内は、色々刺激が強いかなって
[面白いもの、他では目にできないものはここには沢山ある。 新規の客――特に人間は、概ね歓迎されるものだが。 それが、そのままプラスで相手に伝わるとは限らない。
ここの客はどれもこれも、悪戯好きが多いから。]
(*13) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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[今日も店主の酒は、尋常でない肌色の客から好評だ。 シェイカーを振る彼の横で、 つまみを盛りつけながら小声で尋ねる。]
あの、さ。――今度……なるだけ早いうちに 休みが欲しいんだけど
[昼でなく夜に、こういった願いを申し出るのは珍しい。 こちらの営業が本番だと理解しているからだ。]
昼間、その分働くからさ。ねっ?
[いつになく殊勝なことを並べて、店主の返事を待った。]
(*14) 2015/08/07(Fri) 21時頃
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お待たせしました コーヒーと、コーヒーです
お間違えのないよう
[深く濃い香りが立ち込める方を、リツへ。>>*18 続いて、芳醇、かつ不思議な香りを湛えた方を、エフへ。>>*19
シェフの気持ちが籠った、最初の一杯。 求められれば、それぞれの豆の違いを説明しただろう。
配膳は勿論、二人の会話の隙間を狙って。]
(*25) 2015/08/07(Fri) 22時頃
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[続いて完成した雲の糸。>>*20 ドラゴンの鱗と違い稀少性が高いのか、 試食を頼まれたことはない。
盛りつけこそ可愛らしいが>>*21 なんとも形容が難しいそれを何食わぬ顔でトレイに乗せて。]
お待たせしました
[エフの前に運ぶ。伝票などの管理はコテツ任せなので、 そのまま軽く一礼すると、新たな注文を受けにテーブル席へ。]*
(*26) 2015/08/07(Fri) 22時頃
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/* ケイがいてくれて良かった…! 普通の飯ロルも怪しいのにこんなファンタジー飯 おれにはさっぱり浮かびません!!!
(-40) 2015/08/07(Fri) 22時頃
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ん? んー。まあ、そんなとこ
[休みが貰えない、ということはないだろうと思っていた。 言い出し難かったのは、理由を聞かれた時に。 なんと答えたらいいか困る気がしたから。
客観、ありふれた約束でも。 トレイルにとってはそうじゃないと、こんな時まで意識して。]
――…ありがと、ホレさん
長年、つかず離れずの距離で共に過ごしてくれた、 数少ない人間の、友人に向けてはにかむような笑みと共に礼を。]
(*27) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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−とある日の−
[その日、いつもより早く目が覚めた。 何か夢を見た気がするが、覚えていない。 寝汗が滲む前髪をかき上げ、シャワーを浴びる。
――緊張、しているのかもしれない。
数日前、店主に取りつけた夜の、休日。 今夜日付を越えたら、その日となるから。
あの日、貰った言葉を。触れた先を。>>24 疑っているわけじゃない。ただ、自身がないだけだ。
過るのは過去の記憶と。 つい最近知った――死と名のつく、絶対で永遠の別離。]
(41) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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……深く考えないで 楽しめば、いいんだよ、な
[いつも通り。できればあの時より更に、昔のように。>>25 酒を、言葉を交わして、また来年って笑顔で手を振って?
脳裏に描くシミュレーションは問題ない。 後は、実践するだけ。
それよりまずは昼の営業だ。 >>0:234彼に褒められた勤勉さは、唯一の取り柄でもある。]
(44) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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− cafe ≪Twilight≫ −
行ってらっしゃい
[客より店員の多い現状で、店主の外出を止める理由はない。 いざとなったらケイがいる。 トレイル宛に何もないのは、>>39 今夜休む代わりに昼頑張ると宣言済だからだろう。]
そーいやゴドウィンさん、 最近見てないなー
[追悼会以来、ファミリアへは1度行ったきり。 聞き上手で穏やかなバーテンダーの事を思い出し、 元気にしているだろうか、なんて考えながら。
朝兼昼食のサンドを齧り、コーヒーを啜り。 ケイが借りて来たのとは違う、薄い絵本をめくる。]
(47) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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[東洋のとある妖怪をモチーフにしたそれは、 アッと言う間に読み終わってしまった。
手持ち無沙汰になればケイの周りに積まれた、 付箋だらけの本を一部拝借したり。>>36 デザート代わりに、マドレーヌを頂戴したり。
こんな風に過ごしても、出勤さえすれば給料が貰えてしまう。 道楽、とはよく言ったものだ。]
(51) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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トレイルは、ホレーショーへの「いただきます」はこころの声で。きっと届いただろう
2015/08/07(Fri) 23時頃
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括るなら……バスケ?
[昼下がり。気の知れた者しかいない穏やかな時間。 ここ数日が異常な賑わいだったとも言える。
コテツが発したのは何かの暗号か、呪文か。>>54 それとも、以前話していたネトゲというやつについてか。 横からページを覗いてみてもちんぷんかんぷんで、 返事を要しない独り言を呟く。
解ることは、ひとつだけ。 目の前で変化への学習に励む男が蛇に変わっても。 ヒトとほとんど変わらない男が、実は天邪鬼でも。]
(57) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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トレイルは、ブローリンの正体が、たとえ悪魔だったとしても。
2015/08/07(Fri) 23時半頃
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[あの男が、何者であっても。 ――気持ちは、変わらないということ。
静かに瞼を伏せ、絵本を指でなぞる。 一番後ろのページに挟まれたカードは、まだ白紙。
誰も信じない、頼らない、期待なんてしない。 そうして生きてきたつもりだった。 でも、そんなことはなくて。
養父が残してくれた環境は、思いの外優しかったと。 気づいたのはつい最近のこと。 この店がなければ、彼らがいなければ。 トレイルはとっくに、戻れない処まで堕ちていただろう。]
(59) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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