162 絶望と後悔と懺悔と
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― 補給基地 ―
………じゃあ、殺すしかないね。 僕を止めたいなら。
[そっか。円がそう言うなら。>>4:195 ジョージや寮母さんや、あの時死んだ家族のところに連れてく方がいいのかな。 それじゃあ僕や他の子が寂しい思いをしそうだけど]
―――…、!
[寒気がする。あまりに物騒すぎる考えがあっさり浮かんだせいで。そんなつもりなかったはずなのに。 だからかな。円が間合いを詰めてきてるって気付くのにちょっぴり遅れてしまったんだ。>>4:196]
(2) 2014/02/17(Mon) 00時頃
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/* 今日のデフォ:真弓ねーさん
アヤああああああ(満身創痍っぽいのでえあーなでなで) でも安吾にーさんの方が死亡フラグ建ちそうな発言をしてる
(-7) 2014/02/17(Mon) 00時半頃
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/* ほんとになー こんなに早く絢矢にも会えぬままホリーお姉様が斃れたのでどうしたものかなーと >>*0
両生存ルートでエピでやり合う(?)のありーの………?
(-8) 2014/02/17(Mon) 00時半頃
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[そんなちょっとした機会を見逃す円じゃなかった。>>7 最初こそ慌てて派手な動きで避けちゃったけれど、]
……ッ!
[高めの金属音を響かせて、僕は回転しながらの攻撃を脇差で弾く。
その後の連続斬りも弾いたり受け流したりするばかり。これは先手を取られたというしかないね]
(30) 2014/02/17(Mon) 01時頃
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/* やはりそう簡単にやられてはたまるかーって感じになっちゃう バトルスタイル似てると
(-15) 2014/02/17(Mon) 01時頃
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/* ほんっとにこの 最終鬼畜始祖様よ…… >>27
(ごろごろ ん
(-17) 2014/02/17(Mon) 01時頃
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― たぶんちょっと前 ―
…、わからないんだ。
[遠く聞こえた声の主探しは置いといて、僕は明にーさんと同じことを言う。>>5:*47]
そりゃあ、あんな奴の言ったことだし、もうあっちが消えたのに守ることもない、……って思うけど。
[僕が“お姉様”をそう、呼ぶのは、それだけ僕が子供じゃなくなったってことだ、って自分では思ってる。 “家族”の前だとあんまり、呼ばなくなるけど。 今ならかつて、あえて名前を呼ばなかった人参やピーマンだって、――ほら、呼べた!]
(*8) 2014/02/17(Mon) 01時半頃
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僕は家族に、 お母さんに「生きろ」って言われて、どうにか生きてきたから。 なんか、そう言われると「やだ」って言えなくなりそうで……。
[そう言ったのが“お姉様”でなくとも、僕は生きることを望みそうな気がしてた。 その言葉がもう――僕を縛りつける役目しか持たなくなってるとしても*]
(*11) 2014/02/17(Mon) 01時半頃
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[僕はまた向かってきた斬撃を受け弾く。もう何度目になるかな。 ただ、今度の一撃は向きが違った。>>43 上からの一撃を下から弾こうとして、]
くっ……!
[これは弾ききれなかった音。 右手が痺れてる。脇差をを持ったままでいるので精一杯。 駄目だ。ここで動きを止めたら。手数が多い分ますますいっぱいいっぱいになっちゃう。
ちょうど下から弾こうとしていたおかげで、僕の体勢は腰を落とし気味になってる、なら。
僕は右足で足払いを仕掛ける。 とっさの動きだったから、当たると痛いくらいの勢いは出ないけど――、転ばせることくらいはできるはず!**]
(49) 2014/02/17(Mon) 02時頃
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/* まったくだ………まったくだな…。>>*14
でも僕に「生きろ」って言ってくれたんだ。っていう これはおいしい状況
(-21) 2014/02/17(Mon) 02時頃
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―――…、だって、僕、が。 僕の思った通りに生きられて、おまけに誰にも迷惑かけない場所なんて、あるの?
[僕は次の問いにもわからないって答えるつもりだったのに、気がついたら思ったことをそのまま言葉にしてた。>>*14 これじゃあ肯定してるのとあんまり変わんない気がする。
そんな場所はこの世のどこにもない。 あえて言うなら、“始祖様”が全てのニンゲンを“家畜”にし終えた後の帝都が、それに一番近くなりそうだけど―――、そんなの、見たくもない]
………ありがとう。 明にーさんがそう言うなら、僕、頑張る。 みんなを置いていったりはしない、から。
(*18) 2014/02/17(Mon) 20時半頃
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な、――っ!?
[決まった! ……と思ったのもつかの間、円は崩れそうになってた身体を立て直して僕から距離を離していく。>>53
なんだろう、僕がさっきまで叩っ斬ったりしてきた敵とは、何かが違う、そう、]
さすがに鍛え方が違うみたい、……だね?
[一息。 僕はまた斬りかかってくる円の速度についていく。 最初の一刀を受け流せる位置へと左手のマインゴーシュを向けると、 円の足を狙って右手の脇差を振り下ろす。 さっきの動きを見て決めたんだ。まずは機動力を削ごうって]
(64) 2014/02/17(Mon) 20時半頃
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/* とりあえず怪我しときたい(よくある叫び
始祖様ばーさす大人二人 絢矢救出隊←真弓ねーさん←サミュエルにーさん 僕ばーさす円
零にーさん
多いようで少ない 表11人
(-31) 2014/02/17(Mon) 23時頃
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――っ!
[“斬った”って手応え。そんなに深くない。>>66 でも機動力を削ぐの、ちょっとはできたよね。
僕は左腕を振り上げる。 そのまま円に向かって振り下ろせばいいものを、]
いい、のかな。―――……。
[僕の手は一瞬、固まったみたいに動かなくなる。 僕の中に浮かんだ思いは声になってくれないけど、身体はまだ正直な方みたいだ。
迷う。
それでも振り下ろした左の刃は円の急所をとらえることはない]
(85) 2014/02/17(Mon) 23時半頃
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いいの、かな。明にーさん。
円を連れてかないで、帰って来ても。
[迷う。 どの道が円にとって幸せなのか。
だってこんな、吸血鬼とニンゲンの戦いに乗り込まないで、平和に暮らすのが、 僕の考える幸せの中では最良の形だから]
(*27) 2014/02/17(Mon) 23時半頃
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――……、ありがとう。
[僕は相変わらずうまく笑えないままだけど、明にーさんにそう言われて気が軽くなった。>>*31]
頑張れると、いいけど。……にーさんの分まで。
[さっきの口ぶりはまるで、誰かの幸せを願うことさえ、誰かの迷惑になるって思ってるみたいだった。>>*19
僕がここでうまくやれれば、明にーさんは誰かの幸せを願えるようになるのかな]
(*36) 2014/02/18(Tue) 00時半頃
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/* 円 まじで ええ子や……(*´ω`) ここでこれもってくるなんて >>113
(-38) 2014/02/18(Tue) 00時半頃
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……どうしたの。来ないのかな?
[僕は斬った手ごたえを得られなかったマインゴーシュを鞘におさめて、また間合いを離した円を見る。>>107 来ないならこっちから行くよ、って台詞が付きそうな素振りは見せずに、]
……。そう、だね。
[僕の左手は記憶が生み出した小さい円の幻影の手を握る。>>113 昔、街の子に囲まれてた時にこうしてたよね。
一つ上のねーさんだからってちょっと前に出て、でも怖くないわけがなかった。 あの時僕がちゃんと円を守っていられたのは、絢矢が一緒についてたからなんだよ。 僕ら、きっと一緒なら、どこへでも行けたのに―――]
(134) 2014/02/18(Tue) 01時半頃
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戻れない。
……戻れないんだ。
[幻影は消えた。 残ったのは、今の僕らだけ]
でもみんなと一緒にいたいから、僕は、 “自分のワガママ”で円を連れてこうとしてたんだ。
[ああ、回りくどいことを言ってないで、本題に入らないと。>>123]
円と斬り合ってる最中に、僕に牙を立てて吸血鬼にした……、ホリーって吸血鬼は死んだよ。 つまり、えぇと……。
[つまり“始祖様”の命令にある程度は抗えるんだよね? というかこれは……今まさに抗ってる状況?]
僕と明にーさんは“始祖様”を守らなくても、いい。……はず。
だから、……ごめん。
(135) 2014/02/18(Tue) 01時半頃
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/* とりあえず情報を渡して! あとはどうしよう!(ぇ
(-46) 2014/02/18(Tue) 01時半頃
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[僕には“お姉様”が死んだことは分かっても、誰の手で殺されたのかまでは分からない。>>149
それより問題なのはどこまで“始祖様”の命令に抗えるのかだし。
そもそもどこに行ったんだろう“始祖様”。 その気配は遠く、僕らの周りはやけに静かだ]
まだ、完全に解放、されたとは限らないよ。 それに、―――え?
[円が武器をしまってこっちに駆けてくる。なんで?]
(154) 2014/02/18(Tue) 02時半頃
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だーかーら、僕もう吸血鬼なのに……。
[僕の手から脇差は滑り落ちたけど、血塗られた手は伸ばせない。こんなに円が近くにいるのに。
「しょうがないなぁ」なんて言って頭を撫でてあげることもできない。 誰かに幸せを与えるには、浴びてきた血が多すぎる、だから。
僕はやっぱりうまく笑えなくって、 笑えないのをごまかすために、目を閉じた**]
(155) 2014/02/18(Tue) 02時半頃
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/* だが断る >>153
絢矢も円もええ子やでぇって感じでもう、ね(ごろん
(-53) 2014/02/18(Tue) 02時半頃
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[なんだか――夢を見てるみたいな気分だった。 これはいい夢? それとも悪い――って訊くまでもないね。僕が見る夢がいい夢なはずがないんだから。
さんざんみんなの影を追いかけさせて、あとちょっと手を伸ばせば触れられるとこまで近付けさせておいて。 触れた! って思った瞬間に目が覚めて、僕は冷たく昏い現実に引き戻されるんだ、いつも]
(191) 2014/02/18(Tue) 20時頃
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駄目、駄目だよ、円、……ねえ。
何も円や絢矢、みんな、が始祖様と、……吸血鬼と戦うことなんてなかったのに。 誰が、――誰がその道を示したの? 安吾にーさん? それとも他の、白いコートの人?
[だから僕は、自ら夢から覚めるためにこんな言葉を投げかけるしかできない。 心の片隅で気になってたのは確かだけど]
(192) 2014/02/18(Tue) 20時頃
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/* なまじ頭が回るため衝動的に「逃げて」とは言えないことに気付いた
さて、さて
(-57) 2014/02/18(Tue) 20時頃
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……、そっか。 円は偉いね。
[僕は円の頭を撫でたくなったけど我慢した。 まだ夢見てるみたいな気分を味わっているのに、それとおんなじくらい、現実を突きつけられたみたいな気分も味わってて、 目を閉じたままため息をついてた。
円の言う通りなら――いや信じてないってわけじゃないよ円のことを――]
…なーんだ、
[よかった、なんだかんだでみんな、幸せ……なのかな? まだわかんないや。 自分の意志で歩めて、ちゃんと、笑ったり泣いたりして過ごしていられれば、 最低限幸せだって僕は思ってるけど]
(212) 2014/02/18(Tue) 23時頃
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[――立ち止まるな。目を開くんだ。 ここが夢の世界じゃないって確かめるために]
……これ、って守護隊の、
[かくして頑張って目を開ければそこに円は――声だけじゃなくて姿がちゃんとあって、>>203 コートを脱いで僕に……]
だ、駄目だよ受け取れないって!
[僕は渡された白いコートをすぐに突き返す]
だいたい僕、襲われてもしかたないくらい取り返しのつかないことをやっちゃってるんだし! 自分の罪くらい、自分でどうにかしないと……。
[そう、例えば道中でサミュエルにーさんや――、 絢矢に襲われたってしかたないんだ。守られるわけにはいかないんだよ。 ……キャロライナにーさんだったら、襲ってはこないと思うけど]
(217) 2014/02/18(Tue) 23時半頃
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/* 周にーさん僕だ殺してくr >メモ
なんだかんだで今のリッキィを縛っているのが“周にーさんを(あの世に)連れてかないでって望んでるあたりで
(-72) 2014/02/18(Tue) 23時半頃
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――でもっ! 僕ら、 ……だけの問題じゃないんだよ。
吸血鬼に守護隊のコートを貸したなんて知れたら円、何て言われるか……。
[僕は辺りを見回して何か言ってきそうな人影を探す。>>223
分かってる。分かってるつもりだよ。僕らの間に隔たってる壁のことくらい。 それが僕に「きょうだい」って言葉を使うのをためらわせて、それだけじゃなくって、]
(236) 2014/02/19(Wed) 00時頃
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