168 LOVEorDEATH2〜死者は愛を知りたいようです
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―朝・リビング―
[目を覚まし、部屋を出る。]
(話した時の表情から察していたけど…)
[田端の部屋が、消えていた。 影木の部屋も共に。]
[青い扉は、沈黙を守ったままだ。 だが、二人はその中に消えたのだろう。 扉がなくなったということは、そういうことだ。]
(13) 2014/03/23(Sun) 16時頃
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[冷蔵庫から適当な食材を取り出して朝食を作ろうとし、真墨はその手を止める。 パンパン、と手を叩くと、執事さながらに気配もなく天使さいとうが姿を現した。]
…朝食を、全員分用意して。 トースト数枚、ご飯数杯。 コーヒーと…牛乳も。 ああ、トーストにはジャムもつけてね。
[どこからともなく注文の品を運んで来て、リビングのテーブルへと配置する天使。 そのうちの一つを、パンかご飯かに手をつけていると、やがてほかの住人が食事へと参加しただろう。 そして、真墨が用意したのかと問われればケロリとした表情で、]
…ボクには作れませんよ。 さいとうさんに用意してもらいました。 ……何か問題でも?
[そんな風に答えただろう。 もしかしたら、何人かは手を止めたかもしれない。 出所の知れないものを食わされている不気味さから。]
(14) 2014/03/23(Sun) 16時半頃
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『ここ』では何も変わらないでしょう? ここでは、甲斐田さんが食事を作ろうと、さいとうさんが食事を出そうと。 本田さんがコーヒーを入れようと、カミサマさんがコーヒーを出そうと。 そこには『食事』『コーヒー』という結果だけが出てくるだけじゃないですか。
[それは、真墨の視点であり、感傷や人の心を一切無視した視点である。 それを―――真墨は分からない。 その場の人物の目にはどう映っただろうか。]
何が―――違うんですか?
(15) 2014/03/23(Sun) 16時半頃
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[もしかしたら、『出現』する類の食事を口にするのが嫌いな人はその朝食を食べなかったかもしれない。 それでも真墨は気にすることなく食事を終え、自室へと戻る。]
…ごちそうさまでした。
[引きとめられれば、自室へと戻る前にその人物と会話をしただろう。**]
(16) 2014/03/23(Sun) 18時頃
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―自室―
[壁に描かれた、ポスターの絵を眺めていた。 昔、友人が冗談で貼り付けて帰った、『ボクが見るのは』なんとやら、のあの人だ。 グラマラスな肉体を強調する構図で撮られているそのポスターは、今や壁から剥がすこともできずにそこに存在している。]
はは、ボクって性欲も無いしな…こんなの置かれても―――
[ガン、と。 壁が音を鳴らす。]
(33) 2014/03/23(Sun) 22時頃
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ふぇえ!?
[グラビアポスターが…怒った。]
って、違うだろ。
[ではなく。隣から壁を叩かれたのだろう。 物思いに耽っていた思考を現実的な思考に戻すのに一瞬遅れが生じ。]
…隣の部屋…須藤さん?
[あまり話したことはなかった、気がする。 もしかしたら会話を交えていたかもしれないが、今の真墨には思い出せなかった。]
(34) 2014/03/23(Sun) 22時頃
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―須藤の部屋の前―
[ノックを二度。返事があれば名乗りを入れる。]
…進村です。 なんか、すごい音したんですけど…大丈夫ですか?
[どこかぶつけてませんか?とついでに付け足す。 寝起きで頭をぶつけてたりしないか、とか想像してみたり。*]
(35) 2014/03/23(Sun) 22時頃
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[返ってきた答えは、何ともないような声で。]
…いえ。ちょっとびっくりしただけです。 朝食、用意してもらったんですが。食べないんですか?
[はたして、須藤は朝食を既に取っていただろうか。 彼女が外へ出ることを拒むなら、お盆に一通りの朝食を取ってきただろう。 和洋の好みを聞いた上で。]
…用意したのは、天使のさいとうさんですが。
[一応注釈を入れることは忘れず。]
(38) 2014/03/23(Sun) 22時頃
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[返ってきた答えは、不要というものだった。]
…まあ、この世界では餓死というものもなさそうですしね。
[言っている本人は、気付かない。 餓死も無いのに、何故…真墨は朝食を用意したのか。 そのことに一抹の違和感を抱えながらも、須藤との会話を続ける。]
ホントに、元の世界に帰る必要って、あるんですかね?
[ふと湧いた疑問を、扉の向こうへと投げてみる。]
(42) 2014/03/23(Sun) 22時半頃
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『生きる事は大切だけど、そんな事を考えながら生きてる人なんて居ないわ。』>>50
[それを、考えてる人間が、扉の向こうにいるとは知らず。 投げ返された須藤の言葉に、返す言葉を迷う。]
なるようにしか…
[多分、この人も自分のことは理解してくれないだろう、と。 真墨には直感的な予想があった。 でも、気力も何も失ったような冷淡な反応にはどこか親近感があって。]
この世界って、便利ですよね。 食事も摂る必要はない。欲しいものは大抵手に入る。
[真墨は、須藤の本当に欲しかったものは知らない。 須藤のことを、知らないからだ。]
『必要無い』なら…須藤さんは……生き返りたい、って、思いますか?
[問いかける声は、ドライさを装えていただろうか。]
(54) 2014/03/23(Sun) 23時頃
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[死を望む理由が無い限り、誰だって死にたくはない。 須藤の語るその当たり前の感覚が―――無い。>>57 彼は理解はしている。無いのは実感だけだ。 それこそ、錯乱したとはいえ橋から飛び降りてなお、真墨には生き返ることに魅力を感じていない。]
[扉越しの会話の中で、真墨は薄々気付いていた。 絶望。喪失感。孤独感。 須藤の抱えるそれは、期待した何かに裏切られたことによるものだ。 それは、ここでの絶対条件である『恋愛』に連なるとすれば。
―――誰か、好きな人がいたということで。]
須藤さんには、『生き返らせたい』人は―――居ますか?
[初めて、真墨は人の触れてはならない部分を知りながら……踏み込んだ。]
(59) 2014/03/23(Sun) 23時半頃
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[疲れないのか、と須藤に問われれば。]
…人と話すこと自体が疲れます。 でも、ボクの部屋には…物が少ないので。 人と話してる方が、時間が過ごしやすいです。 …目を見て話せるともうちょっと楽になれますね。
[言外に「入っても?」と伝え。 YESを貰えたなら、扉を開けてお邪魔するつもりだった。]
(65) 2014/03/24(Mon) 00時頃
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[それでは失礼して…と部屋へ入る真墨。 意外なことに、真墨にとって女性の部屋に入ることはこれが初体験だった。]
…失礼します。
[おずおずと入ると、まず驚いたのが内装。 真墨の部屋とは大違いの、普通の部屋だった。 まあ、あんな特異な部屋の内装など真墨だけなのだろうと彼は納得し。]
須藤さんって……影木さんのこと、好きだったんですか?
[部屋の中にいる須藤を見て、何となく察してしまった。 甲斐田が居なくなった時にはここまで無気力にはなっていなかった。 須藤に変化が訪れたのは今日からだ。 真墨とは会話こそなかったものの、ここまで落ち込んでもいなかった。]
さっきの『居ない』って……『もういない』って、ことじゃないんですか?
[まだ出血している傷を、抉る。 返り血を浴びる感覚を、幻覚するようだった。]
(71) 2014/03/24(Mon) 01時頃
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ススムは、須藤の部屋で床に座ることなく立っている。**
2014/03/24(Mon) 01時半頃
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[質問に、須藤はどう答えただろうか。>>71 肯定であれ否定であれ、影木のことを好きでいたのは明白で。 もしかしたら、須藤は己の数奇な恋愛体質についてもらすかもしれない。 言わなくても、真墨には直感的に感じ取れるだろう。 『自分の切望する方向と、物事が裏目に出る』。 真墨と須藤は、そういった意味では鏡のように同一だった。]
ボクはね、人が人であることに必要な精神が、ことごとく欠けてるんですよ。
[呟く言葉は、須藤へと届くか。]
仁徳とか、善行とか、そういうのは全然分からなくて。 人らしさも、『生き返りたい』って気持ちも…正直よく分からないですよ。 でも、ここでは『生き返ろう』とするのが『人らしさ』なんだろうなって。
[須藤はどんな表情で聞いているだろうか。 化け物でも見るような目で、真墨を見ているかもしれない。]
でもね、そう在ろうとすればするほど、『人間らしさ』からは遠ざかっていく。 焦がれるほどに望めば望むほど、その望みは手をすり抜ける。
(80) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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[何故なら―――『まともな人間』は、『人間で在ろう』などとは考えないから。]
須藤さん―――ボクと一緒に、この世界で死んでよ。
[さながら、愛の告白のように。 進村 真墨は、須藤 愛莉へと言葉をぶつけた。]
(81) 2014/03/24(Mon) 21時半頃
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[須藤の返答を待たず、真墨は続ける。]
結局ここだろうが生き返ろうが―――ボクらは、いつまでたっても永遠に『望む場所』へは辿りつけませんよ。 だったらいっそ、潔く死にましょうよ。 死のうと決めた時だけが、ボクらが唯一希望通りの道へ進める瞬間ですよ。 もう、他人に期待して失望することもない。 まともな恋愛ができない自分の生まれた星を呪うことも無い。
[素晴らしいことじゃないか、と。 真墨は死ぬまで、否、死んだあとですら見せなかったくらい清々しい顔で、目を爛々と輝かせて、須藤を死出の旅路へと誘う。]
ボクと一緒に……死にませんか。
[その言葉は、一曲ダンスでも踊りませんか、と言わんばかりだった。]
(84) 2014/03/24(Mon) 22時頃
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―リビング―
[須藤の部屋を出た真墨は、清々しい顔をしたままコーヒーを飲んでいた。 鼻歌交じりで過ごすその姿は、他の人から見たら何事かと思うであろう。 一部始終を見ていて、何があったかを知っていたカミサマ以外は。]
もう、生も死も…愛も悲哀も関係ない。
[ともすれば心が浮つきそうになる感覚を、真墨はそれが『楽しさ』だと知らない。]
ねえ、カミサマさん… この感覚を教えてくれた『ラブゲーム』とやらに、ボクは感謝の気持ちを述べたくて仕方がないんだ。 こんな気持ちになれるなんて、思わなかったよ。
[ぐびぐびとコーヒーを飲みほして、ふぅと一息を吐く。 そこにカミサマが居ようと居まいと、真墨にとっては独り言同然だった。]
(88) 2014/03/24(Mon) 22時半頃
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