14 Digital Devil Spin-Off
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 00時半頃
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―タワー前― [――眩い光が、神々しい光が射す。 太陽のような、忘れ去られた夜明けのような。
それは浅見のものであったか それはラルフのものであったか
視界を灼かれまいと 眼を閉じたのは一瞬。 死刑執行の――彼女の命が絶たれる瞬間を
ただ、
見ていた。
――鈴のような音が響く。 ――(06)にしてまだ満ちぬ朔の月へ、呼びかけた。]
(6) 2010/06/06(Sun) 00時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 01時頃
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――此れが、 世界の意志か。
(-16) 2010/06/06(Sun) 01時頃
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―東京タワー傍―
[藤島の声は、聞こえていた。 聞こえて居はすれど、反応は薄く。 見ているのは、東雲と、ワレンチナ。]
(…人殺し)
[――ああそうか。そうなのだ。 だが、問題としているのは其処ではなく。 ぐ、と唇をかみ締めきつく眉を寄せた。]
(12) 2010/06/06(Sun) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 01時頃
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―東京タワー― [――少年はゆっくりと顔を上げる。 眩い黄金の光に僅かに目を眇め]
――…「アコウ」……
[口の中で呟く。 理想郷を語るその高らかな宣言。 野次馬が再び集まり出すかも知れぬ。
レティーシャと交わした問答が過ぎる。
――其処に居るだけで、 人を無意識に傷つけてしまう人がいたなら。 「アコウ」は、その問いに 答えを出してくれるようには、 少年には、聞こえなかった。]
(19) 2010/06/06(Sun) 01時頃
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―東京タワー― [野次馬のどよめきが聞こえようか。 かの黄金の輝きに心酔するものもでているだろうか。 それもまた、遠い。]
……――
……、考えさせてくれ
[ワレンチナの《理》は、なんであったのか。 聞くことも叶わなかった。 東雲に吾妻が歩み寄るのが、見えた。]
(22) 2010/06/06(Sun) 01時頃
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―東京タワー前―
…大丈夫だ。
[>>25藤島の言葉に、険しい顔で首を横に振る。 考えても、考えても、甘い世界の言葉は]
――僕には分からない。 ……あの《理》は、…僕には落ちてこない。
[低く呟く。 では、なにが求めるものなのか。 キリシマに呼びかけられ、其方に顔を向けた。 ゆっくり、藤島から離れて其方へ歩み寄る。]
(31) 2010/06/06(Sun) 01時半頃
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―東京タワー傍―
[ラルフと問答をするキリシマへ歩み寄る途中 ――届く、メール。 液晶に表示された内容に顔色を変えた。]
…荒川さん。
[――短いメッセージに、返信をする。 ここ数日で、随分、早くなったものだ。
「どこにいるのですか」
同じく短いメッセージを返した。 埋葬に――手を貸したいと、思って歩み寄ったのだが。 キリシマを見る。ラルフが埋葬の手伝いを申し出たのは 正直、意外だった。]
(37) 2010/06/06(Sun) 01時半頃
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―東京タワー傍― …――
[暫しの逡巡の後、 >>41こくり、とキリシマに頷く。]
…すいません。 ……――お世話になった方が、事故に、遭ったと。
[メッセージを、見せもするだろう。 血塗れのワレンチナを見下ろし。]
僕は、彼女には――とても、助けられた。 ……必ず、行きます 。
[其処まで謂って、唇を引き結ぶ。 場所を知らせてくれるとの言葉には 深く頭を下げて。]
(43) 2010/06/06(Sun) 02時頃
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―東京タワー傍―
ゾーイ。
[少女に声は届いたか。]
……此処から離れるんだ。
濁川さん、ゾーイをお願いします。 荒川さんが事故に遭ったと、メッセージが届きました。 今から向かいます。
[――濁川も、何処か放心したようだったか。 声が聞き届けられればもう一度念を押す。]
――荒川さんに逢えたら、 連絡しますから。
[もう一度、携帯電話が震えた。 地図が添付されている。其処まで遠くは、ないようだった。]
(48) 2010/06/06(Sun) 02時頃
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―東京タワー傍― ――ラルフさんも……お願いします。
[最後に、彼にも伝える。 ふと、羽音が聞こえて顔を向ければ]
チビ…?お前、 ランのところに居なくていいのか。
[チビは仕草で伝えようとしてくるだろう。 どうやら、手伝ってくれるらしいが。 藤島の方を一度見た。]
……なんとなくだが、 謂いたいことは分かった気がする。 …ランと離れて危ないと思ったら、すぐ戻るのだぞ。
[――チビは、頷いたろうか。]
(50) 2010/06/06(Sun) 02時頃
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/* ペルソナ使いは生身なのがたいへんだよな。
(-49) 2010/06/06(Sun) 02時頃
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―東京タワー傍→事故現場―
[東雲と――浅見、そして吾妻のほうも見遣ったが 声をかけることはできず、 少年はタワーを背に駆け出した。 鞄の中には、数日の間に購入したり 拾い集めて買った傷薬、 それにもしものときのためと宝玉と呼ばれるものがひとつ。]
…こっちか?
[地図を確認しながら、瓦礫を超えて道を行く。 やがて、人影が見えてくるだろうが――]
…荒川さん…?
[呼びかけ、近づく]
(55) 2010/06/06(Sun) 02時半頃
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あらかわ、…っ!?
[息を飲み、走り寄る]
悪魔にですか!? あまり喋らないでください、 手当てを…
[―――回復魔法は自分のペルソナにはなかった。 口惜しげに眉を寄せる。 手には傷薬と、宝玉と]
……――ワーリャが、
…ワレンチナが、…死にました。 …東雲と、 …戦って。
[眼を伏せる。治療しようとしたが、最早死んでいてもおかしくない傷であると、素人目にも分かるほど。 だが、それでも手は止めない]
(62) 2010/06/06(Sun) 02時半頃
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―事故現場―
チビ、お前、 …回復はできたか? …できないか。
いや、いい。 辺りに敵意のある悪魔が来たら、教えてくれ。
[チビはキキ、と返事をした。]
(63) 2010/06/06(Sun) 02時半頃
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―事故現場―
で、ですが… … こんな、深い傷で ―――
[腕をつかまれ、手が止まる。 ひどく不安げに、心配そうに見上げた]
――――、はい。 ……はい。ラルフさんも、 《理》を持っていました。
――――…《理》による、 新しい世界を…それぞれに探している、ようで。
[手は血に汚れた。 傷口を押さえようとする。]
(75) 2010/06/06(Sun) 03時頃
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―事故現場>>77―
… ――
[じっと、荒川を見て耳を傾ける。]
「因縁生起」…?
[――例えば。 あの時出会わなければ あの時追わなければ あの時寄らなければ 人との深い交わりを避けてきた少年に 皮肉にもこの世界が、遺された者達が教えてくれたこと。
――鈴のような音が、鳴る。]
(91) 2010/06/06(Sun) 09時半頃
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…はい。
[包み込むように触れる手が温かい。]
…――「おかげさま」 ……「縁」がつなぐ…世界ですね。
[その「世界」は――少年の中に、 落ちてくるものだった。 ――剣が、りん、と 啼いた。]
僕は、…均一なる《理》が、 よいとは思えないのです。
ただひとつであるのではなく 違うものが互いに繋がりあう世界で、あればこそ、と
(94) 2010/06/06(Sun) 09時半頃
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―事故現場―
……僕は、…そのような世界が いい。
[――きっと。 その《理》のためならば剣を振るえる。 なのに、自分には力なく 彼はいま息絶えようとしていて―― 手を握る。繋ぎとめるように握り返す。 血は流れ続け、生きているのが不思議なほどに。]
…宝玉も効かない
[小さく、あせりの滲む声が、落ちる。 キキ、とチビが啼いた。 顔を上げれば――]
ラン…
(95) 2010/06/06(Sun) 09時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 09時半頃
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…、分からない…… 僕が来たときは、もう こんな酷い怪我で。
[眉を寄せた。]
…事故ではなく、…襲われたのだと。
[――ちりん、と胸ポケットで、鈴が鳴る。 嗚呼、と 気がつく。 連絡すると約束していたのだ。
微かに震えた手でボタンを押せば、 携帯電話は血に汚れる。 濁川へ宛てたメッセージは短く
「荒川さんを 見つけた。ひどいけがだ」
地図を添付するのに手間取る。 上手くできただろうか。]
(97) 2010/06/06(Sun) 09時半頃
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落胤 明之進は、博徒 プリシラのほうを今一度見上げた後、荒川へと顔を向けた。
2010/06/06(Sun) 09時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 10時頃
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[キ、と啼いて チビは藤島の下へ行くだろう。 保母さんとか――と、いつものように 声を投げかける様が、かえってつらい。 >>100首を横に振る。]
――…それも、分からないようだ。
だが、…何かしら、 殺意をもつ理由があってのこと、だろう。
(102) 2010/06/06(Sun) 10時頃
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…あまり動いては、だめです。
[制し、眉を寄せた。傷が塞がらない。]
……手段は選ばないと、そういうことか。 それもまたひとつの《理》を通すための、覚悟…。
[ガキ、といわれて思い浮かぶのは 《残されたもの》でいうならば一人しかいなくて。 あの場に連れて行ったのは自分だった。 とめないのを選んだのも自分だった。 遠まわしにしても、――結局いつかは直面することになるのなら。
でも]
(109) 2010/06/06(Sun) 10時半頃
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僕はきっと、 自分を責め続ける。 (それが何の意味も持たないとしても)
(-58) 2010/06/06(Sun) 10時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 10時半頃
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[手に力がこもる。]
…、――そんな 風に ……後が、ないようなことを、…
[謂わないでください、とは 紡げなかった。 否。飲み込んだ。それはただの己の願望で、 この状況において、弱音だったからだ。
――藤島が荒川の頬に触れるのを、 交わす言葉を、 耐えるように聞いていた]
(111) 2010/06/06(Sun) 10時半頃
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―事故現場―
――僕は
[――りいん、と鈴のなる音がする。 鞄の中、錆付いた剣に手を触れる。]
幾つも、在りぶつかり合う《理》 僕はそのいずれかを、選びたい。 ――先に、戦いがあろうとも。 そのために知る。その為に動く。
何も知らず、何も出来ず、 世界が決まるのを待つのは、厭なのだ。
[知らず、剣を握り締める]
…叶うなら。 荒川さんの望む世界を、――望みたい、けれども
(115) 2010/06/06(Sun) 11時半頃
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―事故現場:とある路地―
… 縁《エニシ》。
[そう呼ぶのだろうと、少年には、伝わっていた。]
出会ったものへ、存在へ感謝と敬意を。 様々なものが様々にあり、 それぞれがそれぞれのおかげで成り立つ、世界
…荒川さんは「おかげさま」とも、…謂っていた。
[そうして、藤島を見る。]
(120) 2010/06/06(Sun) 11時半頃
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敵でも、味方でも、家族でも、他人でも 悪魔も、人間も……関係なく、それぞれが、それぞれに。
[――そこでならきっと。 折り合いをつけながら生きていける人たちがいる、と。 そう思ったのだ。己がこの激流に飲まれながら、 人と出会う中で到ったこと。]
(121) 2010/06/06(Sun) 11時半頃
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―事故現場:とある路地―
…荒川さんも、僧職のようだからな。
僕も、説法や、…古い経典の話を 理解しているわけでは、ないけれども。
[続いた藤島の言葉には、一つ目を瞬いて]
――…、
[ほんの少し、笑う]
…――ありがとう。
(125) 2010/06/06(Sun) 12時頃
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…教師の。 ……そうかもしれないな。
[少しだけ物思うように眼を閉じた。]
ばかとはなんだ。
けれど―――そうだな。 やりたいようにやってくれたら、いい。
[謂って、また少し笑ったが]
(127) 2010/06/06(Sun) 12時頃
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落胤 明之進は、博徒 プリシラとチビのあっかんべーに、む、という顔をしたのはまだまだ幼めだったかり◇
2010/06/06(Sun) 12時頃
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…ばかというほうが、 ばかなのだぞ。
[なんだかお決まりの言葉が続き。]
―――― それでも、 僕にとってはありがとう、だ。 [素直ではないというのだろうか、 こういうのは。 チビが少し首を傾いだように見えた。 ]
ねじくれて居るとは思うが、 僕もお前のことは、 嫌いではない。 ねじくれて居るとは、思うがな。
[照れ隠しに見えるかどうか知らないが、二回謂った。]
(129) 2010/06/06(Sun) 12時半頃
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――、…
[荒川の声が聞こえた。 眸を見つめる。]
――はい。 僕は、僕の願う世界のために、 覚悟を、決めます。 それが…僕の道。
[――託されるということは。そう、分かっている。 ひとつ頷き、握られた手を、握り返した]
(131) 2010/06/06(Sun) 13時頃
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