170 白峯異聞
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別に。ぶつかっただけ。
[ どうしたと問われれば>>0:*20素っ気ない返事を。 手を振る相手を遠くに見ながら、 見慣れない顔に警戒し――― ]
(*0) 2014/03/20(Thu) 08時頃
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…知り合いなんだ?
[ 小さな肘での攻撃>>1:68には無反応。 興味がないわけではないのだが、 ちょっかいをだされ慣れてない故に どう反応したらいいかわからず瞳が泳ぐ。
知り合いらしき男>>0の反応からするに、 どう考えても自分よりは櫻子と親しいのだろう。 ]
足手まといになるなよ
[ 着いてくるという男に視線を合わせることなく、 横を通り過ぎ、何もなければ職員室へと向かっただろう。 攻撃をしかけてこない解放側に、少し警戒をしながら。 ]
(1) 2014/03/20(Thu) 08時頃
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To : 櫻子 From : レイ
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こいつはどっち側
(*1) 2014/03/20(Thu) 08時半頃
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[ 返事が来ないうちに短文を。 その瞳は心なしか赤い光を帯びていた。
場合によっては懐に隠している短剣で 始末しなくてはならないと――― ]
(*2) 2014/03/20(Thu) 08時半頃
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― 合流後・どこかで ―
[ 答えを"知る"ための言葉も、行動も、 幼い頃は全て恐怖でしかなく。
一言話せば、遥か先のことまで"自ずと知る"ことができた。 それは、もう良いことも悪いことも。 故に人と関わることは得意ではなかった。 いつか離れてしまうのならば、いっそ――― ]
…バカらしい
[ 櫻子が彼>>0との関係をハッキリ話さなかったとしても、 きっと親しき仲なのは共に行動するうちに、 感じ取ることができただろう。 3人と行動し始めてから何本目かわからない煙草に ゆらりと揺れる小さな赤いヒカリを近づけ、 少し2人から離れて行動をとろうと。 ]
(2) 2014/03/20(Thu) 11時頃
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…っちょ、おま
[ 離れる前に再びつつかれれば避けるように身をよじる。 離れたのちに震える携帯を開くと、一瞬、 歩む足が止まる。 ]
(*4) 2014/03/20(Thu) 12時頃
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To : 櫻子 From : レイ
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大切なんだ? わかった
(*5) 2014/03/20(Thu) 12時頃
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[ 彼女が危険に晒されることは なるべく避けたいものだったが、 きっと何か考えがあってのものだろう。 気乗りはしないが、肯定的な返事を。 彼女の命が危うくなれば護るつもりではいるが。 ]
(*6) 2014/03/20(Thu) 12時頃
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…幼馴染
[ 自分には無縁の言葉>>4に思わず反芻する。 かつて自分にもいたような気がしたが、さて、どうだか。
一方的に嫌悪感を覚え、その後はきっと>>2。
櫻子が強いと主張する『トウマ』という男の存在を さりげなく意識しながら歩む足は鉛のようだ。 ]
(6) 2014/03/20(Thu) 12時頃
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To : 櫻子 From : レイ
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紗枝は風を使うから、 俺も敵としての相性は悪い
決行するのは自由だが 居場所だけは伝えてくれ
(*8) 2014/03/20(Thu) 12時半頃
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[ 生憎、『大切』という言葉に喜びを覚える人間ではなく、 さらに嫌悪が深まるばかり。 黒い、黒い感情が身体を支配する。 ]
何れ壊れるものなんて…っ
[ 絞り出すように放たれた言葉はきっと、 彼女の耳には届かなかっただろう。 進む道には童話で落とされていたパンの如く、 煙草の吸い殻が道を示していた。 ]
(*9) 2014/03/20(Thu) 12時半頃
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/* 真っ赤。
(-1) 2014/03/20(Thu) 12時半頃
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To : 櫻子 From : レイ
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死ぬなよ
[ 精一杯の応援をぶっきらぼうな言葉で―― ]
(*11) 2014/03/20(Thu) 12時半頃
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…ほらよ
[ 職員室に着いて銃器を見つければ櫻子に手渡す。 『トウマ』も望めば同じく手渡しただろう。
目当ての銃弾が見つからず、 職員室内を彷徨っていると響く射撃音>>9。 不意に鳴ったため、肩が小さく跳ねる。 ]
( ……何故、射撃音? )
[ 辺りには解放側の放つ殺意は感じられなかった。 かといって試し撃ちなどして解放側に 居場所を知らせるような真似を櫻子がするとは思えない。 ]
(13) 2014/03/20(Thu) 13時半頃
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……っ、櫻子!
[ 見渡すと姿のない櫻子>>8に思わず名前を叫ぶ。 初めて呼んだような気がするその名の主を探すため 廊下へと急ぐが、その頃にはもう 窓から飛び降りて>>10しまっただろうか。 ]
(14) 2014/03/20(Thu) 13時半頃
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……かかった
[ 櫻子を追う紗枝>>11>>12を自分の瞳で確認し、 "知っていた状況"と同じだと分かり。小さく呟く。
『トウマ』と紗枝に見られてしまわないよう、 好奇と期待が顔に現れるのを必死に抑える。 ]
(*13) 2014/03/20(Thu) 13時半頃
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………、……
[ 銃声しか聴こえていないものの、 残酷にも未来は"知らされてきていた"。
一瞬目があった気がする櫻子>>16を 見つめることしかできず。 ]
…鍵って、なんだ?
[ そばにいるであろう『トウマ』に尋ねれば、 彼は何か反応を示しただろうか。 ]
(17) 2014/03/20(Thu) 13時半頃
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…霞、作戦は中断だ 櫻子が…解放側の人間だった
[ 無線を取り出し、話を端的に。 外へ逃げたことも加えて話せばどんな反応をしただろう。
『トウマ』が櫻子を追うようであれば止めずに見送り、 再び職員室に戻り、銃弾を探し出す。
突如動き出した解放側に不審感を覚えながらも、 櫻子が向かった上へと向かうため、 階段を駆け上った。 ]
(19) 2014/03/20(Thu) 13時半頃
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― 4F・廊下 ―
……っはぁ
[ ちょうど4階へ着く頃に聞こえてきた スピーカーからの声>>18にため息を漏らす。 霞へ送った無線の反応はなかったため、 3F踊り場で詳しい説明をしようとしたが、 二つある階段のうち、もうひとつのほうにいたのか それとも彼女も屋上へと向かったのか。 合流することができなかった。 ]
(30) 2014/03/20(Thu) 14時半頃
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[ ――校長室に近付いたと同時に、 乾いた銃声と薬莢の落ちる音が校内に響いた。 ]
(31) 2014/03/20(Thu) 14時半頃
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To : 櫻子 From : レイ
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始末は済んだ
(*14) 2014/03/20(Thu) 14時半頃
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[ 快感を奪われてはたまらないと、 急いで校長室へと向かった甲斐があった。
霞たちにバレないよう、 校長室の入り口を開けすぐに始末してしまったため 怯える姿などを見ることができなかったのには 肩を落としたが、 紅い華を咲かせることができたことには 満足げでどこか恍惚な表情を浮かべる。 ]
(*15) 2014/03/20(Thu) 14時半頃
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あー、あー、誰か聞こえてる? 校長室から銃声有り。近くにいたが間に合わず。 校長室突破より屋上へ向かっただろう櫻子が気になるが どうする
[ 校長室から離れ4Fの階段に座り、 誰か無線に反応しないか、と望みをかけて。
ここへ来るまでに拾った未開封の煙草を開け、一服。 迫り来る敵には容赦無く紅い華を咲かせてゆく。 ]
(32) 2014/03/20(Thu) 15時頃
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…防衛側 "も" 頭悪りぃな スピーカー聴いて群がってきたか?
[ 4階から屋上へと向かう階段に、 次々と増えてくる『 防衛側 』の人間に 煙草のを吸いながら上がる口角を隠しきれぬまま 紅い華を咲かせてゆく。 ]
…たまんねぇな
[ 細める瞳に赤が混じる。 ]
(*16) 2014/03/20(Thu) 15時頃
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…ん
[ 防衛側を片付けて勝利の一服を楽しんでいる時に 無線から聞こえてくる聞き慣れた声>>*18。 お願いがある、と言う櫻子の話を 最後まで黙って耳を傾ける。 ]
…また、『 トウマ 』か
[ 櫻子が話終えた後、沈黙を破るようにボソリと呟く。 ]
…悪いけど 俺は仲間を殺るほど悪趣味じゃない
[ 伏し目がちに落ち着いた声でそう放つと、 顔を上げ宙に向かって煙を吐く。 ]
(*19) 2014/03/20(Thu) 15時半頃
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…不安?
[ 少し間をあけてから遠慮がちに問うてみれば、 彼女は答えてくれただろうか。 ]
(*20) 2014/03/20(Thu) 15時半頃
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/* 無線わかりにくかったかな…
(-7) 2014/03/20(Thu) 15時半頃
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――っ、げほっ、ごほ、っ ………いや?こっちの話。
[ まさか口に出ていたとは思わず、驚きで噎せ返る。 実際、自分にもわからないこの黒い靄がかかる感情。 きっと『 トウマ 』が防衛側の人間だから、 櫻子が傷付く未来が来るような気がして―― ]
( ―――なんで、こいつの心配を )
[ 無理に笑っているような彼女>>*21に 「 別に 」と短く漏らす。 ]
(*23) 2014/03/20(Thu) 16時頃
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…でも、他人にトウマを殺られるのは嫌なんだ? とんだ我儘だな
[ ふう、と呆れたように煙草の煙を吐き出し、 煙草の火を踏み消す。 ]
…なら、止めてやるから [ 自分でも驚くくらい、 宥めるような優しい声で彼女の返答を待つ。 ]
(*24) 2014/03/20(Thu) 16時頃
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呆れた。 ―――……って、言ったらどうするの?
[ 不安げに問う彼女>>*25に小さな意地悪を。 ]
…『 大切 』が難しいんだろ
[ 「 俺にはわからないけど 」と 無線が拾えない程の小さな声で呟く。 自分にはわからない感情を彼女は抱いていて。 自分できるのは話を聞くぐらい。 ]
…あとで飯食うぞ
[ 震える声に気づいていたけれど、 何故だか触れない方がいい気がして。 初めて見る弱気な櫻子に戸惑いは隠せないまま。 ]
(*26) 2014/03/20(Thu) 16時半頃
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